墓地から特定のカードを手札に加える
通称「サルベージ」ができるカードを紹介
※10/25《ライク・ザ・ディアベル》追記
/所要時間5分
「サルベージ」ができるカード
遊戯王OCGでは、墓地から手札に加えるカードは多くの指定がなされており、簡単に戻せるカードは少ない傾向にあります。
《戦士の生還》や《闇の量産工場》など属性・種族・モンスターの種類に関するサルベージカードは該当ページで紹介しています。
この記事では指定なしで手札に加えられる使いやすいサルベージカードを紹介します。
合わせて墓地から直接セットすることのできるカードも紹介します。
「モンスター」を加えるカード
0.《死者転生》
①:手札を1枚捨て、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
最もベーシックなサルベージカード
手札1枚をコストに墓地のモンスター1体をサルベージできます。
サルベージ効果を持つカードの中では、最も発動しやすく採用しやすいカードになります。
問題は手札コスト1枚を払う価値のあるカードをサルベージできるかどうかです。
分かりやすい例で言えば、《裁きの龍》を加えてそのままフィニッシャーとするなど
サルベージするカードは人それぞれですが、モンスターを積極的に墓地回収したいならこのカードをまず頭に置いておくといいでしょう。
1.《響魔従トライコーン》
星2/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分フィールドのモンスターのいずれかと同じ種族・属性を持つ、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
フィールドから墓地へ送られた場合、自分フィールドのモンスターの種族・属性のいずれかが一致するモンスター1体をサルベージできるモンスター
下級モンスターで万能サルベージを備えているモンスターはこのモンスターのみ。
サルベージ版《妖醒龍ラルバウール》といったところで、こちらは《ナイトメア・スローン》や《七精の解門》といった多くのサポートに恵まれています。
《ギガンティック・スプライト》からリクルートして汎用リンク2に繋げれば、ほとんどの種族のサルベージができます。
蘇生札とはとことん相性がよいので、何度も繰り返し使えるようにしたいところ。
2.《ドリル・ウォリアー》
星6/地属性/戦士族/ATK2400/DEF2000
「ドリル・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードの攻撃力を半分にし、このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
手札を1枚捨ててこのカードをゲームから除外する。
次の自分のスタンバイフェイズ時、この効果で除外したこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
その後、自分の墓地のモンスター1体を選んで手札に加える。
手札1枚を捨てて自身を除外し、次の自分のスタンバイフェイズに特殊召喚する。
その後、墓地のモンスター1体を手札に加えるモンスター
毎ターン繰り返し使うことができる《死者転生》として採用することができます。
この効果で《灰流うらら》や《増殖するG》を毎ターン構えることができるため、間接的にかなりの妨害性能も併せ持っています。
主に《クイック・シンクロン》とレベル1モンスターでシンクロ召喚すると使いやすいです。
《レフティー・ドライバー》+《憑依覚醒-デーモン・リーパー》も出しやすくておすすめ。
サルベージ自体は遅いので即効性を求めるデッキより、繰り返しサルベージする意味のあるカードに使うと真価を発揮します。
3.《聖光の宣告者》
ランク2/光属性/天使族/攻 600/守1000
レベル2モンスター×2
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
その後、手札を1枚選んでデッキに戻す。
X素材を1つ取り除き、墓地のモンスター1体をサルベージした後、手札1枚をデッキに戻すモンスター
ランク2のモンスターなので、ある程度展開力の高いデッキで採用することが求められるカードです。
デッキに眠っていてほしいカードを戻すこともできるため、《死者転生》とは十分に差別化できます。
手っ取り早く使いたいなら、《創造の代行者ヴィーナス》と《神聖なる球体》を採用するといいでしょう。
4.《セイクリッド・トレミスM7》
ランク6/光属性/機械族/ATK2700/DEF2000
レベル6モンスター×2
このカードは「セイクリッド・トレミスM7」以外の自分フィールドの「セイクリッド」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
この方法で特殊召喚した場合、このターンこのカードの効果は発動できない。
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分または相手の、フィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
X素材を1つ取り除き、いずれかのプレイヤーのフィールド・墓地のモンスター1体を持ち主の手札に戻すモンスター
汎用性の高いランク6として自然に採用できるため、サルベージ自体も行いやすいカードです。
自然に採用できるデッキは限られますが、ランク6を出せるデッキなら真っ先に候補に挙がるカードになります。
5.《ファイアウォール・ドラゴン》
リンク4/光属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:上/左/右/下】
モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、このカードの相互リンク先のモンスターの数まで、自分または相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードのリンク先のモンスターが、戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からサイバース族モンスター1体を特殊召喚する。
自身と相互リンクしているモンスターの数だけフィールド・墓地からモンスターを手札に戻すモンスター
展開力は求められますが、最大で3枚もの回収ができる優れた1枚。
幸いにもリンク素材がとても緩いため出しやすく、《スケープ・ゴート》等で素材を賄うこともできます。
リンク素材には《プロテクトコード・トーカー》を経由すると便利。
《S:Pリトルナイト》と相互リンクさせることで、毎ターン除去をかいくぐりながらサルベージをこなすこともできますよ。
6.《輝神鳥ヴェーヌ》
星8/光属性/天使族/攻2800/守2000
「原初の叫喚」により降臨。
(1):1ターンに1度、手札のモンスター1体を相手に見せ、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、対象のモンスターのレベルは、見せたモンスターと同じになる。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分の手札・フィールドのモンスターがリリースされた場合、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
自身以外の手札・フィールドのモンスターがリリースされた場合、墓地のモンスター1体をサルベージできるモンスター
単発でサルベージするというよりも、「ベアルクティ」や「魔神儀」のようなシステムとしてサルベージと相性の良いカードと併用すると強力な1枚。
レベル変更効果も面白く、オリジナルデッキの構築の幅を広げてくれる存在でもあります。
7.《熱き決闘者たち》
①:自分のモンスターの攻撃宣言時に、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その攻撃を無効にし、対象のカードを破壊する。
②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いに1ターンに1枚しか魔法・罠カードを手札からセットできず、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターはそのターンには攻撃できない。
③:自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。
このターン通常のドローを行う代わりに、自分の墓地のモンスター1体を選んで手札に加える。
通常ドローの代わりに墓地のモンスター1体をサルベージできるカード
主に遅延系のデッキやメタビートで採用しやすいカードになります。
このカード自体が破壊されやすい欠点はありますが、他のカードでロックできていれば維持するのも難しくないはずなので、必要な場面でサルベージするカードとして期待できます。
8.《アームド・チェンジャー》
自分の手札から装備魔法カード1枚を墓地に送って発動する。
装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊した場合、装備カードのコントローラーは自分の墓地から装備モンスターの攻撃力以下のモンスター1体を手札に加える事ができる。
装備モンスターが戦闘破壊した場合、墓地から装備モンスターの攻撃力以下のモンスターをサルベージできるカード
戦闘を介する分使いにくさを感じやすそうではありますが、実は連続攻撃や相手モンスターに装備させて自爆特攻を繰り返すことで連続サルベージが狙えます。
《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》や《オオヒメの御巫》等で手札コストを踏み倒すことも可能。
《BKベイル》や《フォトン・ジャンパー》のように低ステータスでも優秀なカードは多いのでぜひお試しあれ。
9.《ペンデュラム・バック》
①:自分のPゾーンにカードが2枚存在する場合、そのPスケールでP召喚可能なレベルを持つ、自分の墓地のモンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
自分のPゾーンでペンデュラム召喚できるレベル帯のモンスター2体をサルベージできるカード
ペンデュラムモンスターが必須になるカードですが、レベル2~7のサルベージカードとして扱いやすいカードになります。
「覇王門」「魔術師」「オッドアイズ」ならば汎用性も高く、ペンデュラム召喚メインのデッキ以外にも搭載できます。
「魔法」を加えるカード
・魔法カード全般のサルベージが最も難しい
10.《聖なる魔術師》
星1/光属性/魔法使い族/ATK 300/DEF 400
①:このカードがリバースした場合、自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動する。
そのカードを手札に加える。
リバース時、墓地の魔法1枚をサルベージできるモンスター
リバースモンスターなので安易な採用はできず、主にリバース関連のデッキに採用するカードになります。
回収する狙い目は《ハーピィの羽根箒》や《手札抹殺》といったところでしょうか。
発動制限がないので、昔はループコンボの一員として活躍していました。
今でも頑張ればループコンボができるかも?
11.《神聖なる魔術師》
星5/光属性/魔法使い族/攻 600/守 800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
その後、デッキから「聖なる魔術師」または「神聖なる魔術師」1体を裏側守備表示で特殊召喚できる。
《聖なる魔術師》の上位種。
効果はほとんど同じではあるものの、魔法サルベージに特化するなら採用する価値があります。
《魔装戦士ドラゴノックス》の効果で墓地から裏側守備表示で特殊召喚すると使いやすい。
リバースモンスターかつレベルが高いということで《サブテラーの継承》でレベル4以下の光属性サーチができるというステータス面での採用もいいですね。
《皆既日蝕の書》のようにリバースサポートと妨害を両立できるカードを回収できれば、リバースサイクルを作れて楽しいと思いますよ。
このカードを使用したサーチコンボはこちら↓
12.《混沌の黒魔術師》
星8/闇属性/魔法使い族/ATK2800/DEF2600
「混沌の黒魔術師」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンのエンドフェイズに、自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したダメージ計算後に発動する。
その相手モンスターを除外する。
③:表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
召喚・特殊召喚に成功したターンのエンドフェイズに墓地の魔法カード1枚をサルベージできるモンスター
エンドフェイズまでフィールドに残しておく必要があるものの、魔法カードを回収するカードの中では扱いやすい。
フィールドから離れると除外されるので《D・D・R》や《闇次元の解放》《罪宝の囁き》などで特殊召喚すると何度も狙えます。
罠カードで相手ターンのエンドフェイズに特殊召喚を狙うと自然に次のターンに魔法を発動できます。
13.《魔法石の採掘》
①:手札を2枚捨て、自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
手札2枚をコストに墓地の魔法1枚をサルベージできるカード
手札を稼ぎやすいカードプールになったとはいえ、このカード含めてカードを3枚消費するため簡単に採用するわけにはいかないカードです。
【おジャマ】や【ジェムナイト】【リチュア】など比較的手札コストを稼ぎやすいデッキならば採用できるでしょう。
同様に手札コスト2枚で罠カードを即発動できる状態で墓地からセットできる《ブーギートラップ》も存在します。
手札を稼ぎやすいデッキなら検討できるかもしれません。
14.《七精の解門》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体、またはそのいずれかのカード名が記されたモンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
自分の墓地から攻撃力と守備力が0の悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、自分フィールドにレベル10モンスターが存在する場合に発動できる。
自分の墓地から永続魔法カード1枚を選んで手札に加える。
レベル10モンスターが存在する場合、墓地の永続魔法をサルベージできるカード
デッキビルダー御用達の初動札&リソース形成を同時に行ってくれる1枚。
《暗躍のドルイド・ウィド》と比較すると採用できるデッキが圧倒的に多く、《フルール・ド・バロネス》のような主力級のモンスターと並べつつ、中盤のリソースを稼いでくれます。
同様に《覚醒の三幻魔》では永続罠を回収可能です。
15.《青い涙の乙女》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドにLモンスターが存在し、相手がモンスターを特殊召喚した場合、その内の1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分か相手が効果ダメージを受けた場合、このカードを除外し、自分の墓地・除外状態の通常魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
そのカードはこのターン発動できない。
いずれかのプレイヤーが効果ダメージを受けた場合、墓地から除外して、墓地・除外状態の通常魔法1枚をセットできるカード
いくつかの条件があるとはいえ、通常魔法を回収できるカードの中では汎用性が高い。
《トリックスター・ノーブルエンジェル》でサーチして、相手ターン中の妨害として使用した後、墓地に眠らせておけるので中盤以降で簡単に条件を満たせます。
セットされた通常魔法を《Vivid Tail》等でバウンスすれば、同一ターン中でも使用できるようになります。
「罠」を加えるカード
加えたカードと別のカードをあえてセットするなどのプレイングも大事
16.《闇の仮面》
星2/闇属性/悪魔族/ATK 900/DEF 400
リバース:自分の墓地の罠カード1枚を選択して手札に加える。
リバース時、墓地の罠1枚をサルベージできるモンスター
戻した罠は相手にバレてあまり意味をなさないため、見られても牽制になる《拮抗勝負》や《やぶ蛇》などを戻すと効果的です。
コントロール系デッキやランク2主体のデッキのアクセントになるかもしれません。
17.《賢瑞官カルダーン》
星4/地属性/天使族/攻1400/守1000
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
自分の手札・墓地から永続罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
次のターンの終了時まで、自分フィールドの表側表示の罠カードは相手の効果では破壊されない。
召喚時、手札・墓地から永続罠1枚をセットできるモンスター
セットしたターンでも発動可能なので永続罠に即効性を持たせることができます。
永続罠は強力なメタカードやシステムカードが多いため、利用価値が高い。
地属性・天使族はアクセス手段も多く、余裕があれば採用したいカードです。
18.《悪魔嬢マリス》
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守1000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター2体をリリースし、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはフィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。
この効果は相手ターンでも発動できる。
自分フィールドのモンスター2体をリリースして墓地・除外ゾーンの通常罠1枚をセットできるカード
発動コストは重いもののフリーチェーンで発動でき、《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》との相性もよいです。
基本的には《悪魔嬢リリス》の方が優先されやすいものの、フィールドから任意のモンスター2体をリリースできる点に着目できると面白いデッキに繋げやすいです。
《同胞の絆》等で《クリッター》等と共に呼び出して下準備するのも手でしょう。
19.《白銀の城のラビュリンス》
星8/闇属性/悪魔族/攻2900/守1900
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の通常罠カードの発動に対して、相手はモンスターの効果を発動できない。
(2):自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードは、自分フィールドに悪魔族モンスターが存在しない場合には発動できない。
(3):自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
相手の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊する(手札からはランダムに選ぶ)。
墓地の通常罠1枚をセットできるモンスター
【ラビュリンス】は通常罠のサイクルに特化したテーマなのでデッキ全体で相性がよい。
《ウェルカム・ラビュリンス》によって簡単にデッキから特殊召喚できるため安定感もあります。
単体のスペックが高めなので複雑なコンボの準備に使おうとすると、「ラビュリンス」が強すぎてコンボ前に勝ってしまうこともままあります。
うまくデッキを調整してコンボを目立たせる必要があるといえるかも。
20.《幻獣機アウローラドン》
リンク3/風属性/機械族/攻2100
【リンクマーカー:左/下/右下】
機械族モンスター2体以上
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドに「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)3体を特殊召喚する。
このターン、自分はリンク召喚できない。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターを3体までリリースして発動できる。
リリースしたモンスターの数によって以下の効果を適用する。
●1体:フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
●2体:デッキから「幻獣機」モンスター1体を特殊召喚する。
●3体:自分の墓地から罠カード1枚を選んで手札に加える。
自分フィールドのモンスターを3体リリースすることで墓地の罠カード1枚をサルベージできるモンスター
大量展開の布石となるモンスターではありますが、罠回収としても有能。
《スキルドレイン》や《次元障壁》といったカードを使いまわすだけで悲鳴を上げるデッキは多いです。
【閃刀姫】でこの効果が使われた実績もあるので一考してみてもいいでしょう。
21.《ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン》
星8/光属性/ドラゴン族/攻3400/守2900
「青眼の白龍」+ドラゴン族モンスター
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●融合モンスターを装備した自分の「青眼の白龍」1体をリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):フィールドのこのカードは罠カードの効果を受けない。
(2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(3):1ターンに1度、このカードが戦闘を行ったダメージステップ終了時に、自分の墓地の罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
自身が戦闘を行ったダメステ終了時に墓地の罠カード1枚をセットできるモンスター
サポートの多い「ブルーアイズ」関連のモンスターのため、思ったよりもオリジナルコンボに組み込みやすい。《ドロドロゴン》からの融合召喚も容易です。
融合サポートと罠回収のコンボはデッキ枠を互いに喰いやすいため、少し40枚より多めのデッキ枚数がおすすめです。
22.《トラップ・ギャザー》
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備モンスターの攻撃力は、自分の墓地の罠カードの数×400アップする。
(2):装備モンスターが、戦闘で相手モンスターを破壊したダメージ計算後、または相手に戦闘ダメージを与えた時、このカードを墓地へ送って発動できる。
自分の墓地から罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
(3):自分フィールドの表側表示の罠カードが効果で破壊される場合、代わりにフィールドのこのカードを除外できる。
装備モンスターが相手モンスターを戦闘破壊or戦闘ダメージを与えた時、自身を墓地へ送り、墓地の罠カード1枚をセットできるカード
シンプルな罠サルベージカードであり、打点上昇と身代わり効果もそこそこ使いやすい。
装備魔法なので《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》で装備して使うのがおすすめです。
23.《リターナブル瓶》
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から罠カード1枚を除外して発動できる。
そのカードとは元々のカード名が異なる罠カード1枚を自分の墓地から選んで手札に加える。
墓地の罠カード1枚を除外し、カード名の異なる罠カード1枚をサルベージできるカード
コストは必要なものの継続的に罠カードを再利用できる珍しい1枚。
そのまま使うと悠長なカードなので、フィールドを停滞させるカードと併用するのがおすすめです。
回収手段の少ないカウンター罠で少しずつ圧力をかけていく使いかたもいいですね。
「魔法・罠」を加えるカード
24.《ライク・ザ・ディアベル》
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):魔法・罠カードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の手札・墓地から魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはこのターン発動できない。
(2):自分メインフェイズに、自分の墓地からこのカードを含む魔法・罠カード3枚を除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「ディアベル」モンスター1体を特殊召喚する。
魔法・罠が効果で墓地へ送られた場合、手札・墓地の魔法・罠1枚をセットできるカード
埋葬効果と相性がよく、《モンスターゲート》や《名推理》で無差別に墓地に落ちた魔法・罠を回収したり、
速攻魔法である利点を活かし《クリバンデット》でこのカードを回収して、エンド時に即発動して墓地の魔法・罠をセットするといった使い方もできます。
トリガーは《ルドラの魔導書》や《聖なる薊花》でもよいし、《手札抹殺》や《暗黒界の取引》などの効果で手札を捨てるタイプでもOK。変わったところでは《クロノダイバー・リダン》も対応してます。
相手ターン中に繰り返し使用したい魔法・罠がある場合は候補になりそうです。
25.《三相魔神コーディウス》
星9/闇属性/悪魔族/攻3000/守3000
Sモンスター+Xモンスター+リンクモンスター
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):融合召喚したこのカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、2000の倍数のLPを払い、払ったLP2000につき1つ、以下の効果から選択して発動できる。
●自分の墓地から魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える。
●相手フィールドのカード3枚を選んで破壊する。
●このターン、他の自分のモンスターは攻撃できず、このカードの攻撃力はお互いのLPの差の半分アップする。
2000LPを払うことで墓地の魔法・罠1枚をサルベージできるモンスター
残り二つの効果も使いやすく、サポーターだけでなくフィニッシャーもこなせます。
かなり出しにくいモンスターではありますが、《ミラクルシンクロフュージョン》や《刻まれし魔の大聖棺》で比較的楽に出せます。
序盤で利用した《虹光の宣告者》あたりを利用するとスムーズでしょう。
26.《白き森の妖魔ディアベル》
星8/光属性/幻想魔族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがSモンスターのチューナーを素材としてS召喚した場合、自分の墓地の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
(2):相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、自分の手札・フィールドから魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
自分のEXデッキ・墓地・除外状態のレベル7以下のSモンスターのチューナー1体を特殊召喚する。
シンクロチューナーをS素材としてシンクロ召喚した場合、墓地の魔法・罠1枚をサルベージできるモンスター
汎用性の高いモンスターかつ条件の緩いサルベージで、シンクロが得意なデッキであれば簡単に出せます。
オリジナルデッキで出すなら《幻獣機アウローラドン》で《幻獣機オライオン》をリクルートして展開するとスムーズです。
《燐廻の三弦猫》+レベル5モンスターで簡単にサイクルを作れるのも面白い。
27.《トロイメア・グリフォン》
光属性/悪魔族/ATK2500/LINK4
【リンクマーカー:上/左/右/下】
カード名が異なるモンスター2体以上
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨て、自分の墓地の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
そのカードはこのターン発動できない。
この効果の発動時にこのカードが相互リンク状態だった場合、さらに自分はデッキから1枚ドローできる。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、フィールドの特殊召喚されたモンスターはリンク状態でなければ効果を発動できない。
リンク召喚時、手札1枚をコストに墓地の魔法・罠1枚をセットすることができるモンスター
リンク4のため重いものの、魔法・罠の再利用手段としては手軽な方です。
《ライトロード・ドミニオン キュリオス》経由で出されることも。
展開力の高いデッキでは候補にすることができます。
何でも回収可能
28.《The Legend of Tickets》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
このターンのエンドフェイズに、対象の墓地のカードをデッキの一番上に戻す。
次の自分ドローフェイズの通常のドローは2枚になる。
次ターンのドローフェイズに任意のカード1枚を回収できるカード
タイムラグこそありますが、万能サルベージとしてはかなり優秀。
エンドフェイズにデッキトップに回収するという処理となっていることで《鳳凰神の羽根》の完全上位互換にはなっていません。
相手ターン中にドローできるカードと組み合わせるのがおすすめ。
29.《犬賞金》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のモンスターの攻撃で相手モンスターを破壊した時、自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果の発動ができない。
相手モンスターを戦闘破壊した時、墓地のカード1枚を手札に加えるカード
発動ターン中の制限はあるものの、万能サルベージ系カードとしては条件が緩く使いやすい。
手札誘発系カードを加えたり、チェーンブロックを作らずに特殊召喚できるモンスターを加える、単純に魔法・罠を加えるなどその用途はさまざま。
タイミングの遅さが気にならないデッキであれば多くのデッキで採用できるでしょう。
30.《幻妖フルドラ》
星5/闇属性/魔法使い族/ATK1500/DEF200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。
捨てたカードの種類によって以下の効果を適用する。
●モンスター:自分の墓地から罠カード1枚を選んで手札に加える。
●魔法:自分の墓地からモンスター1体を選んで手札に加える。
●罠:自分の墓地から魔法カード1枚を選んで手札に加える。
召喚・特殊召喚に成功した場合、手札1枚を捨てて対応するカードを回収できるカード
捨てるカード:回収するカード
モンスター ⇒ 罠カード
魔法カード ⇒ モンスター
罠カード ⇒ 魔法カード
どれか一部の効果を目的に採用するもよし。
既存のサルベージカードより使い勝手が増しており、その分対応する範囲が広すぎるため活用法の一例を挙げるのが難しいです。
全ての効果を満遍なく使用したいならば、《セフィラの神意》や《デュエリスト・アドベント》など全ての種類のカードにアクセスできるサーチカードを多めに採用することをおすすめします。
独創的なデッキにおすすめの1枚ですね。
31.《バトル・サバイバー》
星4/地属性/戦士族/ATK1600/DEF 800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
このバトルフェイズ中、このモンスターが表側表示で存在する間に自分の墓地へ送られたカードの中から、「バトル・サバイバー」以外のカード1枚を自分の墓地から選んで手札に加える。
お互いのバトルフェイズ終了時に、墓地へ送られたカードの中から同名以外のカード1枚をサルベージできるモンスター
バトルフェイズ限定とはいえ使い減りしないサルベージカードは極めて珍しい。
たとえば《超融合》や《狡猾な落とし穴》を何度も使って妨害したり、《無謀な欲張り》を何ターンも続けて使うなど変な使い方はいくらでも思いつきます。
サポートしやすい戦士族なので色々と試してみると面白いですよ?
その他
《魔晶龍ジルドラス》
星6/闇属性/ドラゴン族/攻2200/守1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドの魔法・罠カードが相手の効果でフィールドから離れ、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットできる。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
自分フィールドの魔法・罠が相手の効果でフィールドを離れた場合、手札・墓地から特殊召喚できるモンスター
その後、墓地・除外ゾーンから魔法・罠1枚を自分フィールドにセットできます。
受動的な条件ながらも墓地・除外ゾーンから魔法・罠を回収できる稀有な1枚。
サルベージとして使うにはやや心もとないので保険として採用するのが良いでしょう。
まとめ
まだまだデザイン的な規制は緩くならないため、環境の高速化についていけずかなり苦しい状況です。
コンボの途中でサルベージを挟むなど、できるだけ手札に加えたターンのうちに使い道があるカードを戻すことを意識してみて下さい!
コメント
このサイト分かりやすくて好き
サルベージはやっぱ腐りやすいから現代遊戯王では採用厳しいよね
ありがとうございます!!
おかげさまで170記事を突破しました!
サルベージは最近はコンボが主体ですからね…
時代の変化がうかがえます。
これからも分かりやすいサイトを目指すので時々見に来てくれると嬉しいです!
リクエストなどありましたら気軽にどうぞ!