「ふわふわ」+「わんだー」+「ぶりーず」=???
世界を飛び回るモフモフたちが環境を荒らす?
/所要時間10分
【ふわんだりぃず】テーマデッキ紹介
BURST OF DESTINYで新たに登場したモフモフ系かわいいテーマ【ふわんだりぃず】
かわいい見た目とは裏腹に環境レベルのカードパワーを秘めており、期待値も高い。
詳しく知りたい方も多いと思われるのでいつもより詳しく書きました。
かなり長いのでご容赦ください。
それではどうぞ!
属性:水・風
種族:鳥獣族
召喚法:アドバンス召喚
レベル:1・10
特徴:以下のとおり
「ふわんだりぃず」の特徴・魅力
①驚異的な連続召喚(相手ターン中も可能)
普通のデッキであれば特殊召喚して展開するところを、効果による召喚権の追加で連続召喚するという、「通常召喚とは…」というレベルで展開してくるテーマです。
さしずめ【帝王】が【妖仙獣】のような連続召喚していくテーマとイメージしてもらえればOKです。
メジャーな手札誘発として活躍する《増殖するG》の妨害を一切受けず展開することができます。
久しぶりに《強欲で謙虚な壺》を3積みして嬉しいテーマでもありますね。
この連続召喚を駆使してアドバンス召喚を狙っていくわけですが、【ふわんだりぃず】は相手ターン中にも展開できてしまいます。
君ら渡り鳥なのは分かるけど自由すぎでは?
②下級モンスターの安定度が高い
下級「ふわんだりぃず」はそれぞれの効果でサーチや除外に関する効果を持っており、それぞれが召喚権を追加する効果を持っています。
さらに、除外された下級「ふわんだりぃず」は手札に戻る効果をもっており、いつでもアドバンス召喚のリリースが揃う手札事故をものともしないリカバリー力があります。
その点でみれば【メルフィー】が一番似ているような気がします。
下級モンスターの攻撃力は貧弱で妨害にも弱いですが、ひとたび展開できればそう簡単に負けるテーマではありません。
③メインデッキのみでほぼ完結しているカードパワー
「ふわんだりぃず」の連続召喚には強烈な制約もあります。
それは[この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない]というもの。
効果発動前であれば制約を無視できるというものではないため、【ふわんだりぃず】は特殊召喚を終始封じられた状態で戦うことになります。
しかし、EXデッキを使用せずとも戦える基盤は十分に備わっており、相手にも特殊召喚封じを押し付けたり、モンスター効果を全て無効にするなどの大半のデッキを機能停止させる効果もちが存在します。
かわいい見た目のわりにはえげつないことをしてくるのでうまく使いこなせば頼もしい鳥たちです。
サンプルデッキ 40枚構築
3:《ふわんだりぃず×ろびーな》
3:《ふわんだりぃず×いぐるん》
2:《ふわんだりぃず×すとりー》
2:《ふわんだりぃず×とっかん》
1:《ふわんだりぃず×すのーる》
1:《ふわんだりぃず×えんぺん》
1:《烈風帝ライザー》
3:《灰流うらら》
3:《ふわんだりぃずと旅じたく》
3:《ふわんだりぃずと謎の地図》
1:《ふわんだりぃずと未知の風》
3:《強欲で謙虚な壺》
3:《強欲で金満な壺》
2:《墓穴の指名者》
1:《抹殺の指名者》
1:《ハーピィの羽根帚》
1:《テラ・フォーミング》
1:《ふわんだりぃずと夢の町》
1:《ふわんだりぃずと怖い海》
2:《無限泡影》
2:《ドラグマ・パニッシュメント》
3:《旧神ヌトス》
3:《古生代化石騎士スカルナイト》
3:《古生代化石マシン スカルバギー》
3:《ウィンドペガサス@イグニスター》
3:《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》
「ふわんだりぃず」カードの紹介
《ふわんだりぃず×ろびーな》
星1/水属性/鳥獣族/攻 600/守1200
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の鳥獣族モンスター1体を手札に加える。
その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。
(2):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
(3):このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
【ふわんだりぃず】の初動となるサーチャー
召喚成功時、レベル4以下の鳥獣族1体をサーチ&鳥獣族の召喚権追加ができます。
毎ターンこのカードから下級モンスターを並べて上級モンスターのアドバンス召喚を目指します。
「ふわんだりぃず」以外にもサーチできますが、盤面が途切れやすいので序盤はおとなしく下級の「ふわんだりぃず」をサーチするのが無難。
中盤以降であれば、除外からの共通サルベージ効果で手札が充実してくるので《烈風の結界像》をサーチして妨害手段を増やしておくのもおすすめです。
明確に初動として使いやすい分、相手からの妨害が集中しやすいのが注意点。
実際に1ターン目でこのカードに妨害を打たれた場合、そのまま棒立ちエンドになる確率も十分あります。
【ふわんだりぃず】は《神の宣告》などで召喚そのものを封じられてしまった場合は、簡単にリカバリーができません。後続の通常召喚まで途切れてしまうので、慎重に動きましょう。
伏せカードの除去はもちろんのこと、手札誘発・盤面の変化にも注意しながらプレイする必要があるので、とりあえず召喚してから考えるというわけにはいかないのが難しいところです。
…とはいえ、【ふわんだりぃず】は相手ターン中でも通常召喚して展開できる稀有なテーマです。
自分のターンに動けなかったからといって落胆するのではなく、すぐに切り替えて相手ターン中の展開の機会を伺いましょう。
《ふわんだりぃず×いぐるん》
星1/風属性/鳥獣族/攻 800/守1000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからレベル7以上の鳥獣族モンスター1体を手札に加える。
その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。
(2):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
(3):このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
【ふわんだりぃず】の2回目の召喚権で使うことになるサーチャー
召喚成功時、レベル7以上の鳥獣族1体をサーチ&鳥獣族の召喚権追加ができます。
上級の「ふわんだりぃず」2種以外では単体で万能カウンターとなる《霞の谷の巨神鳥》、妨害とリサイクル性能が似通っている《烈風の覇者シムルグ》、ドローロックできる《烈風帝ライザー》の3体が有力候補。
【ふわんだりぃず】はEXデッキの恩恵を基本的に受けることができないテーマなので、メインデッキの選択肢の幅を増やしておくことは想像以上に大事です。
無事に《ろびーな》⇒《いぐるん》の効果が通ったら、あとは2体をリリースしてアドバンス召喚するだけです。
②③の共通効果によって手札に戻るので次ターンからも同じサイクルが可能です。
この2体を中心にパーツを集めて、盤面を固めていきます。
《ふわんだりぃず×すとりー》
星1/水属性/鳥獣族/攻 700/守1100
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した場合、自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。
(2):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
(3):このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
召喚成功時、お互いの墓地からカード1枚を除外できる&鳥獣族の召喚権追加ができるモンスター
基本的に相手の墓地リソースを毎ターン削るために使いますが、調子にのって召喚を連発すると《原始生命態ニビル》が落下してくる可能性もでてくるので、状況に応じて使います。
基本サイクルから逸れて墓地にいってしまった下級「ふわんだりぃず」を除外へ戻してあげることもできます。
ただ、このモンスターは墓地のカードを1枚除外しなければ通常召喚権が増えないので、先行1ターン目には少し不向きのカードです。
一応、《強欲で謙虚な壺》など壺シリーズが採用しやすいので3積みしても何とかなるでしょう。
少し枚数は控えめにしておいて、《ろびーな》でサーチしてくるのが適切だと思われます。
《ふわんだりぃず×とっかん》
星1/風属性/鳥獣族/攻 500/守1300
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した場合、除外されている自分の「ふわんだりぃず」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。
(2):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
(3):このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
召喚成功時、除外されている「ふわんだりぃず」カード1枚を手札に加える&鳥獣族の召喚権追加ができるモンスター
能動的に除外されていく下級モンスターは自力で回収できるので、上級モンスターや魔法・罠を回収するために使います。
「ふわんだりぃず」のテーマ内で除外できるカードは先ほど紹介した《すとりー》、フィールド魔法の《謎の地図》、通常罠の《夢の町》があるので、発動機会は恵まれています。
テーマ外で相性のよいカードは《封印の黄金櫃》、《マクロコスモス》といったカードが採用しやすい。
《マクロコスモス》は【ふわんだりぃず】のメタ性能を上げつつ、このカードの性能を引き上げてくれるのでぜひ採用しておきたいカードです。
また、手札が振るわない時は《抹殺の指名者》で「ふわんだりぃず」カードを除外して、このカードを召喚するという方法もあります。
除外されたカードは次のターンまで使用できませんが、覚えておくといいかもしれません。
《ふわんだりぃず×すのーる》
星10/水属性/鳥獣族/攻2900/守 800
(1):アドバンス召喚したこのカードが存在する場合、1ターンに1度、発動できる。
このターン自分は通常召喚を3回まで行う事ができる。
(2):アドバンス召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(3):相手ターンに1度、手札を1枚除外して発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て裏側守備表示にする。
アドバンス召喚した場合、3度の召喚権を追加できるモンスター
下級「ふわんだりぃず」が全て手札に揃っていれば、アドバンス召喚したモンスターを2体以上並べることができるので、1ショットキルが難しい【ふわんだりぃず】において大きなチャンスを作ってくれます。
また、自分フィールドのモンスター全てへ貫通を付与することで、③の手札1枚を除外して相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全てを裏側守備表示にできる(フリーチェーン)効果と合わせて、効率よくテンポとライフの両面からアドバンテージを削ります。
除外コストは下級「ふわんだりぃず」を使えば実質ノーコストなので、ほぼ気になりません。
ただし、メイン2に《ライトニング・ストーム》で一気に除去される危険性が上がるのでご注意ください。
【ふわんだりぃず】のエースの一体であり、積極的にアドバンス召喚したいモンスターには違いないのですが、3度の召喚権追加はわりと持て余すことがあります。
《妖精伝姫-カグヤ》であれば、同名モンスターをサーチできるので、最小スロットで合計3妨害を増やすことができます。
「ふわんだりぃず」以外に選択肢が欲しいと感じたなら採用するのも手ですね。
《ふわんだりぃず×えんぺん》
星10/風属性/鳥獣族/攻2700/守1000
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ふわんだりぃず」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
その後、モンスター1体を召喚できる。
(2):アドバンス召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドの特殊召喚された攻撃表示モンスターは効果を発動できない。
(3):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、手札を1枚除外して発動できる。
その相手モンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで半分になる。
アドバンス召喚成功時、「ふわんだりぃず」魔法・罠1枚をサーチ&召喚権追加ができるモンスター
優秀な効果もちが多い魔法・罠をサーチできると次ターン以降の展開や妨害が楽になります。
モンスター1体の召喚は《すのーる》同様に鳥獣族を指定していないので、単体で強いモンスターを採用しておくのもありです。《天岩戸》とか面白いかもね。
さらに「ふわんだりぃず」を並べて《すのーる》と《えんぺん》の同時展開も難しくないです。
また、相手フィールドの特殊召喚された攻撃表示モンスターの効果を封じる効果を持っており、昨今のほとんどのデッキタイプに刺さる強力な制圧効果でフィールドをコントロールします。
リンクモンスターを主軸とするデッキであれば、メインデッキで解決しなければいけないので苦しい戦いになるでしょう。
自身の戦闘するダメージ計算時に手札1枚を除外して、相手モンスターのステータスを半減することもできます。
ATK5400までは自力で戦闘で対処することができる上に、基本は②の制圧効果が効いているので戦闘において負けることはほとんどないといってもいいでしょう。
《すのーる》と比較するとこちらの方がカードアドバンテージを増やしながら制圧できるので、できればこちらを優先してアドバンス召喚していきたい。
あと、エンペラーペンギンだからか「帝王」ステータスに対応しているのもかわいい。
《ふわんだりぃずと旅じたく》
【速攻魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、鳥獣族モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「ふわんだりぃず」モンスター1体または「ふわんだりぃず」フィールド魔法カード1枚を手札に加える。
その後、自分は500LP回復する。
手札・自分フィールドから鳥獣族1体を除外し、「ふわんだりぃず」モンスターorフィールド魔法をサーチできるカード
レベル1「ふわんだりぃず」をコストで除外すれば、サーチしたモンスターを召喚するだけで回収できます。
展開の軸となる《ろびーな》のサーチ、《とっかん》が手札にあれば《謎の地図》のサーチと手札によってサーチ先を使い分けて基本戦術を安定させていきましょう。
《ろびーな》や《いぐるん》の効果に《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》などを合わせられた場合に発動すれば効果を押し通すこともできます。
《ふわんだりぃずと謎の地図》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル1の「ふわんだりぃず」モンスター1体を相手に見せ、見せたモンスターとはカード名が異なる「ふわんだりぃず」カード1枚をデッキから除外する。
その後、見せたモンスターを召喚する。
(2):相手がモンスターの召喚に成功した場合に発動できる。
自分は「ふわんだりぃず」モンスター1体を召喚する。
手札のレベル1「ふわんだりぃず」を公開し、同名以外の「ふわんだりぃず」カードをデッキから除外して、公開したモンスターを召喚できるカード
下級「ふわんだりぃず」は召喚に対応して自己サルベージできるので、実質ノーコストで召喚権が増える謎のカードです。しかもフィールド魔法なので毎ターン使えるという仕様。
《とっかん》で除外したカードを直接手札に戻すことができるので、「ふわんだりぃず」の万能サーチとして使うこともできます。
また、相手がモンスターを召喚した場合、「ふわんだりぃず」1体を召喚することもできます。
この効果があるおかげで相手ターン中にも自然に展開ができるようになっています。
相手ターン中にも「ふわんだりぃず」を展開したいので、下級「ふわんだりぃず」をある程度手札にキープして戦うことになります。
基本的に「ふわんだりぃず」の召喚権追加は連鎖的に続くので、このカードは初動orリカバリー目的で召喚権を追加することになります。
《ふわんだりぃずと未知の風》
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分がモンスター2体のリリースを必要とするアドバンス召喚をする場合、モンスター2体をリリースせずに自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を墓地へ送ってアドバンス召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
手札の鳥獣族モンスターを2体まで相手に見せ、好きな順番でデッキの一番下に戻す。
その後、自分は戻した数だけデッキからドローする。
2体リリースのアドバンス召喚をする場合、自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を墓地へ送ってアドバンス召喚できるカード
なぜか1ターンに1度と書かれていないので、アドバンス召喚を繰り返せばその分相手フィールドのカードが消えます。
墓地に送ってのアドバンス召喚なので【ふわんだりぃず】が苦手とする《生贄封じの仮面》をすり抜けてアドバンス召喚することができるのも強みですね。
対象を取らず、チェーンブロックを作らず、カード指定もなく、破壊もしないということで最高レベルの除去を毎ターン使えるのは大きな強みです。
ただし、テーマ内のカードだけでは除去が不足しているのでこのカードに頼らないといけない場面も多いです。
除去カードはこのカード以外にもある程度搭載しておくことをおすすめします。
また、手札の鳥獣族2体を手札交換できる効果も持っており、アドバンス召喚デッキ特有の手札事故もかなり緩和されるデザインとなっています。
一番下に送ってドローするというのも《烈風帝ライザー》と非常に相性がよく、自分の墓地のカードを使いまわすことができるようになります。
《ふわんだりぃずと夢の町》
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
レベル4以下の鳥獣族モンスター1体を召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分がレベル7以上のモンスターのアドバンス召喚に成功した場合、このカードを除外して発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
レベル4以下の鳥獣族1体を召喚できるカード
《謎の地図》とは異なり、メインフェイズであれば自分でタイミングを選べるのがよい。
「ふわんだりぃず」を連続召喚してアドバンス召喚に繋げるのはもちろんのこと、《烈風の結界像》を召喚して相手の特殊召喚を封じる使い方をすることもできますね。
レベル7以上のモンスターのアドバンス召喚に成功した場合、墓地から除外して相手フィールドのモンスター全てを裏側守備表示にすることもできます。
アドバンス召喚が成功する時点で妨害の脅威はすでに去っている可能性は高いですが、それでもノーコストで《皆既日蝕の書》ができるのは強力ですね。
2枚採用して《トラップトリック》でサーチできるようにして、少し罠軸にするのもあり。
《とっかん》の効果での回収もしやすくなり、《謎の地図》に頼らず相手ターンに安定した展開ができるようになります。
《ふわんだりぃずと怖い海》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに、アドバンス召喚された表側表示モンスターが存在し、特殊召喚されたモンスターが存在しない場合、相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
このターン、相手はモンスターを特殊召喚できず、通常召喚を3回まで行う事ができる。
相手モンスターの特殊召喚を無効にしバウンスして、このターン中の相手の特殊召喚を封じる代わりに通常召喚権を3回与えるカード
《えんぺん》からサーチできるカウンター罠として使えるため、相手からすれば文字通り怖い。
通常召喚が3回できるからといって、大半のデッキはメインデッキで大型のモンスターを展開する術を持たない・できたとしても消費が激しすぎてできないので、《増殖するG》よりも高い拘束力が期待できます。
序盤はまずこのカードを構えて相手の出鼻をくじきます。
簡単にサーチ・サルベージできるので1枚採用でも十分です。
【ふわんだりぃず】と相性の良いカード
《烈風帝ライザー》
星8/風属性/鳥獣族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚と自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動する。
そのカードを好きな順番で持ち主のデッキの一番上に戻す。
このカードが風属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、その時の効果に以下の効果を加える。
●フィールドのカード1枚を対象として持ち主の手札に戻す事ができる。
アドバンス召喚成功時、フィールドとお互いの墓地からカードを1枚ずつ持ち主のデッキトップへ戻す(強制効果)モンスター
追加効果:フィールドのカード1枚をバウンス
【ふわんだりぃず】の除去能力の低さを補うエースモンスターの1体。
単純に除去として使うのもよいのですが、このカードの真価はドローロックできることにあります。
中盤以降、相手が手詰まりを起こしている状態でこのカードのアドバンス召喚に成功すると相手のデッキトップが固定されて、よりコントロールが盤石になります。
追加効果で自身をバウンスすれば毎ターン使えるので凶悪なコンボとなります。
しかも自分の墓地のカードをデッキトップへ戻すことで《ふわんだりぃずと未知の風》でドローできるので、《神の宣告》や《ハーピィの羽根帚》といったカードを使いまわすこともできます。
遊戯王では珍しくリソースが全く減らない【除去コントロール】のような動き方になりますね。
このカードを器用に使いまわすことで【ふわんだりぃず】の強みはより引き立ちます。
1枚あれば《いぐるん》でサーチできるので、ぜひデッキに入れておいてください。
《冥界の宝札》
(1):自分がモンスター2体以上をリリースしたアドバンス召喚に成功した場合に発動する。
自分はデッキから2枚ドローする。
2体以上のアドバンス召喚に成功した場合、2ドローできるカード
【ふわんだりぃず】はアドバンス召喚を多用するデッキなので必然的に使いやすい。
十分採用できるカードなのですが、このカードはどちらかといえば「より勝ちを確実にするカード」といった役割が強いので、上振れ過ぎると判断してサンプルデッキから抜きました。
豪快なプレイがしたいという方は採用することをおすすめします。
《ドラグマ・パニッシュメント》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスター1体を自分のEXデッキから墓地へ送り、対象のモンスターを破壊する。
このカードの発動後、次の自分ターンの終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
EXデッキのモンスターを墓地へ送り、その攻撃力以下の相手モンスター1体を破壊できるカード
EXデッキの展開デメリットがありますが、【ふわんだりぃず】ではどこ吹く風の様子。
お馴染みの除去メンバーに加えて《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》が入っているのは3000打点を破壊するためだけではありません。
《シュライグ》には[墓地へ送られた場合、除外されている鳥獣・獣戦士・獣の3種族の枚数以下のレベルをもつ3種族のモンスター1体をサーチできる]効果を持っています。
つまり、1枚でも「ふわんだりぃず」が除外されていれば除去とサーチを兼ねてくれます。
せっかく強く使えるデッキなので入れておきましょう。
【ふわんだりぃず】のデッキの回し方
《怖い海》をサーチして、相手ターンの特殊召喚封じと攻撃表示のモンスター効果を封じる。
後述する展開例で説明しますが、《ろびーな》1枚で《えんぺん》+《怖い海》の盤面ができます。
次ターンのリソースも残るので、まずは《ろびーな》、《いぐるん》、《えんぺん》の3枚にアクセスできるように動きます。
《謎の地図》や《未知の風》も引けていれば追い風が吹いているので、相手ターン中にも積極的に展開していきましょう。
《いぐるん》で《霞の谷の巨神鳥》をサーチして、マストカウンターを見極めてカウンターしながら《未知の風》で相手フィールドのカードを墓地送りにしていく。
4種類の下級「ふわんだりぃず」が揃えば、毎ターン2体のアドバンス召喚が可能になります。
《えんぺん》or《すのーる》+《霞の谷の巨神鳥》+αで盤面を緩やかにコントロールしていきます。
相手のテンポを崩すことに専念すれば、展開型のデッキは封殺できます。
フィールドと墓地のカードの中から相手にとって要らないカード、自分が使いまわしたいカードを選択してデッキトップへ置く。自身はバウンスして毎ターンドローをコントロールする。
終盤に狙うのは《烈風帝ライザー》のドローロック。
【ふわんだりぃず】は普通にビートダウンして勝つには少々癖が強いので、こんな形になりました。
サーチやドロー手段のない中でドローロックを決められれば相手になすすべはありません。
罠多めのデッキに対しては②③を織り交ぜながら戦うと計算を狂わせられます。
【ふわんだりぃず】の展開例
1枚初動の展開
使用カード
●《ふわんだりぃず×ろびーな》
最終盤面
●《ふわんだりぃず×えんぺん》
●《ふわんだりぃずと怖い海》
この盤面でできること
●特殊召喚された攻撃表示の相手モンスターの効果を封じる
●特殊召喚を無効にしてバウンス。そのターン中の特殊召喚を封じる
●《えんぺん》の効果で召喚権追加
- 《ろびーな》を通常召喚。デッキから《いぐるん》をサーチして、追加された召喚権でそのまま召喚。
- 《いぐるん》の効果で《えんぺん》をサーチして、追加された召喚権でそのままアドバンス召喚。
- 《えんぺん》の効果で《怖い海》をサーチ(召喚をトリガーに《ろびーな》&《いぐるん》を回収)。そのままセット。
1枚初動で特殊召喚封じとモンスター効果無効、後続確保ができると考えればかなりのもの。
先行1ターン目であれば決めやすいので、この形をベースに+αの盤面を固めます。
《ふわんだりぃずと謎の地図》を引けていた場合は↓の展開をどうぞ
2枚初動の展開
使用カード
●《ふわんだりぃずと謎の地図》
●任意のレベル1「ふわんだりぃず」
最終盤面
●《ふわんだりぃず×えんぺん》
●《ふわんだりぃず×ろびーな》
●《烈風帝ライザー》(発動後、バウンスして回収)
●《ふわんだりぃずと謎の地図》
●《ふわんだりぃずと未知の風》
この盤面でできること
●特殊召喚された攻撃表示の相手モンスターの効果を封じる
●カード2枚除去&ドローロック
●相手ターン中のアドバンス召喚
- 《ふわんだりぃずと謎の地図》を発動。レベル1「ふわんだりぃず」を公開してデッキから《ろびーな》を除外して公開したレベル1「ふわんだりぃず」を召喚。
- レベル1「ふわんだりぃず」を召喚をトリガーに《ろびーな》が手札に戻る。
- 《ろびーな》を通常召喚して、《いぐるん》をサーチしてそのまま召喚。
- 《いぐるん》の効果で《えんぺん》をサーチして、そのままアドバンス召喚。
- 《えんぺん》の効果で《未知の風》をサーチして、除外されている《いぐるん》とレベル1「ふわんだりぃず」を回収。《未知の風》を発動してエンド。
- 【相手ターン中】《謎の地図》の効果で相手モンスターの通常召喚をトリガーに《いぐるん》を召喚。デッキから《烈風帝ライザー》をサーチして、相手フィールドのカードと《いぐるん》を墓地へ送り、《烈風帝ライザー》をアドバンス召喚(《いぐるん》は除外され手札に戻る)。
- 【相手ターン中】《烈風帝ライザー》の効果で相手の墓地のカードとフィールドのカードをそれぞれ1枚ずつデッキトップへ戻す。追加効果のバウンスで自身を回収。
先ほどの展開より複雑になりましたが、《えんぺん》を並べるところは同じ。
《未知の風》を維持できればアドバンス召喚のリリース軽減&除去ができるので、《謎の地図》と併用できると強力です。
【ふわんだりぃず】の弱点
【エルドリッチ】【罠軸コードトーカー】【叢雲ダ・イーザ】など大量の罠カードが搭載されたデッキに関しては、【ふわんだりぃず】の妨害があまり刺さらず、こちらの展開を逐一妨害されるので分が悪いです。
メインデッキだけですべてのデッキに対応するのは無理があるので、サイドデッキに魔法・罠除去を多めに採用しておいて対応していきましょう。
ちなみに発動されると辛いカードを軽くリストにしてみました。
メタカードを想定する際の参考にしてみてください。
・《灰流うらら》
・《アンデットワールド》
・《センサー万別》
・《生贄封じの仮面》
・《天霆號アーゼウス》
⇒ワンテンポ遅れるがまだ挽回できるレベルのカード群
・「壊獣」全般
・《アーティファクト・ロンギヌス》
・《神の宣告》などのカウンター罠
・《スキルドレイン》
・《王宮の鉄壁》
⇒下級「ふわんだりぃず」が墓地へ送られるのでさらに遅れる
・《真竜皇V.F.D.》
⇒1ターン何もできない可能性がかなり高い
まとめ
【ふわんだりぃず】のテーマ紹介でした。
このテーマは久しぶりに危険なオーラを放っていたので詳しく書きましたが、参考になったでしょうか?
かなり長いので300円くらいの有料記事にしようかな…と思っていたのですが、けっきょく辞めました。
代わりにこの記事がいいなと思っていただけたら、Twitterで拡散 or 投げ銭していただけると嬉しいです。
投げ銭されたお金は今後のブログ運営の資金にさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント
最近遊戯王を友人とオリジナルルール下で楽しんでます復帰勢です。
数あるサイトの中でも群を抜いてわかりやすいサイトで見ていて楽しかったです。
初心者同然の私としてはカード名にリンクをはってくれるとさらに嬉しいです。
これからも楽しみにしてます。
ありがとうございます!
こういったコメント頂けるとすごくうれしいです。
なるほど…ある方が便利ですもんね。ちょっと考えてみます。
更新頻度は高くないですが、いつでも見に来てくださいね!