墓地からモンスターを特殊召喚する 通称「蘇生」
遊戯王を象徴する特徴の一つです
※1/20《マジックカード「死者蘇生」》追記
/所要時間5分
「モンスター蘇生」の汎用カード
モンスターの種類やレベルを問わずに蘇生できる使いやすいカードを集めました。
属性・種族・各召喚法の蘇生カードは該当ページにまとめてあるのでそちらもご覧ください。
蘇生先:制限なし
1.《死者蘇生》
①:自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
遊戯王を象徴する代表カードの1枚
墓地からモンスター1体を蘇生します。
制約も全くなく、使いやすさは抜群。
蘇生カードの中では圧倒的な汎用性を誇ります。
相手モンスターを蘇生できるのも利点です。
全体的な展開力のインフレにより、このカードでも採用されないデッキが増えたのは時代の変化だなと感じます。
2.《マジックカード「死者蘇生」》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、その効果は発動できない。
速攻魔法となった《死者蘇生》
蘇生したモンスターにターン終了時まで2つの制約が付きますが、発動しないモンスター効果は問題なく適応できます。
また、《クリッター》のように墓地で発動する効果は『この効果で特殊召喚されたモンスター』ではなくなるのでサーチ効果が使えます。
引いてすぐにフリーチェーンで万能蘇生を行えるカードはこれまでになく、《墓穴の指名者》のケアとして使ったり、相手の墓地利用を妨害したりなど様々な用途として使えます。
デッキによっては《死者蘇生》よりも優先できるかもしれない。
3.《星遺物を継ぐもの》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをフィールドのリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
リンク先に墓地のモンスター1体を蘇生するカード
リンクモンスターは必要なものの、条件は非常に緩く、特別なデメリットもありません。
《星遺物-『星杯』》や《星遺物-『星鎧』》でサーチできる2枚目以降の《死者蘇生》として扱うことができます。
リンクモンスターを使うデッキなら採用しておいて損はない1枚です。
4.《取捨蘇生》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地のモンスター3体を対象として発動できる。
相手は対象のモンスターの中から1体を選ぶ。
そのモンスター1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りのモンスターは全て除外する。
墓地のモンスターを3体選択し、相手が選んだ1体を蘇生するカード
残りのカードは除外されるため、主に【不知火】や【メタファイズ】など除外に関連するデッキで採用すると便利に使えます。
他にデメリットはないので、墓地の質を気にしないデッキであれば、普通に採用してもいいかもしれません。
ちなみに《妖精伝姫-シラユキ》をチェーンすれば蘇生候補の3体のうち2体を除外して確定で蘇生できます。
5.《シャッフル・リボーン》
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに除外される。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻してシャッフルし、その後自分はデッキから1枚ドローする。
このターンのエンドフェイズに、自分の手札を1枚除外する。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、墓地からモンスターを1体効果を無効にして蘇生するカード
蘇生したモンスターはエンドフェイズに除外されるため、基本は各種素材に使うことになります。
「地縛神」を始めとする自壊しやすいモンスターも蘇生しやすいことがこのカードのメリット。
6.《浅すぎた墓穴》
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地のモンスター1体を選択し、それぞれのフィールド上に裏側守備表示でセットする。
お互いに墓地からモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚するカード
主にリバースデッキで使われるカードですが、裏側守備表示でも融合召喚に使うことができるため、【融合召喚】系に採用することも考えられます。
相手モンスターの蘇生はデメリットとしても見れますが、相手モンスターを増やすためのコンボとしても見ることができます。
ただし、お互いの墓地にモンスターが1体以上存在しないと発動できないことには注意です!
7.《やりすぎた埋葬》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札からモンスター1体を捨て、捨てたモンスターより元々のレベルが低い自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
②:装備モンスターの効果は無効化される。
手札コストにしたモンスターのレベルより、低いレベルを持つモンスター1体を蘇生するカード
蘇生したモンスターの効果は実質無効になるものの、このカードをフィールドから取り除くことで効果の発動が可能になります。
手札コストが稼ぎやすく、レベルが分散している【剛鬼】や【D-HERO】などで使いやすいカードです。
独創的なデッキにもおすすめの1枚です。
8.《戦線復帰》
①:自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
墓地のモンスターを1体守備表示で蘇生するカード
罠で蘇生するカードの中では、蘇生したモンスターが自壊しにくい点が買われて高い採用率を誇っています。
リンクモンスターは蘇生できないので、その場合は他のカードに任せましょう。
9.《深すぎた墓穴》
①:自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
次の自分スタンバイフェイズにそのモンスターを墓地から自分フィールドに特殊召喚する。
次の自分のスタンバイフェイズに《死者蘇生》と同等の効果となるカード
即効性はないものの、発動時に何もアクションが起きないため除去に強く、セットさせておけば次のターンに確実に展開に利用できるカードと言えます。
このタイムラグを活かした採用をすれば《戦線復帰》にも劣らない活躍ができます。
10.《逢魔ノ刻》
①:自分または相手の墓地の通常召喚できないモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
通常召喚できないモンスター1体を墓地から蘇生できるカード
儀式・融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターにも使用可能なため意外と蘇生対象は多い。
ただし蘇生制限には注意!
《リビングデッドの呼び声》などと異なり完全蘇生できることや相手のリンクモンスターを奪えることなどにも注目して採用したい。
イラストがカッコイイってだけで選んでもいいかもね。
11.《威迫鉱石-サモナイト》
(1):自分の墓地のモンスター3体を対象として発動できる。
自分はその3体の中から1体を選ぶ。
その後、相手は以下の効果から1つを選び、自分はその効果を適用する。
●選んだモンスターを特殊召喚する。
●選んだモンスター以外の対象のモンスターを可能な限り特殊召喚する。
墓地のモンスター3体を対象に、自分が選んだ1体or選ばれなかった2体を特殊召喚できるカード
《アーティファクト・デスサイズ》のような影響力のあるモンスターを指定し、小粒のモンスター2体を蘇生させるように仕向けるなど戦略性が求められる1枚となっています。
《Kozmo-フェルブラン》や《天地開闢》《エターナル・カオス》など狙ったモンスターを墓地へ送ることのできるカードや、「魔妖」など一気に墓地肥やししながら展開できるテーマとの相性がよく、独自のコンボが楽しめます。
12.《バースト・リバース》
①:2000LPを払い、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
2000LP払い、自分の墓地のモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚するカード
それなりに重いライフコストを払うため、簡単には採用できないカードです。
しかし、リバースデッキでは即座に効果を発動させるなどの使い方もできるため、変わったデッキで採用することができます。
13.《スプライト・ダブルクロス》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分または相手の、フィールド・墓地のモンスター1体を対象とし、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドのランク2モンスター1体を選び、その下に対象のモンスターを重ねてX素材とする。
●自分フィールドのリンク2モンスターのリンク先となる自分フィールドに、対象の相手フィールドのモンスターを置いてコントロールを得る。
●自分フィールドのリンク2モンスターのリンク先となる自分フィールドに、対象の墓地のモンスターを特殊召喚する。
エクシーズ素材化の除去、コントロール奪取、蘇生の3択から選べるカード
リンク2・ランク2のサポートでありながら効果自体の汎用性は極めて高く、様々なデッキのアクセントとして使いやすい。
《I:Pマスカレーナ》や《彼岸の黒天使 ケルビーニ》《クロシープ》あたりと合わせて使うと効果的。
14.《星遺物の導き》
(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「星遺物」モンスター1体を除外し、自分の墓地のモンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
手札・自分フィールドから「星遺物」モンスター1体を除外し、墓地のモンスター2体を蘇生できるカード
やや限定的なデッキ構成にはなるものの、デメリットなしで2体蘇生できる貴重なカードです。
《星遺物-『星鎧』》や《星杯の神子イヴ》からサーチも可能でスロースターターなデッキであれば十分候補にできます。
デッキビルドに慣れてきた後で使うと一気に面白さが分かる1枚。
似たようなカードとして「勇者トークン」を要求する《リザレクション・ブレス》も存在します。
どちらも一長一短なので使いやすい方をどうぞ!
15.《リビングデッドの呼び声》
①:自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
墓地のモンスター1体を攻撃表示で1体蘇生するカード
このカードが破壊されると蘇生したモンスターは自壊します。
こちらは《戦線復帰》と比べ、リンクモンスターも蘇生できる点がメリットです。
リンク素材等に使うと、このカードは破壊されずに無意味にフィールドに残ります。
邪魔だと思うか、バウンスして使いまわせると考えるかはプレイヤー次第です。
16.《竜魂の幻泉》
①:自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
特殊召喚したそのモンスターの種族は幻竜族になる。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。
墓地のモンスター1体を守備表示で蘇生して、種族を幻竜族に変更させるカード
《リビングデッドの呼び声》同様の自壊効果持ちです。
《輝竜星-ショウフク》のシンクロ素材に使いやすい利点も存在するため、今後の幻竜族次第ではまだまだ利用価値が上がりそうなカードです。
17.《ダブル・フッキング》
永続罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札を1枚捨て、自分の墓地のモンスターを2体まで対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
対象のモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。
このカードがフィールドから離れた時に対象のモンスターは破壊される。
手札1枚を捨てて、墓地のモンスターを2体まで蘇生できるカード
《リビングデッドの呼び声》×2ともいえる効果で、手札から捨てたモンスターも蘇生できることからコストパフォーマンスがかなり高い。
代わりに自壊効果も連動しており、リスクも2倍以上に設定されています。
単純に使用してもかなり強そうですが、蘇生した後すぐに自壊させたい・破壊することでアドが増えるモンスターであればより輝く1枚だと思います。
18.《アンクリボー》
星1/闇属性/悪魔族/ATK 300/DEF 200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手モンスターの攻撃宣言時にこのカードを手札から捨て、このカード以外の自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに墓地へ送られる。
②:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んで手札に加える。
相手の攻撃宣言時にお互いの墓地の中からモンスター1体を蘇生することができる手札誘発モンスター
デメリットはあるものの比較的条件が軽い上に、戦闘・効果で破壊された場合、《死者蘇生》をサーチ&サルベージすることもできます。
即効性はありませんが、十分な素質を備えたモンスターです。
《サブテラーの継承》からサーチされることが多く、デッキビルダーに愛されている1枚。
19.《カクリヨノチザクラ》
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、自分及び相手の墓地から1枚ずつ、魔法・罠カードを対象として発動できる。
そのカードを除外し、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードをリリースし、自分または相手の墓地の融合・S・X・リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、そのモンスターとは種類(融合・S・X・リンク)が異なるモンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚する。
自身をリリースし、お互いの墓地からモンスター1体を除外し、種類が異なるモンスター1体を蘇生できるモンスター
自身の効果で展開でき、単純な蘇生手段としても質が高い。《悪夢再び》や《七精の解門》対応。
複数の召喚法を使い分けたり、無限サイクルを組み込んだりと使い切りの魔法カードとは異なる役割を持たせられます。
かわいいので思わず使いたくなりますが、明確な採用理由がないとデッキから抜けていきやすいので注意!
20.《創世神》
星8/光属性/雷族/攻2300/守3000
自分の墓地からモンスターを1体選択する。
手札を1枚墓地に送り、選択したモンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
手札1枚を墓地へ送り、墓地のモンスター1体を蘇生できるモンスター
テキストが古いため分かりにくいですが、手札はコストではなく効果処理で墓地へ送ります。
つまり、効果無効には比較的強く、展開方法さえ安定させてしまえばわりと使いやすい。
モンスター効果を無効化せずに蘇生できるモンスターは以前として少なく、未だに一つの基準になっているようです。
種族サポートが薄いので《天翔ける騎士》や《鎖龍蛇-スカルデット》などで手札から展開するのがおすすめです。
おまけ.《クイズ》
発動中、相手は墓地のカードを確認する事ができない。
相手プレイヤーは「クイズ」発動プレイヤーの墓地の一番下にあるモンスター名を当てる。
当てた場合、そのカードをゲームから除外する。
ハズレの場合、そのカードは持ち主のフィールド上に特殊召喚される。
相手に墓地の一番下のモンスターを宣言してもらうカード
●当てた場合、そのモンスターを除外
●外れた場合、特殊召喚する
このカードの発動中、相手は墓地のカードを確認することができないため、これまでの記憶をたどって答えることになります。
正確にカード名を答える必要があるため、カードによってはかなり難しいです。
実用的な使い方
《隣の芝刈り》で大量墓地肥やしをした後に発動して相手を困らせたり、「メタファイズ」や「サンダー・ドラゴン」でどちらを選ばれてもメリットにするなどの使い道があります。
墓地の一番下に蘇生させたいモンスターを置くのはかなり難しいですが、《妖精伝姫-シラユキ》を採用することで自然に墓地の掃除もしてくれます。
カジュアル的な使い方
おすすめの使い方はカード名が難しいモンスターを使うことです。
特にテキスト確認されない程度に知られていて、名前は正確に覚えていないモンスターを使うと効果的!
「ジャックナイツ」・「炎星」・「壊獣」などテーマ名以外に名前がついている漢字のカードを使うとかなり難しいかも?
まとめ
蘇生カードにも種類が増えてきたため、デッキに合わせたカードを採用できると思います。
こんなに頻繁に生き返るなんてOCG世界の墓地って何なのかと疑問になりませんか?
汎用カードもまとめていくつもりですので、リクエストなどあればコメントにどうぞ!
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