《真炎の爆発》で一気に勝負を決めるテーマ
新マスタールール以降もまだまだ燃え続ける
/所要時間5分
【ラヴァル】とは?
DUEL TERMINALで登場した 炎属性・複合種族の一撃必殺の戦闘スタイルを主戦術とするシンクロテーマ
主に炎族・戦士族で構成されます
「ラヴァル」モンスターを墓地に送り、《真炎の爆発》で1ショットキルを狙います。
テーマ共通効果は特にありませんが、守備力200のモンスターが採用されやすい特徴があります。
固有効果及びステータスは以下の通り
数が多いため、主要なカードのみ紹介します。
モンスター
・メインデッキに入れる「ラヴァル」はほとんど守備力200のモンスター
《ラヴァル炎火山の侍女》
星1/炎属性/炎族/ATK 100/DEF 200
自分の墓地に「ラヴァル炎火山の侍女」以外の「ラヴァル」と名のついたモンスターが存在し、このカードが墓地へ送られた時、デッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
「ラヴァル」専用の《おろかな埋葬》の効果をもつ
効果発動には墓地に別の「ラヴァル」モンスターが必要ですが、簡単に墓地肥やしができます。
同名カードを墓地に送れば、その都度効果を発動できるため、合計4枚もの墓地肥やしが可能です。
ただし、時の任意効果なのでシンクロやエクシーズ召喚などに使った場合はタイミングを逃す点に注意です。
《真炎の爆発》を発動するための墓地を用意することができるため、このカードは【ラヴァル】の必須カードです。
3枚採用をおすすめします。
《ラヴァル炎樹海の妖女》
星2/炎属性/炎族/ATK 300/DEF 200
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、自分フィールド上の全ての「ラヴァル」と名のついたモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、自分の墓地の「ラヴァル」と名のついたモンスターの数×200ポイントアップする。
墓地に送られた時、フィールドの「ラヴァル」の攻撃力を底上げする効果をもつ
大体1000アップくらいの上昇値を見込めます。
《真炎の爆発》に対応するレベル2チューナーとしては、汎用性で《レッド・リゾネーター》に劣っているため、実際の採用は控えめです。
エンドカードになりうる効果なので1枚入れておくのも悪くないでしょう。
《ラヴァル炎湖畔の淑女》
星3/炎属性/炎族/ATK 200/DEF 200
自分の墓地の「ラヴァル」と名のついたモンスターが3種類以上の場合、自分の墓地のこのカードと「ラヴァル」と名のついたモンスター1体をゲームから除外して発動できる。
相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
墓地で除外し、相手のセットカードを破壊できる効果をもつ
墓地肥やしのついでにこのカードを墓地へ送っておくことで、セットカードを破壊することができます。
《真炎の爆発》で特殊召喚できる貴重なレベル3モンスターでもあるので、不用意に除外するのは避けた方が良いでしょう。
シンクロ素材にも適した便利なカードです。
こちらも【ラヴァル】では必須になります。
《ラヴァル・キャノン》
星4/炎属性/戦士族/ATK1600/DEF 900
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、ゲームから除外されている自分の「ラヴァル」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。
召喚時に除外されている「ラヴァル」モンスターを1体特殊召喚する効果をもつ
《ラヴァル炎湖畔の淑女》と相性がよく、そのままレベル7のシンクロ召喚に繋げることができます。
《封印の黄金櫃》で「ラヴァル」を除外して帰還させるのも手です。
ただし、このカードは《真炎の爆発》に対応していないため注意が必要です。
効果は優秀なので、2枚ほど採用すると良いでしょう。
【ラヴァル】と相性のいい《ブースト・ウォリアー》などの戦士族と、《増援》や《戦士の生還》を共有できるので何かと活躍します。
《ラヴァルのマグマ砲兵》
星4/炎属性/炎族/ATK1700/DEF 200
手札から炎属性モンスター1体を墓地へ送って発動する。
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。
微弱なバーン効果を持つモンスター
《ラヴァル炎火山の侍女》を墓地に送って、効果を発動できそうですが、タイミングを逃すことになるためできません。
効果は手札で腐っている「ラヴァル」を墓地に送って展開に役立たせる役目で使うとよいでしょう。
このカードはステータス面での採用になります。
「ラヴァル」の名を持ち、レベル4の守備力200のモンスターはこのカードしか存在しないためです。
シンクロ素材やエクシーズ素材に大きく貢献してくれます。
《ラヴァル・ランスロッド》
星6/炎属性/戦士族/ATK2100/DEF 200
このカードはリリースなしで召喚できる。
この方法で召喚したこのカードは、エンドフェイズ時に墓地へ送られる。
フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、ゲームから除外されている自分の炎属性モンスター1体を選択して手札に加える事ができる。
リリースなしで召喚できるモンスター
フィールドで破壊された時、除外されている炎属性のモンスターを1体手札に加える効果も持ちます。
このカードはレベル6のため、高レベルのシンクロ素材に役に立ちます。
また、【陽炎獣】などと混合したデッキの場合、ランク6のエクシーズ召喚もできます。
変わった【ラヴァル】を作りたくなった場合は、このカードの出番でしょう。
シンクロモンスター
・チューナー以外の素材に炎属性の指定あり
《ラヴァルバル・ドラゴン》
星5/炎属性/ドラゴン族/ATK2000/DEF1100
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
自分の墓地の「ラヴァル」と名のついたモンスター2体をデッキに戻し、相手フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを持ち主の手札に戻す。
墓地の「ラヴァル」を2体デッキに戻すことで、相手のフィールドのカードを1枚手札に戻す効果をもつ
デッキに戻すだけでよいので、後述する《炎熱伝導場》や《ラヴァル炎火山の侍女》を使えば、何度も効果を発動することができます。
発動制限がないのでコストがある限り、相手のフィールドを荒らしていくことができます。
《ラヴァル・ツインスレイヤー》
星5/炎属性/戦士族/ATK2400/DEF 200
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
自分の墓地に存在する「ラヴァル」と名のついたモンスターの数によって、このカードは以下の効果を得る。
●2体以上:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、もう1度だけ続けて攻撃する事ができる。
●3体以上:このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
墓地の「ラヴァル」の数だけ追加効果を得るモンスター
数しか参照していないので、比較的効果は使いやすい。
このカードも効果よりステータス面が優秀で、《真炎の爆発》に対応しています。
新マスタールール以降、【ラヴァル】の展開パターンが変わってからこのカードの重要性も上がりました。
《シューティング・クェーサー・ドラゴン》などをシンクロ召喚する場合は必須カードです。
《ラヴァルバル・ドラグーン》
星6/炎属性/ドラゴン族/ATK2500/DEF1200
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
デッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
その後、手札から「ラヴァル」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る。
メインフェイズに1度、デッキから「ラヴァル」モンスターを1体手札に加え、その後手札から「ラヴァル」モンスターを1体墓地へ送る効果を持つ
《炎熱伝導場》を使わずに【ラヴァル】の墓地肥やしを行うことのできる優れたモンスター。
基本《ラヴァル炎火山の侍女》を墓地に送ることになります。
《ラヴァル炎樹海の妖女》を墓地に送ればアタッカーもこなすことができます。
《ラヴァル・ステライド》
星7/炎属性/炎族/ATK2700/DEF1800
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分は手札を1枚墓地へ送る。
このカードがカードの効果の対象になった時、自分の墓地の「ラヴァル」と名のついたモンスター1体をゲームから除外する事で、その発動を無効にし破壊する。
シンクロ召喚成功時に手札を1枚墓地に送るデメリットと対象耐性をもつモンスター
手札で腐ったカードを墓地に送って、展開に活かしながら戦線維持を図ることができます。
他にもレベル7のシンクロモンスターは多いですが、攻撃力の控えめなモンスターが多いので、選択肢の1つになります。
魔法・罠
《炎熱伝導場》
デッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター2体を墓地へ送る。
シンプルな「ラヴァル」モンスターを2体墓地へ送る効果
このカードで《ラヴァル炎火山の侍女》を墓地に送った場合、他の「ラヴァル」も一緒に墓地に送るため、効果を発動することができます。
【ラヴァル】では墓地を肥やすことが最優先事項なので、このカードの採用は3枚必須でしょう。
ただし、一度発動すると墓地に送りたい「ラヴァル」がいなくなってしまうため腐りやすい特徴もあります。
《真炎の爆発》
自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。
墓地から守備力200の炎属性のモンスターを可能な限り特殊召喚するカード
元々は「フレムベル」のサポートでしたが、今やほとんど「ラヴァル」のサポートになっています。
【ラヴァル】では墓地の「ラヴァル」を特殊召喚して、一気にシンクロ召喚していく使い方をします。
《シューティング・クェーサー・ドラゴン》などで勝負を終わらせることも簡単です。
【ラヴァル】では何としてもこのカードを手札に加えたいので、各種ドローカードや《左腕の代償》も使って手札に引き込みたいところ。
《紅蓮の炎壁》
自分の墓地の「ラヴァル」と名のついたモンスターを任意の枚数ゲームから除外して発動できる。
このカードを発動するために除外したモンスターの数だけ自分フィールド上に「ラヴァルトークン」
(炎族・炎・星1・攻/守0)を守備表示で特殊召喚する。
墓地の「ラヴァル」を任意の枚数除外して、レベル1のトークンを特殊召喚するカード
《スケープゴート》とは違い、特に制約がなく扱いやすい。
【ラヴァル】はチューナーが豊富ですが、チューナー以外のモンスターが圧倒的に不足しているので、このカードが発動できるとシンクロ召喚しやすくなります。
小回りも効くので、墓地の「ラヴァル」の数と相談しつつ、展開と防御に役立たせることができます。
《真炎の爆発》前にリンクモンスターを用意しやすいのも見逃せません。
《炎塵爆発》
自分の墓地の「ラヴァル」と名のついたモンスターを全てゲームから除外して発動できる。
このカードを発動するために除外したモンスターの数までフィールド上のカードを選んで破壊する。
自分の墓地の「ラヴァル」モンスターを全て除外して、フィールドのカードを破壊する効果をもつ
全て除外するのは強制ですが、破壊するカードは任意の枚数を選ぶことができるので安心です。
この効果は対象を取らない効果です。
【ラヴァル】では当然使いやすいのですが、《真炎の爆発》の発動に全てを賭けたデッキの場合、墓地の「ラヴァル」がなくなることは敗北を意味します。
《レッド・リゾネーター》や《ジュラック・アウロ》など使いやすい炎属性守備力200のモンスターも採用していると、このカードも使いやすくなるでしょう。
紹介しきれなかったカード
モンスター
・《ラヴァル・ウォリアー》
・《ラヴァル・ガンナー》
・《ラヴァル・コアトル》
・《ラヴァル・フロギス》
・《ラヴァルの炎車回し》
・《ラヴァルバーナー》
・《ラヴァルロード・ジャッジメント》
・《炎熱刀プロミネンス》
・《紅蓮地帯を飛ぶ鷹》
・《灼熱工の巨匠カエン》
シンクロモンスター
・《ラヴァル・グレイダー》
エクシーズモンスター
・《ラヴァルバル・イグニス》
・《ラヴァルバル・チェイン》禁止
罠
・《炎渦の胎動》
・《炎熱旋風壁》
まとめ
【ラヴァル】は新マスタールールによる逆風を受けながらも、《真炎の爆発》による展開は衰えていません。
まだまだシンクロデッキとしては活躍できるチャンスがあります。
しかし持久力はないので、お茶を濁しながら《真炎の爆発》を引くのを待つ必要もあります。
リンクモンスターの展開も難しくなく、必要なカードも安いので試してみてはいかが?
《真炎の爆発》が決まった時の爽快感は他のデッキでは味わえないでしょう。
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