20代を虜にした伝説のカードゲーム「遊☆戯☆王」

新たなるゲームが再び始まる…

/所要時間３分

【遊☆戯☆王】って？

ジャンル：カードゲーム

主演：武藤遊戯（CV風間俊介）/海馬瀬戸（CV津田健次郎）

監督：桑原智

時間：130分

制作年：2016年

【U-NEXT】での評価：4.5

【Amazon】での評価：現在配信されていません

原作連載から20周年となった2016年に公開された本作

原作者・高橋和希の制作総指揮の下、「DM」のキャスト・スタッフが勢揃いし、原作のその後を描く完全オリジナルストーリー

遊☆戯☆王の熱気をこれでもかと詰め込んだ名作です。

このサイトを見たことある人なら遊戯王の魅力は言うまでもないですよね？

そんな「遊☆戯☆王DSOD」について紹介します！

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（2019/11/3の執筆時点での情報となります）

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「遊☆戯☆王DSOD」あらすじ
「遊☆戯☆王DSOD」見どころ
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「遊☆戯☆王DSOD」に原作・続編・完全版はあるの？
「遊☆戯☆王DSOD」の主なキャスト＆スタッフ
まとめ

「遊☆戯☆王DSOD」あらすじ

千年パズルを完成させたことにより闇遊戯というもう一人の人格を呼び覚ました武藤遊戯。
海馬コーポレーション社長にして決闘者の頂点として君臨する海馬瀬戸や、仲間たちと数々の死闘を繰り広げたが、過去との因縁によりもう一人の自分との戦いを余儀なくされ、遊戯と闇遊戯はついに決別し、別々の道へ旅立つこととなった。

そうして闇遊戯との最後の決闘を終えて、日常を取り戻したかに見えた遊戯たち。
その前に現れた謎の少年「藍神」。
そして次々と世界中で起きる謎の失踪事件。
ただひたすらに千年パズルを探し求める海馬。
全てのピースが合わさるとき、再び決闘の幕が切って落とされる！

「遊☆戯☆王DSOD」見どころ

変わっていく景色と変わらないもの

アテムとの闘いの儀を終え、心身ともに大きく成長した遊戯。

昔からもっていた硬い意志や芯の強さが奥底から滲み出るように描かれています。

仲間たちとの絆は一層強くなっていましたが、どこかお互いを尊重するように。

ちょうど遊戯たちは少しずつ大人になろうとしている途中でした。

一方、海馬は果たせなかった宿願のためにありとあらゆる手を使い、アテムを再び現世に蘇らせようとします。１度として勝てなかったという執念が海馬を突き動かしていました。

そんな彼らを見つめる藍神。崇高な目的のためにアテム復活を阻止する必要があった彼は集合意識を利用し、遊戯と海馬の妨害を試みます。

３人のキャラクター達の生い立ちは違っていますが、それぞれ暗い部分がありました。

それを乗り越えた先の未来をどうやって作り上げていくのかが大きく異なっており、キャラクターの心情が滲み出るような作品になっています。

遊☆戯☆王といえば熱いデュエル！

フィギュアヴァルカン-ログ 013 遊☆戯☆王リボ青眼の亜白龍ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン「劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」

原作で使われたカードの進化系カードが作中で数多く使われており、それぞれ短い時間の中でとてもよく動いて見せ場を作っています。

どれだけ動くのかはぜひその眼で確かめてほしい。

矢継ぎ早に繰り出されるカードと脈動感溢れるモンスターの姿は血を沸き立たせ、デュエルへの熱い想いをすぐに思い出させてくれます。

個人的に好きなシーンはオベリスク降臨のシーン

眼を爛々と輝かせて子どもみたいにワクワクしました！

これだからデュエルはやめられないよね！もう最高！

ブラック・マジシャンは漆黒の衣装がカッコイイし、ブラマジガールも超キュート。

ブルーアイズは猛々しさの中に美しさがあるし、方界は得体のしれない気持ち悪さが高橋先生のモンスターデザインの意匠をひしひしと感じさせます。

130分なんてあっという間。

あの頃の遊☆戯☆王の衝撃がまるごと帰ってきたかのような気持ちになりますよ。

スタッフのインタビューより一部抜粋

キャストやスタッフの方々の制作秘話などをまとめたパンフレットに見どころがぎっしりつまっています。

劇場で買わなかった方はちょっと損しているかも？一部抜粋して紹介します！

原作者：高橋和希へのインタビューより一部抜粋

－本作で先生が伝えたかったテーマとは？
この現代社会を生きていく上で、誰もが何らかの不安を抱えているのではないでしょうか？
身の回りはテクノロジーに支配され、我々はSNSなしでは生活できないほど様々な洗脳を受けています。もちろん、人と人とが繋がることは素晴らしいことです。しかし、時に誤った集団思想に向かう危険性にも注意を払わなくてはならないと思うのです。
今回の物語では、プラナを含めた藍神の存在は、瞬時に周波数を束ねるSNSのメタファーであり、排他的で危険な思想に群がる者たちの先導者でもあります。そしてそれは現実世界で起こっている様々な争いにも共通することだと思うのです。
海馬・藍神はそれぞれの執着に支配されていますが、一方で遊戯たちは仲間を想い、杏子と別れる時でさえ笑顔で見送っており、それぞれの自立を目指して生きています。
登場人物の誰の生き方に共感するか。ぜひ考えてほしいと思います。

監督：桑原智へのインタビューより一部抜粋

－今回のデュエルシーンはこれまでとは違う描き方でしたね
今回の作品ではキャラクターの心情をきちんと理解してもらうために、（時間的な意味でも）カードの効果説明をできるだけ省いてしまおうということになりました。
その分、スピーディーでアクション映画のようなデュエルシーンが表現でき、これまでにないものになったと思います。
また、今回は対戦相手の相性によって各デュエルのテンポを変化させています。
例えば、遊戯と海馬はお互いを知り尽くしていて、相手がやってくるであろうことが手に取るように分かるのでテニスのラリーのように次々とカードが繰り出されるテンポのいいデュエルになるんですね。
一方、藍神とのデュエルでは戦術がよく分からないので、海馬は一方的に叩き潰そうとしますし、遊戯は出方を窺うように守備を固め一発逆転を狙います。
そうすると双方がカードを出し合うというより、一方がカードを使い、終わったらもう一方がカードを使うという展開になるんです。

総作画監督：加々美高浩へのインタビューより一部抜粋

「遊☆戯☆王」はデュエルシーンが中心なので、必然的に手のアップが多くなるアニメだったんですが、今回は手元だけでどのキャラクターなのか分かるような工夫をしています。
遊戯はまっすぐで素直な子なので、スタンダードな持ち方です。
海馬は自分を大きく見せたいという想いもあって、持つというより挟むという持ち方。
藍神はそのどれでもない、３本の指で挟む形です。
「DEATH NOTE」のLは電話の持ち方にまでキャラクター性が反映されていましたが、そういうキャラ付けをしたいなというのがきっかけでした。

モンスターデザイン：反田誠二へのインタビューより一部抜粋

－特に印象に残っているモンスターは何ですか
個人的には「方界獣ダーク・ガネックス」がうまくいったのではと思っています。
「方界」モンスター達は高橋先生の「方界超帝インディオラ・デス・ボルト」のデザイン様式を継承する形で生まれていて、身体の模様からウミウシ・ナマコなどの海洋生物をイメージしました。ある種の海洋生物が感じさせる底の知れない「分からなさ」は「方界」モンスターのイメージにぴったりでした。
「ダーク・ガネックス」はそう言った要素を活かしつつ、クトゥルー神話に出てくるような深海のクリーチャーのイメージを取り入れて呪術的でドロドロした面白い形にできたのではと思います。

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この映画が好きなら絶対に１度は読んだ方がいいですよ

アニメムックパンフレット遊戯王 THE DARKSIDE OF DIMENSIONS