アニメで苦戦していたあのカードを味方に？
心の闇を乗り越えて、神秘なる力を我が手に！
/所要時間３分
「光の黄金櫃」のプチ考察
LEGACY OF DESTRUCTIONで新たに登場した「光の黄金櫃」
武藤遊戯の使用していた原作カード群がモチーフとなっている新テーマであり、キャラクターデッキにありがちな雑多なモンスターをまとめてカテゴリ化するという荒業を成し遂げました。
今回はテーマ紹介ではなく、出張テーマとしての考察をしてみようと思います。
「光の黄金櫃」は調整版「ホルス」や「勇者」のようなイメージで出張が可能なテーマです。
制圧力はありませんが安定感と爆発力があり、EXデッキを使用しないテーマ特有の強みがあります。
オリジナルデッキ向けの一風変わった展開も考えてみました。
新規カードの詳細については公式サイトからどうぞ！
展開例
・レベル４モンスターを２体並べられるカード
・《破壊竜ガンドラG》（ATK2500）
＋《エクシーズ・アーマー・フォートレス》装備
・《サイレント・マジシャン・ゼロ》（ATK2500）
・《隠し砦 ストロング・ホールド》（ATK4500）
・《光の黄金櫃》
・《オレイカルコスの結界》
・魔法１回分の妨害
・全体のステータス500アップ
・攻撃順序の制限
・攻撃１回分の妨害
- レベル４モンスター×２体で《スプリガンズ・メリーメイカー》をエクシーズ召喚。効果①でデッキから《スプリガンズ・ロッキー》を埋葬。
- 《メリーメイカー》に《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》を重ねてエクシーズ召喚。効果①でデッキから《タリホー！スプリガンズ》をサーチ。
- X素材を３つ取り除き《タリホー！スプリガンズ》を発動。デッキから《スプリガンズ・ブラザーズ》をサーチし、手札・墓地から《ブラザーズ》《ロッキー》《メリーメイカー》をそれぞれ特殊召喚。
- 《ブラザーズ》＋《ロッキー》で《ギガギガントX》をエクシーズ召喚。デッキから《惑星探査車》をサーチ。
- 《ギガギガントX》１体で《エクシーズ・アーマー・フォートレス》をエクシーズ召喚。効果①でデッキから《アーマード・エクシーズ》をサーチ。
- 《メリーメイカー》＋《サルガス》で《プラチナ・ガジェット》をリンク召喚。効果①で手札の《惑星探査車》を特殊召喚。
- 《惑星探査車》をリリースし、《オレイカルコスの結界》をサーチしてそのまま発動。《オレイカルコスの結界》の効果①処理によって《プラチナ・ガジェット》と《エクシーズ・アーマー・フォートレス》を破壊。
- 破壊された《プラチナ・ガジェット》の効果②でデッキから《トリコロール・ガジェット》を特殊召喚。効果①で《光の黄金櫃》をサーチ。
- 《光の黄金櫃》を発動。デッキから《破壊竜ガンドラG》をサーチ。
- 《破壊竜ガンドラG》を手札から特殊召喚。効果②で自身以外の他カードを全て破壊して除外。その後、デッキから《サイレント・マジシャン・ゼロ》をリクルート（この時、《オレイカルコスの結界》＆《光の黄金櫃》は自身の耐性によって破壊されない）。
- 破壊された《トリコロール・ガジェット》の効果でデッキから《隠し砦 ストロング・ホールド》をセット。
- 《破壊竜ガンドラG》を対象に《アーマード・エクシーズ》を発動。墓地の《エクシーズ・アーマー・フォートレス》を装備して、攻撃力を2500にする。
レベル４×２から「光の黄金櫃」のルートに入れる展開
《オレイカルコスの結界》を展開カードとして使うのが面白く、《破壊竜ガンドラG》の全体除去にも巻き込まれないのがポイント。
ステータスアップも噛み合っており、《サイレント・マジシャン・ゼロ》の攻撃力を最低でもATK2500まで引き上げることができます。
《隠し砦 ストロング・ホールド》を攻撃表示で特殊召喚すれば、ステータスの低い《破壊竜ガンドラG》への攻撃を曲げることができるのも評価点。
《マシマシュマロン》を手札に持っているならば、相手の攻撃を完全にシャットアウトすることも可能です。
ランク４を初動とするメリットは他にもあり、《オレイカルコスの結界》が突破された中盤で《ダイガスタ・エメラル》をエクシーズ召喚すれば、「光の黄金櫃」関連のモンスターをデッキに戻してリソース回復へと繋げられます。
また、《タリホー！スプリガンズ》が《光の黄金櫃》の効果③の手札コストに使用しやすく、相手の墓地蘇生を牽制できるのもGood。
ちなみに《FA－ダーク・ナイト・ランサー》も採用しておけば、「サイレント」シリーズのレベル上昇のために採用される《エクシーズ・アライン》の回収にも役立ちます。
各カードの解説
《光の黄金櫃》
永続魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードは魔法＆罠ゾーンに存在する限り、モンスターの効果では破壊されない。
(2)：自分メインフェイズに発動できる。
「光の黄金櫃」を除く、「光の黄金櫃」のカード名が記されたカード１枚をデッキから手札に加える。
(3)：相手が墓地からモンスターを特殊召喚した場合、手札から魔法カード１枚を捨て、その内の１体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送る。
毎ターン《光の黄金櫃》関連のカード１枚をサーチできるカード
コストやデメリットなしで手札を増やし続ける珍しい永続魔法で、枚数を絞った《仲間の絆》や《マシマシュマロン》なども無理なく使えます。
効果①の耐性のおかげで《破壊竜ガンドラG》の全体除去に巻き込まれず、相手からの汎用的な除去で剥がされにくいのも特徴。
とにかくこのカードをフィールドに配置できないことには始まらないので、《トリコロール・ガジェット》に素早くアクセスできるようにしています。
《オレイカルコスの結界》
フィールド魔法
このカード名のカードはデュエル中に１枚しか発動できない。
(1)：このカードの発動時の効果処理として、自分フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在する場合、そのモンスターを全て破壊する。
(2)：自分はＥＸデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(3)：自分フィールドのモンスターの攻撃力は５００アップする。
(4)：自分フィールドに表側攻撃表示モンスターが２体以上存在する場合、自分フィールドの攻撃力が一番低いモンスターを相手は攻撃対象に選択できない。
(5)：このカードは１ターンに１度だけ効果では破壊されない。
セルフブレイクできるカードの中ではかなり癖のある１枚。
アニメではドーマ編を象徴するシンボルでもあり、遊戯との因縁が深いカードでもあります。
①②のデメリットが重めではあるものの、③④⑤は地味ながらなかなか強い。
【光の黄金櫃】は《仲間の絆》などを使用してEXデッキを利用することなく戦えるテーマなので、メリットのみを享受できると判断しました。
効果④は同じ攻撃力のモンスターが揃っている場合のみ、切り込みロックとなります。
《隠し砦 ストロング・ホールド》を発動しなかった場合、《破壊竜ガンドラG》と《サイレント・マジシャン・ゼロ》が共にATK2500なので、相手はバトルでの突破ができなくなります。
《アーマード・エクシーズ》
通常魔法
(1)：自分フィールドの表側表示モンスター１体と自分の墓地のＸモンスター１体を対象として発動できる。
対象の墓地のモンスターを以下の効果を持つ装備魔法カード扱いで対象のフィールドのモンスターに装備する。
●装備モンスターの攻撃力は、このカードの攻撃力と同じになる。
●装備モンスターの属性は、このカードの属性と同じ属性としても扱う。
●装備モンスターが攻撃したダメージステップ終了時にこのカードを墓地へ送って発動できる。
その攻撃モンスターはもう１度だけ続けて攻撃できる。
自分モンスターに墓地のエクシーズモンスターを装備させて、一部のステータスを引き継ぎできるカード
攻撃力が同じになる処理をするため、《オレイカルコスの結界》や《破壊竜ガンドラG》のステータスアップを上書きして攻撃力が固定されます。
ステータスが安定しない《破壊竜ガンドラG》を序盤から有効に使うために除外リソースを増やすことも考えたのですが、外部から攻撃力を加算した方が合理的な気がします。
わずかでも攻撃力が高い方がよいなら《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》（ATK2800）を装備するのもありです。
まとめ
「光の黄金櫃」を使用したプチコンボでした！
ドーマ編を終えて心の闇を乗り越えた遊戯たちが、《オレイカルコスの結界》をまた手にしたら…と想像したらちょっとワクワクしますよね。
インパクト重視で《オレイカルコスの結界》を使用しましたが、「光の黄金櫃」の関連カードとの細かなシナジーがあるのでぜひ１度試してみてほしいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました！
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