年々、「効果によって破壊された」を効果のトリガーにするカードが増えています
自分のカードを破壊するカードを紹介します
7/10 《超獸の咆哮》追記
/所要時間5分
この記事について
この記事では「効果によって破壊された」をサポートするカードを説明します。
効果による破壊は一般的にフィールドのカードしか破壊することができません。
ごく少数のカードだけ、手札やメインデッキのカードを破壊することができます。
例:《ロストワールド》、《連鎖破壊》など
破壊をトリガーにするカードが増えてきたことから、自分のカードを破壊するのが1つの戦術になりました。
自分のカードを破壊する使いやすいカードを紹介します。
自分のカードを破壊するカードはコンボに使われやすく、あまりに汎用性が高いと規制される傾向があります。
例:《ドラゴニックD》,《十二獣の会局》など
モンスター
1.《ヴァレット・トレーサー》
星4/闇属性/ドラゴン族/ATK1600/DEF1000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「ヴァレット・トレーサー」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
フリーチェーンで自分の表側表示のカード1枚を破壊し、デッキから同名以外の「ヴァレット」を1体を特殊召喚できるモンスター
《クイック・リボルブ》でデッキから簡単に特殊召喚できる点や、レベル4チューナーという点も相まって破壊コンボに繋げられるカードの中でも汎用性はかなり高め。
類似する《タクティカル・エクスチェンバー》と併用するとよりコンボがしやすくなります。
2.《光帝クライス》
星6/光属性/戦士族/ATK2400/DEF1000
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊し、破壊されたカードのコントローラーは破壊された枚数分だけデッキからドローできる。
②:このカードは召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
召喚・特殊召喚に成功した時、フィールドのカードを2枚まで破壊し、破壊されたカードのコントローラーはその数だけドローすることができます。
自分のカードのみならず、相手のカードを破壊できるのも大きなメリットです。
自分のカードとコンボに使った場合、ドローもついてくるため便利。
反面、上級モンスターなので、《リビングデッドの呼び声》など汎用蘇生カードで特殊召喚するなど多少工夫は必要です。
3.《ヴィサス=スタフロスト》
星6/光属性/戦士族/攻2100/守1500
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、このカードとは種族と属性が異なる自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力と元々の守備力の内、高い方の数値の半分だけこのカードの攻撃力はアップする。
光属性または戦士族以外の自分フィールドのモンスター1体を破壊し、手札から特殊召喚できるモンスター
複数のフィールド魔法でのサーチ手段を持ち、一時的なディスアドバンテージを即座に回復できるほどの恵まれた豊富なサポート、特殊召喚後の展開を有します。
そのまま《スクラップ・ドラゴン》等に繋げてさらに破壊を連鎖するのもありですね。
4.「真竜」
「(同名カード)」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、○属性モンスターを含むモンスター2体を破壊し、このカードを手札から特殊召喚し、○属性モンスター2体を破壊した場合、(固有効果)。
②:このカードが効果で破壊された場合に発動できる。
(自分の墓地・デッキ)から○属性以外の幻竜族モンスター1体を(手札に加える・特殊召喚する)。
自身の属性を含むモンスターを手札またはフィールドから2体破壊することで手札から特殊召喚できるモンスター群
1体でも同じ属性のモンスターがいれば、もう1体は同じ属性である必要がありません。
炎・水・地・風属性の星9「真竜」がいるため、それぞれの属性を含むモンスターを破壊できます。
①の効果は読点が多くて読みづらいですが、全て同時に行われる処理です。
追加効果を狙う場合は破壊するモンスターの属性を、全て自身と同じにする必要があります。
これらを手札に加えることができれば、安定して破壊するために使うことができます。
5.《EMペンデュラム・マジシャン》
星4/地属性/魔法使い族/ATK1500/DEF 800
【Pスケール:青2/赤2】
①:自分フィールドに「EM」モンスターがP召喚された場合に発動する。
自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
【モンスター効果】
「EMペンデュラム・マジシャン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊し、破壊した数だけデッキから「EMペンデュラム・マジシャン」以外の「EM」モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。
特殊召喚に成功した場合、自分フィールドのカードを2枚まで対象にして破壊できるモンスター
同名以外の「EM」モンスターを破壊した分だけデッキから手札に加えることができます。
このカードを特殊召喚する主な方法
・《召喚僧サモンプリースト》や《ペンデュラム・アライズ》でデッキから特殊召喚
・《EMフレンドンキー》や《三賢者の書》で手札から特殊召喚
・ペンデュラム召喚でEXデッキから特殊召喚など
2枚まで破壊できるため、破壊したいカードが多いデッキで採用することができます。
サーチ対象になる「EM」モンスターはレベル・属性・種族と多種多様なモンスターが揃っているのでデッキにあったモンスターを選びたい。
6.《破械童子サラマ》
星3/闇属性/悪魔族/攻1500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「破械童子サラマ」以外の自分の墓地の「破械」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
その後、自分フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(2):フィールドのこのカードが戦闘または「破械童子サラマ」以外のカードの効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「破械童子サラマ」以外の「破械」モンスター1体を特殊召喚する。
同名モンスター以外の「破械」カード1枚を墓地からセットして、自分フィールドのカード1枚を破壊できるモンスター
下準備は必要ですが《破械雙極》1枚でサイクルができ、悪魔族以外のデッキでも検討できます。
他にも《雙王の械》のサーチや他「破械」モンスターからのリクルートなどアクセス手段も多い。
悪魔族は並べるとリンク2《魔界劇団-スーパー・プロデューサー》でのセルフブレイクもできます。
7.《原罪のディアベルゼ》
星7/光属性/幻想魔族/攻2500/守2000
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分か相手の墓地に「罪宝」カードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はセットされていない魔法・罠カードを発動できない。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合、自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
フィールドに魔法・罠がセットされた場合、お互いのフィールドから1枚ずつ破壊できるモンスター
効果②による魔法・罠の牽制、効果③による駆け引きが発生するカードで単独パワーがかなり高い。
効果③だけを切り抜いてみても調整版《D-HEROデストロイフェニックスガイ》であり、セルフブレイクとの相性はかなり良いです。
アクセス手段も豊富かつ、自身の特殊召喚のために最小限のスロットで成り立つ部分も魅力的。
8.《時花の賢者-フルール・ド・サージュ》
星8/闇属性/魔法使い族/ATK2900/DEF 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体とフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のカードを破壊する。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。
その後、自分のデッキ・墓地から植物族・レベル1モンスター1体を選んで手札に加える。
フィールドのカード(自分のモンスター1体含む)2枚を破壊して手札から特殊召喚できるモンスター
高いステータスに加えて、セルフブレイクと除去を遂行してくれる優秀なモンスターです。
《マジシャンズ・ソウルズ》のコストにも対応しており手札事故を防ぎながら、《悪夢再び》により両者を回収してコンボでアドバンテージを伸ばしてくれます。
《スキルドレイン》や《サモンリミッター》のようなコンボデッキの天敵となるカードも叩き割れるので、対策としてもおすすめ。
9.「メタルフォーゼ」
星4/炎属性/サイキック族/ATK1900/DEF 500
【Pスケール:青1/赤1】
①:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「メタルフォーゼ」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
【モンスター情報】
黄金のボディを煌めかせ、ドリフト走法で敵をなぎ倒す。
しばしば派手なスピンをやらかすが、本人はそれが必殺技だというスタンスを崩さない。
「メタルフォーゼ」は炎属性・サイキック族の融合&ペンデュラムテーマです。
P効果が共通効果で、このカード以外の自分フィールドの表側表示のカードを対象にし破壊することができます。
同時に「メタルフォーゼ」魔法・罠も1枚デッキからセットします。
セットする魔法・罠も使いやすく、非常に安定して使うことができます。
Pスケールも1と8で構成されており、ペンデュラム召喚を組み込むこともできます。
ただし、デッキのスペースを結構使ってしまうので、数枚で出張させるということが少し難しい。
10.「クリストロン」
チューナー以外の「クリストロン」モンスターは自分フィールドの表側表示のカード1枚を破壊し、デッキから「クリストロン」チューナー1体を特殊召喚することができます。
相手ターン中のシンクロ召喚を得意とする比較的混合デッキにしやすいテーマです。
チューナーも欲しいなと思ったデッキに採用してみてはいかがでしょうか?
特に《水晶機巧-サルファフナー》は良い働きをしてくれます。
11.「ネフティス」
自分の手札のカード1枚を破壊してリンク召喚・儀式召喚を狙っていくテーマ
この効果をもつ「ネフティス」モンスターは4種類存在しますが、一番使いやすい《ネフティスの祈り手》を中心に採用すればOK
種類も多いため安定して破壊できる有力な候補となります。
「メタルフォーゼ」や「クリストロン」と属性・種族・レベルで明確に差別化できており、今後の発展も期待できます。
12.《ヴァレルロード・R・ドラゴン》
星8/闇属性/ドラゴン族/ATK3000/DEF2500
「ヘヴィ・トリガー」により降臨。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、このカードまたは自分フィールドの「ヴァレット」モンスター1体を選んで破壊する。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の、「ヴァレル」モンスターまたは「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、対象のモンスターを手札に加える。
自分の手札・フィールドのカード1枚を破壊し、墓地から「ヴァレル」or「ヴァレット」モンスター1体をサルベージできるモンスター
何度も墓地で使える上に単体で自己サルベージできる優れたギミックもち。
ステータスも優れているためサポートの恩恵も受けやすく、サイクル系のデッキであれば1枚あれば十分。手札コストにできるカードも一緒に採用しておきたい。
手札で破壊されても効果発動できる《光と闇の竜》や《邪神イレイザー》などもねらい目ですね。
今後、幅広く破壊ギミックで使われていくカードだと思います。
13.《D-HEROデストロイフェニックスガイ》
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2100
レベル6以上の「HERO」モンスター+「D-HERO」モンスター
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスターの攻撃力は、自分の墓地の「HERO」カードの数×200ダウンする。
(2):自分・相手ターンに発動できる。
自分フィールドのカード1枚とフィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
次のターンのスタンバイフェイズに、自分の墓地から「D-HERO」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
フリーチェーンでフィールドのカード2枚(うち1枚は自分)を破壊できるモンスター
自身が戦闘・効果で破壊された場合、次ターンのスタンバイフェイズに蘇生可能で、フィールドに残らない継続的なセルフブレイクができます。
融合素材はやや限定的ですが、「HERO」サポートを駆使すればそこまでハードルは高くありません。
かつて環境で好きなだけ暴れただけあって単独でも超強力。
バトルフェイズ中に破壊できるとリクルートできる「Kozmo」や何度も破壊トリガーで蘇生できる《カオス・ネフティス》などと組み合わせるのがおすすめ。
14.《輝竜星-ショウフク》
星8/光属性/幻竜族/攻2300/守2600
チューナー+チューナー以外の幻竜族モンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時、このカードのS素材とした幻竜族モンスターの元々の属性の種類の数まで、フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのカード1枚と自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのフィールドのカードを破壊し、その墓地のモンスターを特殊召喚する。
自分フィールドのカード1枚を破壊して、墓地のレベル4以下のモンスター1体を蘇生できるモンスター
シンクロ素材に幻竜族縛りがありますが、《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》などEXデッキのモンスターを経由するとわりと簡単に出せます。
シンクロ召喚時のデッキバウンスと同名ターン1のない破壊&蘇生はループに組み込む価値があります。
15.《No.59 背反の料理人》
ランク4/炎属性/戦士族/ATK2300/DEF 200
レベル4モンスター×2
①:自分フィールドのカードがこのカードのみの場合、このカードは他のカードの効果を受けない。
②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外の自分フィールドのカードを全て破壊する。
その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊され墓地へ送られたモンスターの数×300アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
X素材を1つ取り除き、このカード以外の自分フィールドのカードを全て破壊できるモンスター
このカード以外に自分フィールドにカードが存在しない場合、他のカード効果を受けない耐性も持ち合わせています。
ちなみに《アストラル・クリボー》や《ライトハンド・シャーク》を素材にすると戦闘でも破壊されない要塞になるので、よりコンボしやすくなります。
自分フィールドを一掃する豪快な効果を使いこなすのは少し難しいですが、相手ターン中にも使えるため応用はいくらでもできます。
例えば複数の「アーティファクト」を破壊して展開したり、《ゴブリンのやりくり上手》を複数セットして大量ドローするなどの使い方があります。
フィールドのカードをたくさん破壊したい場合の候補にどうぞ!
16.《トポロジック・ボマー・ドラゴン》
闇属性/サイバース族/ATK3000/LINK4
【リンクマーカー:上/左下/下/右下】
効果モンスター2体以上
①:このカードがモンスターゾーンに存在し、フィールドのリンクモンスターのリンク先にこのカード以外のモンスターが特殊召喚された場合に発動する。
お互いのメインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊する。
このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
②:このカードが相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
リンク先にモンスターが特殊召喚された場合、メインモンスターゾーンのモンスター全てを破壊するモンスター
破壊してコンボに繋げるには少々大味すぎて、小回りが利かないことがありますが、1ターンのうちに何度も破壊効果を使えることにコンボ性を見出すことができます。
フリーチェーンでモンスターを特殊召喚できるカードが多いデッキであれば強く使えます。
魔法・罠
17.《機皇創出》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「機皇」モンスター1体を手札に加える事ができる。
②:手札を1枚捨て、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
③:自分フィールドの表側表示の「機皇」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、このカード以外のフィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
手札1枚を捨てて、自分フィールドのモンスター1体を破壊できるカード
発動時に「機皇」モンスターのサーチもできます。
ややディスアドバンテージが大きいものの、デッキスロットを割かずに手軽に破壊ギミックを採用できるのが強み。
サーチ対象はこのカードと相互サーチの関係となる《機皇枢インフィニティ・コア》かアタッカーになれる《機皇帝グランエル∞》がおすすめ。
18.《人形の幸福》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「デメット爺さん」または「おもちゃ箱」1体を手札に加える。
②:自分フィールドに「プリンセス・コロン」が存在する限り、相手は攻撃力か守備力が0のモンスターを攻撃対象に選択できない。
③:1ターンに1度、発動できる。自分の手札・フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、デッキから「ドール・モンスター」カード1枚を墓地へ送る。
このターン、自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
発動時のサーチと手札・フィールドのモンスター1体を破壊し、デッキから「ドール・モンスター」カード1枚を墓地へ送るカード
《おもちゃ箱》を破壊するのはもちろんのこと、数少ない手札から破壊できるカードなので《九尾の狐》や《死の花-ネクロ・フルール》などもフィールドを経由せず破壊できます。
EXデッキからの展開はエクシーズ召喚のみと制限がつきますが、このカードを引けたときのリターンが大きいので選択肢にする価値は十分にあります。
「ドール・モンスター」は何枚もデッキに入れると手札事故を起こしやすくなるので、《ダイガスタ・エメラル》などでデッキリソースを回復させる手段もあると安心です。
19.《シンクロ・ディレンマ》
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「シンクロン」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札からモンスター1体を特殊召喚する。
●このカード以外の自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、そのカードとは元々のカード名が異なる「シンクロン」モンスター1体を自分の手札・墓地から選んで特殊召喚する。
自身以外の自分フィールドのカード1枚を破壊し、そのカードと異なる「シンクロン」モンスター1体を手札・墓地から特殊召喚できるカード
無理してデッキに「シンクロン」を採用しなくても、《フォーミュラ・シンクロン》と《アクセル・シンクロン》を蘇生させることでも使えるので思っているよりも癖なく使えます。
破壊したカードでアドバンテージを生み出し、蘇生させたシンクロンでさらにアドバンテージを得る。
《スターダスト・シンクロン》であればさらなるサーチができてお得です。
20.《トイ・ボックス》
永続魔法
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●元々のカード名に「トイ」を含む、自身を魔法カード扱いで手札から魔法&罠ゾーンにセットできる効果を持つモンスターを自分の手札・デッキ・モンスターゾーン(表側表示)・墓地から2体まで選び、魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
●自分の魔法&罠ゾーンのカードを2枚まで破壊する。
(2):1ターンに1度、相手モンスターの攻撃宣言時、自分フィールドの裏側表示カード1枚を墓地へ送って発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
自分フィールドの魔法&罠ゾーンのカード2枚を破壊できるカード
ノーコストで破壊できるカードはほとんどなく、「トイ」モンスターのセットも含めて優秀な1枚。
デッキスロット的にも優しく、《トイ・ソルジャー》×3+《トイ・タンク》1枚の出張で完結します。
オリジナルデッキに使いやすいカードばかりなので、魔法・罠のセルフブレイクがメインであれば真っ先に検討したいセットです。
21.《天空の虹彩》
「天空の虹彩」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分のPゾーンの「魔術師」カード、「EM」カード、「オッドアイズ」カードは相手の効果の対象にならない。
②:このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「オッドアイズ」カード1枚を手札に加える。
②の効果によって、自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象にして破壊できます。
同時にデッキから「オッドアイズ」カードを1枚サーチできます。
デッキの中に「オッドアイズ」カードを入れる必要がありますが、自分のカードを破壊するカードの中ではかなり扱いやすい部類になります。
主にモンスターしか加えることができませんが、汎用性の高いカードも多く存在します。
融合、シンクロ、ペンデュラム召喚などを補佐してくれます。
使いやすい主なカード
・《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
・《オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン》
・《EMオッドアイズ・ディゾルヴァー》
・《EMオッドアイズ・シンクロン》
・《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》
・《オッドアイズ・フュージョン》
22.《炎王の孤島》
「炎王の孤島」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分メインフェイズにこの効果を発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、デッキから「炎王」モンスター1体を手札に加える。
②:自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこの効果を発動できる。
手札の鳥獣族・炎属性モンスター1体を特殊召喚する。
③:フィールドゾーンの表側表示のこのカードが、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動する。
自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
自分の手札・フィールドのモンスターを選んで1体破壊し、デッキから「炎王」モンスターをサーチできるカード
こちらも「炎王」モンスターをデッキへ入れる必要がありますが、手札のモンスターも破壊できるのが大きな特徴です。
《真炎王 ポニクス》の登場によってサーチ手段とサーチ先が安定するようになりました。
優秀ですが、③の効果によって自分フィールドのモンスターが全て破壊される危険があります。
相手に狙われやすいので、破壊されてもいいデッキで採用することになります。
23.《ドラゴニックD》
①:フィールドの「真竜」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、アドバンス召喚した「真竜」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、デッキから「真竜」カード1枚を手札に加える。
このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を破壊して、デッキから「真竜」カード1枚をサーチできるカード
手札を破壊できるカードの中では永続で使える・デメリットがない・他セルフブレイク要員を供給できると、非常に使い勝手がよいのが特徴です。
自分のデッキの属性にあった「真竜」を採用しつつ、無駄なく使いたい。
ちなみに同名ターン1制限がないのでバウンスで再利用しやすいです。
24.《古代の機械射出機》
「古代の機械射出機」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「アンティーク・ギア」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分フィールドに「古代の歯車トークン」(機械族・地・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分フィールドの表側表示のカード1枚を破壊して「アンティーク・ギア」モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚することができます。
やや条件は厳しいもののリターンが大きく、魔法・罠を割るなら選択肢に入ります。
「アンティーク・ギア」は種類も豊富な上に、《歯車街》など他の方法でも特殊召喚しやすいテーマです。
また、墓地から除外して自分フィールドの表側表示のカード1枚を破壊し、トークン1体を生成できます。
②の効果はモンスターを破壊してもいいので、こちらをメインにしてもいいでしょう。
特に制約のないトークンを生成するため、その後の展開にも貢献してくれます。
25.《グラウンド・ゼノ》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから恐竜族チューナーまたは恐竜族の通常モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで破壊する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドから、恐竜族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
特定の恐竜族のサーチ後に手札1枚を破壊できるカード
サーチ先には《ゼノ・メテオロス》や《スクラップ・ラプター》など少ないながらもオリジナルデッキに使いやすいモンスターが多く、少数で出張させることができます。
手札から破壊できるカードの中でもデッキ構築に歪みが生じにくいので、気軽に採用できるのもメリット。
26.《超獸の咆哮》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を破壊できるカード
発動時には対象を取っているだけで、効果処理時に自分のモンスターがリリース等で存在しなくても相手のカードを破壊できます。
シンプルなカードではあるもの、《月の書》のように様々な応用がしやすく、使いやすいカードとなっています。
相手の《無限泡影》や《エフェクト・ヴェーラー》を避けたり、バトルフェイズ中に発動して「Kozmo」や「炎王」などで追撃するといった使い方もできます。
《補給部隊》などと合わせて引き込みにいくと強く使えそうです。
27.《世壊賛歌》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターを破壊し、その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
その後、フィールドに「ヴィサス=スタフロスト」が存在する場合、対象のモンスターを破壊できる。
(2):フィールドに「ヴェーダ」モンスターカードが存在する場合、自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドのモンスター1体を破壊する。
自分フィールドのモンスター1体を破壊し、相手モンスター1体の効果をターン終了時まで無効化できるカード
バトルフェイズ中のセルフブレイクや破壊以外の除去からのエスケープが狙いやすくなり、同時に簡易妨害もこなすことができます。
《CNo.101 S・H・Dark Knight》や《ネフティスの鳳凰神》、「超越竜」など破壊以外の方法で着地狩りをされると辛いモンスターのサポートとして採用するのがおすすめです。
28.《ジェネレーション・チェンジ》
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。
その後、デッキから破壊したカードと同名のカード1枚を手札に加える。
自分フィールドの表側表示モンスターを1体破壊して、その後同名カードをサーチするカード
同名モンスターを手札に加えることができるので、アドバンテージ的にも悪くない。
「Kozmo」や《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》等と使うと真価を発揮します。
デッキ構築に負担があまりないので、どのデッキにも使いやすいのがメリットです。
破壊とサーチは同時ではないので、時の任意効果をもつモンスターはタイミングを逃すのには注意!
29.《トラップトラック》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、デッキから「トラップトラック」以外の通常罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。
自分フィールドのモンスター1体を破壊し、同名以外の通常罠1枚を発動可能状態でセットできるカード
セルフブレイク系の罠としては非常に使いやすく、裏表も問わない優れた1枚。
破壊をトリガーとする《蛇神降臨》・《魂の綱》等はセット後に即発動できタイムラグなしでコンボに繋げられるのが大きなメリットになっています。
セルフブレイクギミックと通常罠にシナジーをもたらした1枚なので、これから多くのコンボの起点として活躍してくれそうです。
30.《ハイレート・ドロー》
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスターを2体以上任意の数だけ選んで破壊し、破壊したモンスター2体につき1枚、自分はデッキからドローする。
②:このカードが墓地に存在する場合、相手メインフェイズに、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
自分フィールドのモンスターを2体以上破壊し、ドローができるカード
やや効率は悪いものの、自分フィールドを0にしながら破壊トリガーにできます。
《王の舞台》や《クリボーン》《超カバーカーニバル》など大量展開できるカードと相性がよいです。
また、相手メインフェイズに自分フィールドのモンスター1体を破壊して墓地からセットできます。
①②合わせて複数破壊できるので、《マシュマカロン》や《バオバブーン》を有効活用するデッキにもおすすめです。
まとめ
自分から破壊してコンボに使うのはしばらく遊戯王の主流の1つになるでしょう。
デザインの調整が難しいと思うので新規は少ないかもしれませんが、今後のカードにも期待です。
ぜひデッキのコンボに使ってみて下さい!
他にもこんなカードがおすすめなどありましたらお知らせください。
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