妨害や除去として優秀な汎用通常罠
覚えておきたい通常罠を一挙に紹介!
/所要時間7分
覚えておきたい通常罠の汎用カード
対戦において意識しておきたい通常罠のカードを集めました。
全体的に罠カードの採用率が下がってきているとはいえ、警戒せずにいると痛い目を見るカードばかりです。
主にフリーチェーンで使える使いやすいカードを選出しました。
デッキ構築の際の参考にもどうぞ!
《激流葬》や《拮抗勝負》といった全体除去や、ドローに関するカードは該当ページでご覧ください!
単体除去&妨害
0.《無限泡影》
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードは手札からも発動できる。
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
相手フィールドのモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にするカード
同じ縦列の魔法・罠の効果を無効にすることもできます。
条件を満たせば手札から発動できる点が最大のメリットです。
後攻1ターン目の相手への妨害としても活用できるため、罠カード特有の遅さも気になりません。
総じて優秀なのですが、値段はやや高めです。
1.《バージェストマ・ディノミスクス》
①:フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
手札を1枚捨て、対象のカードを除外する。
②:罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。
このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。
フィールドのカード1枚を対象に手札1枚を捨てて、そのカードを除外できるカード
墓地からモンスターとして蘇生することもできます。
万能除去として採用しやすく、ついでに素材にもなれるため複数採用しやすいカードです。
手札は効果処理で捨てるため「暗黒界」の効果を発動することが可能です。
2.《強制脱出装置》
①:フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
フィールドのモンスター1体をバウンスできるカード
単体除去としての性能は高く、ノーコストで相手モンスターを処理することができます。
ただし下級モンスターや大量展開が得意なデッキに発動してもあまり意味がないこともあるため、過信し過ぎるのも禁物です。
自分のカードを手札に戻す目的&妨害カードとして見る使い方もいいですね。
EXデッキから特殊召喚されたモンスターを2体戻す《ゲット・アウト!!》という亜種も存在します。
3.《鳳翼の爆風》
①:手札を1枚捨て、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを持ち主のデッキの一番上に戻す。
手札1枚をコストに、相手のフィールドのカード1枚をデッキの一番上へ戻すカード
表側でも裏側でもデッキバウンスできるため除去範囲が広く、実質ドローロックを仕掛けることができます。
EXデッキから出てくるモンスターに発動するのは他のカードの方が便利なので、素材のモンスターや残った無駄なカードを戻してドローロックに使いたい。
相手のサーチを使い終わったあたりに発動できれば理想的です。
4.《ブレイクスルー・スキル》
①:相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
②:自分ターンに墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
相手フィールドのモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にするカード
自分のターンに墓地から除外して発動することもできます。
モンスター効果を無効にするカードは数多くなり、このカードを手放しに採用することもなくなりましたが、墓地からも発動できる点は依然強力です。
制圧系モンスターを無力化するために手札を使う必要がないため、このカードを優先して採用する理由にもなります。
《隣の芝刈り》など無差別に墓地肥やしするデッキのお供として採用しておくと便利です。
5.《迷い風》
①:特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果は無効化され、元々の攻撃力は半分になる。
②:このカードが墓地に存在し、相手のエクストラデッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
特殊召喚したモンスター1体の効果を無効にし、元々の攻撃力を半分にするカード
墓地から再セットすることもできます。
《ブレイクスルー・スキル》同様モンスター効果メタとして有効で、腐りにくく使いやすいカードです。
魔法・罠除去に弱いのは同様ですが、このカードは永続的に効果を無効にし、攻撃力を半減できるため影響力は大きいです。
類似するカードに《巨神封じの矢》というカードも存在します。
6.《砂塵の大嵐》
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
①:フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
フィールドの魔法・罠を2枚まで破壊できるカード
デメリット:バトルフェイズを行えない
単純に2枚分破壊できるため相手ターンに発動できれば便利なカードです。
自分の魔法・罠を破壊するコンボも考えておくとさらに便利です。
7.《次元障壁》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:モンスターの種類(儀式・融合・S・X・P)を1つ宣言して発動できる。
このターン、お互いに宣言した種類のモンスターを特殊召喚できず、フィールドの宣言した種類のモンスターの効果は無効化される。
ターン終了時まで宣言した召喚法の特殊召喚を封じ、効果を無効にするカード
それぞれの召喚法に頼ったデッキでは1ターンの停滞を余儀なくすることができ、フリーチェーンのため妨害も難しいカードです。
特に【儀式召喚】【融合召喚】には滅法強く、次のターンに1ショットキルを仕掛けやすいカードです。
ただし、相手のデッキが把握できない状態での発動は意味がないため、サイドデッキから使うのが最も効果的です。
8.《異次元グランド》
①:このターン、墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。
発動ターンの間に墓地に送られるモンスターを除外するカード
高速環境では1ターンだけでも致命的なので、発動を通してしまえば《マクロコスモス》以上の墓地妨害性能を誇ります。
自分への影響がほとんどないことから、どのようなデッキにも採用しやすいのがメリットです。
9.《天龍雪獄》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして自分フィールドに特殊召喚する。
その後、自分及び相手フィールドから種族が同じとなるモンスターを1体ずつ選んで除外できる。
相手の墓地のモンスター1体を自分フィールドに特殊召喚して、お互いのフィールドから同じ種族のモンスター1体ずつを除外できるカード
対象をとらずに相手のカード2枚を除外できるため、かなり使い勝手がいいです。
相手の蘇生カードや墓地効果に対してチェーンできるとさらにテンポアドバンテージも奪えるため、テキスト以上に強さを感じるカードです。
10.《ドラグマ・パニッシュメント》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスター1体を自分のEXデッキから墓地へ送り、対象のモンスターを破壊する。
このカードの発動後、次の自分ターンの終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
EXデッキからモンスター1体を墓地へ送り、その攻撃力以下の相手モンスター1体を破壊できるカード
EXデッキからの展開デメリットこそあるものの、除去性能はかなり高い。
《旧神ヌトス》や《ウィンドペガサス@イグニスター》などを墓地へ送ることで追加の除去も可能で、EXデッキの使用頻度の低いデッキではほかの罠カードを差し置いて採用できるカードです。
11.《ワーニングポイント》
①:モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
このターン、その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効化され、融合・S・X・リンク召喚の素材にできない。
モンスター1体をターン終了時まで攻撃不可・効果無効・各種素材にできない状態にするカード
多少の穴はありますが、対象をとらない効果のため大抵のモンスターを無力化できます。
相手モンスターをフィールドに残しやすいため、【S-Force】や【ジャックナイツ】などのカードの位置関連のカードや、戦闘破壊をトリガーとするカードのサポートとして役立ちます。
12.《イチロクの魔物台帳》
(1):相手フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターをエンドフェイズまで除外する。
その後、相手はこの効果でフィールドから離れたモンスターの数×1000LP回復する。
相手モンスターを2体まで一時除外し、その数×1000LP相手のLPを回復させるカード
テンポアドバンテージを確実に奪い去る変則的な除去手段です。
《ワーニング・ポイント》同様に相手モンスターを残したいデッキに採用しやすい。
13.《現世離レ》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドのカード1枚と相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
対象のフィールドのカードを墓地へ送り、対象の墓地のカードを相手フィールドにセットする。
相手フィールドのカード1枚を墓地へ送り、相手の墓地のカード1枚をセットさせるカード
アドバンテージ的には±0ですが、フリーチェーンで種類を問わずに墓地送り除去できるカードは他に見当たりません。
セットさせるカードも自分が選べるので、《増殖するG》などフィールドでは再利用しにくいものを選べばいいでしょう。
無理やりフィールドのカードを増やすことができるので、「ジャックナイツ」や《トポロジック・ボマー・ドラゴン》などのサポートにもできます。
14.《幽世離レ》
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを相手フィールドに特殊召喚する。
その後、相手フィールドのモンスター1体を除外できる。
その場合、さらに相手の除外状態のモンスター1体を墓地に戻す。
(2):このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地から除外し、自分の墓地のレベル1モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。
その後、デッキから「常世離レ」「現世離レ」「幽世離レ」のいずれか1枚を自分フィールドにセットできる。
相手の墓地・フィールド・除外状態のモンスターを領域移動できるカード
フィールドから除外する効果は対象を取っておらず、除去カードとしての性能は高い。
やや回りくどい方法ではあるものの、1枚でフィールド・墓地・除外状態のいずれかを対象に取るカードの不発や墓地発動の回避などテクニカルな使い方ができます。
例えば、《氷剣竜ミラジェイド》や《ライトロード・ドミニオン キュリオス》のような『フィールドを離れた』がトリガーのカードもフィールドから除外→墓地の順で処理すると不発にできます。
15.《魔砲戦機ダルマ・カルマ》
(1):フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
その後、フィールドに表側表示でモンスターが存在する場合、そのコントローラーは自身のフィールドの表側表示モンスターを全て墓地へ送らなければならない。
フィールドのモンスターを全て裏側守備表示に変更し、表側表示で残っているモンスターを全て墓地へ送るカード
この墓地へ送る効果はプレイヤーに影響する効果なので、リンクモンスターやトークンはもちろん、完全耐性持ちでも難なく処理できるようになっています。
このカードの発動が決まれば、盤面のモンスターはほぼ全て黙らせることができるでしょう。
フリーチェーンで発動可能な全体除去カードとしてはすさまじく性能が高く、うまく使いこなせるデッキであれば頼もしい防御札になってくれます。
16.《嗤う黒山羊》
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):モンスターカード名を1つ宣言して発動できる。
このターン、お互いに宣言されたモンスターと元々のカード名が同じモンスターを墓地以外から特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外し、モンスターカード名を1つ宣言して発動できる。
このターン、お互いに宣言されたモンスターと元々のカード名が同じモンスターのフィールドで発動する効果を発動できない。
宣言したモンスターの特殊召喚・フィールドでの効果発動を封じるカード
昨今のモンスターはほとんどチェーンブロックを作るものばかりなので、相手の効果発動にチェーンすれば不発にさせられるカードになっています。しかも2回分。
EXデッキから出せるモンスターにも対応しているため、《アクセスコード・トーカー》や《天霆號アーゼウス》のような分かりやすいパワーカードを未然に防ぐこともできます。
ただし、名前を正確に覚えておく必要があるので、幅広い知識と経験が求められます。
17.《聖王の粉砕》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
相手フィールドにカードが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):デッキからカードを手札に加える効果を含む、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。
自分の墓地に罠カードが存在する場合、さらにその無効にしたカードを破壊する。
このカードを手札から発動した場合、発動後、このデュエル中に自分は闇・水・炎属性モンスターの効果を発動できない。
デッキから手札に加えるカード効果を無効(さらに破壊)できるカード
緩い条件で手札から発動することも可能ですが、その場合は特定属性のモンスター効果を使用不能にする厳しいデメリットがデュエルが終わるまで続きます。
基本的デメリットを受けずに済むデッキでの採用が主になります。
併用できる手札誘発は《エフェクト・ヴェーラー》《増殖するG》《ドロール&ロックバード》など。
相性がよいデッキは【魔弾】や【結界像ビート】のようなパーミッションや特殊召喚封じのデッキ。
《命削りの宝札》と併用できる利点が大きく、採用されている主なモンスターは永続効果で制圧していくため《聖王の粉砕》のデメリットに引っかかりません。
相性の良し悪しがはっきりしているカードではありますが、効果自体は強力なので常に考慮しておきたい1枚といえそうです。
18.《霊王の波動》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
相手フィールドにカードが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):モンスターを特殊召喚する効果を含む、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。
自分の墓地に罠カードが存在する場合、さらにその無効にしたカードを破壊する。
このカードを手札から発動した場合、発動後、このデュエル中に自分は光・地・風属性モンスターの効果を発動できない。
モンスターを特殊召喚する効果を含むカード効果の発動を無効(さらに破壊)にできるカード
こちらも《聖王の粉砕》と同様に手札誘発として使える代わりにデュエル中に厳しいデメリットが科せられます。
指定している属性は逆となっており、《灰流うらら》《D.D.クロウ》《マルチャミー・フワロス》と併用できます。
【インフェルニティ】や【インフェルノイド】などデッキ枚数のモンスター比率が影響するデッキにおいて採用しやすいカードであり、多くの特殊なデッキで採用できるカードといえるでしょう。
「落とし穴」シリーズ
・「蠱惑魔」でサポートも可能
・ほとんどが対象を取らないカード
19.《底なし落とし穴》
①:相手がモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
この効果で裏側守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。
相手モンスターが召喚・特殊召喚に成功した場合、裏側表示にして表示形式の変更を封じるカード
表示形式の変更を防ぐため、埋まったままにすることができます。
EXモンスターゾーンのモンスターに発動した場合、実質EXモンスターゾーン封じをすることもできるため中々侮れません。
20.《狡猾な落とし穴》
①自分の墓地に罠カードが存在しない場合、フィールドのモンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
フィールド上のモンスター2体を破壊するカード
自分の墓地のカードが存在しない場合に発動できるため、罠カードはこれ1枚のみの採用にすることが多いです。
《フレシアの蠱惑魔》でデッキから発動できるため、ランク4関連のデッキでは序盤に発動するためだけに採用してもいいかもしれません。
21.《墓穴ホール》
①:手札・墓地のモンスターまたは除外されているモンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。
その効果を無効にし、相手に2000ダメージを与える。
手札・墓地・除外ゾーンで発動したモンスター効果を無効にし、2000ダメージを与えるカード
これまでの「落とし穴」「ホール」とは異なり破壊はしません。
初期ライフの1/4を持っていくダメージ効率は全カードの中でも類を見ないほどで、効果も申し分ないほど使いやすい。もちろん《増殖するG》などの手札誘発も止められます。
フィールドのモンスター効果には触れることはできませんが、「落とし穴」「ホール」系カードの中でも特に有力なカードといえます。
攻撃抑制&その他のサポート
22.《威嚇する咆哮》
①:このターン相手は攻撃宣言できない。
単純明快な攻撃抑制カード
発動さえ通してしまえばほぼ確実に攻撃を防げます。
相手の除去カードを無駄に終わらせることも期待しやすく、フリーチェーンのカードとして優秀な働きを見せます。
ただ防ぐだけでは勝てないので、その後の展開も含めてデッキの地力を引き上げておくと便利に使えます。
23.《和睦の使者》
このターン、相手モンスターから受ける全ての戦闘ダメージは0になり、自分のモンスターは戦闘では破壊されない。
発動ターンの戦闘ダメージを0にし、自分のモンスターは戦闘破壊されないカード
戦闘ダメージを受けることがないため、《威嚇する咆哮》同様に1ショットキル対策として便利です。
他にも安全にリバースさせたいデッキや破壊耐性をもつモンスターの戦闘補助など活躍の場が広いカードと言えます。
24.《デモンズ・ゴーレム》
(1):フィールドの攻撃力2000以上のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを次のターンのエンドフェイズまで除外する。
自分フィールドに「レッド・デーモンズ・ドラゴン」またはそのカード名が記されたSモンスターが存在する状態でこのカードを発動した場合、さらに自分のデッキ・墓地から「デモンズ・チェーン」1枚を自分フィールドにセットできる。
ATK2000以上のモンスター1体を次ターンのエンド時まで一時除外できるカード
自分モンスターに使えばエスケープやデメリットの解除となり、相手モンスターに使えば一時的な除去として使えます。
汎用性が高くなった《亜空間物質転送装置》みたいなカードといえますね。
下級モンスターには使いにくいものの、《クリムゾン・ヘルガイア》によって毎ターン安定してサーチ&サルベージできるのはかなり強く、追加効果でアクセスできる《デモンズ・チェーン》も使いやすい。
《ヴィジョン・リゾネーター》を採用できるデッキであれば、十分候補となりうる1枚です。
25.《戦線復帰》
①:自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
墓地のモンスター1体を守備表示で特殊召喚できるカード
《リビングデッドの呼び声》などと異なり、完全蘇生することができるため除去にも強く、使いやすいカードです。
相手ターン中の蘇生手段も充実してきたので、ディフェンス寄りの効果を持ったモンスターの蘇生に使うのがおすすめです。
26.《トラップトリック》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「トラップトリック」以外の通常罠カード1枚を除外し、その同名カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。
デッキから《トラップトリック》以外の同名の通常罠を1枚除外し、1枚発動可能な状態でセットできるカード
通常罠を多くデッキに入れる必要がありますが、目当ての通常罠を引き込みやすくするメリットがあります。ただし、デッキの通常罠が膨れ上がることに注意!
ここで紹介している通常罠も妨害札として検討してみるといいでしょう。
27.《キャッチ・コピー》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手の効果によって、相手がドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。
自分はデッキからカード1枚を選び、お互いに確認して手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果の発動ができない。
相手の効果で相手がサーチした場合、デッキから1枚サーチできるカード
あらゆるサーチができるカードの中でも最も使いやすい
サーチしてきたカードはターン終了時まで効果の発動制限が課せられますが、モンスターであれば召喚・特殊召喚は制限されていません。
応用方法はたくさんありますが、基本的には低速デッキのコンボパーツ集めや状況に合わせた切り返し札のサーチに使うといいでしょう。
分かりやすくていいカードですね!
28.《Vivid Tail》
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
このカードを自分フィールドにセットし、その表側表示のカードを持ち主の手札に戻す。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
このターン、自分はこの効果で手札に戻したカード及びその同名カードの効果を発動できない。
自分フィールドのカード1枚をバウンスできるカード
とてもシンプルな効果ながらも①②の効果を全て使えば3回分のバウンスとなり、永続魔法や永続罠の再利用を簡単に行えます。
相手の除去から逃がしたり、《フォトン・ジャンパー》のような攻撃を防ぐカードとの組み合わせも強力。
現代のバウンスコンボには欠かせない1枚となっています。
29.《やぶ蛇》
①:セットされているこのカードが相手の効果でフィールドから離れ、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
デッキ・EXデッキからモンスター1体を特殊召喚する。
セットされたこのカードが相手によってフィールドを離れた場合、デッキ・EXデッキから任意のモンスター1体を特殊召喚できるカード
適当に伏せてあるこのカードを割るだけで大型モンスターが飛び出すため、かなり危険な存在です。
カジュアルで遊ぶ際には使う人が多いので、伏せ除去にも多少警戒しておいた方がいいでしょう。
使っている側からすると楽しいのでおすすめの1枚です!
30.《トランザクション・ロールバック》
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):LPを半分払い、「トランザクション・ロールバック」以外の相手の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。この効果は、その通常罠カード発動時の効果と同じになる。
(2):墓地のこのカードを除外し、LPを半分払い、「トランザクション・ロールバック」以外の自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
この効果は、その通常罠カード発動時の効果と同じになる。
2つの効果で墓地の通常罠のカード効果をコピーできるカード
主に②の効果をメインにして使うため、墓地肥やしが得意なデッキで採用することになります。
《聖なるバリア-ミラー・フォース-》や《魔法の筒》といった今ではあまり見かけなくなった往年の通常罠が墓地から睨みつけてくるという奇妙な制圧ができます。
また、コピー処理は発動時のコストや発動後の制約・デメリットを無視できるという特徴があります。
例えば、前述した《砂塵の大嵐》の場合だと『バトルフェイズを行えない』が無視されます。
《鳳翼の爆風》の場合は『手札を1枚捨て、~』の部分が無視されます。
カードによってはコピーできないものもありますが、通常罠を利用したいデッキにとっては非常に魅力的な1枚です。
《あまのじゃくの呪い》や《バトルマニア》などマニアックなカードを使いたい人もどうぞ!
通常罠のサポートカード
サーチ・サルベージ系のカードに関してはこちら↓
《絶対王バック・ジャック》
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、そのカードが通常罠カードだった場合、自分フィールドにセットする。
違った場合、そのカードを墓地へ送る。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
相手ターン中に墓地から自身を除外し、デッキトップの通常罠1枚をセットできるモンスター
墓地へ送られた場合にデッキトップ3枚を操作できる効果②から①へ繋げて疑似サーチのような使い方をします。
デッキトップ操作を簡単にできるカードも少なく、代用のしにくい1枚です。
ランク1《森羅の姫芽宮》の効果との相性も抜群。
通常罠は回りくどい方法を使わなくてもアクセス手段が豊富なので、このカードを使う場合はカード消費が少ないことやバトルフェイズ中でもセットできることに着目するとよいでしょう。
《PSYフレームロード・Ω》で何度も墓地⇒除外ゾーンを行き来することで通常罠を集めるのもよさそうです。
《蟲惑の誘い》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):昆虫族・植物族のレベル4モンスター1体または通常罠カード1枚を手札から捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
(2):墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の、昆虫族・植物族のレベル4モンスター1体または通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキの一番下に戻す。
通常罠1枚を捨てて2ドロー・除外されている通常罠1枚をデッキボトムへ戻せるカード
「蟲惑魔」系のステータスにも対応しており、通常罠比率が高いほど発動しやすくなります。
通常罠版の《トレード・イン》+αといったところでしょうか?
《トランザクション・ロールバック》や《おジャマデュオ》、「バージェストマ」のような墓地効果をメインで使いたい場合のサポートとして使うと良いでしょう。
《トラップトリック》を採用するデッキと相性がよいので、あわせて使ってみてください。
《ラビュリンス・バラージュ》
通常罠
(1):「ラビュリンス・バラージュ」以外のセットされた通常罠カードを自分が発動した時に発動できる。
このカードの効果は、その通常罠カード発動時の効果と同じになる。
このカードの発動後、次の相手ターンの終了時まで自分の効果で発生する相手への効果ダメージは0になる。
自分の発動した通常罠に直接チェーンして、その効果をコピーできるカード
本来1ターンに1枚しか発動できないカードでも、2回分効果を使用できる変わったコンボができます。
《トランザクション・ロールバック》同様にコストは無視できます。
《闇のデッキ破壊ウイルス》×2、《無謀な欲張り》×2など2回続けて発動できれば大きなアドバンテージを生み出せるカードと組み合わせるのがおすすめ。
《神羊樹バロメット》
ランク4/地属性/植物族/攻1900/守2000
レベル4モンスター×2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキの一番下に戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):通常罠カードが発動した場合に発動できる。
自分フィールドのX素材を1つ取り除き、手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚する。
墓地の通常罠1枚をデッキボトムへ戻し1ドローできるモンスター
通常罠が発動した場合、手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚できます。
①②どちらもX素材を使うタイプの古風なモンスターですが、どちらも使いやすい。
墓地から戻しにくい《貪欲な瓶》や1枚を使いまわしたい《狡猾な落とし穴》、《幻影騎士団-シェード・ブリガンダイン》、《恵みの風》など細かな墓地調整役として便利です。
まとめ
メジャーな除去や妨害カードは覚えておくと駆け引きが楽しくなるのでおすすめです。
罠カードの採用率が落ちていますが、モンスター・魔法・罠をバランスよく採用して構築すると案外強いものです。
対応力が上がると言ったほうがよさそうですね。
たまには初心に帰って構築してみると違った発見もあるかもしれません。
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