遊戯王では欠かせない戦術となった墓地利用戦術
墓地を増やすことのできるカードをまとめてあります
/所要時間5分
墓地を肥やすとは?
自分からカードを意図的に墓地へ送ること
墓地から効果を発動するカードや蘇生カードを有効に使うための重要な戦術の1つ
一般的にディスアドバンテージを回避するために、デッキのカードを墓地へ送ります。
主に墓地を肥やすカードには2種類あります。
●デッキの上からカードを無差別に墓地へ送る
確実性がない分、多くのカードを墓地へ送ることができます。
●デッキの中から特定のカードを墓地へ送る
確実に墓地へ落とせる代わりに、基本1枚しか送ることができません。
また、条件つきで複数墓地へ送れるカードもあります。
この2つにあたる使いやすいカードを紹介します。
属性・種族・テーマに関係する墓地肥やしカードは該当ページで紹介しています。
デッキの上から墓地へ送る
およそ3枚以上墓地へ落とすカードを選定基準としています
1.《ライトロード・アサシン ライデン》
星4/光属性/戦士族/ATK1700/DEF1000
「ライトロード・アサシン ライデン」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
この効果で墓地へ送ったカードの中に「ライトロード」モンスターがあった場合、このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで200アップする。
②:自分エンドフェイズに発動する。
自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
「ライトロード」はデッキの上から墓地へ送ることを主戦術とする代表的なテーマです。
エンドフェイズに墓地へ送る効果を発動するため、速攻性はありません。
ただし、このモンスターはメインフェイズにもデッキの上から2枚カードを墓地へ送ることができます。
「ライトロード」は後述する《光の援軍》という魔法カードでさらに墓地を肥やすことができます。
セットで採用することで、円滑に墓地を肥やすことが可能になります。
墓地肥やしの歴史は【ライトロード】から始まったといっても過言ではないです。
2.《ライトロード・アーチャー フェリス》
星4/光属性/獣戦士族/ATK1100/DEF2000
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
①:このカードがモンスターの効果でデッキから墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを墓地から特殊召喚する。
②:このカードをリリースし、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
その後、自分はデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
通常召喚できず、カード効果でしか特殊召喚できないモンスター
一癖ありますが、モンスターを破壊しながらデッキの上から3枚墓地へ送るのは貴重な存在
モンスター効果でデッキから墓地へ送られた場合に自己蘇生することができるので、他の墓地肥やしカードと併用して使うと便利。
《マスマティシャン》など特定カードを墓地へ送るカードと使うとさらに効果的。
ちなみにレベル4獣戦士×2でエクシーズできる《武神帝-カグツチ》もデッキトップから墓地肥やしできる(ターン1制限なし)ので、レベル4獣戦士で固めると墓地肥やしがさらに加速するメリットもあります。
3.《ライトロード・ハンター ライコウ》
星2/光属性/獣族/ATK 200/DEF 100
①:このカードがリバースした場合に発動する。
フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
リバース時、フィールドのカード1枚を選んで破壊し、デッキから3枚墓地に送るモンスター
遅さが気になるところですが、リバースデッキの墓地肥やしとして優秀な働きを見せます。
対象を取らない破壊や《光の援軍》でサーチできるのも魅力の1つ。
《レスキューキャット》で《サブテラーマリスの妖魔》や《シャドール・ネフィリム》をリンク召喚できるため、いくつもの役割を兼ね備えて採用できます。
4.《カードガンナー》
星3/地属性/機械族/ATK 400/DEF 400
①:1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする。
②:自分フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。
1ターンに1度、デッキの上から3枚まで墓地へ送ることができるモンスター
《機械複製術》で3体にすれば9枚墓地肥やしできます。
墓地へ送るのはコストです。
《クレーンクレーン》などで効果を無効にして蘇生した場合でも、墓地を肥やすことができます。
攻撃力を墓地へ送った数×500アップしたり、破壊され墓地へ送られた場合にドローができます。
アドバンテージを得やすいため様々なデッキで活躍が見込めます。
5.《オルターガイスト・ピクシール》
星1/風属性/魔法使い族/ATK 100/DEF 100
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードをリリースして発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から「オルターガイスト」カード1枚を選んで手札に加え、残りのカードは墓地へ送る。
自身をリリースして、デッキの上から3枚めくり「オルターガイスト」1枚を選んで手札に加え、残りは墓地へ送るモンスター
1枚も「オルターガイスト」を回収しなければ3枚分の墓地肥やしとなります。
単体での汎用性が高い《オルターガイスト・メリュシーク》からサーチ可能で、フィールドにモンスターを残さないことなど類似のカードとの差別化は十分にできています。
6.《ドラゴンメイド・ラドリー》
星2/水属性/ドラゴン族/ATK 500/DEF1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
②:自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻し、自分の手札・墓地からレベル7の「ドラゴンメイド」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
召喚・特殊召喚時にデッキの上から3枚墓地に送ることができるモンスター
かわいいということで愛好家も多い1枚です。
低レベルのドラゴン族ということもあって特殊召喚の方法は多彩。
蘇生カードなどを使えば相手ターン中も墓地肥やしできるのは類似のモンスターにはない利点になります。
水属性モンスターで墓地肥やしに長けているモンスターは少ないので、【水属性フルモンスター】などでも活躍できます。
7.《クリバンデット》
星3/闇属性/悪魔族/ATK1000/DEF 700
①:このカードが召喚に成功したターンのエンドフェイズにこのカードをリリースして発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚めくる。
その中から魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りのカードは全て墓地へ送る。
エンドフェイズにリリースすることでデッキの上から4~5枚墓地へ送るモンスター
めくった5枚のうち魔法・罠があれば回収することもできます。
発動がエンドフェイズと遅いのは気になりますが、十分なアドバンテージを生む素質があるので、採用しやすいカードです。
8.《古衛兵アギド》
星4/地属性/天使族/攻1500/守1300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札・デッキからカードが相手の墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、自分の墓地から「古衛兵アギド」以外の天使族・地属性・レベル4モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
(2):このカードが手札・デッキから墓地へ送られた場合に発動できる。
お互いのデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
その後、自分の墓地に「現世と冥界の逆転」が存在する場合、自分または相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る事ができる。
このカードが手札・デッキから墓地へ送られた場合、お互いのデッキトップから5枚墓地へ送るモンスター
追加効果:墓地に《現世と冥界の逆転》が存在する場合、さらに5枚追加
ここで紹介している墓地肥やしとの相性が抜群で、加速的に墓地肥やしのスピードが上がります。
追加効果を狙わなくとも十分なリターンがあるカードなので、積極的に墓地肥やしするデッキには2枚採用しておくのがおすすめです。
9.《ティアラメンツ・シェイレーン》
星4/闇属性/水族/攻1800/守1300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分の手札からモンスター1体を選んで墓地へ送る。
その後、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
融合モンスターカードによって決められた、墓地のこのカードを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から好きな順番で持ち主のデッキの下に戻し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
自身を手札から特殊召喚し、手札のモンスターを墓地へ送り、デッキトップから3枚墓地肥やしできるモンスター
手札消費こそあるものの、手軽に墓地を肥やしながら展開できます。
《ライトロード・アサシン ライデン》を合わせて採用するとレベル8シンクロ《混沌魔龍-カオス・ルーラー》に繋げて合計10枚の墓地肥やしができます。
単純にレベル4の特殊召喚しやすいモンスターとしても水準が高いので採用できるデッキは多いです。
10.《ティアラメンツ・キトカロス》
星5/闇属性/水族/攻2300/守1200
「ティアラメンツ」モンスター+水族モンスター
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ティアラメンツ」カード1枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
(2):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・墓地から「ティアラメンツ」モンスター1体を選んで特殊召喚し、対象のモンスターを墓地へ送る。
(3):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
効果で墓地に送られた場合にデッキトップから5枚墓地肥やしできるモンスター
正規の方法で融合召喚するのではなく、《おろかな重葬》や《ゲール・ドグラ》等を用いてEXデッキから直接墓地へ送り効果発動を狙います。
手軽に5枚墓地肥やしできる即効性あるカードはまだまだ少ないので、組み込む価値はあると思います。
11.《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
星8/闇属性/ドラゴン族/ATK3000/DEF2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚めくる。
その中から光・闇属性モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。
残りのカードは墓地へ送る。
②:このカード以外の光・闇属性モンスターを1体ずつ、自分の手札・墓地から除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
シンクロ召喚成功時、デッキの上から5枚めくって墓地へ送り、その中の光or闇属性のモンスター1枚をサルベージできるモンスター
ステータスも高く自己蘇生もできるためアタッカー&サポーターとなれる逸材
《光の援軍》から《ライトロード・アサシン ライデン》をサーチしてシンクロ素材にすればデッキから合計10枚のカードを簡単に墓地に送ることもできます。
《サイキック・リフレクター》でシンクロ召喚するのもいいですね。
墓地肥やし後はそのままアタッカーに使ったり、ランク8の素材になって戦線に貢献できるのは類似のカードと比べてもかなり優位な点といえるでしょう。
12.《彼岸の旅人 ダンテ》
ランク3/光属性/戦士族/ATK1000/DEF2500
レベル3モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする。
②:このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
③:このカードが墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の「彼岸」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
X素材を取り除くことでデッキの上から3枚まで墓地へ送ることができるランク3のモンスター
自身の攻撃力を2500まで上げられるので、戦闘面でもそこそこ頼りになります。
《彼岸の悪鬼 ファーファレル》など使いやすい「彼岸」モンスターを採用することで、後述する《永遠の淑女 ベアトリーチェ》に繋げることができます。
13.《真血公ヴァンパイア》
ランク8/闇属性/アンデット族/攻3000/守2800
レベル8モンスター×2体以上
元々の持ち主が相手となるモンスターをこのカードのX召喚の素材とする場合、そのレベルを8として扱う。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは墓地以外から特殊召喚されたモンスターの効果の対象にならない。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
お互いのデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。
この効果でモンスターが自分・相手の墓地へ送られた場合、さらに自分は墓地へ送られたそのモンスター1体を選んで自分フィールドに特殊召喚できる。
X素材1つを取り除き、お互いのデッキトップから4枚墓地肥やしできるモンスター
この効果で墓地へ送られたモンスターのうち1体を自分フィールドに蘇生できます。
ランク8では珍しいサポート効果を持っています。
《混沌魔龍-カオス・ルーラー》との相性は抜群で、合計9枚の墓地肥やしができます。
その他「P.A.N.K.」出張セットやコントロール奪取などとも併用しやすく、オリジナルデッキで活躍してくれるモンスターといえるでしょう。
14.《光の援軍》
①:自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル4以下の「ライトロード」モンスター1体を手札に加える。
発動コストでデッキの上から3枚墓地へ送るカード
デッキの中に「ライトロード」がある必要がありますが、魔法カードで墓地肥やしができるのは貴重です。
このカードを出張させる場合は、「ライトロード」の採用枚数を慎重に考えないと発動できないことがあります。
15.《星遺物の醒存》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキの上からカードを5枚めくる。
その中に「クローラー」モンスターまたは「星遺物」カードがあった場合、その内の1枚を選んで手札に加え、残りのカードは全て墓地へ送る。
無かった場合、めくったカードを全てデッキに戻す。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はリンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
デッキトップから5枚めくり、「クローラー」or「星遺物」カード1枚を手札に加えて残りを墓地へ送るカード
1枚もめくれないと墓地肥やしできないため、最低でも8枚ほどは採用しておきたいです。
汎用性が高い《クローラー・ソゥマ》の登場によって墓地肥やし&サーチとして利用価値が高くなりました。
《醒存》×3《ソゥマ》×3、レベル2「クローラー」2種でちょうど8枚なので、ほどよく出張させることもできるかもしれません。
16.《戦場の惨劇》
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):モンスター同士が戦闘を行っていないターンの自分メインフェイズ2に、手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「戦場の惨劇」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
(2):モンスター同士が戦闘を行ったターンのエンドフェイズに発動する。
ターンプレイヤーは自身のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
モンスター同士が戦闘を行ったターンのエンドフェイズに、ターンプレイヤーのデッキトップから5枚のカードを墓地へ送るカード
戦闘しなければ2枚目以降をデッキからセットできる効果ももちます。
繰り返し墓地肥やしできるカードにしては枚数が多いため、ロングゲームを見据えたオリジナルデッキでは十分採用できるレベルです。
2枚存在すれば10枚、3枚で15枚と一気にデッキの枚数が減っていきます。
永続魔法である点を活かせる《七精の解門》と併用したりして有効活用しましょう。
17.《針虫の巣窟》
①:自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
デッキの上からカードを5枚墓地へ送るカード
シンプルゆえに類似のカードより使いやすく、発動制限もなし。
罠カードなので発動までに1ターンかかるのが欠点ですが、遅さが気にならないデッキでは候補になります。
《悪魔譲リリス》でサーチしてくるのもいいですね。
18.《ラドリートラップ》
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドにモンスターが召喚・特殊召喚された場合にこの効果を発動できる。
自分のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。
②:このカードが効果でデッキから墓地へ送られた場合、「ラドリートラップ」以外の、このターンに自分の墓地へ送られたカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
この効果の発動後、次の自分ターンの終了時まで、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果の発動をできない。
自分のモンスターが召喚・特殊召喚されるたびにデッキから1枚墓地へ送るカード
展開力の高いデッキであれば、1ターンで10枚以上の墓地肥やしも可能です。
《ヘルドラゴン》&《デーモン・イーター》のようなループコンボに巻き込めば、好きなだけ墓地肥やしすることもできますね。
また、このカードが効果でデッキから墓地へ送られた場合、同名以外の墓地のカード1枚をサルベージできる優秀な効果も備えています。
発動制限こそあれど、何でもサルベージできるカードは本当に少ないので無差別な墓地肥やしとの相性は抜群です。
墓地に送る枚数がランダム
・墓地へ送ることのできる枚数が不確定なカード
19.《魔導雑貨商人》
星1/光属性/昆虫族/ATK 200/DEF 700
リバース:魔法・罠カードが出るまで自分のデッキをめくり、そのカードを手札に加える。
それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。
リバース時、魔法・罠が出るまでデッキの上からめくり、それ以外のカードを全て墓地へ送るモンスター
どちらかと言うとコンボ向けのカード
このカードを活かす場合、極力魔法・罠を入れない構築になります。
魔法・罠の採用枚数は1~3枚がベストです。
20.《名推理》
相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。
通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。
出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。
違う場合、出たモンスターを特殊召喚し、それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。
こちらは通常召喚可能なモンスターが出るまでめくり、それ以外のめくったカードを全て墓地へ送るカード
墓地肥やしとして使う場合
・【バージェストマ】のような墓地で発動する魔法・罠を送るカードとして使う
・【インフェルノイド】や【ドライトロン】のような通常召喚できないモンスターで固める
などの工夫が必要です。
単純に展開札としても優秀なので腐りにくく使いやすいカードです。
21.《モンスターゲート》
①:自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、そのモンスターを特殊召喚する。
残りのめくったカードは全て墓地へ送る。
通常召喚可能なモンスターが出るまでめくり、それ以外のカードを全て墓地へ送るカード
墓地肥やしとして使う場合は、《名推理》と使い方はほぼ同じ。
こちらはリリースのコストが必要な面で劣りますが、確実に特殊召喚できる点で優ります。
実際にはどちらも併用して使うことが多いので、リリースコストは用意できる構築にしておきたい。
22.《隣の芝刈り》
①:自分のデッキの枚数が相手よりも多い場合に発動できる。
デッキの枚数が相手と同じになるように、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
相手のデッキと同じ枚数になるまで、自分のデッキの上から墓地へ送るカード
この変わった効果を最大に活かすためには60枚デッキにする必要があります。
初めのターンで発動できた場合、20枚ほど一気に墓地へ送ることができます。
戦う前から狙いがばれてしまうことが難点ですが、大量のカードを墓地へ送りたいデッキと相性がいいです。実は48枚前後の構築でも十分強力です。
運を味方にする必要がありますが、他の大量墓地肥やしとして《デビル・コメディアン》というカードも存在します。
特定のカードを墓地へ送る
23.《マスマティシャン》
星3/地属性/魔法使い族/ATK1500/DEF 500
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキからレベル4以下のモンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
召喚時にデッキからレベル4以下のモンスターを墓地へ送ることができるモンスター
召喚するだけという緩い条件で発動できるため、様々なデッキに採用することができます。
戦闘破壊された場合にドローする効果も持っていますが、リンク素材などに使った方が賢明でしょう。
他のレベル3のモンスターと合わせて《彼岸の旅人 ダンテ》に繋げるのもいいですね。
24.《クローラー・デンドライト》
星2/地属性/昆虫族/ATK1300/DEF 600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
「クローラー・デンドライト」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
リバース時、デッキのモンスターを1体墓地へ送るモンスター
《マスマティシャン》と比べると、レベル5以上のモンスターも墓地へ送れる点で優っています。
除去を受ける心配はありますが、貴重な効果なので候補に挙げることができます。
なお、レベル8にはどのカードでも墓地に送ることができるリバースモンスター《サブテラーマリス・グライオース》も存在します。
リバースモンスターは《サブテラーの継承》との相性がよいので、オリジナルデッキに組み込みやすいのも特徴です。
25.《シューティング・ライザー・ドラゴン》
星7/光属性/ドラゴン族/ATK2100/DEF1700
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
フィールドのこのカードより低いレベルを持つモンスター1体をデッキから墓地へ送り、そのモンスターのレベルの分だけこのカードのレベルを下げる。
このターン、自分は墓地へ送ったそのモンスター及び同名モンスターのモンスター効果を発動できない。
②:相手メインフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。
シンクロ召喚成功時、デッキから自身のレベル以下のモンスター1体を墓地に送り、そのレベル分自身のレベルを下げるモンスター
レベル変更をしなければ任意のレベル6以下のモンスター1体を墓地に送ることができます。
墓地へ送ったモンスターとその同名モンスターはこのターン効果を発動できませんが、後続や準備を進められるため便利な効果です。
シンクロチューナーなので《水晶機巧-ハリファイバー》で呼び出すこともできます。
26.《永遠の淑女 ベアトリーチェ》
ランク6/光属性/天使族/ATK2500/DEF2800
レベル6モンスター×2
このカードは手札の「彼岸」モンスター1体を墓地へ送り、自分フィールドの「ダンテ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
この方法で特殊召喚したターン、このカードの①の効果は発動できない。
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
エクストラデッキから「彼岸」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
X素材を取り除くことで、デッキからカードを1枚墓地へ送るランク6モンスター
相手ターンにも発動できるため、計2枚任意のカードを墓地へ送ることが期待できます。
破壊され墓地へ送られても、後続を特殊召喚する効果も持ち合わせているため、下準備にはもってこいのカード
ランク6をエクシーズ召喚するギミックを出張するのは少し難しいですが、考える意味を持たせてくれる良いカードです。
同じくランク6にはデッキの上から5枚墓地へ送る《巡死神リーパー》も存在するので、質より量を求める場合はそちらも併用するといいでしょう。
27.《ライトロード・ドミニオン キュリオス》
光属性/戦士族/ATK2400/LINK3
【リンクマーカー:上/左下/右下】
同じ属性で種族が異なるモンスター3体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。
②:自分のデッキのカードが効果で墓地へ送られた場合に発動する。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
③:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
同じ属性で異なる種族のモンスター3体で出せるリンクモンスター
リンク召喚成功時に、デッキから任意のカード1枚を墓地へ送ることができます。
①の効果に連動して、②の効果も発動するため、合計4枚分の墓地肥やしが可能です。
このカードが相手によってフィールドを離れた場合、墓地のカード1枚を手札に戻すこともできるため、実質サーチとしても使えます。
非常に優秀なカードなのですが、同じ属性で3種族揃えるとなると少し工夫が必要です。
28.《おろかな埋葬》
①:デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
説明不要の定番カード
モンスターなら何でも墓地へ送れます。
このカードより使いやすいカードが出たら、さすがにインフレも極まったなと感じますね。
そうならないことを願います。発動コストで墓地肥やしが増えつつあるけれど…
罠カードで似たような効果の《のどかな埋葬》も存在します。
29.《おろかな副葬》
「おろかな副葬」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。
《おろかな埋葬》の魔法・罠版
魔法・罠なら何でも墓地へ送ることができます。
墓地で発動する魔法・罠は年々増えており、ますます需要が高まってきています。
《錬装融合》や《光の護封霊剣》などを採用しておくと、後半にも腐らせずに済みます。
30.《バージェストマ・マーレラ》
(1):デッキから罠カード1枚を墓地へ送る。
(2):罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。
このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。
デッキから罠カード1枚を墓地へ送るカード
罠カードを墓地へ送るだけなら他にも多くの手段がありますが、罠主体のデッキではこちらを優先する場合もあります。
選択肢としては覚えておきたい1枚。
相性の良いカード

まとめ
ざっと紹介してみましたが、今は亡き《ラヴァルバル・チェイン》など規制されるカードも多いです。
でも使わずには遊んでいられないので規制は致し方ないですね。
他にもこんなカードあるよ、忘れてない?とありましたらコメント欄でお知らせください。
コメント
天地開闢は戦士族限定だからダメ?(´・ω・`)
個人的にはいいカードだと思ってますよ!
《天地開闢》は戦士族サポートの記事に書いたのでこちらでは紹介を省きました!
調律が抜けてます
肥やし枚数は光の援軍に負けますが、サーチ先は調律の方が強く感じますね
手札に来たシラユキなどを処理しやすいですし
墓地肥やしの枚数やピンポイントで好きなカードを落とせるかを目安にしているので《調律》は除外しました。
確かにサーチ先は優れていますが、墓地肥やし性能でみるとやや他のカードには劣るかなといった印象です。
アニメと効果が一緒だったら墓地肥やしカードとして広く使われていたでしょう。
芝刈り使い さんコメントありがとうございました。
デビルコメディアンがインフェルノイドに良さそうだな、自分にしてもメタとしても。
甘々さん、いつも見ていただきありがとうございます!
確かによさそうですね
【インフェルノイド】は一見構築の幅が狭そうに見えて実は奥が深い…とても不思議。
ぜひ使ってみてください!