ゼロから覚える【溟界】テーマデッキ紹介

溟きより湧き出づるを畏れよ

※7/22 《溟界神-ネフェルアビス》等追記

/所要時間5分

【溟界】テーマデッキ紹介

 

デッキビルドパック エンシェント・ガーディアンズで新たに登場した10年ぶりの爬虫類族新テーマ【溟界(めいかい)】

こんな爬虫類族テーマを望んでいたんだ!と誰もが思ったはず。

禍々しさと神々しさが融合したようなデザイン最高じゃない?

 

●これから【溟界】を組んでみたい!

●組んでいる途中だけど初めからおさらいしたい!

●デッキ構築に悩んでいる…

という方は続きをどうぞ!

 

属性:光・闇
種族:爬虫類族
レベル:主に4・8
召喚法:エクシーズ召喚が得意
特徴:墓地からリリースして自己蘇生・墓地肥やし
アリアル
アリアル

カッコいい!強い!
かわぁぁいいいっぃ!!!

ミリアル
ミリアル

久しぶりに壊れたおねーちゃん…
ちゃんと解説できるかなぁ

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下級モンスター

《溟界の滓-ヌル》

星4/光属性/爬虫類族/ATK 0/DEF 0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから爬虫類族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
②:自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、または「溟界」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、自分は爬虫類族モンスターしか特殊召喚できない。

 

【溟界】の初動の軸となる非常に重要なモンスター

手札から自身を墓地へ送り、デッキから闇属性爬虫類族1体を墓地へ送ります

この効果で闇属性の「溟界」モンスターを墓地へ送り、展開の下準備を進めていきます。

序盤は《溟界の漠-ゾーハ》を墓地に送るのが最優先になります。

 

また、自分フィールドにモンスターが存在しないor「溟界」モンスターが存在する場合、墓地から自己蘇生できます。

この効果で蘇生した《ヌル》が存在する限り、爬虫類族しか特殊召喚できなくなりますが、ノーコストの蘇生は強力。

爬虫類族代表のランク4《キングレムリン》のエクシーズ召喚を行うことで、デメリットの打ち消し&次ターンのリソースを残すことができます。

 

「溟界」モンスターの中でもトップクラスに優秀で、素早くアクセスしたいカードです。

このカードなしで動こうとすると早々に手札事故を起こしかねないので必ず3積みしてください。

《スネーク・レイン》とこのカードで共に6枚初動となります。

 

《溟界の滓-ナイア》

星4/闇属性/爬虫類族/ATK 0/DEF2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから爬虫類族・光属性モンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「溟界」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

 

手札から自身を墓地へ送り、デッキから光属性爬虫類族1体を墓地へ送るモンスター

《ヌル》同様に墓地肥やしに長けており、こちらはエースの《溟界神-オグドアビス》の墓地肥やしができます。こちらも同様に3積み推奨。

 

さらに召喚・特殊召喚した場合、「溟界」魔法・罠1枚をサーチできます。

墓地肥やし&蘇生を兼ねる《溟界の蛇睡蓮》が主なサーチ先ですが、他にも渋くてよいカードが揃っています。

 

墓地肥やしには一部の「エーリアン」や全ての「ワーム」が対応しており、幅広い選択肢があります。

他の爬虫類族デッキに単独で採用できるポテンシャルがあるので、様々な可能性を模索したい1枚です。

 

《溟界の漠-フロギ》

星4/光属性/爬虫類族/ATK1800/DEF1400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが、フィールドから墓地へ送られた場合、または墓地からの特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体と、そのモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つ相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
対象の墓地のモンスターを相手フィールドに特殊召喚し、対象の相手フィールドのモンスターを墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。
このカードを手札に加える。

 

自身が[フィールドから墓地へ送られた]or[墓地からの特殊召喚した]場合、相手フィールドのモンスター1体を相手の墓地のモンスターと入れ替えるモンスター

ただ単純に攻撃力が高いモンスターを蘇生させても敵に塩を送るだけなので、相手の墓地は要確認。

 

また墓地に存在する場合、手札1枚をコストに自己サルベージできます。

ありとあらゆる手札がレベル4モンスターとして扱えるので思っているよりも使いやすく、ランク4の素材となり戦線維持に貢献してくれます。

【溟界】は手札から墓地へ送りたいカードが多いので、手札コストが重く感じることは少ないでしょう。

 

ただ、①の効果の使いどころが難しいので、採用するなら1枚あれば十分です。

 

《溟界の漠-ゾーハ》

星4/闇属性/爬虫類族/ATK1500/DEF1700
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが、フィールドから墓地へ送られた場合、または墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手はデッキから1枚ドローし、自分はデッキから「溟界の漠-ゾーハ」以外の「溟界」モンスター1体を手札に加える。
その後、お互いのプレイヤーは手札を1枚選んで墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。
このカードを手札に加える。

 

自身が[フィールドから墓地へ送られた]or[墓地からの特殊召喚した]場合、お互いのプレイヤーに手札交換させるモンスター

こちらは「溟界」モンスターをサーチできるので、相手よりは質の高い手札が望めます。

こちらも《フロギ》同様に墓地に存在する場合、手札1枚をコストに自己サルベージできます。

 

《溟界の滓 ヌル》から墓地へ送ることができるので、こちらの方が使用機会が多く実用的。

後述する《アロン》《アミュネシア》の効果トリガーにもなるので、能動的な除去手段にもなります。

 

地味に見えるカードですが、【溟界】では欠かせないキーカードの1枚です。

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上級モンスター

《溟界の黄昏-カース》

星8/光属性/爬虫類族/ATK 400/DEF2400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、相手は自身の墓地からモンスター1体を選んで効果を無効にして特殊召喚できる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のレベル4以下の「溟界」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。

 

自分フィールドのモンスター1体をリリースして墓地から自己蘇生できるモンスター

その後、相手は自分の墓地からモンスター1体を効果無効で蘇生できます。

 

相手にモンスターを送ってしまうのは一見デメリットですが、「レプティレス」カードを採用している場合にはモンスター数を増やすという役目も持てるので、逆にメリットとしても見ることができます。

 

また、特殊召喚した場合、墓地のレベル4以下の「溟界」1体を蘇生できます。

①の特殊召喚に限らず効果を使えるのでけっこう優秀。リンク素材に使ってもいいですが、除外されてしまうのでエクシーズ素材に使うのが一番です。

 

このカードと《溟界の滓-ナイア》は相互関係にあり、どちらの効果も活かしやすくなります。

【溟界】以外でもランク4&8を併用するデッキや《エターナル・カオス》を使うデッキで採用することもできます。

オリジナルデッキに採用してみるのも面白いかもしれません。

 

《溟界の昏闇-アレート》

星8/闇属性/爬虫類族/ATK2000/DEF 800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、相手は自身の墓地からモンスター1体を選んで手札に加える事ができる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、除外されている自分のモンスターの中から、爬虫類族モンスターを含むモンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。

 

自分フィールドのモンスター1体をリリースして墓地から自己蘇生できるモンスター

その後、相手は墓地からモンスター1体をサルベージできます。

簡単に自己蘇生できるとはいえ、任意のモンスターをサルベージさせるのはかなり辛いデメリット。

先行1ターン目以外でこの効果での蘇生はなるべく避けた方がいいです。

 

特殊召喚した場合、除外されているモンスターの中から爬虫類族を含むモンスター2体を墓地へ戻す効果を備えています。

《天龍雪獄》や《墓穴の指名者》を苦手とする【溟界】デッキにおいて除外対策は必須。

爬虫類族以外のモンスターも墓地へ戻せるので《ヤモイモリ》や《混沌魔龍-カオス・ルーラー》など墓地除外でアドバンテージになるカードも巻き込めるとおいしいです。

単体で2枚分墓地リソースを戻してくれるので、余裕があれば特殊召喚したいカードといえますね。

 

ちなみに相手ターン中に除外されたくない「溟界」モンスターはエクシーズ素材として残しておくと比較的安全です。

《溟界王-アロン》

星8/光属性/爬虫類族/ATK2500/DEF2800
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:相手がドローフェイズ以外でカードを手札に加えた場合に発動できる。
相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。
③:相手フィールドのモンスターが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「溟界王-アロン」以外の光・闇属性の爬虫類族モンスター1体を選んで手札に加える。

 

自分フィールドのモンスター2体をリリースして自己蘇生できるモンスター

相手がドローフェイズ以外でカードを手札に加えた場合、ランダムハンデスできます。

相手に任せておいてもサーチ・サルベージで反応するので、徐々にアドバンテージを削いでいけます。

 

相手フィールドのモンスターが効果で墓地に送られた場合、デッキ・墓地から同名以外の光・闇属性の爬虫類族1体をサーチ・サルベージできます。

①の効果とも連動しており、往復でアドバンテージをとりやすいので盤面に維持したいモンスターです。

 

次に紹介する《アミュネシア》と《アロン》は【溟界】の双璧です。

同時にフィールドに並べて相手ターンを迎え撃つのが戦術の一つとなります。

《溟界妃-アミュネシア》

星8/闇属性/爬虫類族/ATK2700/DEF2100
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:相手の墓地からモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
相手フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る。
③:相手の手札・デッキからモンスターが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地から「溟界妃-アミュネシア」以外の光・闇属性の爬虫類族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

 

自分フィールドのモンスター2体をリリースして自己蘇生できるモンスター

相手の墓地からモンスターが特殊召喚された場合、相手フィールドのカード1枚を墓地へ送ります

 

対象をとらずに墓地へ送るので除去としての性能は一級品。

ただし、トリガーは広いものの戦術として安定させるにはやや難しい。

「溟界」カードだけでも十分なので割り切って使っていきましょう。

 

また、相手の手札・デッキのモンスターが墓地へ送られた場合、自分の墓地から同名以外の光・闇属性の爬虫類族1体を特殊召喚できます。

手札コスト・墓地肥やし・ハンデスなどで起動するため非常に発動しやすい。

リリースコストの重い《溟界神-オグドアビス》をこの効果で呼び出せばさらに相手を妨害することができます。

 

《溟界神-オグドアビス》

星10/光属性/爬虫類族/ATK3100/DEF2200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター3体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ発動できる。
墓地から特殊召喚された表側表示モンスター以外の、自分・相手フィールドのモンスターを全て墓地へ送る。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 

自分フィールドのモンスター3体をリリースして自己蘇生できるモンスター

フリーチェーンで墓地から特殊召喚された表側表示モンスター以外のお互いのモンスターを全て墓地へ送るという豪快なリセット効果が魅力の【溟界】のエースです。

 

自分の効果で蘇生するには流石に重いので他の蘇生カードの力を借りて展開します。

単純に相手ターン中に《リビングデッドの呼び声》などで蘇生するだけでもかなり強い。

耐性持ちのモンスターでもATK3000以下であれば殴り勝てるところも評価できますね。

 

何度も墓地とフィールドを行き来させて全体除去でコントロールしていくと一気に勝機が見えてきます。

効果を使い終えた後は《毒蛇の供物》や《溟界の虚》で墓地に眠らせておきましょう。

 

《溟界神-ネフェルアビス》

星10/闇属性/爬虫類族/攻2200/守3100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する状態で、自分か相手の手札・デッキからモンスターが墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果の発動後、次のターンの終了時まで自分は爬虫類族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードが墓地から特殊召喚されている場合、「溟界神-ネフェルアビス」以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

 

緩い自己蘇生条件+任意のモンスター1体の蘇生ができるモンスター

コストが重めでやや出番が少なかった《溟界王-アロン》や《溟界妃-アミュネシア》も活躍させられる場面が増えるでしょう。

《溟界の大蛟》や《死者蘇生》等で蘇生させた場合はノーデメリットで効果②を使用でき、全種族版の《堕天使スペルビア》のような運用ができるようになります。

 

他の爬虫類族のパワーを引き出してくれる強力なモンスターではあるのですが、展開が爬虫類族だけになるデメリットは想像しているよりもずっと重めです。

爬虫類族はEXデッキの選択肢が全種族の中で最も少なく、対応力に難があるためです。

どちらかといえば、自己蘇生を使用しない方が強いカードといえるかもしれません。

 

あるいは「デッキ破壊ウイルス」で未然に脅威を防ぎつつ、自己蘇生を徹底的にサポートさせるといった使い方も面白そうですね。

 

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魔法・罠

《溟界の蛇睡蓮》

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから爬虫類族モンスター1体を墓地へ送る。
その後、自分の墓地に爬虫類族モンスターが5種類以上存在する場合、自分の墓地から爬虫類族モンスター1体を選んで特殊召喚できる。

 

デッキから爬虫類族1体を墓地へ送るカード

追加効果:爬虫類族1体を選んで蘇生

 

爬虫類族専用の《おろかな埋葬》+《死者蘇生》というオーバーパワーなカード

しかも対象を取らない蘇生なので《D.D.クロウ》などの除外にも比較的強い。

サーチ可能で序盤から終盤まで腐る場面のない必須カードです。

 

下記の展開手順で墓地が0枚でも爬虫類族5種類を揃えた上でこのカードをサーチできます。

 

手札:《溟界の滓-ヌル》と手札コスト1枚

  1. 《溟界の滓-ヌル》の(1)で《溟界の漠-ゾーハ》を墓地へ送る。
  2. 《溟界の漠-ゾーハ》の(2)で自身をサルベージして通常召喚し、《溟界の滓-ヌル》を自己再生する。
  3. 《キングレムリン》をエクシーズ召喚し、効果で《溟界の滓-ナイア》をサーチ。
  4. 《溟界の滓-ナイア》の(1)で《溟界の黄昏-カース》を墓地へ送る。
  5. 《キングレムリン》をコストに《溟界の黄昏-カース》を自己再生、効果で《溟界の滓-ナイア》を蘇生し《溟界の蛇睡蓮》をサーチ。

引用:遊戯王wiki

 

この手順の後に《溟界の蛇睡蓮》を発動しレベル4爬虫類族を蘇生すれば、《ガガガガマジシャン》をエクシーズ召喚できて、《FNo.0 未来龍皇ホープ》まで簡単につながります。

また、《カメンレオン》を墓地へ送りそのまま蘇生すると《混沌魔龍-カオス・ルーラー》での墓地肥やし&ランク8のエクシーズ召喚もできます。

 

《黎溟界闢》

速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの爬虫類族モンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターのレベル2につき1体まで、自分フィールドに「溟界トークン」(爬虫類族・闇・星2・攻/守0)を特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の除外状態の爬虫類族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。
その後、デッキから爬虫類族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。

 

爬虫類族1体をリリースし、トークンを生成できるカード

レベル8モンスターをリリースすれば、デメリットなしのトークン4体を用意でき、爬虫類族デッキでは《スケープ・ゴート》よりも利便性の高い1枚と言えます。

リリースコストを多く必要とする「溟界」上級モンスターのサポートとしても、リンク素材としても大いに活躍できます。

 

除外状態の爬虫類族をデッキへ戻し、デッキから爬虫類族1体を埋葬できる効果も使いやすく、「ビーステッド」等の除外リスクを軽減しつつ、基礎戦術を強化してくれます。

 

①②どちらの効果も非常に優秀で、3積みする価値のある1枚です。

《キングレムリン》からモンスター5体を並べられるので、《鎖龍蛇-スカルデット》等のリンク4に繋げて戦線補強するのもいいですね。

 

《溟界の大蛟》

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドからモンスター1体を墓地へ送り、そのモンスターとは元々の属性が異なる自分の墓地の爬虫類族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分・相手のメインフェイズに、モンスターが相手の墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから爬虫類族モンスター1体を墓地へ送る。

 

自分の手札・フィールドのモンスター1体を墓地へ送り、元々の属性が異なる爬虫類族1体を蘇生できるカード

条件が非常に緩く、コストとするモンスターにも制限がないため、オリジナルデッキ適正も高い。

《溟界神-ネフェルアビス》との相性が抜群によく、毎ターンで《死者蘇生》ができる優れたシステムとしても使用できます。

 

お互いのメインフェイズにモンスターが墓地へ送られた場合、デッキから爬虫類族1体の埋葬ができる効果②も優秀で、爬虫類族の戦術を一気に加速させてくれます。

強力なシステムカードである以上、除去されやすいのが常ではありますが、あまりあるリターンが見込めるので《溟界の滓-ナイア》で早めにサーチしておきたいところ。

 

《溟界の淵源》

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの表側表示の爬虫類族モンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
②:フィールドゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地の爬虫類族モンスターの種類の数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。

 

自分フィールドの表側表示の爬虫類族が戦闘・相手の効果で破壊された場合、相手フィールドのカード1枚を墓地へ送るカード

やや受動的とはいえ簡単に墓地送り除去ができる珍しいフィールド魔法

どうしても除去したいカードがあれば自爆特攻して確実に除去するのがいいです。

 

…とはいえ、【溟界】は《闇黒世界-シャドウ・ディストピアー》との相性が良すぎるのでこのカードまで採用するかといわれると微妙なところ。

せめて②の効果が自分のデッキ破壊だったらな…

 

《溟界の虚》

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの爬虫類族の効果モンスター1体をリリースし、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに墓地へ送られる。
②:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られた場合に発動する。
爬虫類族モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターを全て墓地へ送る。

 

お互いのメインフェイズに自分フィールドの爬虫類族1体をリリースし、相手の墓地のモンスターを蘇生できるカード

イラストにいるように《アミュネシア》のトリガーになれるカードです。

 

ただ、どちらかといえばフィールドの爬虫類族をバウンス・除外などの除去から回避しつつ、確実に墓地に送るための役割が強いです。

他にはランク6《交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ素材にする使い道があります。

 

ただし、無理して使うと②のデメリットも重いので自分の首を絞めることにもなりかねません。

《溟界の呼び蛟》

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「溟界トークン」(爬虫類族・闇・星2・攻/守0)2体を特殊召喚する。
自分の墓地に「溟界」モンスターが8種類以上存在する場合、代わりに以下の効果を適用できる。
●自分の墓地からカード名が異なる爬虫類族モンスター2体を選んで特殊召喚する。

 

爬虫類族トークン2体を特殊召喚できるカード

追加効果:爬虫類族2体の蘇生に変更してもよい

 

シンプルかつ中盤以降には蘇生カードにもなれる使いやすいカード。

《スネークレイン》を1回でも発動できればほぼ達成できるので、そこまで難しくはないです。

 

地味に攻撃力0なので「レプティレス」サポートにもなれるのは爬虫類族らしいですね。

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戦術

①:《溟界の滓-ヌル》や《スネーク・レイン》から墓地を肥やして基本展開。《未来龍皇ホープ》か《オグドアビス》をフィールドに出して相手ターンを迎え撃つ。
《キングレムリン》で手札に足りない「溟界」を集めて、《アロン》&《アミュネシア》の布陣の準備をすすめる。
②:《闇黒世界-シャドウ・ディストピアー》でリリースコストを軽減しながら、相手モンスターを除去。《アロン》&《アミュネシア》を並べて相手のアドバンテージを削っていく。
相手モンスターが増えてきたら、「レプティレス」モンスターで除去&サーチ。
③:《オグドアビス》をフィールド・墓地を行き来させながら、全体除去を毎ターン発動して相手のリソースが尽きたところで一気に総攻撃

 

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相性の良いカード

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《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》

①:フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
②:1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。
③:自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。

 

コストで自分フィールドのモンスターをリリースする場合、代わりに相手の闇属性モンスター1体をリリースできるカード

リリースコストが重い最上級「溟界」の負担を軽減しつつ、強力な除去として機能します。

 

属性変更は【溟界】にとってほとんど影響がなく、専用フィールド魔法を押しのけて採用する意義が十分にあるカードといえるでしょう。

 

相手フィールドに特殊召喚されるトークンはリンク2《レプティレス・エキドゥーナ》や《エーリアン・ソルジャー・Mフレーム》との相性がよく、モンスター数を増やす役割も果たしてくれます。

 

《星遺物を継ぐもの》

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをフィールドのリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。

 

リンク先へモンスター1体を墓地から特殊召喚できるカード

「溟界」のリリースコストを順当に払うよりも蘇生させた方が楽です。

 

《キングレムリン》をリンク1《グラビティ・コントローラー》にすればリンク先に特殊召喚できるので、無理してリンク召喚しなくても使えます。

《グラビティ・コントローラー》はリンク素材にできませんが、リリースコストにすればOK。

 

《溟界王-アロン》+《溟界の昏闇-アレート》、《溟界妃-アミュネシア》+《溟界の黄昏-カース》の組み合わせで蘇生すれば、それぞれのデメリットを相殺しながらアドバンテージに変換できます。

 

《六花聖ストレナエ》

ランク4/水属性/植物族/ATK2000/DEF2000
レベル4モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の、植物族モンスター1体または「六花」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
②:X素材を持ったこのカードがリリースされた場合に発動できる。
自分のEXデッキ・墓地からランク5以上の植物族Xモンスター1体を選んで特殊召喚する。
その後、このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材にできる。

 

X素材をもった状態でリリースされた場合、EXデッキ・墓地からランク5以上の植物族エクシーズモンスター1体を特殊召喚&素材化できるモンスター

《キングレムリン》を出す過程をそのまま流用すればエクシーズ召喚できるので、「六花」のリリースギミックが「溟界」でも活きてきます。

《六花聖ティアドロップ》や《森羅の守神アルセイ》などはランク8で、【溟界】でもエクシーズ召喚しやすいためEXデッキにも負担が少ないです。

 

①のサルベージも利用したいのであれば、継続的な手札コストとなれるチューナー《バラガール》、モンスターがリリースされた場合に手札から特殊召喚できる《六花精プリム》あたりがいいと思います。

 

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サンプルデッキ 40枚

モンスター 20枚
3:《溟界の滓-ヌル》
3:《溟界の滓-ナイア》
1:《溟界の漠-フロギ》
1:《溟界の漠-ゾーハ》
1:《溟界の黄昏-カース》
1:《溟界の昏闇-アレート》
1:《溟界王-アロン》
1:《溟界妃-アミュネシア》
1:《溟界神-オグドアビス》
1:《溟界神-ネフェルアビス》
2:《レプティレス・ヒュドラ》
1:《闇黒の魔王ディアボロス》
2:《ジーナの蟲惑魔》
1:《星遺物-『星杯』》
魔法 13枚
3:《溟界の蛇睡蓮》
2:《黎溟界闢》
2:《溟界の大蛟》
3:《スネーク・レイン》
2:《闇黒世界-シャドウ・ディストピアー》
1:《ハーピィの羽根帚》
罠 7枚
《溟界の呼び蛟》×2
《溟界の虚》×1
《星遺物に眠る深層》×3
《墓穴ホール》×1
EXデッキ 15枚
《キングレムリン》×2
《六花精ストレナエ》×1
《フレシアの蟲惑魔》×1
《ガガガガマジシャン》×1
《六花聖ティアドロップ》×1
《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》×1
《FNo.0 未来皇ホープ》×1
《FNo.0 未来龍皇ホープ》×1
《レプティレス・ラミア》×2
《レプティレス・エキドゥーナ》×2
《星鍵士リイヴ》×2

 

ベーシックな【溟界】に少し植物族のアクセントを加えた感じになりました。

このデッキのポイントとしては3つ

 

●《闇黒世界-シャドウ・ディストピアー》でのリリースコスト軽減
⇒相手モンスターを継続的に除去できる貴重な手段となる

●《星鍵士リイヴ》でデッキから《星遺物に眠る深層》をセットして、相手ターン中に《溟界神-オグドアビス》を特殊召喚する。
⇒リンク素材に使ってデッキバウンス除去をしつつ、相手ターン中の妨害も安定する

●《星遺物-『星杯』》や《ジーナの蟲惑魔》の効果を《アレート》で再利用できる
⇒蘇生札の確保や「落とし穴」で戦線維持に繋げやすい

 

いろんな要素を混ぜたのでシンプルに遊びたい方はどれかの要素を抜いて「溟界」モンスターの数を増やしてみてください。

 

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まとめ

【溟界】のテーマデッキ紹介でした

爬虫類族の例にもれず沼にハマるような魅力があるテーマですね。

サンプルデッキでは「六花」の要素を混ぜてみましたが、「聖刻」や「エヴォル」なども面白そうなデッキが組めそうです。

 

爬虫類族はアンデット族のように種族間の繋がりが強い種族になってきました。

組んだことない人が多いと思うのでこれを機に挑戦してみてください!

ミリアル
ミリアル

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アリアル
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キャラクター:by CoeFont.CLOUD

テーマ紹介レベル8爬虫類族
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