【テーマデッキ紹介】ゼロから覚える「シャドール」

9期の始まりを告げた【シャドール】

既存のアドバンテージの概念を覆したテーマです

※11/19 TW3新規カードを追記

/所要時間7分

【シャドール】テーマデッキ紹介

ザ・デュエリスト・アドベントで登場した各属性と融合召喚することで様々な角度からアドバンテージを取得する拡張性の高いテーマ【シャドール】

9期以降のアドバンテージの概念を作り出したカード群で多くの決闘者を苦しめてきました。

 

属性:主に闇属性
種族:魔法使い族
レベル:バラバラ
召喚法:融合召喚
特徴:リバース&拡張性が高い

 

主に効果で墓地に送られた場合に発動する共通効果を持ち合わせています。

全体的に非常に自由度が高いテーマなので、構築者好みの戦術を取り入れることのできるテーマになっています。

 

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「シャドール」モンスター

《シャドール・ファルコン》

星2/闇属性/魔法使い族/ATK 600/DEF1400
「シャドール・ファルコン」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、「シャドール・ファルコン」以外の自分の墓地の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを墓地から裏側守備表示で特殊召喚する。

 

リバース時、同名以外の「シャドール」1体を墓地から裏側守備表示で特殊召喚できるモンスター(チューナー

「シャドール」であれば融合モンスターでも蘇生させることができます。②の効果も相まって戦線維持に大きく貢献してくれます。

 

効果で墓地に送られた場合は裏側守備表示で自己蘇生できるため、融合素材に使ってボードアドバンテージを稼ぐことができます。

各「シャドール」の効果を活かすことができる重要度の高いモンスターなので複数採用を推奨します。

 

《シャドール・ヘッジホッグ》

星3/闇属性/魔法使い族/ATK 800/DEF 200
「シャドール・ヘッジホッグ」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「シャドール」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「シャドール・ヘッジホッグ」以外の「シャドール」モンスター1体を手札に加える。

 

リバース時、「シャドール」魔法・罠1枚をサーチできるモンスター

【シャドール】で最重要となる《影依融合》と《神の写し身との接触》をサーチすることができるカードです。

ただセットしただけでは破壊されやすいものの、②の効果もサーチ効果なのでアドバンテージを失うことはほとんどありません。

 

効果で墓地に送られた場合、同名以外の「シャドール」1体をサーチできることで、状況に合わせた「シャドール」を引き込むことができます。

シャドールの融合体のいくつかは効果で手札の「シャドール」を使う場合があるため、それらのコストを準備する使い方もできます。

後述する《シャドール・リザード》や《堕ち影の蠢き》で墓地に送ることでサーチとして使えるためこちらもかなり重要です。

 

《シャドール・リザード》

星4/闇属性/魔法使い族/ATK1800/DEF1000
「シャドール・リザード」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「シャドール・リザード」以外の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。

 

リバース時、フィールドのモンスター1体を破壊できるモンスター

この効果はあまり使う効果ではないものの、《シャドール・ファルコン》によってセットして牽制に使う使い方ができます。

 

効果で墓地に送られた場合、同名以外の「シャドール」カード1枚をデッキから墓地に送ることができます。

実質このモンスターを効果で墓地に送ることで、デッキに採用した任意の「シャドール」の効果を発動できることになるため、比較的採用率は高めです。

 

このカードを多く採用しておいて、他の「シャドール」の枚数を削るとデッキが安定しやすくなります。

 

《シャドール・ドラゴン》

星4/闇属性/魔法使い族/ATK1900/DEF   0
「シャドール・ドラゴン」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

 

リバース時、フィールドのカード1枚をバウンスできるモンスター

効果で墓地に送られた場合、フィールドの魔法・罠1枚を破壊することもできます。

 

どちらも【シャドール】に直接関係のある効果ではないため他のカードで代用はできるものの、奇襲的に魔法・罠を破壊できるカードとして1枚採用しておくと何かと便利です。

 

守備力0の闇属性なので豊富なサポートに恵まれており、それらと混合するデッキの場合採用しやすいカードになります。

 

《シャドール・ハウンド》

星4/闇属性/魔法使い族/ATK1600/DEF 900
「シャドール・ハウンド」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、自分の墓地の「シャドール」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
この時、「シャドール」モンスター以外のリバースモンスターの効果は発動しない。

 

リバース時、墓地の「シャドール」カード1枚を手札に戻すモンスター

何でも回収できると言えば聞こえはいいのですが、「シャドール」融合体で必要な魔法・罠は戻すことができるため使うことは稀。

 

効果で墓地に送られた場合、フィールドのモンスターの表示形式を変更することができるため、ある程度戦闘補助に使うこともできます。

「シャドール」以外のリバース効果を発動させないという強みはあれど明確に表示形式を変更することで行えるコンボがなければ採用は少し難しいカードです。

 

《シャドール・ファルコン》でセットしたターン中にリバースさせてリンク素材等にするために採用すると展開に貢献することができます。

 

《シャドール・ビースト》

星5/闇属性/魔法使い族/ATK2200/DEF1700
「シャドール・ビースト」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
その後、手札を1枚捨てる。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。

 

リバース時、2ドローし1枚捨てるモンスター

手軽に発動できるドロー効果としてはかなり便利なので《シャドール・ファルコン》から蘇生させると使いやすい。

手札から捨てた「シャドール」の効果も発動するため更なるアドバンテージ取得も可能。

 

効果で墓地に送られた場合1ドローできるため、融合素材等で積極的に墓地に送ることでドローすることができます。

混合デッキの場合、比較的使いやすいこのカードは採用しやすいのですが、【シャドール】メインのデッキでは他のカードでアドバンテージに差を付けたいため1枚で十分です。

 

闇属性以外の「シャドール」

・全て当て字ですが「シャドール」の名前をもちます

《聖なる影 ケイウス》

星2/光属性/魔法使い族/ATK 900/DEF 100
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
手札から「シャドール」モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
手札から「シャドール」モンスター1体を墓地へ送る。
このターン中、以下の効果を適用する。
●自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力はこの効果で墓地へ送ったモンスターの元々のレベル×100アップする。

 

リバース時、手札の「シャドール」1体を守備表示(表裏問わず)で特殊召喚できるモンスター

効果で墓地へ送られた場合、手札の「シャドール」1体を墓地へ送り、ターン終了時まで自分フィールドのモンスター全ての攻撃力をアップできます。

 

《エルシャドール・ネフィリム》の融合素材となれるということもあって効果はかなり控えめ。

《サブテラーの継承》で《エルシャドール・ネフィリム》をコストにした場合、サーチできるため1枚採用しておくのもいいかもしれない。

 

《影霊の翼 ウェンディ》

星3/風属性/サイキック族/ATK1500/DEF1000
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「影霊の翼 ウェンディ」以外の「シャドール」モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「影霊の翼 ウェンディ」以外の「シャドール」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。

 

リバース時、デッキから同名以外の「シャドール」1体を守備表示(表裏問わず)で特殊召喚できるモンスター

効果で墓地へ送られた場合は同名以外の「シャドール」1体を裏側守備表示で特殊召喚できます。

 

どちらもデッキからのリクルートなのでわかりやすくアドバンテージに繋がります。

デッキから特殊召喚するモンスターは状況に応じて変えつつ、妨害&サーチをしていくといいでしょう。

 

《緊急テレポート》で特殊召喚できるリバースモンスターという点も特出している点で、《シャドール・ネフィリム》や《サブテラーマリスの妖魔》などのリンク素材としても適しています。

 

【シャドール】の新たな展開の軸となれるモンスターなので優先したいカードです。

 

《影依の巫女 エリアル》

星4/水属性/サイキック族/ATK1000/DEF1800
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、除外されている自分の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、お互いの墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。

 

リバース時、除外されている「シャドール」1体を守備表示(表裏問わず)で特殊召喚できるモンスター

効果で墓地へ送られた場合、お互いの墓地のカードを3枚まで除外できます。

 

基本的に【シャドール】は《妖精伝姫-シラユキ》や「カオス」モンスターを採用していない限り、自分から除外しないため②の効果で除外することも視野にいれておきたい。

 

自然に墓地妨害ができるようになったため、さらに【シャドール】の持久力が上がりました。

相手に応じて《エルシャドール・アノマリリス》を出して制圧できるようになったのも大きな変化です。

 

《星なる影ゲニウス》

星4/地属性/機械族/ATK1800/DEF1000
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、自分フィールドの「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターは自身以外のモンスターの効果を受けない。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その効果モンスターはフィールドで発動する効果を発動できない。

 

リバース時、自分フィールドの「シャドール」1体へ[自身以外のモンスター効果を受けない]を付与できるモンスター

効果で墓地へ送られた場合、ターン終了時までフィールドの効果モンスター1体の発動する効果を封じます

 

効果自体はどちらも優秀なものの、適切なタイミングで効果発動するのがが難しく、やや玄人好みの性能。

《神の写し身との接触》で墓地へ送り、②の効果を使うだけで間接的な妨害になります。

 

《影雄の烬 エグリスタ》

星7/地属性/岩石族/攻2450/守1950
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、岩石族以外の自分の墓地の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのリバースした場合に発動する効果を適用する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できるこの効果を発動するターン、自分は「シャドール」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない)。
自分の手札・フィールド・墓地のモンスターを融合素材として除外し、「シャドール」融合モンスター1体を融合召喚する。

 

リバース時、墓地の岩石族以外の「シャドール」のリバース効果をコピーできるモンスター

効果で墓地へ送られた場合、手札・フィールド・墓地のモンスターを除外し、「シャドール」の融合召喚ができます。

例えば、《終末の騎士》や《マスマティシャン》を通常召喚するだけで《シャドール・リザード》⇒このモンスターと繋げて《ミドラーシュ》や《アプカローネ》、《メシャフレール》を融合召喚できるようになりました。

《影霊の翼 ウェンディ》のリクルート先としてもパワーが高く、複数枚採用する価値が高いです。

 

ただし、EXデッキから「シャドール」しか出せなくなる誓約は重めで、基本的に9期パワーで構成されている【シャドール】にとってはやや苦しい。

 

《影依の炎核 ヴォイド》

星9/炎属性/悪魔族/ATK2900/DEF2900
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
属性がそのモンスターと同じ「シャドール」モンスター1体を自分のEXデッキから墓地へ送り、対象のモンスターを除外する。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
フィールドのモンスターの元々の属性の種類の数だけ、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。

 

リバース時、相手モンスター1体を対象に、EXデッキから同じ属性の「シャドール」を墓地へ送り、そのモンスターを除外できるモンスター

効果で墓地へ送られた場合、デッキから墓地肥やしもできます。

 

《影霊の翼 ウェンディ》の②の効果でデッキからセットできるため、そこまで重さを感じることはなく、リバースさせることで2枚分のアドバンテージがとれます。

このカードを採用するなら6属性全て揃えておくのもいいでしょう。

 

基礎ステータスが高く、自分のターンで即座にリバースしてアタッカーを増やすことも【シャドール】にとっては十分選択肢になります。

 

「シャドール」関連の魔法・罠

《影依融合》

「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・フィールドから「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。

 

【シャドール】のキーカード

手札・フィールドのモンスターで「シャドール」融合体を融合召喚することができます。

 

また、相手フィールドにEXデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する場合、デッキのモンスターも融合素材にすることができます

 

EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在しない状況は近年では稀で、先行1ターン目以外ならこの効果で融合召喚することができます。

デッキから「シャドール」等を墓地に送り融合召喚するため、効果を使いつつ実質墓地肥やしとして使うことができます。

 

ただし、1ターンに1度しか発動できないため【融合召喚】をメインにするデッキとしては珍しく低速気味になってしまいます。

デッキ融合を頼りにせずに構築しておくことも【シャドール】構築の第一歩なのでそこも意識してみて下さい。

 

デッキ融合できない状況で発動した場合でも《灰流うらら》に妨害される

《神の写し身との接触》

「神の写し身との接触」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・フィールドから、「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

 

「シャドール」専用の速攻魔法の《融合》

こちらは相手ターン中やバトルフェイズ中に融合召喚できる点が大きく、《影依融合》との差別化に繋がっています。

 

「シャドール」モンスター効果での妨害、バトルフェイズの追撃、サクリファイス・エスケープなど、このカードで状況を変えることができる場面は多く存在します。

こちらも2~3枚ほど採用することをおすすめします。

 

《魂写しの同化》

「シャドール」モンスターにのみ装備可能。
属性を1つ宣言してこのカードを発動できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備モンスターは宣言した属性になる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
「シャドール」融合モンスターカードによって決められた、このカードの装備モンスターを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

 

属性変更+「シャドール」融合ができるカード

これまで影の薄い存在でしたが、「シャドール」全体の属性の多様化とアクセス手段の拡張によって少し評価が変わりつつあります。

特に「シャドール」モンスターしか出せないターンが増えたことで、状況に応じた「シャドール」融合モンスターに頼る場面が増えたことで、どの「シャドール」の組み合わせからでも出せるのは上記2種にはない利点になりました。

起動効果ゆえにフリーチェーン除去に弱い欠点はありますが、選択肢としては悪くないカードです。

 

《凍てし心が映す神影》

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分は「シャドール」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、EXデッキから融合モンスター1体を墓地へ送る。
(2):自分フィールドの融合モンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターとは属性が異なる「シャドール」融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚扱いで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は0になる。

 

発動処理でEXデッキから融合モンスター1体を埋葬できるカード

融合モンスター1体をリリースして、別の属性の「シャドール」融合モンスター1体(ATK0になる)を融合召喚扱いで特殊召喚できます。

《アプカローネ》を埋葬して、《リザード》⇒《エグリスタ》と順番に墓地肥やしすることでこのカード1枚から融合召喚していけます。

《メシャフレール》の融合召喚からサーチを行ったのち、効果②で《ネフィリム》に変換することでさらにアドバンテージを伸ばしていけます。

中盤以降は「シャドール」融合モンスター共通のサルベージ効果で《神の写し身との接触》等を回収したり、《インフェルノイド・イヴィル》や《旧神ヌトス》などを墓地へ送るのもよいか。

 

非常に強力なカードではありますが展開デメリットにより純構築を余儀なくされることもあり、一層立ち回りは難しくなります。

突破が難しいモンスターの対策として《超融合》は標準装備しておいた方がよさそうです。

その他《シャドール・ネフィリム》の蘇生コストにも役立つので無駄なく使っていきましょう。

 

《煉獄の乖放》

通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札の「シャドール」カード1枚を相手に見せて発動できる。
見せたカードとは種類(モンスター・魔法・罠)が異なる「シャドール」カード2枚をデッキから手札に加える(同じ種類は1枚まで)。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「インフェルノイド」モンスター1体を手札に加える。

 

手札の「シャドール」カード1枚を公開し、別の種類の「シャドール」カード2種をサーチして手札1枚を捨てるカード

サーチカードですが「煉獄」ネームであることからやや自由度が低く、罠カードの枚数を絞りたい【シャドール】にとって発動できるタイミングはデュエル中1度といったところ。

…とはいえ《凍てし心が映す神影》の初動がとにかく強いので初手から発動できれば十分と考えるなら3積みもありか。

 

現在の【シャドール】はモンスター比率を高めた方が勝率が上がるデッキだと思っているので、運用面においてやや懐疑的ではあります。個人的にはダブりが気になるので1枚。

 

《影光の聖選士》

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分の墓地の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
②:自分の墓地からこのカードと「シャドール」カード1枚を除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの裏側表示モンスター1体を選んで表側守備表示にする。
●自分フィールドの表側表示モンスター1体を選んで裏側守備表示にする。

 

墓地の「シャドール」1体を守備表示(表裏問わず)で特殊召喚できるカード

表示形式を選べる蘇生カードはかなり珍しく【シャドール】にはもってこい。

リバース効果やリンク素材など幅広い用途で使えます。

 

また、墓地からこのカードと「シャドール」モンスター1体を除外し、自分フィールドのモンスターの表示形式を変更できます。

バトルフェイズ中にも使えるため、リバース効果を狙いたい「シャドール」の表示形式を変更して奇襲するといった芸当もできます。

 

すでに展開している《エルシャドール・ミドラーシュ》を裏側にすることで特殊召喚制限を自分だけ回避するといった使い方も可能なので使うほど面白いプレイングが見えてくるカードです。

ぜひ使いこなしてみて下さい。

 

②の墓地効果はスペルスピード2

 

《堕ち影の蠢き》

①:デッキから「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
その後、自分フィールドの裏側守備表示の「シャドール」モンスターを任意の数だけ選んで表側守備表示にできる。

 

「シャドール」専用の墓地肥やしカード

その後、裏側守備表示の「シャドール」モンスターを表側守備表示に変更することができます

 

「シャドール」の①②の効果を相手ターン中に不意に使うことができる点はそれなりに大きく、展開補助だけでなく妨害としても使えます。

【シャドール】は展開速度の速いデッキではないので罠カードゆえの遅さもあまり気になりません。

 

最近のデッキレシピでは採用されていないことが多いですが、決して弱いカードではないので使ってみてください。

《影雄の烬 エグリスタ》の登場で実質融合できるカードにもなりました。

 

このカードは「シャドール」名称をもたない

《影依の原核》

①:このカードは発動後、効果モンスター(魔法使い族・闇・星9・攻1450/守1950)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたこのカードは、「シャドール」融合モンスターカードに記された属性の融合素材モンスターの代わりにできる。このカードは罠カードとしても扱う。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、「影依の原核」以外の自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

 

「シャドール」融合体の記された属性の代わりとして扱える罠モンスター

①の効果はほとんど使わずに②の墓地に送られた場合、墓地の「シャドール」魔法・罠1枚を手札に加える効果をメインに使います。

 

デッキの核となる《影依融合》を手札に加えるのが最優先なので、《シャドール・リザード》で墓地に送り、このカードで回収する使い方ができます。

《堕ち影の蠢き》でも効果を発動できるため1枚採用しておくのもいいですね。

 

《影依の偽典》

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
自分のフィールド・墓地のモンスターを融合素材として除外し、「シャドール」融合モンスター1体を融合召喚する。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターと同じ属性を持つ相手フィールドのモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターは直接攻撃できない。

 

フィールド・墓地のモンスターを除外して「シャドール」融合モンスターを融合召喚できるカード

その後、特殊召喚したモンスターと同じ属性の相手モンスター1体を墓地へ送ることができます。

【シャドール】の相手ターンに妨害できる数少ない手段の一つ。1枚でもサルベージしやすく安定感は高い。

墓地リソースの枯渇には注意が必要ですが、【シャドール】の戦線能力の高さを物語るカードとなっています。

 

パワーが高い分、「絢嵐」の《サイクロン》のように魔法・罠除去で狙われやすく、あまり盤面に維持できないので期待しすぎずに運用していきましょう。

 

EXデッキの「シャドール」モンスター

「シャドール」融合体で覚えておきたいこと

墓地に送られた場合、墓地の「シャドール」魔法・罠1枚を手札に戻す共通効果をもちます。

この効果のおかげで除去されても次のターンには再度《影依融合》等を発動することができます。

 

バウンスや除外で対処されると苦しいため、《神の写し身との接触》で融合素材にして能動的に狙うなど、毎ターン融合召喚できるようにするのが戦いやすくするコツです。

 

1つのデッキで全ての融合体を使うことは稀なので、自分の軸にしたい属性に合わせて何種類か吟味して採用してみてください。

 

《エルシャドール・ミドラーシュ》

星5/闇属性/魔法使い族/ATK2200/DEF 800
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
①:このカードは相手の効果では破壊されない。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。
③:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

 

モンスターゾーンに存在する限り、お互いに1ターンに1度しか特殊召喚できなくなるモンスター

効果破壊されないため、場もちも良く相手に簡易ロックを仕掛けることができます。

《簡易融合》で特殊召喚できる唯一の「シャドール」であり、各種素材としても優秀です。

 

【シャドール】の強さはこのカードに依存しがちであり、基本的に強敵を出させないことをテーマコンセプトとして戦った方が立ち回りやすいです。

可能な限り相手の展開戦術を邪魔して、スローテンポに持ち込むのが理想的です。

《無限泡影》の採用率も低下したことで若干追い風も吹いています。

 

《影霊翼騎 ウェンディクルフ》

星6/風属性/サイキック族/攻 200/守2800
「シャドール」モンスター+風属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに発動できる。
フィールドの裏側表示モンスターを任意の数だけ表側守備表示にする。
その後、その内のリバースモンスターの数まで、表側守備表示にしたモンスター以外の表側表示モンスターを裏側守備表示にできる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

 

風属性の融合体 ヴェンディゴのリメイク

フィールドの裏側表示モンスターを任意の数だけ表側守備表示に変更。その後、リバースモンスターの数だけ別のモンスターを裏側守備表示にできる(フリーチェーン)モンスター

 

このカードの利点としては「シャドール」+《影霊の翼 ウェンディ》でデッキ融合した場合、リクルートした「シャドール」をリバースできるため召喚権を使わずにモンスターが2~3体並びます。

他モンスターを必要とするとはいえ対象を取らない《月の書》は戦況を変えていけるでしょう。

 

このカード単体では非力ですが、カードの組み合わせによって更なる展開に発展させられるカードと言えます。

地味に《マルチャミー・フワロス》を融合素材で使いやすくなったのも強化ポイント。

 

共通サルベージで自身を含む「シャドール」モンスターも回収できる

《エルシャドール・エグリスタ》

星7/炎属性/岩石族/ATK2450/DEF1950
「シャドール」モンスター+炎属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
②:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

 

炎属性との融合体

相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、その特殊召喚を無効にし破壊する。その後、手札の「シャドール」1枚を墓地に送るモンスター

 

特殊召喚を妨害できるため優秀。

ただし、炎属性はあまり汎用的なカードが多くないため、必然的に採用率は低め。

 

さらに役割的にはほかの「シャドール」融合体で賄えることが多いため、比較的強力な効果を備えていても影が薄い不遇なカードです。

独自の使い方を見出すことができれば、その強さを遺憾なく発揮できるでしょう。

 

《エルシャドール・ネフィリム》

星8/光属性/天使族/ATK2800/DEF2500
「シャドール」モンスター+光属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
②:このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。
そのモンスターを破壊する。
③:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

 

光属性の融合体。

特殊召喚された場合「シャドール」1枚を墓地に送る効果と特殊召喚されたモンスターと戦闘を行う場合、そのモンスターを破壊する(強制効果)モンスター

ステータスも高くカードパワーも高いため【シャドール】の中核となるモンスターです。

 

①の効果によって状況に応じた「シャドール」を墓地に送り、即座にアドバンテージに変換することが可能です。

早期に融合召喚して《シャドール・ファルコン》等で何度も蘇生させることで戦線維持することができます。

できることなら毎ターン特殊召喚できるように工夫しておきたいモンスターです。

 

《エルシャドール・アノマリリス》

星9/水属性/悪魔族/ATK2700/DEF2000
「シャドール」モンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いに魔法・罠カードの効果で手札・墓地からモンスターを特殊召喚できない。
②:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

 

水属性との融合体

モンスターゾーンに存在する限り、魔法・罠のカード効果で手札・墓地からモンスターを特殊召喚することをお互いに封じるモンスター

 

魔法・罠での展開に大きく影響力を及ぼす強力な効果で相手の展開を妨害します。

自分のデッキはこのカードを意識して構築しておけば特に問題ないでしょう。

 

メタ能力が高い上、水属性を採用していなくても《海亀壊獣ガメシエル》が飛んでくることも多いため、枠が余っていれば1枚採用する価値があります。

この効果が激しく刺さる【儀式召喚】や蘇生を主体とする相手に積極的に出していきたいモンスターです。

 

《エルシャドール・シェキナーガ》

星10/地属性/機械族/ATK2600/DEF3000
「シャドール」モンスター+地属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:特殊召喚されたモンスターが効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
②:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

 

地属性の融合体

特殊召喚されたモンスターが効果を発動した際、その発動を無効にし破壊できるモンスター

その後、手札の「シャドール」1枚を墓地に送ります。

 

地属性は相性のいいカードを挙げると、きりがないほど存在します。

中でも特殊召喚しやすいレベル10であることに着目した【列車】との混合は【シャドール】の打点の低さを克服した新たな形にもなりました。

「シャドール」融合体の中では攻撃力が高く、比較的出しやすいので主軸として活躍させやすいモンスターです。

 

《エルシャドール・アプカローネ》

星6/闇属性/魔法使い族/ATK2500/DEF2000
属性が異なる「シャドール」モンスター×2
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果を無効にする。
②:このカードは戦闘では破壊されない。
③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「シャドール」カード1枚を選んで手札に加える。
その後、手札を1枚選んで捨てる。

 

特殊召喚した場合、フィールドのカード1枚の効果を無効にできるモンスター

蘇生や帰還などで特殊召喚した場合でも発動できるため、相手ターン中の妨害としても使えます。

戦闘破壊されないため、比較的場もちも良い。

 

融合素材が他と比べて厳しい分、共通効果の代わりに「シャドール」カードのサーチ&サルベージ+手札捨てを内蔵しており、他の「シャドール」融合体より柔軟な働きが期待できます。

《天底の使徒》と合わせて《ミドラーシュ》と共に出張されることもありました。

 

《エルシャドール・メシャフレール》

星10/地属性/機械族/攻2800/守1000
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター+地属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):フィールドのこのカードは相手が発動した魔法・罠カードの効果を受けず、元々のレベル・ランクの数値がこのカードのレベルより低い相手モンスターが発動した効果を受けない。
(2):1ターンに1度、800LPを払って発動できる。
デッキから「シャドール」カードか「煉獄」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地から「シャドール」モンスター1体を特殊召喚する。

 

闇・地の複合属性の融合体

相手が発動した魔法・罠の効果を受けず、元々のレベル・ランクの数値が低い相手モンスターの発動した効果を受けないモンスター

800LPを払って、「シャドール」or「煉獄」魔法・罠1枚をサーチできます。

 

「クリフォート」のような耐性・サーチ効果を持ち、デッキ融合・墓地融合する際の選択肢として適任。

ただしリンクモンスターには無力なので《S:Pリトルナイト》などで簡単に除去されてしまうのは注意。

《アプカローネ》同様にアタッカーというよりはサポーターという立ち位置に属します。

 

共通効果のサルベージの代わりに墓地の「シャドール」を蘇生する効果を持っており、《ミドラーシュ》等での戦線維持にも長けています。

 

融合召喚以外で特殊召喚できない

《シャドール・ネフィリム》

光属性/天使族/ATK1200/LINK2
【リンクマーカー:左/右】
リバースモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「シャドール」カード1枚を選んで墓地へ送り、このカードを墓地から特殊召喚する。

 

融合なしで「シャドール」を融合召喚できる効果と手札・フィールドの表側表示の「シャドール」1枚を墓地に送り、自己蘇生できるモンスター

 

リバースモンスター×2体の素材縛りを持つものの、【シャドール】の展開力は高くないためこのカードを出すには工夫が必要になります。

ひとたびリンク召喚できたなら、効果で《ネフィリム》《ミドラーシュ》《アプカローネ》を何度も使い分けることができるようになります。

また、このモンスターを経由することでリンク4なども簡単に展開できるため、【シャドール】に欠けがちな爆発力も補ってくれます。

 

展開例

初手
・《終末の騎士》or《マスマティシャン》
最終盤面
・《エルシャドール・ミドラーシュ》
・《エルシャドール・シェキナーガ》
・《凍てし心が映す神影》
・《影光の聖選士》(墓地)

 

  1. 《終末の騎士》を通常召喚。デッキから《シャドール・リザード》を埋葬。
  2. 《シャドール・リザード》の効果②で《影雄の烬 エグリスタ》を埋葬。
  3. 《トフシャドール エグリスタ》の効果②で《終末の騎士》+《リザード》+《エグリスタ》を除外し、《エルシャドール・メシャフレール》を融合召喚。
  4. 《メシャフレール》の効果②で《凍てし心が映す神影》をサーチ。
  5. 《凍てし心が映す神影》を発動。効果①でEXデッキから《インフェルノイド・イヴィル》を埋葬。
  6. 《イヴィル》の効果②で《煉獄の乖放》をサーチ。
  7. 《凍てし心が映す神影》の効果②で《メシャフレール》を墓地へ送り、EXデッキから《エルシャドール・ネフィリム》を守備表示で特殊召喚。
  8. 《エルシャドール・ネフィリム》の効果①で《シャドール・ヘッジホッグ》を埋葬。
  9. 《ヘッジホッグ》の効果②で《影霊の翼 ウェンディ》をサーチ。
  10. 《影霊の翼 ウェンディ》を公開し、《煉獄の乖放》を発動。デッキから《神の写し身との接触》と《影光の聖選士》をサーチして《影光の聖選士》を捨てる。
  11. 《神の写し身との接触》を発動。《ネフィリム》+《ウェンディ》で《影霊翼騎 ウェンディクルフ》を融合召喚。
  12. 《影霊の翼 ウェンディ》の効果②でデッキから《影依の巫女 エリアル》を裏側守備表示でリクルート(チェーン1)。《エルシャドール・ネフィリム》の効果③で《神の写し身との接触》をサルベージ(チェーン2)。
  13. 《影霊翼騎 ウェンディクルフ》の効果①で《影依の巫女 エリアル》をリバース。《エリアル》の効果①で除外状態の《エグリスタ》を裏側守備表示で帰還。
  14. 《神の写し身との接触》をセット。
  15. 【相手ターン】《影霊翼騎 ウェンディクルフ》の効果①で《エグリスタ》をリバース(効果は使用しない)。その後対象を取らない裏側守備表示で妨害。
  16. 《神の写し身との接触》を発動。《エグリスタ》+《ウェンディクルフ》で《エルシャドール・シェキナーガ》を融合召喚。
  17. 《エグリスタ》の効果②で《ヘッジホッグ》+《エグリスタ》を除外して《エルシャドール・ミドラーシュ》を融合召喚(チェーン1)。《ウェンディクルフ》の効果③で「シャドール」カードをサルベージ(チェーン2)。

 

《影依の偽典》にアクセスしない展開例としました。

《影光の聖選士》を墓地へ送ることによって、相手ターン中の《エグリスタ》の融合召喚に《墓穴の指名者》をチェーンされても先に除外して回避することができます。

 

紹介できなかったカード

・《イェシャドール-セフィラナーガ》

・《オルシャドール-セフィラルーツ》

・《エルシャドール・ウェンディゴ》

・《影牢の呪縛》

・《魂源への影劫回帰》

 

戦術

簡単にまとめると…

①《シャドール・ヘッジホッグ》などで《影依融合》を手札に加える。

《影依融合》を発動し、墓地アドバンテージを確保しつつ融合体で迎撃&制圧。

 

②融合体が除去されることで墓地の《影依融合》を手札に回収。

次のターンに再度発動して①②のサイクルを続ける。

 

③相手が疲弊してきたところで、リンクモンスターなどを絡めて一気に勝負を決める

 

【シャドール】の強みはデッキの多様性に富むことと持久力にあります。

相手の予想ができないカードを組み合わせることで、より自分に有利な戦いに運ぶことができるテーマと言えます。

 

問題点

テーマ全体が受動的であるため、相手がEXデッキをあまり使わない【帝王】や【Kozmo】などが相手だと苦しい戦いを強いられることになります。

また、全体的に低速なので速攻で勝負を決めてくるデッキは分が悪いです。

 

対策としては手札誘発を積みメタ性能を上げるか、こちらもリンク召喚などを取り入れ展開スピードを上げるかのどちらかになるでしょう。

 

まとめ

とても長くなりましたが【シャドール】の紹介でした。

構築の幅が広いため様々なデッキを組むことができる点がこのテーマの面白いところです。

飽きないテーマなのでぜひ組んでみて下さい!

 

読んで下さってありがとうございました!

 

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コメント

  1. リスナッツ より:

    ホントにシャドールまで作ってくれてありがとうございます!
    魔導共々相性いいカードの紹介も楽しみに待ってますね!

    • Librarian Librarian より:

      リスナッツさん コメントありがとうございます!
      4月中には作成するつもりなので、もう少しだけ待っててください!
      精いっぱい頑張りますねー!

  2. late より:

    相変わらず分かりやすい解説で、読みやすく面白いです!笑

    アノマロリリスで「自身の展開が阻害される)」の所だけ、よく分からなかったです…

    • Librarian Librarian より:

      lateさん、コメントありがとうございます!
      とてもうれしいです!
      …手札融合は別に手札からの特殊召喚関係ないですね…
      やっぱり眠い時に更新しちゃだめだな…
      とても助かります!修正しておきますね

  3. なんでなん より:

    ※竜魔導の守護者はドラゴン族なので『ルドラの魔導書』などの種族サポートは受けることができないと思います
    ※アノマリリスの説明欄で儀式やペンデュラムに相手に積極的に出していきたいと書いてますが、ペンデュラム相手には刺さるとは思えないです

    • Librarian Librarian より:

      あ…完全にミスです。
      ご指摘ありがとうございます。
      刺さるのは《調弦の魔術師》くらいでしょうか?
      確かに局所的なので何とも言えないですね。
      少し表現を変えておきます!
      なんでなん さん ありがとうございました!