リバースして相手を翻弄し、相手によってフィールドを離れると後続が増えるテーマ
4/16 《星遺物の交心》等追記
/所要時間5分
【クローラー】とは?
CIRCUIT BREAKで登場したリバースを中心とした地属性・昆虫族テーマです。
リバース効果と後続を呼ぶ効果で持久戦を得意とします。
共通効果は以下の通り
下級モンスター
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①このカードがリバースした場合、「固有効果」
②表側のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。同名以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
リンクモンスター
①固有効果
②表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、自分の墓地の「クローラー」モンスター2体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
このように表側表示の【クローラー】が相手の効果でフィールドを離れた場合、デッキや墓地から次々と後続を呼び出し、リバース効果によってジリジリと相手のリソースを潰していくテーマです。
固有効果及びステータスは以下の通り
下級モンスター
・ステータスは総じて低いですが、必要なリバース効果は一通り揃っています
《クローラー・スパイン》
星2/地属性/昆虫族/ATK 300/DEF2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
「クローラー・スパイン」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
モンスター1体を対象に取る破壊効果を持ちます。
①の効果を無効化されてフィールドを離れても、②の効果で後続を呼べるのは便利。
クローラーの中では最も高い守備力です。
《クローラー・アクソン》
星2/地属性/昆虫族/ATK 500/DEF1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
「クローラー・アクソン」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
こちらは魔法・罠を対象に取る破壊効果を持つ。
【クローラー】は除外に弱く、《マクロコスモス》等をこのカードで処理することも出てくるでしょう。
《クローラー・グリア》
星2/地属性/昆虫族/ATK 700/DEF1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「クローラー・グリア」以外の「クローラー」モンスター1体を選んで表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
「クローラー・グリア」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
展開力に乏しい【クローラー】を補佐する効果。
多岐にわたって活躍するため、出来るだけ採用したいカードです。リンク召喚にも便利です。
リンクモンスターの「クローラー」も蘇生できるため、戦線維持はこのカードに任せましょう。
《クローラー・レセプター》
星2/地属性/昆虫族/ATK 900/DEF1200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「クローラー」モンスター1体を手札に加える。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
「クローラー・レセプター」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
状況に応じたサーチが可能。
しかし、【クローラー】はリバーステーマゆえにサーチしたカードの効果を使うまでにタイムラグが出ます。
1ターン先の相手の動きを考えてサーチするといいでしょう。
《クローラー・ランヴィエ》
星2/地属性/昆虫族/ATK1100/DEF 900
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、自分の墓地の「クローラー」モンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
「クローラー・ランヴィエ」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
2体回収できるが使用するまでに時間がかかってしまいます。
回収したカードが死に札になることを避けるため、手札コストを使うカードと併用すると安定します。
《クローラー・デンドライト》
星2/地属性/昆虫族/ATK1300/DEF 600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
「クローラー・デンドライト」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
墓地に送るモンスターのレベルは指定されていません。
《おろかな埋葬》同様何でも墓地に送ることができます。
《超電磁タートル》を送り戦闘を回避したり、《星遺物―『星杯』》の③の効果によって、「星遺物」カードのサーチを行うこともできます。
リンクモンスター
・微弱なステータスアップ
・複数並べて意味がある効果を持っている
・リンク先に攻撃的な能力の付与
《エクスクローラー・シナプシス》
地属性/昆虫族/ATK1800/LINK2
【リンクマーカー:左/右】
地属性モンスター2体
①:このカードのリンク先の「クローラー」モンスターは戦闘では破壊されず、攻撃力・守備力が300アップし、1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、自分の墓地の「クローラー」モンスター2体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
リンク先の「クローラー」に効果を与えるため、相互リンクしている必要はありません。
基本的に同名モンスターか下記の《エクスクローラー・ニューゴロス》をリンク先に並べることになるでしょう。
召喚条件も地属性2体と緩く、《スケープ・ゴート》等で展開できます。
《エクスクローラー・ニューロゴス》
地属性/昆虫族/ATK1900/LINK2
【リンクマーカー:左/右】
昆虫族モンスター2体
①:このカードのリンク先の「クローラー」モンスターは戦闘では破壊されず、攻撃力・守備力が300アップし、相手モンスターと戦闘を行う場合、相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、自分の墓地の「クローラー」モンスター2体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
《エクスクローラー・シナプシス》と使い方は同じ。
召喚条件は昆虫族2体と「クローラー」以外で出すことは少々難しいです。
テーマ以外での展開は《ワーム・ベイト》や《アリの増殖》などで行うことができます。
《エクスクローラー・クオリアーク》
地属性/昆虫族/ATK2000/LINK2
【リンクマーカー:左下/右下】
「クローラー」モンスター2体
①:自分フィールドの「クローラー」モンスターの数によって以下を適用する。
●2体以上:自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
●4体以上:相手はバトルフェイズ中に効果を発動できない。
●6体以上:自分のモンスターは直接攻撃できる。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、自分の墓地の「クローラー」モンスター2体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
【クローラー】のフィニッシャーカード。
フィールドを埋め尽くした「クローラー」を使ってとどめを刺すことができます。
ただし、好きな効果を狙って運用することは少し難しいです。
マーカーが左下・右下向きと展開に必要なため、使用機会は多いでしょう。
魔法・罠
・展開及び戦闘能力に乏しいクローラーには是が非でも引き込みたいカード
・星遺物のテーマでもありますが、実質クローラーで使うためのカードもあります
《星遺物の醒存》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のデッキの上からカードを5枚めくる。
その中に「クローラー」モンスターまたは「星遺物」カードがあった場合、その内の1枚を選んで手札に加え、残りのカードは全て墓地へ送る。
無かった場合、めくったカードを全てデッキに戻す。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はリンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
デッキの上から5枚めくり、「クローラー」または「星遺物」カードが存在すれば、そのうちの1枚を手札に加え、残りを全て墓地へ送るカード
デメリット:発動後、EXデッキからリンクモンスターしか特殊召喚できない
【クローラー】で地味に重要となる墓地肥やしを行うことができるカード。序盤から積極的に発動していきたいカードになります。
【クローラー】ではこの墓地肥やし&擬似サーチが失敗することがほとんどないため非常に便利なカードです。
3枚投入してデッキの安定性を高めることをおすすめします。
《星遺物に差す影》
①:フィールドの「クローラー」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル2以下の昆虫族モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
③:自分のリバースモンスターが相手モンスターとの戦闘で破壊された時に発動できる。その相手モンスターを墓地へ送る。
このフィールド魔法で展開、攻撃抑制、自爆特攻による除去などクローラーが能動的に動けるようになります。
半面、破壊されると一気に動きが鈍るため、フィールドにできれば維持しましょう。
②の効果は下級クローラーの全てのモンスターが対応しています。
③の効果は破壊ではなく墓地に送るため、破壊耐性のあるモンスターも難なく処理できます。
《星遺物の交心》
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドに「クローラー」モンスターが存在し、相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その効果は「相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す」となる。
②:墓地のこのカードを除外し、フィールドのリンクモンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「クローラー」モンスター1体を選び、対象のモンスターのリンク先となる自分フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
自分フィールドに「クローラー」が存在し、相手モンスターの効果が発動した時、その効果を[相手フィールド上の表側表示モンスター1体を選んで手札に戻す]に変更させるカード
「クローラー」の共通効果によって能動的に展開することが可能になる便利なカード。
しかし選択するのは相手なので「クローラー」以外のモンスターが存在すると損をします。
墓地のこのカードを除外して、リンク先にデッキ・墓地・手札から「クローラー」を1体裏側守備表示で特殊召喚することもできます。
事前にリンクモンスターが必要になるものの、相手ターンにも使えるためかなり優秀。
相手の妨害&展開カードとして採用しておくと便利なカードです。
《星遺物の傀儡》
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを表側攻撃表示または表側守備表示にする。
②:自分の墓地の「クローラー」モンスター1体をデッキに戻し、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
クローラーを臨機応変にリバースまたはセットすることができるカード。
②の効果によって、終盤デッキの中にクローラーが消えることも防ぐことができます。
このカードも《星遺物に差す影》と同様にフィールドに維持したい。
リンクモンスターは守備表示にならない特性上、効果を受けられないことに注意!
関連カード
《星遺物-『星鎧』》
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:モンスターが反転召喚に成功した時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「星遺物」カード1枚を手札に加える。
③:通常召喚したこのカードが存在する場合、EXデッキから特殊召喚された相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
反転召喚が特殊召喚のトリガーと少々遅いのは否めませんが、サーチは強力。
通常召喚した場合は相手への抑制とすることもできます。余裕がある場合は狙ってみるのもいいかもしれません。
まとめ
【クローラー】は全体的にレアリティが低く集めやすい上に、持久戦を得意とする遊びやすいテーマです。
徹底して練り上げた【クローラー】はかなりの強さを誇ります。
気になった方は組んでみては?
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