一時除外してすぐに戻す?
新たなるコンボの開拓者となれ!
5/30 『リンク素材にできない』に関しての裁定変更
/所要時間3分
《亜空間物質回送装置》の使い方
INFINITE FORBIDDENで登場したカードの中に面白いリメイクカードありましたね。
その名も《亜空間物質回送装置》。
ざっくり言えば、フィールドのモンスター1体を除外して、即座にフィールドに戻すだけ。
たったこれだけなのですが、凄まじい種類のカードへ新たな可能性をもたらしてくれました。
そこで今回は《亜空間物質回送装置》を使ったコンボをいくつか紹介していきます!
前提知識として一時除外のルールを多少知っておく必要があるので、「あまり詳しくないよ」という方は下記の記事をご覧ください。
2023年11月に一時除外に関する公式ルールが一部変更されています。
前読んだことあるという方もぜひ一度ご確認ください。

テキストのおさらい
永続魔法
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。
その後、この効果で除外したモンスターはフィールドに戻る。
(2):相手の効果が発動した場合、効果が無効化されている表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。
その後、この効果で除外したモンスターはフィールドに戻る。
(3):フィールドのこのカードを対象とした相手の効果が適用される際に、このカードを次のターンのエンドフェイズまで除外する。

除外して即フィールドに戻る
これってなんか意味あるの?

今まで遊戯王OCGにはなかった効果なのよ
一時除外して即座に戻すことをブリンクと呼ぶわ
他TCG用語だけど覚えておくといいかもね!
できること一覧
ターン1制限のない効果の再利用
9期以前のカードが大半になりますが、同一ターン中にモンスター効果が再利用できます。
分かりやすいカードでいえば《召喚僧サモンプリースト》や《カードガンナー》ですね。
テーマでいえば「インゼクター」「ゼンマイ」「ディフォーマー」あたりが相性よさそうです。
大抵の場合、2回使えれば相当なアドバンテージに繋がるので採用する理由にしやすいです。
《The suppression PLUTO》や《SPYRAL-タフネス》、《リチュア・ディバイナー》のように2回連続で使用することで効果を確定させる使い方も面白い。
10期以前に登場したモンスターに注目すれば思わぬコンボが見つかりそうです。
無効化されている効果のリセット
効果②でも無効化されているモンスターの一時除外が可能なので、相手ターンにも決めやすいのが特徴。
下記のカードを使えばわりと何でもありな連中を呼び寄せるので、暴れ散らかしましょう!
個人的なおすすめは《RR-ラスト・ストリクス》から《RR-ライジング・リベリオン・ファルコン》を特殊召喚して一時除外する使い方。完全耐性のATK4000が簡単に呼び出せます(表示形式変更可能)。
また、《無限泡影》や《エフェクト・ヴェーラー》《冥王結界波》などの無効妨害のケアとしてもそのまま使えます。
自壊などのデメリットのリセット
《簡易融合》や《インスタント・コンタクト》《幻想召喚師》などによって特殊召喚されたモンスターの自壊を防げます。
維持できれば強力なモンスターも多く、比較的コンボさせやすい。
《幻想召喚師》は非常に相性がよく、後述するリバースサポートの使い方と、自壊デメリットの回避の両方を《亜空間物質回送装置》でサポートできます。
最近は《幻の召喚神エクゾディア》や《幻奏の華歌神フラワリング・エトワール》など幻想召喚しやすいモンスターも増えており、おすすめです。
ステータスのリセット
攻撃力・レベルなどの情報を全てリセットできます。
妥協召喚した「クリフォート」や《眩月龍セレグレア》《神獣獣バルバロス》のステータスを戻したり、ステータスの下がった《光と闇の竜王》をリセットできますね。
自分のモンスターにコンボさせるのもよいですが、相手の《召命の神弓-アポロウーサ》や《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》を無力化させるといった使い方もできます。
概ね効果無効コンボと似た使い方になるので、以下の記事も参考にしてみてください

いつ召喚・特殊召喚された情報のリセット
一時除外されると召喚されたターンの情報もリセットされます。
《グラビティ・コントローラー》や《スプライト・スプリンド》等の効果外テキストによる『このターン、リンク素材にできない』はリセットされます(2024/5/30より)。
スピリットや「妖仙獣」、「GP」の『このターンに召喚された自身を手札・EXデッキに戻す』デメリットであれば、手札に戻せなくなります。
《天岩戸》にも活用できるので、強力な使い方が模索できそうです。

10期以前の「トゥーン」モンスターも即座に攻撃させられるのデース!
表示形式変更(リバースも可)
いつ召喚・特殊召喚された情報のリセットが行われるならば表示形式変更も可能!
裏側守備表示で一時除外して、即リバースといった使い方もできます。
リバース系のモンスターにとっては即座に使える使い減りしないリバース手段はとても貴重です。
「霊使い」「クローラー」「占術姫」「サブテラー」「ワーム」あたりなら展開手段にもなりそうです。
モンスターゾーンの移動
モンスターゾーンの移動、EXモンスターゾーンからメインモンスターゾーンへの移動もできます。
「ジャックナイツ」や「S-Forse」、「ヴァリアンツ」のようにカードの位置を気にするテーマや、リンク先の確保・EXリンクのサポートなどに応用できます。
《ヤジロベーダー》《鉄騎龍ティアマトン》や《リトル・オポジション》など盤上に関わるカードをメインに使いたい場合にもおすすめ。

相手モンスターを一時除外した場合に、カードの位置を決めるのは誰なの?

いい疑問ね。一時除外したカードの配置はその時点でのコントローラーになるわ。
相手のカードを一時除外したら、位置を決めるのは相手プレイヤーってことね。
《S:Pリトルナイト》や《イチロクの魔物台帳》なども同様よ。
その他の使い方
●対象にとる効果のトリガー
●X素材を全て取り除く
●カウンターを全て取り除く
●トークン・罠モンスター(永続罠Ver)の除去
まとめ
《亜空間物質回送装置》の使い方まとめでした。
無限に遊べるんじゃないかってくらい面白いカードですよね。
ぜひ未知のコンボを生み出して使ってみてください!
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