魔力カウンターの新たなる切り札【エンディミオン】
全体的に中級者向けのストラクチャーデッキです
/所要時間5分
初めに
ストラクチャーデッキRシリーズ第8弾
魔力カウンター関連カードを中心とした魔法使い族デッキです。
今回はペンデュラムモンスターとしてリメイクされましたね。
《創聖魔導王 エンディミオン》カッコ良すぎ!最高!!
【エンディミオン】を中心としたカードを採用することで戦いやすいデッキを構築することができます。
ビギナーさんにはちょっと難しいのでしっかり確認してね!
魔力カウンターについてのおさらい
以下の記事でまとめてあるので参考にどうぞ!
3箱で作るサンプルデッキ
デッキ枚数 40枚
モンスター 19枚
《創聖魔導王 エンディミオン》×3
《神聖魔導王 エンディミオン》×1
《エンプレス・オブ・エンディミオン》×3
《マギステル・オブ・エンディミオン》×3
《サーヴァント・オブ・エンディミオン》×3
《妖精伝姫-カグヤ》×3
《魔導獣 メデューサ》×1
《魔導書士 バテル》×1
《マジカル・コンダクター》×1
魔法 20枚
《魔力統轄》×3
《魔力掌握》×3
《魔法都市エンディミオン》×2
《魔法都市の実験施設》×2
《グリモの魔導書》×3
《ヒュグロの魔導書》×3
《トーラの魔導書》×1
《テラ・フォーミング》×1
《ディメンション・マジック》×2
罠 1枚
《漆黒のパワーストーン》×1
EXデッキ 3枚
《魔導耀士 デイブレイカー》×3
主に「エンディミオン」ペンデュラムモンスターや《魔力掌握》などの兼ね合いを考えて採用しました。
有能なカードは他にもありますが、3箱で作る場合は《強欲で貪欲な壺》や《左腕の代償》などの採用は控えた方がいいでしょう。
戦術
簡単にまとめると(3箱のみの場合)
①初動パターン
・《妖精伝姫-カグヤ》で手札を温存しつ簡易的なビートダウンの構えを取る
・《創聖魔導王 エンディミオン》をデッキから特殊召喚し盤面を固める
・《魔導書士 バテル》をセットしてデッキ圧縮しつつ取りあえず様子見
②《魔法都市 エンディミオン》《魔法都市の実験施設》のどちらかを発動して、《グリモの魔導書》《魔力掌握》で手札消費を抑えつつ、盤面に魔力カウンターを増やしていく。
2ターン目には《創聖魔導王 エンディミオン》を特殊召喚できるように立ち回るのが大事。
このストラクチャーデッキは相手ターン中の妨害性能が著しく低いので《創聖魔導王 エンディミオン》の早期着地は必須です。
幸い特殊召喚方法が豊富なのでそれほど難しくはありません。
③《魔導耀士 デイブレイカー》でリンク先を確保し、ペンデュラム召喚や魔力カウンターを消費して特殊召喚できる《神聖魔導王 エンディミオン》でじりじりと物量で押していく。
正直にいってこのストラクチャーデッキは動かし方が難しいので、何度も回して自分なりにコツをつかんでいくしかなさそうです。
【エンディミオン】のおさらい
・一枚一枚の情報量が多いので要確認!
《創聖魔導王 エンディミオン》
星7/闇属性/魔法使い族/ATK2800/DEF1700
【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの魔力カウンターを6つ取り除いて発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
その後、自分フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカードの数まで、フィールドのカードを選んで破壊し、破壊した数だけこのカードに魔力カウンターを置く。
【モンスター効果】
①:1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時に発動できる。
自分フィールドの魔力カウンターが置かれているカード1枚を選んで持ち主の手札に戻し、その発動を無効にし破壊する。
その後、手札に戻したそのカードに置かれていた数だけ魔力カウンターをこのカードに置く事ができる。
②:魔力カウンターが置かれているこのカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
③:魔力カウンターが置かれたこのカードが戦闘で破壊された時に発動できる。
デッキから通常魔法カード1枚を手札に加える。
【エンディミオン】の核
パワーも効果も申し分なくエースたる風格を兼ね備えています。
このカードにできること
・自己特殊召喚+除去+魔力カウンター補充(P効果)
・魔法・罠の効果の発動へのカウンター
・相手の効果の対象にならず、効果破壊されない
・戦闘破壊された時、デッキから魔法1枚サーチ
基本的に自身やフィールドに魔力カウンターが十分になければ単体で動くことができないため、下記で紹介する「エンディミオン」モンスター達との連携が必須です。
ちなみにメインデッキに入れられるペンデュラムモンスターとしては最高クラスの強さを誇ります。
徹底的にこのモンスターを支援する構築を心がけましょう。
モンスター効果は同名カードの発動制限がないため、複数体フィールドに並べるとより強固な盤面ができます。
《エンプレス・オブ・エンディミオン》
星7/光属性/魔法使い族/ATK1850/DEF2700
【Pスケール:青2/赤2】
①:自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
手札の魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体とPゾーンのこのカードを特殊召喚し、その2体に魔力カウンターを1つずつ置く。
【モンスター効果】
自分は「エンプレス・オブ・エンディミオン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分フィールドの他の魔力カウンターが置かれているカード1枚と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その自分及び相手のカードを持ち主の手札に戻す。
その後、自分フィールドから手札に戻したカードに置かれていた数だけ魔力カウンターをこのカードに置く。
②:魔力カウンターが置かれたこのカードが戦闘で破壊された時に発動できる。
デッキから「エンディミオン」カード1枚を手札に加える。
【エンディミオン】のバウンス除去役
《妖精伝姫-カグヤ》でサーチできるため安定度も高い
このカードにできること
・Pゾーンのこのカードと手札の魔力カウンターを乗せることができるモンスターを特殊召喚+魔力カウンター補充(P効果)
・特殊召喚時、自分と相手のカードを1枚ずつバウンス+魔力カウンター補充
・戦闘破壊されると「エンディミオン」カード1枚サーチ
戦闘に参加する分には攻撃力が低いですが、バウンスもサーチもできるので積極的にフィールドに出しましょう。
P効果は手札でこのカードと《創聖魔導王 エンディミオン》が揃った時の選択肢にする程度でOKです。
《マギステル・オブ・エンディミオン》
星3/地属性/魔法使い族/ATK1500/DEF 900
【Pスケール:青8/赤8】
①:自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
自分のEXデッキの表側表示の魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体とPゾーンのこのカードを特殊召喚し、その2体に魔力カウンターを1つずつ置く。
【モンスター効果】
自分は「マギステル・オブ・エンディミオン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードの攻撃宣言時に発動できる。
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:相手ターンに1度、自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
③:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
その後、このカードに置かれていた数だけ魔力カウンターをこのカードに置く。
【エンディミオン】の展開役+スケール役
EXデッキから特殊召喚する場合はEXモンスターゾーンや特殊召喚制限などの制約に注意!
このカードにできること
・EXモンスターゾーンの魔力カウンターを乗せられる表側表示のモンスター1体と自身を特殊召喚+魔力カウンター補充(P効果)
・相手ターン中にデッキから魔力カウンター関連モンスター1体を特殊召喚
・モンスターゾーンで破壊された場合、Pゾーンに置く
このカードはフィールドから中々離れることがないため、Pスケール役としても優秀です。
P効果とモンスター効果をうまく使いこなしサイクルを回すことができると理想的。
《サーヴァント・オブ・エンディミオン》
星3/風属性/魔法使い族/ATK 900/DEF1500
【Pスケール:青2/赤2】
①:自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
デッキの魔力カウンターを置く事ができる攻撃力1000以上のモンスター1体とPゾーンのこのカードを特殊召喚し、その2体に魔力カウンターを1つずつ置く。
【モンスター効果】
自分は「サーヴァント・オブ・エンディミオン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:魔力カウンターが置かれているこのカードは直接攻撃できる。
②:相手ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
このカード及び自分フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード全てに魔力カウンターを1つずつ置く。
③:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
その後、このカードに置かれていた数だけ魔力カウンターをこのカードに置く。
【エンディミオン】のリクルーター+スケール役
《マギステル・オブ・エンディミオン》と役割が似ている
このカードにできること
・デッキから魔力カウンターを乗せられるモンスター1体と自身を特殊召喚+魔力カウンター補充(P効果)
・直接攻撃
・相手ターン中に魔力カウンターの散布
・モンスターゾーンで破壊された場合、Pゾーンに置く
P効果で序盤からでも一気に展開できるのがこのカードの魅力。
直接攻撃は威力が低いものの《ヒュグロの魔導書》で強化すれば意外と役立ってくれる。
《魔力統轄》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「エンディミオン」カード1枚を手札に加える。
その後、自分フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカードに、自分のフィールド・墓地の「魔力統轄」「魔力掌握」の数まで可能な限り魔力カウンターを置く事ができる。
「エンディミオン」カードのサーチ+魔力カウンターの補充ができるカード
どの局面で引いても腐ることがなく、【エンディミオン】の3積み必須カード。このカードのおかげで単体で腐りがちな《魔法都市エンディミオン》や《魔法都市の実験施設》の枚数を抑えることができます。
Pスケールを揃えるカードとしても心強い。
《魔法都市エンディミオン》
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:魔力カウンターが置かれているカードが破壊された場合にそのカードに置かれていた魔力カウンターの数だけ、このカードに魔力カウンターを置く。
③:1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドの魔力カウンターを取り除く場合、代わりにこのカードから取り除く事ができる。
④:このカードが破壊される場合、代わりにこのカードの魔力カウンターを1つ取り除く事ができる。
【魔力カウンター】の核たるカード
魔力カウンターの生成・回収・代用を一挙に引き受ける貴重な存在
このカードがあると格段と【エンディミオン】は動きやすくなりますが、単体では全く機能しない上に破壊耐性を持つフィールド魔法ゆえに手札でダブると邪魔です。
幸いサーチ手段は豊富なので2枚でも十分です。
《魔法都市の実験施設》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードは魔法&罠ゾーンに存在する限り、カード名を「魔法都市エンディミオン」として扱う。
②:自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
③:1ターンに1度、自分の魔法使い族モンスターが戦闘で破壊されたダメージ計算後に、自分フィールドの魔力カウンターを6つ取り除いて発動できる。
手札・デッキからレベル7以上の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。
《魔法都市エンディミオン》として扱うことができるカード
主に魔力カウンターを溜めることと《神聖魔導王エンディミオン》の特殊召喚の補助として使います。
《魔法都市エンディミオン》と比べると破壊耐性がない分、こちらの方が場もちが悪い。
自爆特攻でリクルートできることも視野に入れて運用するのがおすすめです。
《神聖魔導王 エンディミオン》
星7/闇属性/魔法使い族/ATK2700/DEF1700
①:このカードは自分フィールドの「魔法都市エンディミオン」に置かれている魔力カウンターを6つ取り除き、手札・墓地から特殊召喚できる。
②:このカードの①の方法で特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動する。
そのカードを手札に加える。
③:1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
元祖「エンディミオン」モンスター
10年の時を経て更なる魔力と権力を手に入れました。
古いカードにしては【エンディミオン】そのものが強化されていることもあって意外に使いやすい。1枚入れておくと活躍する場面が多々あります。
ただし、このモンスター自体は魔力カウンターを乗せる効果を持っていないため、《マギステル・オブ・エンディミオン》などで特殊召喚できないことは注意!
相性の良いカード
【エンディミオン】をベースに改造できるカードを選びました
魔法使い族関連サポートはこちら↓
《魔導獣 ガルーダ》
星4/光属性/魔法使い族/ATK1200/DEF1600
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合、このカード以外のフィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードとこのカードを破壊する。
【モンスター効果】
このカード名の①のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、相手が召喚・特殊召喚したそのモンスターを持ち主の手札に戻す。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
P効果でスペルスピード1の《サイクロン》
モンスター効果で相手モンスターが召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドの魔力カウンター3つを消費して手札から特殊召喚。その後、そのモンスターをバウンスする(対象を取らない)モンスター
汎用性が高く、このデッキに欠けている相手ターン中の妨害、魔法・罠の除去を担ってくれます。2枚ほど採用しておくのがおすすめ。
その他の【魔導獣】関連はこちら↓
《幻創龍ファンタズメイ》
星7/闇属性/ドラゴン族/ATK2400/DEF1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がリンクモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、自分は相手フィールドのリンクモンスターの数+1枚をデッキからドローし、相手フィールドのリンクモンスターの数だけ自分の手札を選んでデッキに戻す。
②:自分フィールドのモンスターを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
相手のリンクモンスターが特殊召喚に成功した場合、手札から特殊召喚して手札交換+1ドローできるモンスター
《魔力掌握》や「魔導書」など基本的にダブると一気に使いにくくなるカードを戻しつつ、手札の質を上げることができます。
相手が全くリンクモンスターを使わないデッキだと腐りますが、他のデッキでも使いやすいモンスターなので手に入れておくことをおすすめします。
《魔導原典 クロウリー》
闇属性/魔法使い族/ATK1000/LINK2
【リンクマーカー:左下/右下】
魔法使い族モンスター2体
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「魔導書」カード3種類を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
そのカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードはデッキに戻す。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はレベル5以上の魔法使い族モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
この効果は1ターンに1度しか適用できない。
レベル5以上の魔法使い族の召喚に必要なリリースをなくすことができるモンスター
「エンディミオン」モンスターは召喚権を使わずに展開することができるため、リンク先を確保しつつ、手札の《創聖魔導王 エンディミオン》をリリースなしで召喚することができます。
「魔導書」のサーチもできるため、サンプルデッキにそのまま採用してもすぐに活躍できます。
【魔導】の関連カードはこちら↓
《トゥーンのもくじ》
①:デッキから「トゥーン」カード1枚を手札に加える。
デッキから「トゥーン」カード1枚をサーチできるカード
同名カードもサーチ可能です。
魔力カウンターを一気に3つ溜めることができ、最後にサーチするカードを《トゥーン・サイバー・ドラゴン》にすることで《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》でEXモンスターゾーンのモンスターを除去することもできます。
このカードを採用して《魔力掌握》なども3枚積むと40枚デッキでは初手でダブりやすくなるため、デッキ枚数を45枚前後にすると安定します。
《ペンデュラム・スイッチ》
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分のPゾーンのカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。
そのカードを特殊召喚する。
②:自分のモンスターゾーンのPモンスター1体を対象として発動できる。
そのPモンスターを自分のPゾーンに置く。
Pゾーンとモンスターゾーンを行き来することができるカード
Pスケールを整えたり、最上級モンスターを特殊召喚するなど【エンディミオン】の展開手段を手軽にサポートしてくれます。
まとめ
このストラクチャーデッキは微妙に必要なカードが足りていないですね。
でも裏を返せば改造しやすいということなので色々と使ってみて下さい!
あとよければ他の記事も見ていただけると嬉しいです。
最後まで読んで下さってありがとうございました!
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