【デッキアイデア】デメリットを逆利用?無効化コンボできるカード20選

自分フィールドのカード効果を無効化する?

デメリット解除&無効化コンボを紹介!

/所要時間5分

無効化コンボって?

 

無効化コンボと言われてもよく分からない人もいるかもしれません。

古くは《神獣王バルバロス》や《可変機獣 ガンナードラゴン》の攻撃力をリセットしたり、《王虎ワンフー》や《魔封じの芳香》等のお互いに影響を与えるカードを無効化する使われ方がされていました。

近年では《天岩戸》のデメリット無視コンボが有名ですね。

 

無効化コンボは大きく分けると以下の2つに分類できます。

・自分フィールドのカード効果を無効化してメリットを得る

・無効化されているカード効果を解除してメリットを得る

 

遊戯王OCGでは効果が無効化されていても、効果の発動自体は可能です。

また、永続効果は発動を封じられた状態でも適応され続けます。

こういった基礎ルールを掘り下げることができれば、驚くほどコンボの幅が広がっていきます。

 

近年では単体で強いカードも増えたこともあり注目されることは少ないですが、新旧カードの化学反応が起きやすいコンボの領域でもあります。

そんな知られざる無効化コンボがしやすいカードを紹介していきます!

 

ミリアル
ミリアル

無効化コンボ?
なんかよく分かんないけど?

アリアル
アリアル

コンボギミックとしてはマイナーな分野よ
今回は使い方のヒントもあるから参考にしてみてね

キャラクター:by CoeFont.CLOUD

スポンサーリンク
●カード画像をクリックすることで「駿河屋」で価格を確認できます。

スポンサーリンク

一時的に効果を無効化する

1.《彼岸の悪鬼 アリキーノ》

星3/闇属性/悪魔族/攻1200/守 0
「彼岸の悪鬼 アリキーノ」の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「彼岸」モンスター以外のモンスターが存在する場合にこのカードは破壊される。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

 

自身が墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体の効果をターン終了時まで無効化できるモンスター

どこから墓地へ送っても発動できる条件の緩さが特徴で、オリジナルデッキでよく使われる《サブテラーの継承》や《闇の増産工場》などとの相性も良い。通常召喚して自壊させて状況打破にも使えます。

「彼岸」だけでなく、《悪夢再び》や《魔界発現世行きデスガイド》などサポートも豊富。

 

悪魔族は無効化コンボしやすい基盤が整っているので、慣れないうちは悪魔族から始めるのがおすすめ。

無効化されているモンスターを必要とする《妖眼の相剣師》などを取り入れて、少しずつ構築のレベルアップを目指していくとスムーズに理解できます。

 

リンク素材にできないなどの効果外テキストは無効化できません(①②等の効果区分のないテキスト)。
他の無効化できるカードも同様です。

2.《神禽王アレクトール》

星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守2000
相手フィールド上に同じ属性のモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択する。
選択されたカードの効果はそのターン中無効になる。
「神禽王アレクトール」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

フィールドのカード1枚をターン終了時まで無効化できるモンスター

一応、特殊召喚効果は持ちますが、自分から狙うには《ブラック・ガーデン》等が必須。自身も黒庭ラインなので相性はいいです。

サポートは少ないものの、ノーコストで自由度の高い無効化を毎ターン使えるモンスターはほとんどおらず、現在でも使う価値は十分あります。

「ふわんだりぃず」で追加召喚したり、《王神鳥シムルグ》でリクルートするのが使いやすいでしょう。

 

レベル6シンクロに同様の無効化が使える《インフェルニティ・ヘル・デーモン》も存在します。

 

●強制効果を無効化して自分ターンの展開を通す
・《人攻智能ME-PSY-YA》
・《トポロジック・ボマー・ドラゴン》
・《フューチャー・ヴィジョン》
・《エコール・ド・ゾーン》
・《召喚の呪詛》
など

 

3.《クリフォート・ゲニウス》

リンク2/地属性/機械族/攻1800
【リンクマーカー:左下/右下】
機械族モンスター2体
(1):リンク召喚したこのカードは魔法・罠カードの効果を受けず、このカード以外のリンクモンスターが発動した効果も受けない。
(2):1ターンに1度、このカード以外の、自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカード2枚の効果をターン終了時まで無効にする。
(3):このカードのリンク先にモンスター2体が同時に特殊召喚された時に発動できる。
デッキからレベル5以上の機械族モンスター1体を手札に加える。

 

お互いのフィールドの表側表示のカードを1枚ずつターン終了時まで無効化できるモンスター

こちらも比較的出しやすくコンボ適正も高め。ただし、相手のカードは1枚以上必要です。

 

リンク召喚した場合は魔法・罠・リンクモンスターの効果を受けないという強固な耐性を持っており、強力なコントロール性能を持つ永続カードとの相性も抜群。

うまく自分のターンだけ解除できれば、スムーズにゲームを展開できます。

 

●拘束力の強い魔法・罠を自分のターンだけ解除する
・《群雄割拠》《御前試合》等の特殊召喚封じ
・《魔封じの芳香》等の魔法封じ
・《スキルドレイン》等のモンスター効果封じ
・《熱き決闘者たち》《シンクロゾーン》等の攻撃封じ

 

4.《禁じられた聖典》

(1):お互いのモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
ダメージステップ終了時まで、このカード以外のフィールドのカードの効果は無効化され、その戦闘のダメージ計算は元々の攻撃力・守備力で行う。

 

戦闘を行うダメージ計算時~ダメステ終了時まで、このカード以外の全てのフィールドのカード効果を無効化し、元々のステータスで戦闘を行うカード

バトルフェイズの間だけ無効化したい・まとめてステータスリセットしたいという場合に適役。

この元々のステータスで戦闘を行う効果はモンスターに影響を及ぼしません。

完全耐性持ちのモンスターでも自身の元々のステータスで勝負する必要があります。

 

《神獣王バルバロス》《セグメンタル・ドラゴン》など妥協召喚することでステータスリセットできるモンスターはレベル6~8に多いです。

《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》や《サイコ・エンド・パニッシャー》のような強力な耐性持ちのモンスターもぶち抜きつつ、純粋なパワーで勝負を仕掛けられるのはちょっと面白い。

 

●ステータスをリセット
・「クリフォート」
・《眩月龍セレグレア》
・《光と闇の竜》
・《ダイノルフィア・ケントレギナ》
など

 

5.《青い涙の天使》

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントローラーから見て相手は、自身の手札の数×200ダメージを受ける。
その後、対象のモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分または相手が効果ダメージを受けた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札・デッキから通常罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
手札からセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。

 

フィールドの表側表示モンスター1体の効果を無効化し、そのコントローラーから見て相手プレイヤーに手札の数だけダメージを与えるカード

②の罠サーチが有名ですが、自傷ダメージ、対象を取る、効果無効などその他の細かなコンボの応用で光る1枚です。

単体の汎用性もそれなりに高く、オリジナルデッキに採用しやすいカードとなっています。

 

●フィールドで制限する効果を解除する
・「魔神儀」や《サイコ・ローヴァー》等の特殊召喚封じ
・「トゥーン」や《アークロード・パラディオン》等の攻撃封じ
・《ボスラッシュ》や《スローライフ》等の通常召喚封じ
・《D-フォース》等の通常ドローロック
など

 

6.《運命の囚人》

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):リンク4モンスターがリンク召喚された場合に1度、発動できる。
このカードにカウンターを1つ置く(最大3つまで)。
その後、このカードのカウンターの数によって以下の効果を適用できる。
●1つ:カード名を1つ宣言する。
このターン、宣言したカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。
●2つ:自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選んで特殊召喚する。
●3つ:このカードを墓地へ送り、EXデッキからリンク4モンスター1体を特殊召喚する。

 

リンク4モンスターをリンク召喚する度に3つの異なる効果を適応できるカード

1回リンク召喚すると宣言したカード名の効果がターン終了時まで無効化されます。

効果無効コンボに使うには重いですが、2・3の効果も強力で、本来は1つのデッキで共演できないランク4を並べることもできます。

《世海龍ジーランティス》や《プロテクトコード・トーカー》、《海晶乙女環流》や転生リンク召喚で一気にカウンターを溜めるのがおすすめ。

 

ちなみにこのカード自体も効果無効コンボと相性がよく、無効化されると乗っているカウンターが全て取り除かれます(自身にカウンターを乗せる効果ごと無効化されるため)。

 

乗っているカウンターを取り除き、リフレッシュする
・《弾帯城壁龍》
・《脳開発研究所》
・《能力吸収石》
・《トーテムポール》
など

 

7.《エンペラー・オーダー》

(1):モンスターが召喚に成功した時に発動するモンスターの効果が発動した時、この効果を発動できる。
その発動を無効にする。
その後、発動を無効にされたプレイヤーはデッキから1枚ドローする。

 

召喚時に発動できるモンスター効果の発動を無効化して、無効化されたプレイヤーは1ドローできるカード

特殊召喚には対応していませんが、相手の《深海のディーヴァ》や《魔界発現世行きデスガイド》等の初動を妨害することもできます。

 

召喚時に発動する効果といえば、通常召喚時を思い浮かべるのがほとんどだと思いますが、《王虎ワンフー》や《オーロラ・アンギラス》《人攻智能ME-PSY-YA》のような召喚したモンスターに対して発動する効果にも対応しています。

また、手札の《カゲトカゲ》や《ナチュル・コスモスビート》の効果を無効化して、手札にキープしたままドロー加速するといったコンボもあります。

 

今では全く見かけなくなった旧式のドローコンボではありますが、《時を裂く魔瞳》など通常召喚を増加させる方法も増えつつあるので久しぶりに使ってみるのもいいかも?

 

●《エンペラー・オーダー》下で手札で無効化できる
・《光天使スローネ》
・《ゼンマイシャーク》
・《EMヘルプリンセス》
・《R-ACEファイア・アタッカー》
など

 

スポンサーリンク

永続的に効果を無効化する

8.《コアキメイル・デビル》

星3/風属性/悪魔族/攻1700/守 800
このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に、手札から「コアキメイルの鋼核」1枚を墓地へ送るか、手札の悪魔族モンスター1体を相手に見せる。
または、どちらも行わずにこのカードを破壊する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、メインフェイズ時に発動する光属性及び闇属性モンスターの効果は無効化される。

 

メインフェイズのみ光・闇属性の発動するモンスター効果を無効化するモンスター

古いモンスターゆえに特殊な範囲をしており、手札・フィールド・墓地・除外ゾーンと全ての領域で無効化します。

この特殊な性質を利用したループコンボ【ガリス1キル】は知っている人も多いかと思います。

 

《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》との相性は抜群で、このカードに特化したコントロールデッキも組めます。「コアキメイル」は可能性の塊。

やや特化構築にはなりますが、さらに拘束力のある《コアキメイル・フルバリア》も存在します。

 

●《コアキメイル・デビル》下のコンボ例
・《カイザー・グライダー-ゴールデン・バースト》:手札消費0でリリース
・《A・ジェネクス・バードマン》:手札消費0でセルフバウンス
・《黒衣竜アルビオン》:毎ターンノーコストで「烙印」を墓地肥やし

 

9.《エルシャドール・アプカローネ》

星6/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2000
属性が異なる「シャドール」モンスター×2
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果を無効にする。
(2):このカードは戦闘では破壊されない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「シャドール」カード1枚を選んで手札に加える。
その後、手札を1枚選んで捨てる。

 

特殊召喚時にフィールドのカード1枚を無効化できるモンスター

オリジナルデッキに採用しやすい【シャドール】であり、蘇生や2体目以降の融合召喚も容易。

コンボまでの時間稼ぎもできる優秀な1枚です。

 

《クローラー・ソゥマ》+「シャドール」の2枚からリンク2《シャドール・ネフィリム》を経由することで簡単に融合召喚できます。

この際に残った《クローラー・ソゥマ》を無効化の対象にすると、下がったレベルが元々の6に戻り、ランク6エクシーズができるようになります。

レベル変動を効果無効で元に戻すのは地味ではありますが、意外と応用しやすいコンボです。

 

●変動したレベルを元に戻す
・《クローラー・ソゥマ》
・《タツノオトシオヤ》
・《亡龍の戦慄-デストルドー》
・《パラレルエクシード》
など

 

10.《やりすぎた埋葬》

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札からモンスター1体を捨て、捨てたモンスターより元々のレベルが低い自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
(2):装備モンスターの効果は無効化される。

 

手札のモンスター1体を捨てて、そのモンスターよりレベルの低いモンスター1体を蘇生できるカード

装備モンスターの効果は無効化されますが、装備カードを外せばデメリットは解除されます。

蘇生系の装備魔法としては珍しく、外しても装備モンスターは自壊しません。

効果無効の蘇生&デメリット解除の典型的な例となるカードです。

 

効果は無効化されていてもコストを払うことはできます。

《カードガンナー》や《月光彩雛》あたりは比較的有名ですね。

コストで墓地肥やし等のメリットを持つカードは次第に増えてきているため、このコンボを発展させるのも面白そうです。

 

●コストで墓地肥やしできるモンスター
・《E・HERO プリズマー》
・《パイル・アームド・ドラゴン》
・《Kozmo-デルタシャトル》
・《磁石の戦士ε》
・《彼岸の黒天使 ケルビーニ》
など

 

11.《新世壊》

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、そのモンスターとは元々の種族・属性が異なり、そのモンスターの元々のレベルより低いレベルを持つモンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

 

自分フィールドのモンスター1体を破壊し、元々の属性・種族の異なるレベルの低いモンスター1体を効果無効でデッキからリクルートできるカード

効果無効で万能リクルートできる貴重な1枚。普段はセルフブレイクギミックと併用されることが多いですね。

 

発動制限のない効果を連打できるモンスターを簡単に用意でき、特殊なコンボの種にできます。

おすすめはチェーンブロックを好きなタイミングで作って場をコントロールする使い方ですね。

例えば、《獣人アレス》の無限パワーアップや《ライトニング・パニッシャー》、《地母神アイリス》といったかなりの玄人好みなカードで遊べます。

デッキビルドが上手くなったら挑戦してみてください。

 

●無効化してターン1制限のない効果を連打する
⇒チェーン数稼ぎや特定のループコンボに繋げやすい
・《サイバー・ヴァリー》
・《神秘の代行者ヴィーナス》
・《十二獣ヴァイパー》
・《スチーム・シンクロン》
・《ナチュル・ビースト》
など

 

12.《スキルドレイン》

1000LPを払ってこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。

 

古典的な無効化コンボの代表的カードとなる1枚

フィールドのモンスター効果を無効化する有名なカードですが、効果を発動した後にフィールドを離れていた場合はそのモンスター効果は有効になります。

例えば《ダイナレスラー・パンクラトプス》をリリースして除去するといった動きは《スキルドレイン》下でも可能です。

《悪魔嬢リリス》や「ウィッチクラフト」「インフェルノイド」などと使うのもいいですね。

 

古くは《ならず者傭兵部隊》や《スターダスト・ドラゴン》等と併用されてきたレガシーコンボではありますが、まだまだコンボの可能性が残されているカードといえそうです。

 

《スキルドレイン》下でモンスター効果を有効にする
・発動コストでリリース・墓地送り・除外など
・発動にチェーンして破壊・裏側にする・バウンスなど

 

スポンサーリンク

効果の発動を封じる

13.《天岩戸》

星4/地属性/岩石族/攻1900/守1200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにスピリットモンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。

 

スピリットモンスター以外のモンスター効果の発動を封じるモンスター

永続効果による無効化のため妨害されにくく、フィールド以外にも範囲が及ぶため非常に拘束力が強い。

【神碑】との組み合わせなど特定のデッキでは驚異的なコンボにもなります。

 

《フォッシル・ダイナ・パキケファロ》や《ライオウ》のような永続効果でフィールドを締め上げるメタビート系モンスターとの相性もよいですね。

自身も無効化コンボとの相性がよく、フィールドに残すことでロック性能を遺憾なく発揮できます。

 

●自壊関連の効果を封じて維持
・「時械神」モンスター
・コンタクト融合モンスター
・スピリットモンスター
・特殊召喚した三幻神
など

 

14.《星なる影 ゲニウス》

星4/地属性/機械族/攻1800/守1000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、自分フィールドの「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターは自身以外のモンスターの効果を受けない。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その効果モンスターはフィールドで発動する効果を発動できない。

 

効果で墓地へ送られた場合、ターン終了時までフィールドのモンスター1体の効果の発動を封じるモンスター

「シャドール」カードでも墓地肥やしは容易ですが、《永遠の淑女ベアトリーチェ》や《サブテラーの継承》との相性も抜群。

妨害に使う場合はタイミングが重要ですが、自分のモンスターに使うのであれば制御しやすくなります。

 

効果の発動を封じる系のコンボカードは癖が強めなので、汎用性の高いカードを優先したい場合に候補となります。

 

15.《クリッター》

星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。

 

今も昔もデッキビルダーにはお馴染みのサーチャー

サーチしたカードはターン終了時まで効果発動を封じるデメリットが残ります。

ステータスは異なりますが《黒き森のウィッチ》も使い方は同じですね。

 

発動を伴わない召喚条件での特殊召喚はこのタイプのデメリットには引っかかりません。

《ジェスター・コンフィ》《ワンショット・ブースター》や《神樹のパラディオン》《俱利伽羅天童》などが有名です。

上級モンスターでは「ジャックナイツ」や「インフェルノイド」あたりも該当します。

 

発動の有無によって展開に大きく差がつく部分なのでぜひ覚えておいてください!

この制限は《獣神ヴァルカン》や《Vivid Tail》などバウンス系カードにも多いので注目です。

 

このデメリット下でも使える効果・条件
・召喚条件
・永続効果
・効果の適応
など

 

16.《EM五虹の魔術師》

星1/光属性/魔法使い族/攻 100/守 100
【Pスケール:青12/赤12】
(1):自分はEXデッキからしかP召喚できない。この効果は無効化されない。
(2):お互いは自身の魔法&罠ゾーンにセットされているカードの数により以下を適用する。
●0枚:自分フィールドのモンスターは、攻撃できず、効果を発動できない。
●4枚以上:自分フィールドのモンスターの攻撃力は元々の数値の倍になる。
【モンスター効果】
(1):このカードが墓地に存在し、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合に発動できる。
墓地のこのカードを自分のPゾーンに置く。

 

魔法&罠ゾーンにセットされているカードの枚数が0枚の場合、攻撃&モンスター効果の発動を封じるモンスター

相手のセットカードの枚数をコントロールできれば、強力なロックを仕掛けることもできます。

「EM」の豊富なサポートでアクセスしやすく、ペンデュラムモンスターとしては珍しく墓地肥やしとも相性がよいです。

 

《天岩戸》や《ダーク・シムルグ》のように永続効果が強力なカードと併用するのがおすすめ。

他の発動封じ系のカードと比べると自力でスイッチしやすいのがメリットです。

 

17.《発禁令》

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。
このターン、相手は宣言されたカードと元々のカード名が同じカードの効果を発動できない。
このデュエル中、自分は宣言したカードと元々のカード名が同じカードの効果を発動できない。

 

自分が宣言したカードの効果をデュエルが終わるまで発動できなくさせるカード

本来は相手のカードを一時的に封じるカードなのですが、《L・G・D》のような永続効果だけで十分強力で重めのデメリットを持つモンスターのサポートとしても使われています。

他には《ハーピィズペット幻竜》や《No.86 H-C ロンゴミアント》、《異星の最終戦士》《召喚神エクゾディア》などが該当します。

強力な永続効果のみを抽出したい場合にはこのカードがおすすめ。

 

18.《キャッチ・コピー》

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手の効果によって、相手がドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。
自分はデッキからカード1枚を選び、お互いに確認して手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果の発動ができない。

 

やや遅いものの万能サーチカードとして知られている良カード

こちらも《クリッター》同様のデメリットがあります。他には《のどかな埋葬》など。

あまり知られていませんが、このデメリットはまだ抜け穴があります。

 

「~」として扱うなどフィールド・墓地で名前が変更されるモンスターはこのデメリットを受けません

例えば《サイバー・ドラゴン・コア》をサーチしてそのまま召喚するとどうなるでしょう?

フィールドでは《サイバー・ドラゴン》として扱われているため、普通にデメリットをすり抜けてモンスター効果が処理されます。

 

カードプールの増加に伴って永続効果でカード名を変更するモンスターは増えており、脱法的な使い方も可能になりつつあります。

「ハーピィ」「サイバー・ドラゴン」「アームド・ドラゴン」「ワイト」「アルバスの落胤」など多くのモンスターが名称変更の永続効果をもつため、ぜひ脱法サーチで遊んでみてください。

 

●フィールドを離れると強烈なデメリットを持つカード
⇒《キャッチ・コピー》《Vivid Tail》等で強制効果を封じる
・《永遠の魂》
・《真の光》
・《炎王の孤島》
など

 

19.《能力吸収石》

(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、モンスターの効果が発動する度に、このカードに魔石カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
(2):このカードに魔石カウンターが2つ置かれている限り、フィールドの表側表示モンスターの効果は無効化され、お互いにフィールドの表側表示モンスターの効果を発動できない。
(3):自分・相手のエンドフェイズに、このカードに魔石カウンターが置かれている場合に発動する。
このカードの魔石カウンターを全て取り除く。

 

モンスター効果の発動の度にカウンターを置き、2つ乗っている場合にフィールドのモンスター効果の発動を封じる&無効化となるカード

エンド時にカウンターは全て取り除かれるため、《サモンリミッター》のモンスター効果Verのような性能です。

 

《スキルドレイン》とは異なり、各ターンでモンスター効果を2度まで使用できる点が面白い。

例えば、相手ターン中に自分が「ビーステッド」の効果を発動すると、相手は残り1回しかモンスター効果を使えなくなります(逆もまた然り)。

《花札衛-雨四光-》や《戦華の叛-呂奉》のようにエンドフェイズのデメリットだけ無効化したい場合にどうぞ!

 

全体的にトリッキーなカードなので以下のポイントは抑えておいてください。

●フィールド以外のモンスター効果の発動でもカウンターは置く(プレイヤーを問わず)
●カウンターを置くのはチェーンブロックを作らない。モンスター効果の処理後に置かれる

(チェーンブロックの組み方によってはチェーン1のカード効果のみを無効化することも可能)
●エンド時のカウンターを取り除く効果は強制効果(チェーンブロック作る)

 

スポンサーリンク

その他

20.《サイキック・ブロッカー》

星4/風属性/サイキック族/攻1200/守 300
(1):1ターンに1度、カード名を1つ宣言して発動できる。
相手ターン終了時まで、宣言されたカード名を元々のカード名とするお互いのカードに以下を適用する。
●フィールドに出す事ができない。
●カードの発動及び効果の発動と適用ができない。
●通常召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
●攻撃及び表示形式の変更ができない。
●素材を必要とする特殊召喚のための素材にできない。

 

宣言したカードをお互いに相手ターン終了時まで5つの制約を適応させるモンスター

《禁止令》のモンスターVerのようなモンスターなのですが、このカードはすでにフィールドに存在しているカードにも影響を及ぼすことができます。

また、《サイキック・ブロッカー》がフィールドを離れた場合でも効果は残り続けます。

 

このカードの最大の特徴は『無効化されない』『効果を受けない』を実質的に無視できること。

これは他のカードでは真似できません。完全耐性すら剥がすことができます。

 

例えば、《覇王門無限》のP効果の「自分フィールドにモンスターが存在する場合、自分はP召喚できない。この効果は無効化されない」だった場合、モンスターが存在していてもペンデュラム召喚が可能になります。

 

特殊な用途にはなりますが、レベル1~12までの自由なペンデュラム召喚を試してみたい方はどうぞ!

 

《サイキック・ブロッカー》の発動前に発動された《魔導書の神判》や《増殖するG》のような発動後の残存効果は通常通りに処理される。

 

スポンサーリンク

まとめ

デメリット解除&無効化コンボ関連のカードとその大まかな使い方でした。

無効化コンボは数が多い上に全体的に分かりにくいので、執筆に時間がかかってしまいました。

その分、コンボ一覧としては有益な記事になったかなと思ってます。

 

デメリット解除コンボは裏側守備表示・一時除外のコンボとも密接に関わってくるため、幅広い視野が必要になります。

自分のデッキにぴったりなカードが見つかると特に面白いコンボなので、ぜひ挑戦してみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ミリアル
ミリアル

最後まで読んでくれてありがとー!
気に入ったアイデアとかあったらSNSで紹介してくれると嬉しい♪

アリアル
アリアル

更新は不定期だけど応援よろしくね!
チャンネル登録やXのフォローもお願いします!

キャラクター:by CoeFont.CLOUD

デッキビルドサポート
スポンサーリンク
シェアして頂けるとモチベ上がります!
Librarianをフォローする

コメント

  1. ぜるえるー より:

    天岩戸居座りコンボのようなことを出来ないかなと考えていたので、活用例など非常に助かります

    • Librarian Librarian より:

      お久しぶりです!
      この記事はかなり難航しましたが、お役に立っているようで嬉しい限りです。
      ほんの一例しか紹介できてないので、ぜひ色々探してみてくださいね!