【デッキアイデア】増えた召喚権をどう使う?《血肉の代償》の使い方10選

血肉を払って何を得る?

召喚権追加系のアイデアを一気に紹介!

/所要時間3分

増やした召喚権の使い方

 

長らく禁止カードにとどまっている《血の代償》のリメイクカードとして登場した《血肉の代償》。

永続罠ゆえの遅さはあるものの本家にかなり近い効果デザインとなっており、リメイクカードとしてはかなり実用性の高い1枚となっています。

 

《時を裂く魔瞳》などこれまで研究されることの少なかった召喚権追加系コンボが開拓されていく気がしたので今回まとめることにしました。

召喚権が増えることでアドバンテージを増やせるアイデアをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!

 

ミリアル
ミリアル

《血の代償》って昔の1キルに使われてたよね
だいぶ環境も変わったけれど今でも強いのかなー?

アリアル
アリアル

現代だと発動までのタイムラグをどう埋めるかがポイントね
除去カードからも守りたいし、意外と考えることは多いわ

スポンサーリンク
●カード画像をクリックすることで「駿河屋」で価格を確認できます。

スポンサーリンク

《血肉の代償》の効果と補足

永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに1000LPを払って発動できる。
このターン、自分は通常召喚を3回まで行う事ができる。
(2):相手バトルフェイズに500LPを払って発動できる。
モンスター1体の召喚を行う。

 

1000LP払って、通常召喚権を3回までに増やすことができるカード

相手バトルフェイズでは1ターンに1度、モンスター1体の召喚ができます。

毎ターン通常召喚は1度できるので、2回追加してくれるカードですね。

効果適応後はこのカードがフィールドから離れていても、増えた召喚権を問題なく行使できます。

 

類似のカードでは《サモン・チェーン》、《ふわんだりぃず×すのーる》があるものの、《血肉の代償》の方がアクセスしやすく、オリジナルデッキ適正は高いですね。

恒久的に召喚権を増やせるという点で見れば《時を裂く魔瞳》も似ていますが、強烈なデメリットを受け入れられるデッキはそこまで多くなく、差別化は容易です。

 

《血の代償》が現役だった時代は召喚権を増やして展開するなら【ガジェット】が有名でした。

ただし、現代では罠カードゆえの遅さが目立つようになり、単なる展開補助カードとして採用するのは難しい。

早さを求めるのであれば《二重召喚》や《サモン・チェーン》の方がまだ使いやすいです。

 

どちらかといえば、上振れ状態を維持する補助的な役割のカードといえるでしょう。

《増殖するG》を打たれたターンでも無理して動けたり、《同胞の絆》や《命削りの宝札》を併用できる部分にも注目できそうですね。

 

以下の部分に注目すると採用しやすいデッキが見つけやすいです。

●手札の枚数を保ちやすい
●手札からの展開手段が少ない
●永続罠の遅さを許容できる(下準備までの時間を含む)
●フィールドに維持させやすい
●特定の特殊召喚デメリットが発生しやすい
●自分モンスターをバウンスorサルベージしやすい

 

ほとんどの場合は丁寧にアドバンテージを増やしていき、リソース差で勝つタイプのデッキに採用することになります。

これらを踏まえたうえでどんなカードを採用すると強いのか、または面白いコンボに繋げやすいのか考えていきます。

 

少し分かりにくいのですが、「通常召喚できる」と「召喚できる」は異なります。
通常召喚できる:裏側守備表示でのセットが可能
召喚できる:裏側守備表示でのセットが不可

 

スポンサーリンク

①自分のターンに召喚権を増やす

1.《妖精伝姫-カグヤ》

星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから攻撃力1850の魔法使い族モンスター1体を手札に加える。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
相手はそのモンスターの同名カード1枚を自身のデッキ・EXデッキから墓地へ送ってこの効果を無効にできる。
墓地へ送らなかった場合、このカードと対象のモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 

召喚時のサーチとフリーチェーンのバウンス妨害が優秀な1枚。

同名カードもサーチ可能で、同名ターン1制限を持たないため、展開した分だけ妨害数を増やすことができます。

元々単体でも強力なので、召喚権を増やしてアドバンテージを得るというコンボでは真っ先に名前が挙がることでしょう。

 

《憑依覚醒》による1ドローや「壊獣」との相性も抜群で、幅広いデッキを見れるのが強みです。

《血肉の代償》と組み合わせた場合は、②の効果で《ラーの翼神龍-球体形》を相手バトルフェイズに召喚して場を荒らした後で《妖精伝姫-カグヤ》のバウンス効果で再利用するというコンボもできます。

 

2.《マドルチェ・マジョレーヌ》

星4/地属性/魔法使い族/攻1400/守1200
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、このカードをデッキに戻す。
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、デッキから「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

 

召喚した時、「マドルチェ」モンスター1体をサーチできるモンスター

特殊召喚に対応していないため「ガジェット」等には劣る部分こそありますが、【マドルチェ】の強力な要素を最小スロットで出張できるのが強みとなります。

 

例えば以下のコンボが組み込めます。
・《クイーンマドルチェ・ティアラミス》でデッキバウンスを狙う
・《マドルチェ・バトラスク》でフィールド魔法サーチ
・《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》で墓地の任意のカード2枚をデッキへ戻す
+《マドルチェ・シャトー》下であれば任意のモンスター2体をサルベージ

 

【マドルチェ】の魅力は殴り勝つことだけではないので、無限サイクル系のデッキにもぜひ!

同じく同名サーチできる《E・HEROエアーマン》や《ランカの蟲惑魔》でも3体並べつつ、《素早きは三文の得》の発動条件を満たし、任意の同名モンスター3枚サーチするというコンボも狙えます。

 

3.《荒魂》等のスピリットモンスター

 

特殊召喚できず、通常召喚権に依存しているスピリットモンスター

毎ターンバウンスされることも相まって、召喚権追加との相性は抜群。

サーチできる《荒魂》、ドローできる《和魂》や《霊魂鳥-巫鶴》、リバースサポートやデメリット解除もできる《月読命》、ドローロックの《八汰烏》、モンスター効果ロックの《天岩戸》と用途に応じて使い分けられます。

デッキ構築のバランスを知る上でも一度触ってみるといいかもしれません。

 

4.《エクソシスター・マルファ》

星4/光属性/魔法使い族/攻1600/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスターが、存在しない場合またはXモンスターのみの場合に発動できる。
手札のこのカードを特殊召喚し、デッキから「エクソシスター・エリス」1体を特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は「エクソシスター」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分・相手のカードが墓地から離れた場合に発動できる。
「エクソシスター」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

 

レベル4×2体を特殊召喚せずに展開できれば《エクソシスター・カスピテル》⇒《マルファ》⇒…と繋げられる展開コンボ

先ほどの例に挙げた《荒魂》も《幸魂》に繋げられるため、大会環境でも使われていますね。

 

特殊召喚せずに展開することに明確なメリットがある珍しい展開コンボで、《血肉の代償》や《時を裂く魔瞳》下であれば《妖精伝姫-カグヤ》や《マドルチェ・マジョレーヌ》からでも同様の展開ができます。

《エクソシスター・マルファ》の単体パワーも申し分ないため、適当に追加召喚するだけでも十分強い。

 

特殊召喚ができない条件下は召喚権を増やす必要がある明確な理由になります。

強烈な展開デメリットを一部抱える【幻奏】や召喚しなければ意味がない【雲魔物】のような一部のテーマでは死活問題になっているので、そこから考えるのもおすすめ。

 

5.《トリックスター・キャンディナ》

星4/光属性/天使族/攻1800/守 400
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「トリックスター」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手が魔法・罠カードを発動する度に相手に200ダメージを与える。

 

召喚時に「トリックスター」カード1枚をサーチできるモンスター

《サモン・チェーン》を利用した1キルが存在しているものの、テーマデザインとしては堅実なプレイングでチクチクしていく方が理にかなっているので、《血肉の代償》のような低速カードも採用できます。

スロット少なめでも採用するカード次第でゲームスピードのギアを変えられるのが面白いところ。

 

《キャンディナ》《マンジュシカ》《リリーベル》はいずれも同名ターン1制限がないモンスター効果を持ち、バウンスとも相性がよいので自然にギミックとして採用しやすいのもいいですね。

 

6.《雪天気シエル》

星3/地属性/天使族/攻 0/守2200
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「天気」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):フィールドのこのカードが「天気」カードの効果を発動するために除外された場合、次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。
除外されているこのカードを特殊召喚する。

 

召喚成功時に「天気」魔法・罠をデッキからフィールドへ置けるモンスター

《雪天気シエル》は単独で「天気」の盤面を揃えていくことができ、《雪の天気模様》で蓄えた手札を召喚権の追加で盤面のリソースへ変換していくことができます。

一度動き出してしまえば【天気】は強いので、フィールドの永続カードを維持するのも難しくありません。

 

テーマの性質上どちらかといえばドローで補強できる《時を裂く魔瞳》の方が相性がよいです。

変わったコンボでコントロールしたい好きな人向け。

 

主なギミック
《雪の天気模様》:手札補充⇒「天気」展開
《曇りの天気模様》:対象を取る系(「ヌーベルズ」など)
《天気予報》:「天気」永続カードを使ったリンク召喚

 

7.《紋章獣レオ》

星4/地属性/獣族/攻2000/守1000
このカードを召喚したターンのエンドフェイズ時、このカードを破壊する。
また、このカードが墓地へ送られた時、デッキから「紋章獣レオ」以外の「紋章獣」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
「紋章獣レオ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

墓地へ送られた時、同名以外の「紋章獣」1体をサーチする(強制効果)モンスター

【紋章獣】はサーチ・墓地肥やしは得意なのに手札からの展開手段が欠けているという典型的な9期以前のテーマです。属性・種族もバラバラでサポートしにくいのもちょっと難点。

《紋章獣レオ》はタイミングを逃すこともなく確実にサーチをこなしてくれるため、召喚権を追加して何度もランク4を出すことで戦線補強に役立ってくれます。

また、《武神姫-アハシマ》とも相性がよく、渋いカードの魅力を引き出してくれる隠れた良テーマです。

 

【紋章獣】はデッキから全ての「紋章獣」を抜き出すことも難しくなく、中盤までにはデッキ内の不純物を一掃してドローの質を高められる性質も持ちます。

まだまだギミックとして独自性があり、忘れ去るには惜しいテーマです。早く強化こないかな?

 

主なギミック
《紋章獣ユニコーン》:墓地コストでサイキック族エクシーズを蘇生
《紋章獣ツインヘッド・イーグル》:X素材を2つ補充
《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》:レベル5以上をレベル4に統一
《紋章獣バシリスク》:送り付けて『相手によって破壊された』を強制誘発

 

8.「彼岸」

星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守1500
このカード名の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「彼岸」モンスター以外のモンスターが存在する場合にこのカードは破壊される。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「彼岸の悪鬼 グラバースニッチ」以外の「彼岸」モンスター1体を特殊召喚する。

 

高い展開力とリソース管理能力で未だに近年のテーマにも引けを取らない【彼岸】

他モンスターとの展開も《彼岸の黒天使ケルビーニ》によってある程度克服し、オリジナルデッキに採用されることも珍しくなくなりました。

召喚権を追加すると①の効果で特殊召喚する必要性がなくなり、③の固有効果を使いながら存分に暴れることができます。

《魔界発現世行きデスガイド》や《クリッター》などお馴染みメンバーの展開サポートにもなります。

 

いつも通りでも強い。召喚権追加するともっと強い。

召喚権追加系ギミックを狙うデッキでは主軸として使いやすいテーマだと思います。

 

9.「剣闘獣」

星4/風属性/鳥獣族/攻1500/守 800
(1):このカードが「剣闘獣」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動する。
そのカードを破壊する。
(2):このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードを持ち主のデッキに戻して発動できる。
デッキから「剣闘獣ベストロウリィ」以外の「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。

 

個々のパワーは強いものの、混合構築がかなり難しかった【剣闘獣】

課題は手札からの展開手段の少なさだったため、通常召喚権を増やすとうまく解消できます。

時々、久しぶりに《剣闘獣ガイザレス》とか使いたい気分になるよね?

 

【剣闘獣】は純構築では展開型テーマとなりましたが、本来はパーミッション的に戦っていくようなロングゲームを得意とするテーマデッキです。

《血肉の代償》や《時を裂く魔瞳》との相性は意外にもいいんですよね。

最小出張させたデッキはかなり面白い動きができるようになるので、ぜひお試しください!

 

10.デュアルモンスター

星4/地属性/戦士族/攻1500/守 500
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
効果テキストに「デュアルモンスター」と記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。
このカード名のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
●このカードは機械族になり、攻撃力が500アップする。

 

召喚権追加と密接な関係があるデュアルモンスター

数は少ないながらも面白い効果を持ったモンスターが多く、使う意味はまだまだ残されています。

《重起士道-ゴルドナイト》は特にデュアルサポートをサーチできる貴重なモンスターなので、このモンスターを軸に考えてみると面白いです。

 

デュアルテーマの【化合獣】は「スプライト」と《百檎龍-リンゴブルム》の登場によって、なんかめちゃくちゃ強くなっているので、興味があればぜひ遊んでみてください。

 

スポンサーリンク

まとめ

《血肉の代償》を軸に考えた追加した召喚権を使ったコンボ紹介でした。

思いつき次第追記していきます。アイデアがあればコメントにお願いします!

 

近年のデッキは召喚権が足りない、展開力が足りないという問題が起きにくく、ある程度頭を捻らないと『何で召喚権を増やしたいのか』という採用理由を見出せません。

そんなわけでコンボを考えるのも少し大変ですが、ぜひ自分なりのアイデアを形に落とし込んでみてください!

 

他の召喚権追加系カードに関してはこちらからどうぞ↓

通常召喚は1度だけ?「召喚権を増やす」汎用カード10選
1ターンに1度の通常召喚の権利。あと一回増えたらうまく展開できるのだけど…という悩みを解決します!
ミリアル
ミリアル

最後まで読んでくれてありがとー!
気に入ったアイデアとかあったらSNSで紹介してくれると嬉しい♪

アリアル
アリアル

更新は不定期だけど応援よろしくね!
チャンネル登録やXのフォローもお願いします!

キャラクター:by CoeFont.CLOUD

デッキビルドサポート
スポンサーリンク
シェアして頂けるとモチベ上がります!
Librarianをフォローする
Vrains-Library

コメント

タイトルとURLをコピーしました