007をモチーフとしたテーマ
でも真っ向から戦うスパイ集団
/所要時間10分
【SPYRAL】とは?
EXTRA PACK 2017 で登場した 複合属性・複合種族のピーピング&サーチを主戦術とするテーマ
読み方は【スパイラル】
大量展開するとあらゆるアドバンテージを取り続ける脅威のアドバンテージ取得性能が特徴。
その大部分の効果が《SPYRAL-ダンディ》に集中しており、彼を中心に【SPYRAL】は動きます。
テーマ共通効果は持っていません
固有効果及びステータスは以下の通り
モンスター
《SPYRAL-ダンディ》
星4/地属性/戦士族/ATK1900/DEF1200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが「SPYRAL」カードの効果で特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
①の効果で相手のデッキトップを当てると、このモンスターを特殊召喚することができます。
大抵のデッキは罠が少ないので、モンスターか魔法を宣言すればよいでしょう。
①の効果は外しても、次のターン発動することができます。
②は「SPYRAL」カードで特殊召喚された場合、相手の魔法・罠を1枚対象にして破壊する効果。
自身の①の効果で特殊召喚しても効果が発動します。
このカードを名指しでサポートするカードが【SPYRAL】には沢山あるので、可能な限り採用すると良いでしょう。
ステータスも高く、単体で扱いやすい良いカードです。
《SPYRAL-ジーニアス》
星1/地属性/機械族/ATK 500/DEF 400
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「SPYRAL GEAR」カード1枚を手札に加える。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「SPYRAL-ダンディ」が存在する場合に手札を1枚捨てて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
①は召喚・特殊召喚時にデッキから「SPYRAL GEAR」カードを1枚加える効果
ターン1制限がないため、特殊召喚するたびにサーチを繰り返すことができます。
②の効果もターン1制限がなく、墓地にあるだけ蘇生できます。
②の効果で特殊召喚しても①の効果が発動するため、手札コストはあってないようなものです。
ランク1のエクシーズやリンク召喚に長けた【SPYRAL】の展開の一翼を担うカードです。
《SPYRAL-タフネス》
星4/風属性/戦士族/ATK1900/DEF1500
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「SPYRAL-ダンディ」として扱う。
②:1ターンに1度、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
相手デッキの一番上のカードを確認し、宣言した種類のカードだった場合、対象のカードを破壊する。
フィールド・墓地で《SPYRAL-ダンディ》として扱うことのできるカード
効果を無効にされると《SPYRAL-ダンディ》ではなくなるので注意が必要です。
②は相手のデッキトップを当てると、相手のカードを1枚破壊する効果
《SPYRAL-ダンディ》より破壊対象が広く、このモンスターをフィールドに呼ぶ優先する理由にもなります。
かわりに特殊召喚効果は持っていません。
《SPYRAL-ダンディ》と併用して使うとお互いのできないことを補完することができます。
《SPYRAL-グレース》
星7/闇属性/魔法使い族/ATK1200/DEF2800
「SPYRAL-グレース」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「SPYRAL MISSION」カード1枚を手札に加える。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「SPYRAL RESORT」1枚と、「SPYRAL-グレース」以外の「SPYRAL」モンスター1体を手札に加える。
1枚で3枚ものカードを手札に加えられるカード
このカードをフィールドに出さないと効果を発動できないため、大量展開の際はこのカードを経由することになります。
「SPYRAL MISSION」は汎用性に乏しく、デッキに多く積むと手札事故を起こすため、①の効果で枚数を減らすことができます。
②はフィールド魔法《SPYRAL RESORT》と自身以外の「SPYRAL」をデッキから手札に加える効果
加える場合は必ず2枚加える必要があるため《SPYRAL Resort》を全て引き切る前に発動する必要があります。
このカードをフィールドに出すには後述する《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》の効果で特殊召喚するとよいでしょう。
アドバンテージを稼ぎやすいカードのため、序盤に特殊召喚しておきたい。
《SPYRAL-ボルテックス》
星8/光属性/悪魔族/ATK2800/DEF1200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の「SPYRAL」カード3枚を除外した場合のみ特殊召喚できる。
①:1ターンに1度、自分フィールドの「SPYRAL」カード1枚と、相手フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
自分フィールドのカードを全て破壊し、自分の手札・デッキ・墓地から「SPYRAL-ダンディ」1体を選んで特殊召喚する。
特殊召喚しにくそうに見えますが、除外するカードは「SPYRAL」カード3枚なので、意外に簡単に特殊召喚できます。
①は相手ターンにも発動できる破壊効果です。
「SPYRAL」魔法・罠も対象にできるため、発動も簡単で影響力の大きい効果です。
自身を対象にして②の効果にも繋げられます。
②はフィールドのカードを全て破壊するため注意が必要ですが、「SPYRAL-ダンディ」を除外以外から特殊召喚できます。
このカードの制圧力はなかなかのものですが、②の効果のためにフィールドでよく狙われるモンスターになります。
このカードと相性のよい「SPYRAL」カードもあるので、使うときは併用しましょう。
《SPYRAL GEAR – ドローン》
星1/風属性/機械族/ATK 100/DEF 100
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
②:このカードをリリースし、自分フィールドの「SPYRAL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は、相手フィールドのカードの数×500アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
③:自分の墓地からこのカードと「SPYRAL」カード1枚を除外し、自分の墓地の「SPYRAL-ダンディ」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
相手のデッキトップ操作と攻撃力アップと「SPYRAL-ダンディ」を墓地から手札に加える効果を持つ。
デッキトップ操作によって、「SPYRAL」カードの効果を活かしやすくなりますが、相手にデッキをシャッフルされることも多いので、この効果を発動したターン中に「SPYRAL」カードを使うことをおすすめします。
また、3枚のうちもっとも相手にいらないカードをドローさせることができるため、妨害性能も侮れません。
②の効果はあまり使う機会はないでしょう。③の効果をすぐに活かすために発動するとよいと思います。
このカードもステータス上展開しやすく、《SPYRAL-ダブルヘリックス》のリンク召喚に貢献します。
《SPYRAL GEAR – ラスト・リゾート》
星4/地属性/機械族/ATK1000/DEF1000
①:自分メインフェイズに自分フィールドの「SPYRAL」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのモンスターを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
②:このカードの効果でこのカードを装備したモンスターは戦闘・効果では破壊されず、相手の効果の対象にならない。
③:1ターンに1度、このカードの効果でこのカードが装備されている場合、このカード以外の自分フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
このターン装備モンスターは直接攻撃できる。
手札から「SPYRAL」モンスターの装備カードになれるカード
戦闘・効果破壊耐性と対象にならない耐性を付与することができる。
《SPYRAL-ボルテックス》とは相性が抜群によく、このカードを装備することで自分のカードを破壊せず、何度も相手のカードを破壊できるようになります。
③の効果はとどめの一撃程度に考えておくと良いでしょう。
《SPYGAL-ミスティ》
星4/闇属性/魔法使い族/ATK1500/DEF1600
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、自分はデッキから1枚ドローする。
②:1ターンに1度、自分フィールドの「SPYRAL-ダンディ」1体と相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター2体を持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
このモンスターは「SPYRAL」ではなく「SPYGAL」(スパイギャル)なのでサポートを受けることができません。
効果はドローと《SPYGAL-ダンディ》のサポートと優秀ですが、手札事故になりやすいためにあまり採用されないでしょう。
使う場合は、このカードを手札に加える《ダークバースト》などを併用して徹底して構築するといいと思います。
《「RESORT」STAFF-チャーミング》
星3/光属性/天使族/ATK 300/DEF 200
①:自分の「SPYRAL-ダンディ」が相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その相手のモンスターの攻撃力を0にする。
②:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「SPYRAL-ダンディ」1体を特殊召喚する。
③:自分フィールドの「SPYRAL-ダンディ」が戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の墓地から「SPYRAL-ダンディ」1体を選んで手札に加える。
全ての効果で《SPYRAL-ダンディ》をサポートするカード
主に使うのは②と③の効果です。
《SPYRAL-ダンディ》へのアクセス手段が足りないと思うときに採用すると良いでしょう。
リンクモンスター
《SPYRAL-ダブルヘリックス》
地属性/戦士族/ATK1900/LINK2
「SPYRAL」モンスター2体
【リンクマーカー:左/下】
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「SPYRAL-ダンディ」として扱う。
②:カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、自分のデッキ・墓地から「SPYRAL」モンスター1体を選び、手札に加えるかこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
《SPYRAL-ダンディ》として扱うリンクモンスター
エクストラデッキから出せるため、《SPYRAL-ダンディ》のサポートを使いやすくしてくれる。
②の効果を発動させて、展開に繋げることがこのカードの役目です。
この効果で《SPYRAL-グレース》を特殊召喚して更なる展開に繋げるのが理想的な流れになります。
②の効果は手札に加えることもできるため、全ての「SPYRAL」モンスターの効果を活かすことのできる優れたカードです。
魔法・罠
《SPYRAL RESORT》
このカードのコントローラーは、自分エンドフェイズ毎に自分の墓地のモンスター1体をデッキに戻す。
またはデッキに戻さずにこのカードを破壊する。
①:自分フィールドの他の「SPYRAL」カードは相手の効果の対象にならない。
②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「SPYRAL」モンスター1体を手札に加える。
「SPYRAL」への対象を取る効果の耐性と毎ターンの「SPYRAL」モンスターをデッキから手札に加える効果をもつ
このカードの発動は【SPYRAL】の強さにそのまま直帰するため、できるだけ早く発動したいところ。
②のサーチ効果はフィールドから離してしまえば、制約が消えるので2枚目のこのカードを発動すると同じターン内に再びサーチができます。
維持コストもやさしいものなので、困ることは少ないと思いますが、使い切りとしても十分優秀なカードのため3枚採用が前提になります。
《SPYRAL MISSION – 強襲》
このカードは発動後3回目の自分エンドフェイズに破壊される。
①:1ターンに1度、自分の「SPYRAL」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、または自分の「SPYRAL」モンスターの効果でフィールドのカードを破壊した場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札から「SPYRAL」モンスター1体を特殊召喚する。
「SPYRAL MISSION 」は発動後3ターン後自分エンドフェイズに破壊される共通効果を持っています。
相手ターンを含めて6ターンもフィールドに残ることは珍しいので、あまり気にするほどではありません。
①の効果でドローできますが、フィールドのカードを破壊できる「SPYRAL」モンスターは3体しかいないので少し難しいです。
②の効果で展開を補助するほうがよく使うことになります。
《SPYRAL GEAR – ビック・レッド》
「SPYRAL GEAR – ビッグ・レッド」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地の「SPYRAL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
②:装備モンスターは戦闘では破壊されない。
1ターンに一度しか発動できないものの、墓地の「SPYRAL」モンスターを1体特殊召喚できる装備魔法
デメリットが一切なく、扱いやすいため強力です。
しかし【SPYRAL】は墓地を増やすことはあまり得意ではないため、初動に貢献しにくいです。
《SPYRAL GEARーエクストラアームズ》
「SPYRAL-ダンディ」にのみ装備可能。
①:装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
②:装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。
相手フィールドのカード1枚を選び、そのカードと破壊したモンスターを除外する。
③:フィールドの表側表示のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地の「SPYRAL-ダンディ」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
《SPYRAL-ダンディ》の戦闘面をサポートする効果をもつ。
攻撃力が2900になり、戦闘破壊した場合に相手のカードを除外できるため、攻撃サポートとして優秀です。
このカードが破壊された時でも《SPYRAL-ダンディ》を墓地から特殊召喚できるため、アドバンテージを失いにくいのも特徴です。
ただし時の任意効果なのでタイミングを逃すことには注意!
《SPYRAL MISSIONー奪還》
このカードは発動後、3回目の自分エンドフェイズに破壊される。
①:1ターンに1度、自分フィールドに「SPYRAL」モンスターが特殊召喚された場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは、このターン直接攻撃できない。
②:自分フィールドの「SPYRAL」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
その破壊されるモンスター1体の代わりに墓地のこのカードを除外できる。
「SPYRAL」モンスターの特殊召喚をトリガーに相手モンスターのコントロールを奪う効果と「SPYRAL」モンスターの身代わり効果をもつカード
特殊召喚する方法は《リビングデットの呼び声》など汎用カードでもよいので、相手ターンに発動することもそれほど難しくありません。
1ターンに1度なので、発動できればラッキーくらいにして②の効果をメインに運用したほうがよいでしょう。
《SPYRAL MISSION – 救出》
このカードは発動後、3回目の自分エンドフェイズに破壊される。
①:「SPYRAL MISSION – 救出」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
②:1ターンに1度、自分の墓地の「SPYRAL」モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
③:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「SPYRAL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
墓地から「SPYRAL」を回収する効果と墓地の「SPYRAL」を特殊召喚する効果をもつ。
両方の効果が便利なのですが、やはりこのカードも墓地へ送ってからが使いやすいでしょう。
「SPYRALMISSION」の中では発動条件がないため最も扱いやすいカードになります。
《SPYRALGEAR – マルチワイヤー》
「SPYRAL GEAR – マルチワイヤー」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「SPYRAL-ダンディ」が存在する場合、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキの一番上に戻す。
コストがなくなった《鳳翼の爆風》と同じ効果をもちます。
フィールドに1体でも《SPYRAL-ダンディ》がいれば発動できるので、防御カードとして優秀です。
発動後は「SPYRAL」モンスターの効果補助にもなります。
《SPYRAL-ジーニアス》でサーチしやすいので防御はこのカードに任せると良いでしょう。
まとめ
【SPYRAL】は1度相手のデッキトップが分かると妨害がない限り、次々とアドバンテージを取るテーマです。
1ターン中に行動できることが多いため、慣れるまで少々時間がかかりますが、圧倒的な物量で戦うことができるため、速攻や持久戦も得意とします。
相手によって有利な戦い方を学んで、何度も実践すると使いやすくなっていくでしょう。
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