ビートダウンと連続バーンの混合テーマ
1ターンで8000バーンも夢じゃない?
/所要時間5分
【ヴォルカニック】テーマ紹介
FORCE OF THE BREAKER(5期)に登場した初の炎族テーマ【ヴォルカニック】
モンスターを弾丸に見立てて、炎にして打ち込むという男子心をくすぐるテーマデザインをしています。
遊戯王GXではオースチン・オブライエンが使用し、十代やミスターTなどと死闘を繰り広げました。
冷静な思考と現実性を兼ね備えた元傭兵のオブライエンだからこそ出せる魅力がこのテーマには詰まっています。
炎族のサポートカードが大々的に強化されるのは実に15年ぶり(!?)
…というわけで【ヴォルカニック】自体を知らない人もけっこういるかと思います。
●これから【ヴォルカニック】を組んでみたい!
●組んでいる途中だけど初めからおさらいしたい!
●デッキ構築に悩んでいる…
という方は続きをどうぞ!
【ヴォルカニック】は連続バーンとモンスター除去で攻める火力重視のテーマよ
個々の出張性能もそれなりに高いから、カスタマイズもしやすいわ
与えられた役割をこなすカードばかりだから本当に傭兵みたいね
本当に待ち焦がれたよー
数は多くないけど優秀なカード多いし、少数精鋭って感じだね
久しぶりに触る人や初心者でも分かりやすいのもいいね!
主な「ヴォルカニック」モンスター
《ヴォルカニック・エンペラー》
星8/炎属性/炎族/攻3100/守2400
このカードは通常召喚できない。
自分のフィールド(表側表示)・墓地から炎族モンスター3体か「ブレイズ・キャノン」カード1枚を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
自分は「ヴォルカニック・エンペラー」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):この方法でこのカードが特殊召喚した時に発動できる。
除外状態の炎族モンスターの数×500ダメージを相手に与える。
その後、デッキから「ヴォルカニック」罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
(2):相手がモンスターを特殊召喚する度に相手に500ダメージを与える。
【ヴォルカニック】のニューエース
フィールド・墓地から炎族3体or「ブレイズ・キャノン」カード1枚を除外して、手札・墓地から特殊召喚できるモンスター
①の方法で特殊召喚された場合、除外状態の炎族の数×500ダメージを相手に与えます。その後、「ヴォルカニック」罠1枚をデッキからセット。
さらに相手モンスターが特殊召喚される度に500ダメージを与えます。
惚れ惚れするほど完成されているバーン特化のエースモンスターです。
これまでの【ヴォルカニック】は墓地に落ちた弾丸の回収を行っていましたが、特殊召喚コストとしてダメージを加算できるようになり、キルターンが大幅に早くなりました。
何度もこのモンスターを着地させるだけでもLP8000を削ることができます。
ステータスの高さから《火霊術-「紅」》との相性も抜群で、一撃で3100ダメージを与えられます。
③のバーン効果も合わせて、相手の特殊召喚を相当警戒させることができるでしょう。
《ヴォルカニック・デビル》
星8/炎属性/炎族/攻3000/守1800
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの表側表示の「ブレイズ・キャノン-トライデント」1枚を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。
(1):相手バトルフェイズ中、攻撃可能な相手の攻撃表示モンスターはこのカードを攻撃しなければならない。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
相手フィールドのモンスターを全て破壊し、破壊した数×500ダメージを相手に与える。
こちらはオブライエンがエースとして使っていたカード
相手バトルフェイズ中に強制攻撃させる・戦闘破壊した場合に相手モンスターを全て破壊し、その数×500ダメージと15年以上前のカードの割には中々悪くない効果を備えています。
召喚条件は《ブレイズ・キャノン・マガジン》や《ヴォルカニック・エミッション》によって軽減可能なので、重さを感じることはほぼありません。
無理なく採用できるという点ではGX同期のエースたちとは異なる優位点ですね。
バトルフェイズ開始時に《ヴォルカニック・エミッション》によってリクルートすれば意表を突けます。
強制攻撃させるカードの中では特にパワフルなので、《安全地帯》などで守る価値もありそうです。
《ヴォルカニック・クイーン》
星6/炎属性/炎族/攻2500/守1200
このカードは通常召喚できない。
相手フィールドのモンスター1体をリリースした場合に相手フィールドに特殊召喚できる。
このカードを特殊召喚するターン、自分は通常召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分フィールドの他のカード1枚を墓地へ送って発動できる。相手に1000ダメージを与える。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
自分フィールドの他のモンスター1体をリリースするか、自分は1000ダメージを受ける。
相手フィールドのモンスター1体をリリースして、相手フィールドに手札から特殊召喚できるモンスター
自分フィールドの他のカード1枚を墓地へ送り、1000ダメージを与える効果も持ちます。
「壊獣」と《溶岩魔神ラヴァゴーレム》の中間のようなモンスターで、【ヴォルカニック】ではサーチや特殊召喚が容易な分、上記よりも使い勝手がよいです。
必要な場面でサーチできる除去カードとしては最高クラスに信用できるので、1枚挿しておきましょう。
送りつけた後は《破壊輪》で破壊して、さらにバーンに貢献させるのもGood!
《ヴォルカニック・ロケット》
召喚・特殊召喚時に「ブレイズ・キャノン」カード1枚をサーチ・サルベージできるモンスター
召喚時の下級サーチャーの中では《E・HEROエアーマン》の壁を越えて初めてATK1900となりました。
今では「ブレイズ・キャノン」カードも種類が増えて、戦術の安定感を高めるのに欠かせないモンスターとなっています。
特に序盤は「ブレイズ・キャノン」の確保が急務なので、優先して召喚したいところ。
汎用性の高いレベル4を他に採用しておけば、各「ヴォルカニック」モンスターを再装填できる《ダイガスタ・エメラル》などのランク4を採用できるようになります。
《レボリューション・シンクロン》を採用しておけば《ラヴァルバル・サラマンダー》をシンクロ召喚して手札増強にも使えますね。
また、「ヴォルカニック」カテゴリには関係ないものの《ラーの翼神龍》のサポートの《ゴッド・ブレイズ・キャノン》もサーチできます。混ぜてみるのも面白いかも?
《ヴォルカニック・トルーパー》
星3/炎属性/炎族/攻1000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「ヴォルカニック・トルーパー」以外の「ヴォルカニック」カード1枚を手札に加える。
(2):手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールドに「ボムトークン」(炎族・炎・星1・攻/守1000)1体を特殊召喚する。
このトークンが破壊された時にそのコントローラーは500ダメージを受ける。
こちらは召喚・特殊召喚時に「ヴォルカニック」モンスター1体をサーチできるモンスター
《ヴォルカニック・ロケット》と通常召喚権の使用に迷う場面はありますが、純構築であれば両方3積みしても問題なし。
【ヴォルカニック】は「ブレイズ・キャノン」と「ヴォルカニック」を絶えず供給して意味があるデッキなので、バランスよく引き込めるように両者のサーチャーを有効活用してきます。
また、手札1枚をコストに相手フィールドにトークン1体を生成できる効果もシンプルで使いやすく、破壊の的にしたり、「ジャックナイツ」等の補助と様々な用途に使えます。
サーチしてきた《ヴォルカニック・リムファイア》を捨てれば、各「ブレイズ・キャノン」のアクセスにもなります。
レベル3の炎属性なので《炎星侯-ホウシン》や《炎星皇-チョウライオ》といったEXデッキのモンスターでリクルートやサルベージが可能です。
例えば、《レッド・リゾネーター》+《ヴォルカニック・ロケット》で《炎星侯-ホウシン》が出せるので、慣れてきたらシンクロ召喚を視野に入れてもいいかもしれません。
《ヴォルカニック・カウンター》
星3/炎属性/炎族/攻 300/守1300
このカードが墓地に存在し、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動する。
墓地のこのカードをゲームから除外し、自分の墓地に「ヴォルカニック・カウンター」以外の炎属性モンスターが存在する場合、自分が受けた戦闘ダメージと同じ数値のダメージを相手ライフに与える。
戦闘ダメージを受けた場合、墓地から自身と他の炎属性モンスターを除外し、受けた戦闘ダメージと同じダメ―ジを相手に与える(強制効果)モンスター
強制効果ゆえに墓地に待機させておく牽制用カードというよりも、自爆特攻から残りのLPを削り切るような使い方をします。
このカードが見えている限り、相手はバトルに関してもケアを余儀なくされます。
再録漏れしたものの、使い方次第ではまだまだ輝ける1枚だと思います。
《ヴォルカニック・バックショット》
星2/炎属性/炎族/攻 500/守 0
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。
相手に500ダメージを与える。
(2):このカードが「ブレイズ・キャノン」カードの効果で墓地へ送られた場合、手札・デッキから「ヴォルカニック・バックショット」2体を墓地へ送って発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
「ブレイズ・キャノン」カードの効果で墓地へ送られた場合、同名カード2枚を墓地へ送り、全体除去を放つモンスター
3枚セットで全体除去+1500バーンを与える豪快かつ堅実に戦術を下支えしてくれる名カードです。
主に《ブレイズ・キャノン・マガジン》の効果で相手ターン中に埋葬して、フリーチェーンの《サンダー・ボルト》のように使っていきます。
相手ターン中の行動手段が少ない【ヴォルカニック】にとっては、この全体除去は非常に心強い。
使い終えた後は《炎帝近衛兵》等で再装填してもよいのですが、現在の【ヴォルカニック】は《ヴォルカニック・エンペラー》でごり押しした方が勝利しやすいので、そこまでリソース管理を気にする必要はありません。
1回でも決まれば十分なリターンがあります。《墓穴の指名者》に注意しつつ使いましょう。
墓地にレベル2を集めやすいので《天輪の双星道士》でまとめて蘇生すると1500バーンを追加しつつ、連続シンクロも楽しめます。
《ヴォルカニック・バレット》
星1/炎属性/炎族/攻 100/守 0
(1):このカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、500LPを払って発動できる。
このカードが墓地に存在する場合、デッキから「ヴォルカニック・バレット」1体を手札に加える。
墓地に存在する場合、同名カード1枚をサーチできるモンスター
墓地から離れることなく発動し、同名カードの発動制限もないため、2枚目以降が墓地へ送られたターン中にも即発動できるという時代を先取りするかのような優秀な効果です。
古くから手札コストとして様々なデッキで使われてきた影の実力者でもあります。
初期の【ピュアリィ】や【クイックダンディ】、デュエルリンクスでは【バレットネオス】でも採用されていましたね。
【ヴォルカニック】でも「ブレイズ・キャノン」の弾として優秀で、単純計算しても計3回分は賄えます。
《ブレイズ・キャノン・マガジン》でドロー要員、《火霊媒師-ヒータ》と併用して炎属性サーチとして使うのが主な役目ですね。
採用する場合は3枚、もしくは0枚と極端な採用になりがちではあるものの、まだまだ活躍の場は広いです。
《ヴォルカニック・リムファイア》
星1/炎属性/炎族/攻 300/守 0
(1):このカードが墓地へ送られた場合、以下の効果から1つを選択して発動できる(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか適用できない)。
●墓地のこのカードを除外し、デッキから「ヴォルカニック・リムファイア」以外の「ヴォルカニック」モンスター1体を墓地へ送る。
●自分のフィールド(表側表示)・墓地から「ブレイズ・キャノン」カード1枚を除外し、手札・デッキから「ブレイズ・キャノン」永続魔法・永続罠カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く。
墓地へ送られた場合、「ヴォルカニック」モンスターの埋葬 or「ブレイズ・キャノン」の配置ができるモンスター
「ブレイズ・キャノン」カードによって、デッキから墓地へ送りやすく、デッキ全体の潤滑油として機能します。手札に来ても、デッキに眠っていても役割があるので3積みしてもOK。
特に後半の「ブレイズ・キャノン」の配置は重要度が高く、発動コストのある《ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン》や発動までにラグがある《ブレイズ・キャノン・マガジン》の使い勝手を上げてくれます。
全体的なスペックが高いおかげで【三幻魔】や【ネメシス】あたりともシナジーがあります。
墓地から除外しやすい性質を利用して《聖邪の侵喰》で、他属性と連携するのも面白い。
【ヴォルカニック】はオリジナルデッキの種にしやすいテーマとなったので視野を広げて考えてみるのもいいですよ。
「ブレイズ・キャノン」カード
《ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン》
手札・デッキ・フィールド(表側表示)から「ブレイズ・キャノン」1枚を墓地へ送ってこのカードを発動できる。
(1):「ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「ヴォルカニック」モンスター1体を特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
デッキから炎族・レベル1モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターを破壊する。
手札からの「ヴォルカニック」の展開、デッキから炎族レベル1体を埋葬して除去できるカード
②③の効果は同名カード制限がなく、《ヴォルカニック・リムファイア》によって張り替えすれば、再度発動可能です。
「ヴォルカニック」の展開力はやや難があるため、②の展開効果はかなり貴重。
アクセス手段が豊富なので無理に3積みする必要はありませんが、1ターン目には確実に配置したい1枚です。
3枚採用する場合は《イリュージョン・オブ・カオス》等を採用して、デッキのバランスを調整してみてください。
《ブレイズ・キャノン・マガジン》
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、魔法&罠ゾーンに存在する限り「ブレイズ・キャノン-トライデント」として扱う。
(2):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
手札から「ヴォルカニック」カード1枚を墓地へ送り、自分は1枚ドローする。
(3):自分・相手のメインフェイズに、墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「ヴォルカニック」カード1枚を墓地へ送る。
お互いのターンに発動可能な「ブレイズ・キャノン」
手札交換と埋葬というシンプルな組み合わせではあるものの、フリーチェーンで使える点がとても優秀。
前述したように《ヴォルカニック・バックショット》と併用することでいつでも《サンダー・ボルト》を放てる強力な除去手段となります。
永続罠ゆえのテンポの遅さも②の墓地効果で相殺されており、元々の【ヴォルカニック】のスピードの遅さも相まってほとんど気になることはありません。
こちらも終始多用することになります。純構築なら2・3枚入れておきましょう。
《ブレイズ・キャノン》
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象としてこの効果を発動できる(この効果を発動するターン、自分のモンスターは攻撃できない)。
手札から攻撃力500以下の炎族モンスター1体を墓地へ送り、対象の相手モンスターを破壊する。
最初に登場した元祖「ブレイズ・キャノン」
効果を使用することはほぼなく、《ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン》の発動コストのために採用します。基礎スペックの低さから考えても1枚採用が妥当。
もし、枚数が足りないと感じるようであれば、《召喚僧サモンプリースト》や「真竜」などを採用して、コストとして使用する方法も想定しておくといいです。
「ヴォルカニック」関連の魔法・罠
《ファイヤー・エジェクション》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから炎族モンスター1体を墓地へ送る。
この効果で「ヴォルカニック」モンスターを墓地へ送った場合、さらに以下の効果から1つを選んで適用できる。
●そのレベル×100ダメージを相手に与える。
●相手フィールドに「ボムトークン」(炎族・炎・星1・攻/守1000)1体を特殊召喚する。
このトークンが破壊された時にそのコントローラーは500ダメージを受ける。
炎族専用の追加効果つき《おろかな埋葬》
「ヴォルカニック」を墓地へ送った場合、レベル分のダメージor相手フィールドにトークン生成できます。
「ヴォルカニック」サポートではありませんが、《ヴォルカニック・リムファイア》等を墓地へ送るのに適しています。
この手の汎用サポートは3積みを考えるところなのですが、想像以上に「ヴォルカニック」関連のカードが充実しているおかげで、あまり採用する必要性を感じません。1枚あれば十分といった感じ。
どちらかといえば、条件なしでトークンを与える効果の方が珍しく、混合構築向けのカードといえそうです。
例えば《ジェムナイト・クォーツ》や《スキャッター・フュージョン》の発動条件を先行1ターン目から満たせるので、《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》でさらにバーン戦術に特化させることもできますよ。
《ヴォルカニック・エミッション》
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
●デッキから「ヴォルカニック」モンスター1体を選び、手札に加えるか召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札に戻る。
●フィールドの炎族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
自分フィールドのモンスターを対象として発動した場合、この効果で与えるダメージは半分になる。
デッキから「ヴォルカニック」モンスター1体のサーチまたは召喚条件を無視してリクルートできるカード
フィールドの炎族を対象に、元々の攻撃力(の半分)のダメージを与えるバーン効果と使い分けられます。
条件もコストも存在しないリクルートカードでATK3100のモンスターを出せるのは破格。
相手ターン中に《ヴォルカニック・ロケット》や《ヴォルカニック・トルーパー》でアドバンテージを増やすのもよく、《転生炎獣サンライトウルフ》や《I:Pマスカレーナ》とのコンボも狙えます。
このカードはリカバリー手段・追加火力としても優秀なので、より安定したデッキにするのであれば2~3積みでもいいでしょう。
《ヴォルカニック・インフェルノ》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時、自分の墓地から炎族モンスター1体を除外して発動できる。
相手に500ダメージを与える。
「ヴォルカニック」モンスターを除外して発動した場合、さらに発動した効果を無効にできる。
(2):相手エンドフェイズに、自分の墓地・除外状態の「ヴォルカニック」モンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを好きな順番でデッキの下に戻す。
「ヴォルカニック」モンスターを墓地から除外して、発動した相手モンスターの効果を無効にできるカード
《ヴォルカニック・エンペラー》で直接デッキからセットできる妨害札として優秀。
相手エンド時に「ヴォルカニック」2体までの再装填も可能で、機能し続けている限りは【ヴォルカニック】はリソース勝負で負けにくくなります。
なかなか優秀なカードゆえに相手に狙われるカードでもあります。
過度に期待はせずに1枚挿しておいて簡易妨害&簡易リソース回収程度に思っておくと使いやすいです。
相性の良いカード
EXデッキはあまり使わないから《強欲で金満な壺》とか?
「ドラグマ」系を採用するのも面白いかも
ダメージレースに強いデッキだから、早期決着向けのカードもおすすめよ
魔法・罠除去がテーマ内に存在しないから、そこも覚えておいてね!
炎属性・炎族のサポートカードに関してはこちら↓
《サイバース・ガジェット》
星4/光属性/サイバース族/攻1400/守 300
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分フィールドに「ガジェット・トークン」(サイバース族・光・星2・攻/守0)1体を特殊召喚する。
汎用性の高い蘇生効果とトークン生成できるモンスター
「ヴォルカニック」は展開力が高くないため、サイバース族のフィニッシュルートを手軽に組み込めるこのカードはすんなりと採用できます。
《サイバネット・マイニング》の手札コストも重さが気にならないところもメリット。
《リングリボー》⇒《スプラッシュ・メイジ》⇒《トランスコード・トーカー》⇒《アクセスコード・トーカー》の流れで3枚除去してATK5300を叩き込めます。
元々【ヴォルカニック】の火力は馬鹿にならないので、即死ラインを一気に引き上げることができます。
序盤に引いた場合は《デコード・トーカー・ヒートソウル》や《トポロジック・トゥリスバエナ》等に繋げて堅実に動けるのもいいところ。
《竜の渓谷》
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキからレベル4以下の「ドラグニティ」モンスター1体を手札に加える。
●デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。
テーマ内で大抵の動きが完結している【ヴォルカニック】に欲しいのはEXデッキの対応力です。
手札コストを積極的に払いたい【ヴォルカニック】の戦術と《竜の渓谷》は合致しており、《ドラグニティ・レムス》でサーチも安定します。
墓地に送るドラゴン族の候補は《亡龍の戦慄-デストルドー》と《炎征竜-ブラスター》。
《亡龍の戦慄-デストルドー》は安定してレベル7シンクロが出せるため、【ヴォルカニック】に欠けている魔法・罠除去を《ブラック・ローズ・ドラゴン》に任せたり、《ラヴァルバル・サラマンダー》でドロー加速したり、《ダーク・ダイブ・ボンバー》で往年のDDBキルが可能です。
《竜の渓谷》×3枚+《デストルドー》1枚の最小スロットでも十分機能します。
ただし、500LPのコストが必要な《ヴォルカニック・バレット》との相性はよくないので注意!
展開例
・《ヴォルカニック・トルーパー》
フィールド
・《I:Pマスカレーナ》
・《ヴォルカニック・ロケット》
⇒《トロイメア・ユニコーン》
手札
・《ブレイズ・キャノン・マガジン》
墓地
・《ヴォルカニック・エンペラー》
- 《ヴォルカニック・トルーパー》を通常召喚。デッキから《ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン》をサーチ。
- 《ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン》を発動し、コストとしてデッキから《ブレイズ・キャノン》を墓地へ送る。
- 《ヴォルカニック・トルーパー》の効果②で手札1枚を捨てて、相手フィールドにトークンを生成。
- 《ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン》の効果で《ヴォルカニック・リムファイア》を埋葬して、相手のトークンを破壊。
- 《リムファイア》の効果で自身を除外し、デッキから《ヴォルカニック・エンペラー》を埋葬。
- 墓地の《ブレイズ・キャノン》を除外し、《ヴォルカニック・エンペラー》を自己蘇生。
- 《エンペラー》の効果でダメージを与えて、デッキから《ヴォルカニック・エミッション》をセット。
- 《トルーパー》と《エンペラー》で《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚。
- 【相手ターン】スタンバイフェイズに《エミッション》を発動し、デッキから《ヴォルカニック・ロケット》をリクルート。効果で《ブレイズ・キャノン・マガジン》をサーチ。
- 《I:Pマスカレーナ》の効果で《トロイメア・ユニコーン》をリンク召喚。手札の《マガジン》をコストにして相手のカードをデッキバウンス。
これで1枚初動から1妨害と墓地に《ブレイズ・キャノン・マガジン》を用意できます。
《マガジン》で《バックショット》を送ればさらに+全体除去。返しのターンで《エンペラー》の火力がさらに上がっていきます。
逆にいえば《トルーパー》の初動を止められるとややキツイので、《強欲で金満な壺》などで相手の誘発チェックができるといいかもしれません。
まとめ
【ヴォルカニック】の簡単な紹介でした!
めっちゃ現代風になって遊びやすくなりましたね!本当に嬉しい。
炎族全体を盛り上げる火種として頑張ってほしいと思って、オリジナルデッキで使うアイデアを多めに盛り込んでおきました。
フリー対戦ではバーンのスピードがかなり速いため、お互いに緊張感をもったゲームを楽しめます。
ぜひ色々試して遊んでみてください!
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