魔導書を整理すれば3枚見える
天地をひっくり返せば…?
/所要時間3分
デッキ操作系ギミック
カードゲームとしてはわりとメジャーな戦術となるデッキ操作
「デッキの上から~枚めくって手札に加える。残りをデッキの下に戻す」
こういったテキストが多いですね。デュエマの《天災デドダム》は分かりやすいかも。
遊戯王OCGのようにサーチを多用する方が珍しく、全体的にはデッキをめくって探索するタイプのカードゲームの方が多いように感じます。
遊戯王OCGでは直接的なアドバンテージには結びつきにくいものの、デッキトップのカード名を宣言して当てたりなどユニークな効果が多く、ギミックコンボとして狙いやすい部類に入りますね。
魔法使い族や水属性が得意とするギミックでもあります。
そんなデッキトップ操作系のカードをまとめて紹介していきます!
手札⇒デッキの一番上に戻すカードはこちら↓

墓地⇒デッキの一番上に戻すカードはこちら↓


《RUM-七皇の剣》でなら遊んだことあるよ
素引きしても仕込んでもニッコリするよねー
他には何ができるんだろう?

他には「森羅」とかダイヤモンドガイなんかがあるわね。
ギミックそのものはアドバンテージをほとんど生まないけど、
ユニークなデッキになりやすいのが特徴ね。
デッキトップに特定のカードを置く
0.《トップ・シェア》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキからカード1枚を選び、お互いに確認してデッキの一番上に置く。
その後、相手は自身のデッキからカード1枚を選び、お互いに確認して自身のデッキの一番上に置く。
お互いにデッキから任意のカード1枚をデッキトップへ置くカード
デッキトップ操作系のカードの中では最も使いやすく、汎用性も非常に高い。
相手が選んだカードを叩き落したり、シャッフルさせる方法があると理想的。
通常魔法なので《D-HEROダイヤモンドガイ》や《インフェルニティ・リローダー》などとの相性も抜群。
任意の魔法・罠をデッキトップへ置く効果はかなり珍しいので擬似サーチや墓地肥やしの手段としても適任です。
1.《D-HERO ダークエンジェル》
星1/闇属性/戦士族/攻 0/守 0
(1):自分の墓地の「D-HERO」モンスターが3体以上の場合、このカードを手札から捨て、自分の墓地の「D-HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が発動した魔法カードの効果は無効化され破壊される。
(3):自分スタンバイフェイズに、自分の墓地からこのカードと「D-HERO」モンスター1体を除外して発動できる。
お互いはそれぞれ自身のデッキから通常魔法カード1枚を選んでデッキの一番上に置く。
スタンバイフェイズに墓地から自身の「D-HERO」1体を除外して、お互いにデッキから通常魔法をデッキトップへ置くことができるモンスター
ドローフェイズ後に置く効果となるため、タイムラグが少し気になるところ。
《聖騎士の追想イゾルデ》でリクルートして墓地に置いておき、中盤~終盤にかけて使うカードとして認識しておくと使いやすいです。
《トップ・シェア》同様に普通に使用すると相手が有利になってしまう点を考慮しつつ、カードを選定したい。
《闇のデッキ破壊ウイルス》や《魔法族の里》などと組み合わせると実質ドローロックとしても機能します。
効果②は基本的に送りつけ専用の魔法無効化ではありますが、《黒魔導の執行官》+《ジェムナイト・フュージョン》のような特殊なコンボ要員として使うこともできます(通常魔法8回発動で8000バーン)。
2.《ダーク・ドリアード》
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守1400
【Pスケール:青5/赤5】
(1):自分フィールドの地・水・炎・風属性モンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールドのモンスターの属性の種類×200アップする。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから地・水・炎・風属性モンスターを1体ずつ選び、好きな順番でデッキの上に戻す。
召喚・特殊召喚時にデッキから4属性のモンスターを好きな順番でデッキトップにおけるモンスター
一度に4枚も仕込めるカードはかなり珍しく、属性以外の指定がないことから自由度も極めて高い。
ランク4《ライトロード・セイント ミネルバ》による墓地肥やし、《魔の試着部屋》による通常モンスターの大量展開などメインのコンボとして据えやすいカードとなっています。
「征竜」や「占い魔女」など属性がばらけて統一した効果をもつテーマや、《ジャイアント・レックス》や《カット・イン・シャーク》など一度墓地に送ると継続してアドバンテージとなるカードと相性がよいです。
アクセス手段の乏しいカードをまとめて用意する手段は未だに少なく、独創性の高いデッキでは重宝されています。
3.《ヴァリアント・シャーク・ランサー》
ランク5/水属性/獣戦士族/攻2500/守1600
レベル5モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドのX素材を1つ取り除き、対象のモンスターを破壊する。
自分フィールドに他の水属性Xモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他の水属性Xモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから魔法カード1枚を選んでデッキの一番上に置く。
他の水属性エクシーズモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、デッキから魔法1枚をデッキトップへ置けるモンスター
かなり回りくどい方法ではあるものの、《カッター・シャーク》1枚から効果起動まで行えます。
下記の展開ではメインデッキの圧迫も少なく、《カッター・シャーク》の縛りも意外と緩いため、水属性デッキ以外でも使えるのは覚えておいてもよいと思います。
効果②はエクシーズ素材を使用する必要がなく、《ダブル・フッキング》などでまとめて蘇生するのもあり。
【展開例】 2妨害+通常魔法1枚をデッキトップへ
- 《カッター・シャーク》を通常召喚。自身を対象にデッキから《ジェット・シャーク》をリクルート。
- 2体でランク4《バハムート・シャーク》をエクシーズ召喚。効果①でX素材を1つ取り除き、EXデッキからランク3《リヴァーチュ・ドラゴン》を特殊召喚。
- 《リヴァーチュ・ドラゴン》の効果①でデッキから《ヴァーチュ・ストリーム》をサーチ。効果②で《バハムート・シャーク》のX素材を取り除き、墓地の《ジェット・シャーク》をサルベージ。
- 《ジェット・シャーク》を効果①で手札から特殊召喚。効果②でデッキから《エクシーズ・リバイブ・スプラッシュ》を埋葬。
- 墓地の《エクシーズ・リバイブ・スプラッシュ》の効果②で《バハムート・シャーク》をランク5《ヴァリアント・シャーク・ランサー》にエクシーズチェンジ。
- 《ヴァーチュ・ストリーム》をセット。
- 【相手ターン】《ヴァーチュ・ストリーム》を発動し、《リヴァーチュ・ドラゴン》と相手フィールドのカード2枚を破壊。《ヴァリアント・シャーク・ランサー》の効果②で通常魔法をデッキトップへ。
4.《銀河衛竜》
リンク2/闇属性/ドラゴン族/攻2000
【リンクマーカー:左下/右下】
ドラゴン族モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のバトルフェイズに、フィールド・墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの元々の種族・属性がドラゴン族・光属性の「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。
バトルフェイズ終了時まで、相手が受ける戦闘ダメージは半分になり、対象のモンスターの攻撃力は、そのモンスターの持つ「No.」の数値×100になる。
(2):相手エンドフェイズに発動できる。
デッキからカード1枚を選んでデッキの一番上に置く。
相手エンドフェイズ時に、任意のカードをデッキトップへ置くことができるモンスター
遅いながらもドラゴン族としては珍しい効果で、「モルガナイト」や《命削りの宝札》などと合わせて使うと面白いコントロールデッキができます。
「マテリアクトル」からリンク召喚できるのも相性が良く、コントロール系のデッキによく馴染む。
反面、遅さを許容できるゲームを作るのは難しく、《亜空間物質転送装置》や《S:Pリトルナイト》などで一時除外しておくプランも考えておくと良いかもしれません。
5.《セフィラの神託》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時にデッキから「セフィラ」モンスター1体を手札に加える。
(2):以下のモンスターを、「セフィラ」モンスターを使用して儀式召喚、または「セフィラ」モンスターを素材として特殊召喚した時、自分はそれぞれの効果を1ターンに1度ずつ発動できる。
●儀式:フィールドのモンスター1体をデッキに戻す。
●融合:手札のモンスター1体を特殊召喚する。
●S:デッキのモンスター1体をデッキの一番上に置く。
●X:デッキから1枚ドローし、その後手札を1枚捨てる。
「セフィラ」モンスターを素材に使用してシンクロ召喚した場合、デッキのモンスター1体をデッキトップへ置くことができるカード
9・10期では《スターダスト・チャージ・ウォリアー》で疑似サーチするコンボ(神託チャージ)などで有名でした。
今では《レボリューション・シンクロン》と合わせて実質《おろかな埋葬》にできるのが強みですね。
効果①が強制効果でサーチするため、デッキ内の「セフィラ」の枚数を絞りすぎると使えないのがやや欠点。
複数回使うならば《多元宇宙》や《ヘルホーンドザウルス》で直接置くことも視野に入れておきたい。
デッキトップを操作
6.《絶対王 バック・ジャック》
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、そのカードが通常罠カードだった場合、自分フィールドにセットする。
違った場合、そのカードを墓地へ送る。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
墓地へ送られた場合、デッキトップ3枚を確認して好きな順番で戻すことができるモンスター
相手ターン中にデッキトップを墓地へ送って、通常罠をセットすることもできます。
《終末の騎士》等から墓地へ送り、ノーコストでデッキ操作できるのが最大の特徴。
《金華猫》や《七精の解門》で蘇生できる点もなかなか強く、後述する《デーモンの宣告》などと合わせて実質《強欲で謙虚な壺》を繰り返し発動するようなサイクルも作れます。
ランク1《森羅の姫芽宮》でデッキトップの魔法・罠を回収することもできるので、通常罠主軸のデッキのアクセントとして採用するのも面白いです。
7.《リチュア・チェイン》
星4/水属性/海竜族/攻1800/守1000
このカードが召喚に成功した時、デッキの上からカードを3枚確認する。
確認したカードの中に儀式モンスターまたは儀式魔法カードがあった場合、その1枚を相手に見せて手札に加える事ができる。
その後、確認したカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
召喚成功時、デッキトップから3枚確認して、儀式モンスターor儀式魔法を手札に加えて、残りを好きな順番で戻す(強制効果)モンスター
「リチュア」の1体であり、9期では「影霊衣」と共に環境デッキで使われた実績もあります。
現在では儀式サポートとして不確定要素が強く、《イリュージョン・オブ・カオス》等が拾えたら御の字。
通常召喚するだけでデッキトップ操作できるモンスターは他にほとんどいないので、儀式モンスターを採用するタイプのデッキであれば十分採用候補となれるでしょう。
8.《超重武者グロウ-V》
星3/地属性/機械族/攻 100/守1000
(1):自分の墓地に魔法・罠カードが存在せず、このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキの上からカードを5枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
(2):相手モンスターの直接攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、そのカードが「超重武者」モンスターだった場合は手札に加え、その攻撃モンスターの攻撃力を0にする。
違った場合はめくったカードを墓地へ送る。
墓地に魔法・罠が存在しない状態で墓地へ送られた場合、デッキトップから5枚確認して好きな順番で戻すモンスター
「超重武者」ゆえにアクセス手段には恵まれており、フルモンスターデッキでも「春化精」や《巌征竜-レドックス》などで手札から捨てやすい。
《セリオンズ“キング”レギュラス》で装備して繰り返し使うのもよいかもしれない。
めくる枚数が多いおかげで《雪花の光》を探索しやすいのもGoodポイント。
ただし、デッキトップ操作系のギミックは魔法・罠に頼りがちなので、少し視点を変える必要があります。
『デッキ操作ギミックで遊びたいから採用してみるか』ではなくて、『フルモンスターのデッキにギミックを追加してみるか』みたいな感じだとうまくハマると思います。
少量だけ混ぜた「花札衛」でエンジョイするといいかも。
9.《D-HERO ドミネイトガイ》
星10/闇属性/戦士族/攻2900/守2600
「D-HERO」モンスター×3
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分または相手のデッキの上からカードを5枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(3):融合召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地のレベル9以下の「D-HERO」モンスター3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを特殊召喚する。
自分メインフェイズ時に、いずれかのプレイヤーのデッキトップから5枚確認して好きな順番で戻すモンスター
戦闘破壊した時に1ドロー、破壊時に墓地の「D-HERO」を3体蘇生となかなか使いやすい。
融合素材は重いですが、《デステニー・フュージョン》によって簡単にデッキ融合できます。
「D-HERO」は《D-HERO ダイヤモンドガイ》や《D-HERO ダッシュガイ》とデッキトップ操作と相性の良いモンスターが揃っており、デッキの基盤として使いやすいのも特徴です。
蘇生・帰還しても効果①②は使えるので、メインアタッカーとして活躍させてもいいですね。
10.《魔導皇聖 トリス》
ランク5/光属性/魔法使い族/攻2000/守1700
魔法使い族レベル5モンスター×2
このカードの攻撃力は自分フィールド上のエクシーズ素材の数×300ポイントアップする。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分のデッキをシャッフルする。
その後、デッキの上からカードを5枚めくり、その中の「魔導書」と名のついたカードの数までフィールド上のモンスターを選んで破壊する。
その後、めくったカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
X素材を1つ取り除いて、デッキトップから5枚めくり、「魔導書」カードの枚数までフィールドのモンスターを破壊して、めくったカードを好きな順番でデッキトップへ戻せるカード
《RUM-マジカル・フォース》で墓地の魔法使い族ランク4から簡単にランクアップできます。
《アステル・ドローン》×2+《重力均衡》で2ドローしながらエクシーズ召喚を狙うのも手。
一度エクシーズ召喚した後は《魔導書の奇跡》で帰還、《エクシーズ・リボーン》等で蘇生させるとよいでしょう。
シャッフル⇒デッキ操作の順番になり、必ずランダム性が確保されているのが特徴。
デッキ枚数を増やした方が強みが増すので、対応力を増やしてドロー効率を高めたい。
11.《森羅の鎮神 オレイア》
ランク7/闇属性/植物族/攻2800/守2500
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、自分の手札・フィールド上の植物族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
そのレベル分だけデッキの上からカードを確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚までめくる。
その中に植物族モンスターがあった場合、それらのモンスターを全て墓地へ送り、その数までこのカード以外のフィールド上のカードを選んで手札に戻す。
残りのカードは好きな順番でデッキの下に戻す。
手札・フィールドの植物族1体を墓地へ送り、レベルの数だけデッキトップを確認して好きな順番で戻すモンスター
手間はかかりますが、めくる枚数を7枚以上にできるのが強み。
ランク4《六花聖ストレナエ》から重ねてエクシーズ召喚した場合でも問題なく使えます。《ストレナエ》は植物族のサルベージ効果も持っており、ランク7を出す構築よりも無理なく使えます。
レベル8《セリオンズ“リリー”ボレア》や《精霊冥騎-急還馬》はオリジナルデッキ適正も高く、一気にデッキを掘り進められるでしょう。
12.《魔導書整理》
自分のデッキの上から3枚カードをめくり好きな順番でデッキの上に戻す。
相手はそのカードを確認できない。
デッキトップから3枚めくって好きな順番で置くことができるカード
カードパワーは低いながらも《魔導書の神判》でサーチできるのが利点。
速攻魔法ゆえにエンド時サーチの適用後にそのまま発動してデッキを操作できます。
相手ターン中にデッキ操作をする理由はあまりなく、単純にドローの質を上げる役割になりやすい。
上級「絢嵐」のトリガーとしても使えるので、ランク9《永の王 オルムガンド》を軸としたデッキを作るのも面白いかもしれない。
13.《天変地異》
このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのプレイヤーはデッキを裏返しにしてデュエルを進行する。
文字通りお互いのデッキを逆さまにしてしまうカード
黎明期ゆえのむちゃくちゃなカードでマスターデュエルでは未実装。
お互いにデッキトップがオープンになった状態でデュエルが進行します。
フィールドから離れると元に戻ります。
サーチする手段はありませんが、後述する《リチュア・ディバイナー》や《デーモンの宣告》などとコンボして細かくアドバンテージをとるデッキが古くから開発されていました。
今でもデッキトップが常に見えるという独自性は失われておらず、《墓守の罠》や《強烈なはたき落とし》でドローフェイズに叩き落すといった動きができます。
他のデッキ操作系カードとは異なり、情報アドバンテージの獲得にも貢献する点を活かしたい。
14.《黒の魔導陣》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカードを3枚確認する。
その中から「ブラック・マジシャン」1体またはそのカード名が記された魔法・罠カード1枚を相手に見せて手札に加える事ができる。
残りのカードは好きな順番でデッキの上に戻す。
(2):自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が召喚・特殊召喚された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
【ブラック・マジシャン】ではお馴染みのカード
発動処理でデッキトップから3枚めくり、《ブラック・マジシャン》orテーマ関連魔法・罠を手札に加えて、残りを好きな順番でデッキの上に戻します。
《マジシャンズ・ロッド》や《滅びの黒魔術師》からアクセスでき、「ブラック・マジシャン」以外で使っても使用感は良好。
《竜騎士ブラック・マジシャン》で永続カードを守りやすく、デッキパワーを高く仕上げたい時に候補となってきます。どうせなら《真実の名》も使いたいよね。
15.《原質の炉心溶融》
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分のデッキの上からカードを6枚めくり、その中から「マテリアクトル」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りを好きな順番でデッキの上に戻す。
その後、自分フィールドのランク3のXモンスターがX素材としているカード1枚を手札に加える事ができる。
(2):自分のXモンスターが効果を発動した場合に発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを自分フィールドの「マテリアクトル」Xモンスター1体のX素材とする。
自分メインフェイズにデッキトップから6枚めくり、「マテリアクトル」カード1枚を回収し、残りを好きな順番で戻すカード
「マテリアクトル」の中でも特にカードパワーに優れており、デッキビルダーにも好まれている1枚。
ランク3《マテリアクトル・エクサガルド》⇒《マテリアクトル・ゼプトウィング》へと繋げるだけで簡単にサーチできます。《プリマ・マテリアクトル》も採用すればドローもできます。
このカード自体が実質サーチカードでもあり、デッキ全体のキーカードを探索する役割を持たせられるのがとても便利。しかも毎ターン使える。
基本的にはレベル3を展開しやすいデッキに採用することになります。
《星見獣ガリス》や《ミミックリル》のようなデッキトップを当てたいカードと併用するのも〇。
他のデッキ操作系カードに比べて圧倒的に使いやすいので、ここから考えてみるのがおすすめ。
16.《原質の炉心貫通》
(1):このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカードを6枚めくり、好きな順番でデッキの上に戻す。
(2):1ターンに1度、1500LPを払って発動できる。
「マテリアクトル」Xモンスター1体を自分フィールドのレベル3通常モンスター1体の上に重ねてX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。
このターン、自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(3):XモンスターがX召喚された場合に発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを自分フィールドの「マテリアクトル」Xモンスター1体のX素材とする。
こちらは発動処理でデッキトップを6枚めくって好きな順番で戻すカード
テーマ全体で見ると《原質の炉心溶融》に見劣りする部分もありますが、フィールド魔法ゆえに外部からアクセスする手段に長けているのが利点。
《マジシャンズ・ソウルズ》や《白き森のルシア》、《妖精竜 エンシェント》で1ドローすると首尾よく必要なカードを手に入れられます。
「マテリアクトル」を採用しなくてもアクセスしやすいのが最大の強みかもしれない。
17.《傀儡流儀-パペット・シャーク》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):フィールドのX素材を1つ取り除き、自分のデッキの上からカード4枚をめくり、その中から1枚を選ぶ。
そのカードの種類によって以下の効果を適用する。
残りのカードを元の順番でデッキの上に戻す。
●モンスター・魔法:選んだカードを手札に加える。
●罠:選んだカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
フィールドのX素材を1つ取り除き、デッキトップから4枚めくってそのうちの1枚をサーチ・発動可能状態でセットできるカード
軽いコストながらも優秀な効果をもち、ランク9《CX ギミック・パペット-ファナティクス・マキナ》からサーチ可能。
単純にエクシーズ召喚に長けているデッキで《トラップホリック》などでアクセスするのも良いでしょう。
《ARG☆S-勇駿のアリオン》や《バージェストマ・アノマロカリス》なども相性がよいので罠系のデッキでも注目できます。
デッキ操作と相性の良いカード
18.《リチュア・ディバイナー》
星3/水属性/海竜族/攻1200/守 800
1ターンに1度、カード名を1つ宣言して発動する事ができる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、それが宣言したカードだった場合手札に加える。
違った場合、自分のデッキの一番上に戻す。
デッキトップのカードが宣言したカードだった場合、手札に加えられるモンスター
《深海のディーヴァ》からリクルート可能で、《深海の都 マガラニカ》との相性も抜群。
《リチュア・アビス》《アクア・ジェット・サーフェス》《海晶乙女コーラルアネモネ》などと蘇生手段も豊富。
《地獄の暴走召喚》や《海皇龍神 ポセイドラ・アビス》で3体並べることも難しくなく、機能すればアドバンテージが増え続けます。
デッキトップ操作系のギミックでは欠かせないモンスターなので覚えておきたい。
19.《デーモンの宣告》
(1):1ターンに1度、500LPを払い、カード名を1つ宣言して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、宣言したカードだった場合、そのカードを手札に加える。
違った場合、めくったカードを墓地へ送る。
こちらも宣言したカードをデッキトップから手札に加えるカード
ライフコストと外れた場合に墓地に送る点が異なり、永続カードゆえにモンスターより維持しやすいのが特徴。
《トリック・デーモン》からサーチ可能で、《七精の解門》で《天変地異》共々サルベージできます。
昨今ではドローもサーチもものすごく数が増えて、半端なアドバンテージ獲得サイクルでは効率で劣ります。
幸いターン1制限がないことからセルフバウンスと相性がよく、《氷結界の虎王 ドゥローレン》や《宇宙砦ゴルガー》などと組み合わせて使いたい。
意外とライフコストが馬鹿にならないので回復手段も考えておけると理想的。
20.《カードスキャナー》
(1):1ターンに1度、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を1つ宣言して発動できる。
お互いのプレイヤーは、それぞれ自身のデッキの一番下のカードをお互いに確認し、宣言した種類だった場合、そのカードを自身の手札に加える。
違った場合、確認したカードを自身のデッキの一番上に置く。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
相手は自身の手札を1枚選んでデッキの一番下に戻す。
お互いにカードの種類を宣言し、デッキボトムのカードが同じ種類なら手札に加えて、違ったならデッキトップへ置くカード
相手も使えるようなデッキボトム版《デーモンの宣告》。
デッキボトムを操作するカードは数が多すぎるため紹介していませんが、「蕾禍」リンクモンスターや「ドラゴンテイル」罠、《神碑の泉》《補強要員》などと相性がよいですね。
相手が自発的に使える効果ではないので、相手に利がありそうな場面では使わなければOK。
21.《天地返し》
(1):自分のデッキの一番下のカードを手札に加える。
その後、自分のデッキからカード1枚を選んでデッキの一番下に置く。
デッキボトムのカードを手札に加えて、デッキの中から任意のカードをデッキボトムへ置くカード
効果もさることながらイラストが面白すぎる1枚。ラーメンひっくり返してるカオスソーサラーってなんだよ。
1枚発動なら《強欲な瓶》と同じ、2枚発動できると万能サーチに変わる珍しいカードです。
デッキボトムに送るカードは数多くあれど、デッキボトムを参照するカードは本当に少ないので貴重な選択肢になります。単体でも最低限仕事できるのはだいぶ偉い。
まとめ
デッキ操作サポート系のカード紹介でした。
デッキを掘り進めていくスピードに長けており、永続魔法・永続罠などアクセスしにくいカードを集めていきたいデッキにも適しています。
慣れてくると面白いデッキの基盤にしやすいのでぜひ挑戦してみてください。
コメント
《天変地異》みたいな独自の強みがあるカードは他と差別化できて良いですよね。
まぁまぁ結構複雑なルールのもあるので慣れるまで使いづらいのも事実ですが…