手札事故を減らす!戦いやすいデッキの組み方・作り方

デッキってどうやって組めばいいか分からない…

戦いやすくするためのコツってあるの?という方へ

※12/5 少し追記

/所要時間5分

戦いやすいデッキの作り方

 

スターターデッキやストラクチャーデッキを買ってもデッキの組み方まではルールブックに乗っていませんよね?

 

悩めるデッキ構築を楽しむための方法と考え方を管理人なりに少しだけまとめてみました。

 

ビギナーさんでも分かるように順を追って説明していきます!

 

歴戦の決闘者はこの記事につけ加えたらいいことを教えていただけるとありがたいです。

 

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基本編

まずは多くのカードを知ろう!

デッキを組む際にどうしても必要なのは最低40枚のカードです。

自分の持っているカードだけでデッキを組もうとすると、どうしても戦術やデッキ構成に偏りが出てしまいます。

 

友達と戦って、公式データベースを調べて、遊戯王wikiを読んで、色々なカードをまずは知ってみて下さい。

自分が使いたい!と思うカードを見つけることがデッキ構築の第一歩です!

 

デッキ枚数は40枚に近づけよう!

遊戯王OCGの場合、デッキを40枚から60枚となるように構築するようにルールで定められています。

基本的には主軸となるカードをできるだけ引き込む確率を増やしたいために40枚で構築されることが多いです(海外では60枚構築も主流の1つ)。

 

実に10000種類近い数のカードが遊戯王OCGでは使えるのですが、一つのデッキに様々な戦術を盛り込むことは初めのうちはあまり推奨できません。

 

例えば、融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・リンク召喚を全て両立させるデッキを組むのは難しいですよね。

 

まずは、自分の主軸としたいカードは3枚採用して理想的なプレイができるかどうかを追及するのが一番です。

 

自分のやりたいことを明確にしよう!

デッキを組んでいるときに意外と陥りやすいのが、何がしたくてこのデッキを組んでいたのかが分からなくなってしまうことです。

 

別に途中で変わっても全然OKです!

そのたびに軸となるカードで何がしたいのかを明確にしていけば自ずとデッキの形は見えてきます。

 

例えば…

《クラッキング・ドラゴン》で勝ちたい!

↓どうやって出そうかな?

・墓地や手札から特殊召喚する

・アドバンス召喚する

↓使いやすいカードって?

……

といった具合に掘り進めていきます。

 

ここをあやふやにしたまま、デッキ構築を進めていくとバランスが悪くなってしまいます。

何事も基盤が大切!

 

 

追記:明確な軸を決めずに個々のカードで戦う【グッドスタッフ】と呼ばれる構築スタイルもあります。

この構築ならではの採用しやすいカードも多々あるため、慣れてきたら挑戦してみると新しい発見があるかもしれません。

 

サポートカードを理解しよう!

デッキを組むうえでほぼ必須となるのがサポートカードと呼ばれるカード群です。

例えば、属性・種族・レベル・攻守が関係するカードのことを指します。

この部分に注目してカードを採用していきましょう。

 

《クラッキング・ドラゴン》を例に挙げると…

星8/闇属性/機械族/ATK3000/DEF   0
①:このカードは、このカードのレベル以下のレベルを持つモンスターとの戦闘では破壊されない。
②:このカードがモンスターゾーンに存在し、相手がモンスター1体のみを召喚・特殊召喚した時に発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時までそのレベル×200ダウンし、ダウンした数値分だけ相手にダメージを与える。

 

このカードの場合、以下のサポートカードがあります。

ほんの一例なのでまだまだたくさんあります。

 

・《トレード・イン》

手札からレベル8を捨てて2ドローする

 

・《闇の誘惑》

2ドローして手札の闇属性1体を除外する

 

・《マシンナーズ・フォートレス》

手札からレベル8以上になるように機械族を捨てて、自己蘇生できる

 

・《黒き森のウィッチ》

フィールドから墓地に送られた場合、デッキから守備力1500以下のモンスター1体を手札に加える。

(デッキからカードを加える行為をサーチと呼ぶことが多いです)

 

このサポート系カードは主にメインデッキのサポートに使います。

 

使いやすい順番に並べると

1.ドロー&サーチ・展開用のカード

2.相手の妨害をするカード

(結果的に自分の展開がしやすくなる)

3.リソースを回復するor防御用カード

4.発動条件が定められているカード

5.………

のようになります。

 

このサイトはデッキを組みやすくするためのサポートカードをできるだけまとめてあるので、ぜひ参考にしてみて下さい!

 

サブウエポンとなる戦術を考えよう!

理想的な基盤を考えてサポートカードを採用したところで、次はサブ戦術を考えます。

 

どんなにデッキをうまく構築したつもりでも、実際には理想的な動きよりも相手の妨害もあるため、うまくいかないことの方が多いです。

 

そんな時に安心して戦線維持できるカードを採用しておくと、デッキの安定度が上がります。

 

自分のメインとなるモンスターと近いステータスをもつモンスターを採用したり、属性や種族を統一した構築を心がけると、サポートカードも相まってより戦いやすくなります。

 

ステータスよりも注目すべきは効果!

 

単純なステータス勝負ならば攻撃力が高ければ有利ということになります。

これはLPを0にする遊戯王OCGの根幹なので揺らぐことはありません。

 

しかし、現実では召喚・特殊召喚するための難易度やコスト、相手への妨害・耐性など手札の消費に見合ったモンスターを出せるかどうかがゲームの勝敗を握っています

 

ステータスも重要ではありますが最終的に相手のLPが0になっていればいいので、あまり攻撃力・守備力にこだわりすぎないようにしましょう。

 

妨害用カードを採用しよう!

 

遊戯王OCGでなくてはならないのは相手の妨害用カード

これらを採用することで自分の戦術を通しやすくなります。

 

具体的に上げるならば、

魔法・罠破壊の《サイクロン》や《ハーピィの羽根帚》

 

モンスター破壊の《ブラック・ホール》や《激流葬》

 

一部の行動を抑制する《スキルドレイン》や《マクロコスモス》

など種類にもよりますが、40枚デッキならば6~8枚は採用しておきたいところです。

 

相手が強ければ強いほど、妨害用カードを打つタイミングやその種類に圧倒されることになります。

手札誘発と呼ばれる奇襲性の高いカード群も存在するので、強くなりたい方は必見です。

 

また、妨害カードを無理なくどれだけデッキに積むことができるかが現在の強いデッキの指標にもなっています。

 

対戦を重ねて調整しよう!

ここまでで40枚中、32~36枚ほどはカードが決まってきたかと思います。

 

ある程度のカードが決まってきたら、残りは《死者蘇生》などの汎用カードを採用してとりあえずデッキを使ってみましょう。

 

何度か対戦するとこのカードは少し使いにくい、役目が少ないなどが分かってくると思います。調整に調整を重ねて、ようやく1つのデッキが完成です!

この過程をたどるとデッキに愛着が湧いてきてより楽しくなりますよ!




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応用編

リスクとリターンを天秤にかける

分かりやすい例で言えばこのカード

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

 

デッキの上から10枚裏側表示で除外して2ドローすることができるカード

 

単純にアドバンテージが+1されるカードですが、その代償として40枚デッキならの1/4のカードがほぼ使えなくなります。

 

特定のカードが必要ないデッキ構築をしていれば問題なく採用できるし、どうしても除外されたくないカードが多い場合はあまり推奨できません。

 

このカードの場合どちらかというとリスクよりリターンが大きいため高い採用率を誇りますが、それはなぜかというとこのカード単体が手札事故にならないためです。

 

このリスクとリターンの考え方に関しては手札事故と密接にかかわってきます。

 

より手札事故になりやすくリターンが大きいカード群を紹介するなら、《ブリリアント・フュージョン》のセットでしょう。

 

通常召喚権を増やすことができる大きなリターンの代わりに、デッキに不要なカードを多く採用する必要があります。

 

先に素材となるモンスターを引くと双方が腐るというジレンマがあるため、採用するかどうかはプレイヤーの考え方次第です。

 

サポートカード同士のシナジーを考える

 

デッキによって採用するカードは当然変わりますが、構築の際に考えておきたいのはどのカードとシナジーがあるのかについてです。

 

シナジーの薄いサポート同士をバラバラに採用していると返って安定度が低くなります。

 

例えば、先ほどの《クラッキング・ドラゴン》で取り上げた《黒き森のウィッチ》と《マシンナーズ・フォートレス》は《クラッキング・ドラゴン》に対応していますが、この2体同士はとくに関連性がありません。

ステータスも属性も種族もバラバラですね。

 

カードがネットワークのように互いにシナジーを形成するようなデッキ構築を心がけると、サポートが噛み合って戦いやすいデッキになっていきます。

 

カードの知識が少ないうちは少し難しいかもしれませんが、次第に知識が増えていくとこのゲームの自由度の高さが理解できるようになりますよ!

 

手札事故を理解する

デッキの中を20枚以上サーチカードまみれにしない限り、ほぼどんなデッキでも手札事故の可能性はあります。

 

しかし、手札事故を元々発生させやすいカードがあります。

それは発動条件が難しいカードや局所的な役割をもつカードです。

 

例えば、【儀式召喚】は常にこの問題が付きまとっています。

・儀式モンスター

・儀式召喚のための儀式魔法

・儀式召喚用のリリース素材

の最低3枚を揃える必要があるため、それぞれが手札事故を起こしやすくなっています。

 

その他のカードやデッキについても同じで、今使えないカードは手札1枚として存在しているだけであってコスト以外には使えない状態です。

 

手札事故を回避したいのであれば、

・ドローしてすぐに使えるように意識して採用する

・後半になって使いたいカードは枚数を抑える

などで対策するといいでしょう。

 

そのまま引くと扱いに困る通常モンスターなどを採用するデッキは、そのまま引いても戦術に組み込めるように工夫を施したいところ。

 

もちろん不要なカードを手札交換するのもOK。

その場合は《打ち出の小槌》などを入れて本末転倒にならないように注意です!

(《打ち出の小槌》そのものが手札事故要員になってしまうため)

 

また、全てのEXデッキのモンスターは手札事故のリスクから解き放たれています。

これらをアタッカーに据えることで手札事故率を大幅に下げることができます。

 

アドバンテージの概念を知る

遊戯王OCGにおいて使われるアドバンテージは

ハンド・アドバンテージ(手札の数)

手札誘発等の見えない圧力をかけられる

単純に選択肢が多いため状況に合わせて戦える

 

ボード・アドバンテージ(フィールドのカード)

除去カードや制圧系カードで盤面をコントロールする

 

ライフ・アドバンテージ

負けなければ限りなくLP0に近くてもOK。

LPを半分にするコストは惜しみなく使う

 

墓地アドバンテージ  (※除外等も含む)

【ライトロード】など墓地を利用して戦うデッキ

墓地から発動できるカードも増えました

 

テンポ・アドバンテージ(展開スピードなど)

1ショットキルなどで自分のペースに持ち込む

あえてスローテンポに相手を巻き込むのもあり

 

の5つに集約されます。

 

カード単体で総合的なアドバンテージを取れるかどうかを推し量るのは難しいので、ここは経験を積むしかなさそうです。

 

優勝デッキレシピの参考の仕方

強いデッキを組みたくて大会で優勝した方のレシピを参考にすることがあるかもしれません。

 

ただし、デッキレシピを真似しただけでは恐らく強くなることはできないでしょう。

優勝された方のデッキはその人が一から考えて組んだからこそ強いのであって、真似しただけではその強さに追い付かないためです。

 

むしろ優勝された方のデッキに対して、どのように対策していけばよいかを考えた方が今後のデッキ構築に役立ちます。

 

また、どのように考えてそのデッキを組むに至ったのかを予想するだけでも、強くなるための思考に一歩近づくことができると思います。

 

デッキの弱点を理解する

どのデッキを構築しても必ず弱点は存在します。

サーチ・墓地肥やし・特殊召喚のメタなどありとあらゆる妨害を相手は仕掛けてきます。

 

どのタイミングで妨害されると一番苦しいのか、その際に必要なカードは何なのかを少なくとも相手より理解しておく必要があります。

 

メジャーなカードは妨害されると苦しいタイミングはだれが見ても同じなので、妨害されるものと思ってプレイングをすることも大切。

そこでリカバリーできるカードを採用しているかどうかで全体の勝率は変わってきます。

 

また、ある程度仮想敵を考えておくのも大切です。《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》は突破できるのか?など

 

 

よりよく勝つためにある特定のデッキに勝率8割ではなく、様々なデッキに勝率6割を取れるデッキを作る方が強いデッキになります。

まあ、大会の場合主流デッキが様々な場合に限りますが…

 

そもそも相手に予想されにくい構築をする

 

近年ではテーマデッキの洗練された構築と動きで戦うのが主流となりましたが、相手に読まれにくい独自の発想と戦術はいつの時代も侮れないものです。

 

相手に戦術や動きを読まれにくいということは情報アドバンテージに直結するため、テンプレ構築に少しアクセントを加えてみるのもいいでしょう。

 

 

また、マッチ戦を行う場合は、サイドスイッチと呼ばれる方法があります。

(サイドデッキ15枚全てを使って、まるで全く違うデッキのように使うこと)

 

【トリックスター】や【閃刀姫】などごく少数のカードだけで動くデッキの場合に可能です。

相手のメタカードの裏をかいて戦うとスムーズに戦えます。

 

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まとめ

あまり文章にされているのを見たことがなかったのでざっくりとまとめてみました。

少しでも参考になればいいなと思っています。

 

デッキ構築は人それぞれなので自分なりの方法を探してみて下さい!

 

過去のマスターガイドを読んでカードの歴史を確認するのもいいかもしれませんね。

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コメント

  1. カードに嫌われてるデュエリスト より:

    E・HEROでデッキを組んでましたが、弱すぎて崩そうか悩んでいます。

  2. カードに嫌われてるデュエリスト より:

    ドラゴンデッキを組み直したら事故しっぱなしです。
    手札に限界龍と螺旋龍が来られてもガチで困まります。
    ドローしても星間龍が来たときはもう終わります。

    • LibrarianLibrarian より:

      「ミザエル」のキャラデッキみたいですね(違ってたらごめんなさい)
      挙げられた3種ドラゴンを全部使うなら《覇王眷竜ダークヴルム》が一番おすすめです。

      《竜の霊廟》などで序盤から墓地へ送り、ランク4に繋げることで繰り返し展開&リカバリーができます。
      特にランク4《銀河影竜》《竜魔人 クィーンドラグーン》が出しやすくなり、《螺旋竜バルジ》を含むミザエル関連モンスターも活かしやすくなります。
      リンク1《グラビティ・コントローラー》を採用することで《No.107銀河眼の時空竜》も即座に出せますよ。

      ちょっとキャラデッキからは逸れてしまいますがよければ参考にしてみてください!

      • カードに嫌われてるデュエリスト より:

        アドバイスありがとうございます!

        ミザエルですか…あんまり考えた記憶が無くて、有り合わせのカードで組んでたらタキオンとネオタキオンが見えたので出したいなぁという感じで…後は輝光竜セイファートも持ってたのでなんとか生かしたいなぁという感じで…。

        覇王眷竜ダークヴルムですか。確か持ってたと思います。

        確かクイーンドラグーンも持ってた気がします。

        星雲龍ネビュラも持ってます……あれ?ミザエルデッキって言われても違和感が無い……。

        ありがとうございます!アドバイスを見ながらカードを探してみます!

  3. とあるサイバース使い より:

    手札事故回避はとりあえず初手で腐りやすいカードを減らすところからですかね。あとはリスクとリターン次第(最近だとイゾルデ関連で悩みます)。
    ジェットシンクロンやツイツイのように手札コストの必要な汎用性の高いカードがあると気持ち楽ですね

    • LibrarianLibrarian より:

      初手で腐りやすいカードっていえば「霊神」あたりが分かりやすいのかな?
      イゾルデは装備魔法2種類までは気にならないけど3種類から安定度が下がる…
      悩むのよくわかります。

      なるほど、そういった手札事故を軽減するためのカードまとめとかも需要がありそうですね。参考になりました!
      とあるサイバース使いさん ありがとうございました!

  4. リスナッツ より:

    手札事故は怖いです……6年ほど決闘者やってますが未だにドローソースは何があっても手放せません……。

    マジの初心者はストラクチャーも勿論ですが、切り札を敢えて決めずに戦士族とかの使いやすい種族で固める戦士軸【グッドスタッフ】とかでも良いかもしれませんねぇ。ハルベルトとかバブルマンとかハンドアドとフィールドアドの勉強になるヤツもいますし。
    本気でアドバンテージの勉強をしたい初心者諸君は【コアキメイル】や【マジエク1キル】で勉強、しよう!

    • LibrarianLibrarian より:

      リスナッツさんいつもコメントありがとう!
      今サーチ&ドローソースなしで戦うのはなかなか難しいですからね。
      なるほど!【グッドスタッフ】のことを忘れていました!
      他には【剣闘獣】あたりとかでしょうか?

      この記事書いてて思ったんですけど、遊戯王OCGって初めての人にはほんとに「勉強」の域ですね…
      ビギナーのみんな、応援するから頑張って覚えて楽しもう!

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