魚族・海竜族と並ぶ水属性の代表種族
【ガエル】【グレイドル】などかなりの個性派ぞろい
※7/18 「氷水」追記
/所要時間5分
【水族】種族サポート
バラエティ豊かなモンスターを有する水族
《餅カエル》のおかげで特にレベル2の水族が優遇されている傾向にあります。
水族のサポートが少ないので水属性全体のサポートになるカードも一緒に紹介しています。
ややマイナーではありますが、覚えておくとデッキ構築に幅がでるカードばかりです。
サポートは海竜族・魚族と共有しているものも存在するので、そちらもよければどうぞ
モンスター
《氷水のアクティ》
星4/水属性/水族/攻1000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札から水属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの表側表示の水属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
このカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「氷水のアクティ」以外の「氷水」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
召喚・特殊召喚時に手札の水属性1体を墓地へ送り、1ドローできるモンスター
単純な手札交換効果ですが、水族は比較的蘇生手段に長けているため何度も使いやすい。
効果使用後は《バハムート・シャーク》や《No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》につないで、盤面構築に貢献させてあげましょう。
②の効果は能動的に使うのはやや難しいですが、破壊ギミックを搭載しておくと強力です。
「クリストロン」や「ダイナミスト」(Pゾーンの破壊でも発動可能)でも使いやすいので、一緒に採用してみるのも面白そうです。
《氷水のティノーラ》
星4/水属性/水族/攻1000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚墓地へ送り、自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
フィールドのこのカードを墓地へ送り、対象のモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの表側表示の水属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、このカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「氷水のティノーラ」以外の「氷水」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
手札1枚と自身を墓地へ送り、墓地の水属性1体を蘇生できるモンスター
完全蘇生のわりにはコストが安く、《超古深海王シーラカンス》や《海竜-ダイダロス》といったデッキの核となるカードも簡単に蘇生できます。
水属性全般で使える汎用性がうりですが、召喚権を使わずにどうやって展開するかがネックですね。
《氷水のトレモラ》
星5/水属性/水族/攻1500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
手札から水属性モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの表側表示の水属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、このカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「氷水のトレモラ」以外の「氷水」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
自身を手札から墓地へ送り、手札の水属性1体を特殊召喚できるモンスター
手札消費は激しいものの、制限なしで特殊召喚できるのが大きな強み。
初動の妨害に弱い【ベアルクティ】や【マリンセス】などの保険から、《大皇帝ペンギン》や《伝説のフィッシャーマン》などの重いモンスターの手札事故軽減など細かな部分で活躍できるカードです。
レベルが5と通常召喚には適さないので通常魔法のような使い方になりますが、優秀な1枚です。
《鬼ガエル》
星2/水属性/水族/ATK1000/DEF 500
①:このカードは手札からこのカード以外の水属性モンスター1体を捨てて、手札から特殊召喚できる。
②:このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキ及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、水族・水属性・レベル2以下のモンスター1体を選んで墓地へ送る。
③:1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。
このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「鬼ガエル」以外の「ガエル」モンスター1体を召喚できる。
②の効果でレベル2以下の水属性水族1体をデッキor自分フィールドから墓地へ送ることができるモンスター
特殊召喚もしやすく、「ガエル」モンスターを少量出張させるだけで《餅カエル》をエクシーズ召喚できるため、使い勝手が非常によい。
《粋カエル》《黄泉ガエル》などを採用する場合には必ず一緒に採用しておきたい。
また、自分フィールドのモンスター1体をバウンスして同名以外の「カエル」モンスターの召喚権を追加する効果も持っています。
任意のモンスターをバウンスできる効果はかなり少ないので、バウンス役としても優秀。
自身をバウンスして毎ターン墓地肥やしに使うという使い方もできます。
《粋カエル》
星2/水属性/水族/ATK 100/DEF2000
このカードはS素材にできない。
①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「デスガエル」として扱う。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から「ガエル」モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
墓地から「ガエル」モンスター1体を除外して、自己蘇生できるモンスター
1ターンに1度の縛りもないので、墓地コストさえあれば何度も復活します。
《鬼カエル》を採用する際の最大の強みがこのカードで、《餅カエル》を何度もエクシーズ召喚したり、《海晶乙女コーラルアネモネ》をリンク召喚して後続を増やしたり、《ライトロード・ドミニオン キュリオス》の素材になるなどの様々な活用法があります。
せっかく水族のデッキを組むなら《餅カエル》を使わない手はないので、一緒に採用しておきましょう。
《絶海のマーレ》
星4/水属性/水族/攻1500/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「絶海のマーレ」以外の水族モンスター1体を墓地へ送る。
(2):自分エンドフェイズに、このカードをリリースし、「絶海のマーレ」以外の自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
召喚・特殊召喚時に同名以外の水族モンスター1体をデッキから墓地送りできるモンスター
デッキに触れる方法が特に少なかった水族にとっては貴重なアクセス手段になります。
レベル2以下は《鬼ガエル》、レベル5以上は《氷結界》の方が優秀なので、こちらはレベル3・4のモンスターへのアクセス手段とするのがいいでしょう。
また、自分エンドフェイズに自身をリリースして同名以外の水族1体をサルベージできます。
遅いものの水族の万能サーチとしてみることもできますね。
今後の水族の発展に伴って利用価値も増えてくるでしょう。
EXデッキのモンスター
《グレイドル・ドラゴン》
星8/水属性/水族/ATK3000/DEF2000
水族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「グレイドル・ドラゴン」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した時、そのS素材とした水属性モンスターの数まで相手フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
水族チューナーを指定するシンクロモンスター
《ペンギン勇士》が登場したおかげで随分と出しやすくなりました。
チューナーのほとんどが水属性なので①②の効果の両方を使うことができます。
除去と蘇生ができるためかなり心強い。
【氷結界】などでも優秀な働きをみせます。
《餅カエル》(禁止)
ランク2/水属性/水族/ATK2200/DEF 0
水族レベル2モンスター×2
①:自分・相手のスタンバイフェイズにこのカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「ガエル」モンスター1体を特殊召喚する。
②:1ターンに1度、相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時、自分の手札・フィールドの水族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、破壊したカードを自分フィールドにセットできる。
③:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
レベル2の水族×2で出せるエクシーズモンスター
特に②で手札・フィールドの水族を墓地へ送ることでモンスター効果・魔法・罠の発動を無効にして破壊する効果が非常に強力。
さらに破壊したカードを自分フィールドにセットすることができます。
水族では多少無理をしてもこのカードを出せる構築にしておくと有利に戦える場面が多くなります。
①③の効果でアドバンテージ差を広げることもできるので、このカードを主軸に戦うことを視野に入れてもいいでしょう。早めに帰っておいで。
魔法・罠
《水舞台》(アクアリウム・ステージ)
①:自分フィールドの水属性モンスターは、水属性以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
②:自分フィールドの「アクアアクトレス」モンスターは相手モンスターの効果を受けない。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。
水属性モンスターが水属性以外に戦闘破壊されなくなる効果とこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、水族1体を蘇生できるカード
「アクアアクトレス」関連のカードですが、③の効果のために採用することは十分可能。
《マジカルシルクハット》でセットすれば、③の効果を活かすことができます。
《水舞台装置》(アクアリウム・セット)
①:自分フィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:自分フィールドの「アクアアクトレス」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。
水属性の全体強化と《水舞台》同様の③の効果
全体的には《水舞台》の方が優秀なので、3枚で足りない場合に採用するといいでしょう。
地味に同名ターン1がついていないので、《七精の解門》で回収して何度も蘇生効果を使うコンボもできます。
レベル10水族は《神・スライム》や《氷水帝コスモクロア》が出しやすいので相性も良好です。
《湿地草原》
フィールド上の水族・水属性・レベル2以下のモンスターの攻撃力は1200ポイントアップする。
「レベル2以下・水属性・水族」全ての条件に該当するモンスターの攻撃力を1200上げるカード
主に「ガエル」「氷結界」「アクアアクトレス」などのモンスターのサポートとして採用できます。
「バージェストマ」と併用すれば、2400のアタッカーとなるため、そのまま戦闘に参加させることができます。
《ジャンク・シンクロン》を採用して、《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力を大幅に上げるなどの使い方も面白いかも?
《フィッシュアンドバックス》
手札を1枚捨て、ゲームから除外されている自分の魚族・海竜族・水族モンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスターを手札に加える。
手札1枚を捨てて、除外ゾーンからモンスター2体を回収できるカード
除外ゾーンから回収できるカードは未だに数が少なく貴重なものの、やや使いにくいのが現状。
《サルベージ》より優先して採用できるかどうかはデッキによります。
《レグンガ》や《妖精伝姫-シラユキ》を多用する尖った水属性デッキであれば、面白いかもしれません。
《ギョッ!?》
ゲームから除外されている自分の魚族・海竜族・水族モンスター1体をデッキに戻して発動する。
効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。
除外されている3種族のうち1体をデッキへ戻し、モンスター効果の発動を無効にして破壊できるカード
ライフコストのなくなった《神の通告》のようなカード
《粋カエル》や《サイレンス・シーネットル》、「氷水」など三種族の中では自然に除外できるモンスターが多く、比較的扱いやすい。
サーチする手段も皆無で神シリーズより優先して採用する意義はあまりありませんが、使うと相手がギョっとしてくれるのが楽しい。
まとめ
水族はこれからも低レベルを中心に成長を遂げていきそうです。
レベルの高いモンスターがいないのは他種族のイメージがつくからでしょうか?
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