まどろみの中で鏡の世界を行ったり来たり
少女の夢に怪しい影が忍び寄る…
/所要時間5分
【夢魔鏡】テーマデッキ紹介
WORLD PREMIERE PACK 2020で新たに登場した海外産テーマ【夢魔鏡】(海外名:ドリーム・ミラー)
少女の夢の中のファンタジーな世界観で鏡写しの自分へ変身しながら戦うという変わったコンセプトのデッキです。
戦い方とビジュアルが好みという人は結構多そうなイメージ。
●これから【夢魔鏡】を組んでみたい!
●組んでいる途中だけど初めからおさらいしたい!
●デッキ構築に悩んでいる…
という方は続きをどうぞ!
種族:天使族・戦士族・獣戦士族
レベル:主に1・4・8・10
召喚法:融合召喚
特徴:フリーチェーンで鏡写しの自身に変身
【夢魔鏡】のキーカード
・フィールド魔法は基本的に3積み
・通常のテーマデッキよりも構築がシビア
《聖光の夢魔鏡》
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに光属性の「夢魔鏡」モンスターが存在する限り、自分フィールドの「夢魔鏡」モンスターの内、レベルが一番高いモンスター以外の「夢魔鏡」モンスターは、攻撃対象にならず、相手の効果の対象にもならない。
②:自分・相手のエンドフェイズに、自分のフィールドゾーンのこのカードを除外して発動できる。
手札・デッキから「闇黒の夢魔鏡」1枚を発動する。
光属性の「夢魔鏡」モンスターが存在する場合、最もレベルの高い「夢魔鏡」モンスター以外に対象耐性・攻撃対象にならないを付与できるカード
光属性の「夢魔鏡」モンスターを呼び出すために欠かせないカードとなります。
また、お互いのエンドフェイズに自身を除外して、手札・デッキから《闇黒の夢魔鏡》を発動できます。
どちらか1枚引ければ次々と張り替えられるので、「夢魔鏡」たちの効果を存分に活かせます。
ただし、このカード自体には特にアドバンテージにつながる効果もなく、アクセス手段も少ないため、手札でかさばると非常に弱いという欠点があります。
「夢魔鏡」のフィールド魔法は引きたいけど引きたくないというもどかしいカード群なので注意して構築してください。
《闇黒の夢魔鏡》
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに闇属性の「夢魔鏡」モンスターが存在する限り、相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、相手に300ダメージを与える。
②:自分・相手のエンドフェイズに、自分のフィールドゾーンのこのカードを除外して発動できる。
手札・デッキから「聖光の夢魔鏡」1枚を発動する。
闇属性の「夢魔鏡」モンスターが存在する場合、相手が特殊召喚するたびに300ダメージを与えるカード
微弱ながらも意外とダメージはかさむので馬鹿にならない火力となります。
闇属性の「夢魔鏡」モンスターを呼び出すためにこちらも必須。
お互いのエンドフェイズに自身を除外し、《聖光の夢魔鏡》を手札・デッキから発動できる点は同じ。
どちらのフィールド魔法も耐性が全くないのでそもそも維持することが難しく、安定して「夢魔鏡」モンスターの効果を発動できません。
【夢魔鏡】は2種のフィールド魔法がなければ全く動けないので、全力でフィールド魔法の維持・張り直しを考えていく必要があります。
モンスター
共通効果
②:フィールドゾーンに(「聖光の夢魔鏡」または「闇黒の夢魔鏡」)が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
デッキから(対応する同レベルのモンスター)1体を特殊召喚する。
「夢魔鏡」フィールド魔法がある場合、お互いのメインフェイズ・バトルフェイズに自身をリリースして、デッキから鏡写しのモンスターを特殊召喚できます。
「夢魔鏡」の効果で特殊召喚するためにはこの条件をクリアする必要があります。
特定のカードが2枚なければ効果を発動できないのと同じなので不安定。
フィールド魔法の発動・維持・張り直しは序盤から終盤まで気が抜けません。
性質上、モンスターの複数採用が主になるのでデッキ内のリソースを回復させる手段も必要となります。
《ダイガスタ・エメラル》や《貪欲な瓶》なども視野に入ってきますね。
《夢魔鏡の乙女-イケロス》
星1/光属性/天使族/ATK 0/DEF 500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「夢魔鏡の乙女-イケロス」以外の「夢魔鏡」カード1枚を手札に加える。
②:フィールドゾーンに「闇黒の夢魔鏡」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「夢魔鏡の夢魔-イケロス」1体を特殊召喚する。
「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合、デッキから同名以外の「夢魔鏡」カード1枚をサーチできるモンスター
特殊召喚する方法は意外と多く、手札・デッキ・墓地からのアクセスが可能。
このカードを中心に【夢魔鏡】はアドバンテージを増やしていきます。
ただし、このカードを特殊召喚するためには最低でも2枚のカード(フィールド魔法+「夢魔鏡」モンスター)が必要となるため、当然ながらあまり安定しません。
このモンスター効果をどれだけ安定して発動できるかが大事です。
《宣告者の神巫》+《トリアス・ヒエラルキア》を採用することで夢魔のイケロスのリクルート手段を増やすこともできます。
《夢魔鏡の夢魔-イケロス》
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「夢魔鏡の夢魔-イケロス」以外の「夢魔鏡」モンスター1体を特殊召喚する。
②:フィールドゾーンに「聖光の夢魔鏡」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「夢魔鏡の乙女-イケロス」1体を特殊召喚する。
「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合、手札から同名以外の「夢魔鏡」モンスター1体を特殊召喚できるモンスター
この効果で特殊召喚した「夢魔鏡」もちゃんと効果を発動できるので、【夢魔鏡】では手札からの展開も重要になります。
乙女のイケロスでサーチしたモンスターを展開すれば、流れるように展開できますね。
1ターン目にこのカードを展開するのが【夢魔鏡】の基本ムーブ。
《墓穴の指名者》を打たれないようにお祈りしながら動きましょう。
《夢魔鏡の使途-ネイロイ》
星3/光属性/天使族/ATK1000/DEF1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドに「夢魔鏡」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、このカードを闇属性にできる。
②:このカードが「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動する。
フィールドに「聖光の夢魔鏡」が存在する場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで持ち主の手札に戻す事ができる。
フィールドに「闇黒の夢魔鏡」が存在する場合、自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚デッキに戻す。
フィールドに「夢魔鏡」モンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できるモンスター
「夢魔鏡」の中で唯一自己特殊召喚が可能で、共通効果を持たないジョーカー的存在
「夢魔鏡」モンスター効果で特殊召喚した場合、
《聖光の夢魔鏡》:魔法・罠を1枚バウンス
《闇黒の夢魔鏡》:手札交換(強制効果)できます。
①の効果で特殊召喚した場合も発動できるため、発動は容易。
魔法・罠除去と手札交換という【夢魔鏡】にとって欠けている部分を埋めてくれます。
次に紹介する《夢魔鏡の逆徒-ネイロイ》からサーチできるため、2枚は欲しいところ。
《夢魔鏡の逆徒-ネイロイ》
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「夢魔鏡の使徒-ネイロイ」1体を手札に加える。
その後、このカードを光属性にできる。
(2):自分フィールドの他の「夢魔鏡」モンスター1体をリリースして発動できる。
それとはレベルが異なる「夢魔鏡」モンスター1体をデッキから選び、選んだモンスターにカード名が記された「聖光の夢魔鏡」または「闇黒の夢魔鏡」1枚をデッキから手札に加え、選んだモンスターを守備表示で特殊召喚する。
召喚・特殊召喚時、《夢魔鏡の使途-ネイロイ》をサーチできるモンスター
光のネイロイは自己特殊召喚効果をもつので一気に2体のモンスターが並びます。
そのままリンク召喚してもよいし、融合素材にするなど応用しやすいセットです。
また、自分フィールドの「夢魔鏡」モンスター1体をリリースして、デッキから「夢魔鏡」モンスター1体を特殊召喚して、《聖光の夢魔鏡》or《闇黒の夢魔鏡》をサーチできます。
このカード1枚から【夢魔鏡】の基本ムーブに繋げられるので、非常に重要な効果です。
【夢魔鏡】の初動はこのカードに完全に依存しているといっても過言ではないです。
専用サーチの《夢幻の夢魔鏡》でもアクセスできるので、何としても引きましょう。
《夢魔鏡の聖獣-パンタス》
星4/光属性/獣戦士族/ATK 900/DEF1900
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合、「夢魔鏡の聖獣-パンタス」以外の自分の墓地のレベル8以下の「夢魔鏡」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
②:フィールドゾーンに「闇黒の夢魔鏡」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「夢魔鏡の魔獣-パンタス」1体を特殊召喚する。
「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚した場合、同名以外のレベル8以下「夢魔鏡」1体を守備表示で特殊召喚できるモンスター
+1アドバンテージを生み出しつつ、蘇生した「夢魔鏡」の効果も使えるため2度おいしい。
パンタスは見た目にそぐわず獣戦士族なので《炎舞-「天キ」》でサーチも可能。
魔獣のパンタスから展開した場合はそのままランク4も狙えるので同じく夢繋がりの《No.41 泥酔魔獣バグースカ》でお茶を濁すこともできます。
獣戦士族×2の《魁炎星王-ソウコ》で効果モンスターを全て無効にするのもいいですね。
《夢魔鏡の魔獣-パンタス》
星4/闇属性/獣戦士族/ATK1900/DEF 900
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターン、このカードは直接攻撃できる。
②:フィールドゾーンに「聖光の夢魔鏡」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「夢魔鏡の聖獣-パンタス」1体を特殊召喚する。
「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚した場合、ターン終了時まで直接攻撃できるモンスター
決まれば初期ライフの1/4を削れるとはいえ、さすがに性能的に厳しいものがあります。
こちらも《夢魔鏡の聖獣-パンタス》に変身できるので、もっぱら変身させることが役目といってもいいでしょう。
相手ターン中に《夢魔鏡の聖獣-パンタス》から変身した場合、全く効果を持たないバニラなので、パンタス2種の維持はあまり考えなくてもOKです。
素直に融合素材やリンク素材に使ってしまいましょう。
《夢魔鏡の白騎士-ルペウス》
星8/光属性/戦士族/ATK1000/DEF2800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターン、このカードは戦闘・効果では破壊されない。
②:フィールドゾーンに「闇黒の夢魔鏡」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「夢魔鏡の黒騎士-ルペウス」1体を特殊召喚する。
「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚した場合、ターン終了時まで戦闘・効果で破壊されないモンスター
基本的に相手ターン中に展開して守りを固めるといった使い方になります。
バウンスや除外などで除去してきそうであれば②の効果で変身すればOK。
レベル8なので《夢魔鏡の夢魔-イケロス》《夢魔鏡の聖獣-パンタス》の効果で展開したいところですが、【夢魔鏡】自体は展開力が低いデッキのため、手札事故になりやすいです。
純構築の【夢魔鏡】でルペウスはそれぞれ1枚ずつがベストだと思います。
《夢魔鏡の黒騎士-ルペウス》
星8/闇属性/戦士族/ATK2800/DEF1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:フィールドゾーンに「聖光の夢魔鏡」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「夢魔鏡の白騎士-ルペウス」1体を特殊召喚する。
「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚した場合、フィールドのカード1枚を破壊できるモンスター
メインデッキのモンスターとしては唯一の除去効果もち&最大のアタッカー
序盤はこのモンスターを中心に相手の盤面とライフを削っていきます。
2種のフィールド魔法があれば、毎ターン一撃離脱の戦い方ができ、中々面白い動きができます。
デッキ内のルペウスの枚数に気をつけながら次の融合モンスターに繋げていきましょう。
EXデッキのモンスター
《夢魔鏡の天魔-ネイロス》
星10/光属性/天使族/ATK3000/DEF3000
属性が異なる「夢魔鏡」モンスター×2
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの属性は「闇」としても扱う。
②:このカード以外の自分フィールドのモンスターがリリースされた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
③:このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から「夢魔鏡の天魔-ネイロス」以外の「夢魔鏡」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
このカード以外の自分フィールドのモンスターがリリースされた場合、フィールドのカード1枚を破壊できるモンスター
「夢魔鏡」モンスターは変身する際に自身をリリースするため、トリガーは引きやすい。
他に《リンクリボー》《ダイナレスラー・パンクラトプス》なども相性がよい。
また、相手によって破壊された場合、墓地の同名以外の「夢魔鏡」を蘇生できます。
素直に破壊される場合はそれほど多くないでしょうが、どの「夢魔鏡」の効果も発動できるため、リカバリーしやすいです。
フィールド魔法の有無にかかわらず効果を活かせるモンスターなので、積極的に融合召喚していきたいところ。
《夢魔鏡の魘魔-ネイロス》
星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守3000
属性が異なる「夢魔鏡」モンスター×2
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの属性は「光」としても扱う。
②:フィールドゾーンに「闇黒の夢魔鏡」が存在し、モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。
③:フィールドゾーンに「聖光の夢魔鏡」が存在する場合、このカードをリリースして発動できる。
EXデッキから「夢魔鏡の天魔-ネイロス」1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
2種のフィールド魔法が存在する場合、効果を発揮するモンスター
●《闇黒の夢魔鏡》:モンスター効果の発動時に発動を無効
●《聖光の夢魔鏡》:自身をリリースし、EXデッキから《夢魔鏡の天魔-ネイロス》を特殊召喚
相手ターン中の妨害をこなしつつ、後続にアクセスできるため、比較的場もちは良いほう。
ただし、フィールド魔法を守るだけで精一杯になる場合があるので過信は禁物。
【夢魔鏡】での融合召喚は専用の《混沌の夢魔鏡》と墓地融合の《死魂融合》を中心とします。
さらに十全に効果を使うならば2種のフィールド魔法も用意しなくてはいけないので、想像している以上にこのモンスターは重いです。
序盤は天魔のネイロスに任せつつ、こちらは準備が整い次第融合召喚するという使い方がベストでしょう。
「夢魔鏡」魔法・罠
《夢幻の夢魔鏡》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「夢魔鏡」モンスター1体を手札に加える事ができる。
②:フィールドゾーンに「聖光の夢魔鏡」が存在する限り、自分フィールドの全てモンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
③:フィールドゾーンに「闇黒の夢魔鏡」が存在する限り、相手フィールド全てのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。
「夢魔鏡」モンスター1体をサーチできるカード
また、フィールドによって全体強化&全体弱体化が可能です。
ステータス・効果が低めの【夢魔鏡】にとってステータスの変化はとても大きい。
このカードを複数維持できればそのまま差は広がります。
パンタス×2で《No.102 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》をエクシーズ召喚し、妨害&ドローを狙うのもあり。
単純に《夢魔鏡の乙女-イケロス》からサーチすることで+1アドバンテージになるので、モンスターをサーチしたい場合はこのカードを経由するのが鉄則。3枚必須ですね。
《混沌の夢魔鏡》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:「夢魔鏡」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
フィールドゾーンに「聖光の夢魔鏡」が存在する場合、手札のモンスターも融合素材とする事ができる。
フィールドゾーンに「闇黒の夢魔鏡」が存在する場合、自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
【夢魔鏡】専用の融合カード
基本はフィールド融合のみで、《聖光の夢魔鏡》があれば手札融合・《闇黒の夢魔鏡》があれば墓地融合が可能になります。
《夢魔鏡の乙女-イケロス》からサーチできるためそこそこ使いやすいものの、素引きが非常に弱い。
速攻魔法である利点を活かさなければ1枚採用だけにして、《死魂融合》を採用した方がアドバンテージ的にも消費が少なくて済みます。
《夢現の夢魔鏡》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:「聖光の夢魔鏡」「闇黒の夢魔鏡」をそれぞれ1枚ずつ手札・デッキから選び、その内の1枚を自分のフィールドゾーンに、もう1枚を相手のフィールドゾーンにそれぞれ表側表示で置く。
《聖光の夢魔鏡》《闇黒の夢魔鏡》をそれぞれ手札・デッキからお互いのフィールドゾーンに置くカード
「夢魔鏡」専用の《盆回し》のような効果をもちます。
置くだけなので《灰流うらら》をすり抜けられるところも見逃せない利点ですね。
上記2種のフィールド魔法がなければ効果を発動できない「夢魔鏡」たちにとって、このカードの存在は欠かせません。
特に同一ターンで対となる「夢魔鏡」モンスター両方の効果を発動できるようになるのは想像以上に大きいです。
《金満で謙虚な壺》や《トラップトリック》を積んででもいち早く発動したいカードといえます。
ただし、初動で動けるカードではないのでワンテンポ遅れるということだけは忘れずに。
《夢魔鏡の夢物語》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「夢魔鏡」モンスターが存在する場合、除外されている自分の「聖光の夢魔鏡」「闇黒の夢魔鏡」を1枚ずつ対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻し、フィールドのカード1枚を選んで除外する。
②:自分フィールドの「夢魔鏡」カードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
除外されている《聖光の夢魔鏡》《闇黒の夢魔鏡》1枚ずつをデッキへ戻し、フィールドのカード1枚を選んで除外できるカード
2種のフィールド魔法は自身の効果で除外されるため、デッキへ戻しつつ強力な除去を打てるのはかなり強い。
ただし、フィールド魔法が単純に破壊されることも多いので、しっかりと機能させたいならば除外系のカードを採用した方がよいでしょう。
また、墓地から除外することで「夢魔鏡」カードの破壊の身代わりとなる効果も心強い。
狙われやすいフィールド魔法やイケロスを守りつつ、【夢魔鏡】の戦術を維持してくれます。
序盤は使いにくいため採用枚数は好みで分かれやすいカードだと思います。
安定した構築なら0枚、コントロール軸にしたいならば2枚が妥当ではないでしょうか?
《夢魔鏡の夢語らい》
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「夢魔鏡」モンスターが自身の効果を発動するためにリリースされる場合、墓地へは行かず持ち主のデッキに戻る。
②:自分・相手のメインフェイズに、魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、「聖光の夢魔鏡」または「闇黒の夢魔鏡」1枚を選んで自分のフィールドゾーンに表側表示で置く。
その後、置いたカードのカード名が記されたモンスター1体を手札から特殊召喚できる。
「夢魔鏡」モンスターのリリースコストを[自身をデッキへ戻す]へ変更するカード
このカードが存在するかぎり、半永久的に「夢魔鏡」たちが入れ替わり続けられます。
苦手な《墓穴の指名者》やリソース切れについて考える必要がなくなる点はかなりでかい。
また、お互いのメインフェイズにこのカードを墓地へ送り、墓地・除外ゾーンから《聖光の夢魔鏡》or《闇黒の夢魔鏡》をフィールドゾーンに置き、その後、手札の「夢魔鏡」モンスターを特殊召喚できます。
いまいち特殊召喚方法に乏しい【夢魔鏡】にとって、1枚で準備が整うカードは貴重。
他のカード同様にこのカード1枚から動けるというわけではないですが、リカバリー力は随一。
《夢魔鏡の夢占い》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:以下の効果を発動できる。
●フィールドゾーンに「聖光の夢魔鏡」が存在し、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●フィールドゾーンに「闇黒の夢魔鏡」が存在し、相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
【夢魔鏡】専用のカウンターカード
正直な感想を言えば、サーチできる点を考慮に入れても《神の宣告》の方が強いです。
…というのも、フィールド魔法が存在しなければ使えないため、フィールド魔法を除去するカードに対して発動することになるのです。
【夢魔鏡】はフィールド魔法にとても依存しているため、全力で守りにいかないと何もできずに敗北します。
採用するのであれば1枚のみにして適宜サーチして使うのがおすすめです。
相性の良いカード
デッキスペースがカテゴリカードでほとんど占めるので厳選する必要があります。
輝白竜&暗黒竜
墓地の光属性・闇属性を除外して手札から特殊召喚できるモンスター
自身が墓地へ送られた場合、相方をサーチできます。
【夢魔鏡】とコンセプト的に似ており、同じパックの《混沌領域》からサーチ可能。
アドバンテージを伸ばしにくい【夢魔鏡】にとって毎ターンリンク召喚を組み込むことで戦力アップを図れます。
また、妨害の的になることで「夢魔鏡」の効果を通りやすくするという副次的なメリットもあります。
リンク2《天球の聖刻印》を合わせて採用しておけばリリースと相性がよい《闇黒の魔王ディアボロス》をリクルートすることもできますよ。
《カクリヨノチザクラ》
星1/闇属性/悪魔族/ATK 0/DEF 0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、自分及び相手の墓地から1枚ずつ、魔法・罠カードを対象として発動できる。
そのカードを除外し、このカードを特殊召喚する。
②:このカードをリリースし、自分または相手の墓地の融合・S・X・リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、そのモンスターとは種類(融合・S・X・リンク)が異なるモンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚する。
お互いの墓地の魔法・罠を1枚ずつ除外し、手札から特殊召喚できるモンスター
自身をリリースすることで、墓地のモンスターを蘇生することができます。
単体での汎用性も十分ありますが、【夢魔鏡】でかみ合っている点は3つ
●《夢魔鏡の天魔-ネイロス》を蘇生できる
●《夢魔鏡の夢物語》の発動をサポート
●《闇黒の魔王ディアボロス》&ネイロスのトリガーになれる
初動にはなりませんが、相手の墓地リソースも削りつつ動けるのでけっこうおすすめ。
《死魂融合》
①:自分の墓地から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを裏側表示で除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
墓地リソースのみで融合召喚できるカード
【夢魔鏡】は低速型のデッキのため、罠カードの遅さを感じることは少なく、《夢現の夢魔鏡》と相性がよい《トラップトリック》と共有できるため、かなり使いやすいです。
基本は2種のネイロスを使い分けるのですが、ルペウス2体で《鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード》を融合召喚することもできます。
こちらも全体的な性能が高いアタッカーのため、1枚挿しておく価値があります。
基本展開
- 《聖光の夢魔鏡》を発動した状態で《夢魔鏡の夢魔-イケロス》を召喚。
- 《夢魔鏡の乙女-イケロス》へ変身し、《夢幻の夢魔鏡》をサーチ。そのまま発動して《夢魔鏡の黒騎士-ルペウス》をサーチ。ターン終了時にフィールドを《闇黒の夢魔鏡》にチェンジ。
- (相手ターン中)《夢魔鏡の夢魔-イケロス》に変身して、手札の《夢魔鏡の黒騎士-ルペウス》を特殊召喚。相手のカードを除去。
- 相手の出方を伺いつつ、イケロスを夢魔⇒乙女へ変身してさらにサーチ、ルペウスを黒騎士⇒白騎士へ変身させて守りを固める
《聖光の夢魔鏡》でイケロスは守られているのでうまくいけば次のターンまで残してさらにアドバンテージを伸ばせます。
サンプルデッキ
・《夢魔鏡の乙女-イケロス》×3
・《夢魔鏡の夢魔-イケロス》×3
・《夢魔鏡の聖獣-パンタス》×2
・《夢魔鏡の魔獣-パンタス》×2
・《夢魔鏡の白騎士-ルペウス》×1
・《夢魔鏡の黒騎士-ルペウス》×1
・《輝白竜 ワイバースター》×2
・《暗黒竜 コラプサーペント》×2
・《カクリヨノチザクラ》×2
・《混沌の創生神》×1
・《闇黒の魔王ディアボロス》×1
・《聖光の夢魔鏡》×3
・《闇黒の夢魔鏡》×3
・《夢幻の夢魔鏡》×3
・《混沌の夢魔鏡》×1
・《混沌領域》×3
・《ハーピィの羽根帚》×1
・《テラ・フォーミング》×1
・《夢現の夢魔鏡》×2
・《夢魔鏡の夢物語》×1
・《死魂融合》×2
・《夢魔鏡の天魔-ネイロス》×2
・《夢魔鏡の魘魔-ネイロス》×2
・《No.42 泥酔魔獣バグースカ》×1
・《宵星の機神ディンギルス》×1
・《天球の聖刻印》×1
・《クロシープ》×1
・《プロキシー・F・マジシャン》×1
・《ストライカー・ドラゴン》×1
・《リンクリボー》×1
フィールド魔法を引きたいのに初手に2枚以上くると困るという問題をどう頑張っても解決できませんでした。誰か解決策を教えてくれると嬉しいです。
《ワン・フォー・ワン》は手札コストが重く感じたため不採用としました。
結構早いスピードでデッキ圧縮していくので《一撃必殺居合ドロー》を採用してみるのも面白いかもしれませんね。
まとめ
【夢魔鏡】の簡単な紹介でした。
海外10期テーマとしては弱いかな?と思いましたが、回ればしっかり戦えます。
フィールド魔法の依存だけ何とか強化してほしいですね。
構築が定まらなかった時はサンプルデッキで一度遊んでみてくださいね!
コメント