光と闇の混合 通称「カオス」
遊戯王OCGを語る上で欠かせない存在です
/所要時間3分
【カオス】属性サポート
光属性と闇属性を混合するデッキに採用しやすいカード群を集めました。
《カオスソルジャー-開闢の使者-》を皮切りに多くの「カオス」系モンスターが存在しています。
使いやすいモンスターが多いので一通り持っておくのがおすすめです。
ちなみに「カオス」テーマではなく、シリーズカードとしての紹介になります。
カオスの特徴
●通常召喚できない(一度召喚条件を満たした場合は蘇生可能)
●光・闇を墓地から除外して特殊召喚or効果発動
サーチカード
《混沌領域》
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から光属性または闇属性のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
そのモンスターとは属性が異なり、レベル4~8の通常召喚できない光・闇属性モンスター1体をデッキから手札に加える。
②:墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の通常召喚できない光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番下に戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
手札の光or闇属性のモンスター1体を墓地へ送り、その属性の対となるレベル4~8の通常召喚できないモンスター1体をサーチできるカード
ここで紹介するモンスターはほとんどサーチできる優れたサーチカードです。
光と闇がバランスよく採用されているデッキであるほど強みが光ります。
また、墓地から除外して除外されている自分の通常召喚できない光・闇属性モンスター1体をデッキボトムへ戻し1ドローできる効果も持っています。
純粋にリソースを回復させつつのドローなのでかなり使いやすい。EXデッキのモンスターも実は戻せます。
モンスター
《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》
星8/光属性/戦士族/ATK3000/DEF2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
このカードの①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
②:このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
墓地から光と闇を1体ずつ除外して特殊召喚できるモンスター
自身の攻撃を放棄する代わりにフィールドのモンスター1体を除外することやモンスターに対し連続攻撃が可能な攻撃的なモンスターです。
長い禁止期間を経て完全開放されたそのパワーは今でも最新のカードに張り合えるレベルです。
現在の使われ方はフィニッシャーとしての採用というより、追撃のアタッカーと言ったところ。
メインの戦術に加えて自然に採用して切り返し手段を増やすなどの対応を取りやすいのが利点です。
サーチ手段は《聖騎士の追想イゾルデ》に任せるのがおすすめです。
《混沌帝龍-終焉の使者-》
星8/闇属性/ドラゴン族/ATK3000/DEF2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの効果を発動するターン、自分は他の効果を発動できない。
①:1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。
お互いの手札・フィールドのカードを全て墓地へ送る。
その後、この効果で相手の墓地へ送ったカードの数×300ダメージを相手に与える。
墓地の光と闇を1体ずつ除外して手札から特殊召喚できるモンスター
こちらは1000LPを払うことでお互いの手札・フィールドのカード全てを墓地に送り、墓地へ送った相手のカードの枚数×300ダメージを与えます。
強力な効果を備えている反面、デメリットによってバランスの取れているカード
他の効果を発動できないということは、実質1ターンの間モンスター効果・魔法・罠の一切のカードを使えないこととほぼ同じ意味となります。
効果を発動した次のターンは完全に無防備ですがデッキトップを仕込むなどの方法も取りにくい。
劣勢時のリセット効果として基本は単純なアタッカーとして使っていくことになります。
《ドラゴン・目覚めの戦慄》によってサーチ可能なため、比較的扱いやすい。
ランク8の素材としても活躍してくれます。
効果を無効にされた場合もデメリットはターン終了時まで続きます。
相手のカードには十分注意して効果を発動してみて下さい。
《終焉龍 カオス・エンペラー》
星8/闇属性/ドラゴン族/ATK3000/DEF2500
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか発動できない。
①:1000LPを支払い、除外されている自分のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを破壊し、そのモンスターを手札に加える。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。
「終焉龍 カオス・エンペラー」は1ターンに1度、自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合のみ、手札・EXデッキから特殊召喚できる。
①:1ターンに1度、LPを半分払って発動できる。
EXモンスターゾーン以外の自分フィールドのカードを全て墓地へ送り、墓地へ送った数まで相手フィールドのカードを墓地へ送る。
その後、相手の墓地へ送った数×300ダメージを相手に与える。
②:特殊召喚した表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合にデッキの一番下に戻る。
召喚条件は上に同じ。こちらはEXデッキからも特殊召喚できます。
LP半分を支払うことでEXモンスターゾーンの以外の自分フィールドのカードを全て墓地に送り、その数まで相手のカードを墓地に送る効果を備えています。
サポートは《終焉帝龍-カオス・エンペラー》と共有することができ、こちらはカード消費こそあるものの小回りがききます。
基本的には使い方が似通っています。
ペンデュラム召喚を採用しているデッキはあまり墓地を使わないことが多いため、墓地リソースを気にせず使うことができます。
過去には【ドラゴンリンク】などでも採用されていましたね。
《根源龍レヴィオニア》
星8/闇属性/ドラゴン族/ATK3000/DEF 0
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光・闇属性モンスターを合計3体除外した場合に特殊召喚できる。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:この方法でこのカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
その特殊召喚のために除外したモンスターの属性によって以下の効果を適用する。
このターン、このカードは攻撃できない。
●光のみ:自分の墓地からモンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
●闇のみ:相手の手札をランダムに1枚選んでデッキに戻す。
●光と闇:フィールドのカードを2枚まで選んで破壊する。
墓地の光と闇を合計3体除外した場合に特殊召喚できるモンスター
特殊召喚に成功した場合、除外した属性によって効果が変わります。
●光のみ:自分の墓地のモンスター1体を守備表示で蘇生
●闇のみ:相手の手札1枚をランダムにデッキに戻す
●光と闇:フィールドのカード2枚を破壊(対象を取らない)
それぞれ使いやすい効果を備えていますが明確にアドバンテージとなりやすいのは光と闇を除外した効果
1枚で使える除去としては頼もしい限り。
効果を発動するターンはこのカードは攻撃できないデメリットを持っているため、場合によっては効果を使わずに単純なアタッカーとして使うのもありです。
《混沌の創世神》
星8/闇属性/雷族/ATK2300/DEF3000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から特殊召喚したこのカードが存在する場合、除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
その内の1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りを好きな順番で持ち主のデッキの一番下に戻す。
墓地の光と闇を1体ずつ除外した場合に手札から特殊召喚できるモンスター
手札から特殊召喚されている場合、除外されているモンスターを3体選び、1体を特殊召喚して残りをデッキボトムへ送ることができます。
除外リソースはこのカードを特殊召喚できている時点でほぼ確保できているので、中盤以降のリソース回復&展開札と考えるのがおすすめですね。
「サンダー・ドラゴン」とは相性がよく、《雷龍融合》と効果を共有しつつ、デッキ内の「サンダー・ドラゴン」を補充できるため、かなりのかみ合いの良さを誇ります。
《カオス・ダイダロス》
星7/闇属性/海竜族/ATK2600/DEF1500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールド魔法カードが表側表示で存在する限り、自分フィールドの光・闇属性モンスターは相手の効果の対象にならない。
②:フィールド魔法カードが表側表示で存在する場合、その数までフィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを除外する。
墓地の光と闇を1体ずつ除外して手札から特殊召喚できるモンスター
フィールド魔法が表側で存在する限り、自分フィールドの光・闇属性モンスターに[相手の効果の対象にならない]を付与できます。
また、フィールド魔法の枚数分の除去も可能。
【イビルツイン】や【夢魔鏡】など維持したいモンスターが多いデッキで採用すると結構活躍してくれるカードです。
《カオス・ソーサラー》
星6/闇属性/魔法使い族/ATK2300/DEF2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターを除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
召喚条件は省略
自身の攻撃を放棄することでフィールドの表側表示モンスター1体を除外することができます。
単体除去としては中々のものですが、現在では主にランク6の素材やシンクロ・リンク素材として使うのがベストでしょう。
様々な役割を持たせた上で採用できるため、使えるデッキはかなり多いです。
堅実なカードは使いやすいことを証明してくれるようなカードですね。
《カオス・グレファー》
星4/光属性/戦士族/ATK1700/DEF1600
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの属性は「闇」としても扱う。
②:手札から光属性または闇属性のモンスター1体を捨てて発動できる。
捨てたモンスターとは属性が異なる光・闇属性モンスター1体をデッキから墓地へ送る。
このターン、自分はこの効果で墓地へ送ったモンスター及びその同名モンスターを特殊召喚できない。
手札から光・闇属性のモンスター1体を墓地へ送ることで、対となる属性のモンスターをデッキから墓地へ送るモンスター
通常召喚可能なのでこのモンスターは《混沌領域》でサーチできません。
《ダーク・グレファー》のような高速の墓地肥やしが期待できますが、特殊召喚デメリットが難点。
《妖精伝姫-シラユキ》や《闇黒の魔王ディアボロス》など相手ターンでも継続して使えるカードを墓地へ送るのが基本の使い方になるでしょう。
2つの属性をもつことに注目して《同胞の絆》で遊んでみるのもいいかもしれませんね。
《エレメントセイバー・ラパヴィラ》&《エレメントセイバー・モーレフ》ありかも?
《混沌のヴァルキリア》
星4/光属性/天使族/ATK1800/DEF1050
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地から光属性または闇属性のモンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが除外された場合に発動できる。
デッキから光属性または闇属性のモンスター1体を墓地へ送る。
このターン、自分はこの効果で墓地へ送ったカード及びその同名カードの効果を発動できない。
墓地から光・闇属性モンスター1体を除外して手札から特殊召喚できるモンスター
除外された場合、デッキから光・闇のモンスター1体を墓地へ送ることができます。
カオスの召喚条件などで墓地から除外されるのはもちろんのこと、《封印の黄金櫃》や《ミスケープ・バーバ》などの一時的な除外でも発動可能。
よりカオス特化で戦いたい人のためのサポートカードとして採用するのがいいと思います。
《輝白龍 ワイバースター》
星4/光属性/ドラゴン族/ATK1700/DEF1800
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から闇属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。
この方法による「輝白竜 ワイバースター」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
①:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「暗黒竜 コラプサーペント」1体を手札に加える。
墓地から闇属性1体を除外することで手札から特殊召喚できるモンスター
フィールドから墓地に送られることでデッキから《暗黒竜 コラプサーペント》をサーチすることができます。
二体一対の使い方をするモンスターでシンクロ・リンク素材に適したモンスター群です。
少しデッキ枚数を増やしたり、《混沌領域》の②の効果でデッキへ戻すことを前提に採用するのがおすすめです。
《暗黒竜 コラプサーペント》
星4/闇属性/ドラゴン族/ATK1800/DEF1700
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。
この方法による「暗黒竜 コラプサーペント」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
①:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「輝白竜 ワイバースター」1体を手札に加える。
使い方は前述したとおり
最序盤は稀に除外コストが捻出できずにフィールドに出せないことがあるため、墓地肥やしはある程度採用しておいた方が無難です。
この2体と《混沌領域》の出張セットは白黒セットと呼ばれることが多く、様々なデッキの展開サポートとして活躍しています。
リンク1《ストライカー・ドラゴン》をリンク召喚することで召喚権を使わずにリンク2(+1ドロー)まで繋がるのが本当に強いです。
魔法・罠
《エターナル・カオス》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
攻撃力の合計がそのモンスターの攻撃力以下になるように、デッキから光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ墓地へ送る。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は墓地のモンスターの効果を1度しか発動できない。
相手のモンスター1体の攻撃力以下になるようにデッキから光・闇属性のモンスターを1体ずつ墓地へ送るカード
2体合わせて1体の攻撃力分以下なので、想像以上に組み合わせが難しい。
例えば、攻撃力0の《超電磁タートル》や《絶対王バックジャック》《妖醒龍ラルバウール》などであれば使いやすく、対となるモンスターの攻撃力も高めにできるのでそれらを自然に組み込めるデッキに採用するといいでしょう。
まとめ
「カオス」系統のカードって随分と増えましたね。
開闢はやっぱり強いな…と感じるくらいの塩梅でとどまっているあたり、時代の流れを感じます。
昔以上に墓地肥やしのスピードが上がったのでこれからも色々なデッキで活躍してくれそうですね。
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