/所要時間5分
ゼロから覚える【M∀LICE】
デッキビルドパック クロスオーバー・ブレイカーズで新たに登場したリンクテーマ「M∀LICE|マリス」
モチーフは「不思議の国のアリス」&「電脳ウイルスや暗号」といったところで、かわいい系テーマとしては珍しく、純粋なパワー勝負を仕掛けるのが得意なテーマになっています。
ある程度テクニカルなプレイも要求されますが、基本に忠実なので次第にプレイングも上達するのが特徴ですね。
●これから【M∀LICE】を組んでみたい!
●組んでいる途中だけど初めからおさらいしたい!
●デッキ構築に悩んでいる…
という方は続きをどうぞ!
属性:闇属性
種族:サイバース族
召喚法:リンク召喚
レベル:3
特徴:
・除外ギミックとのシナジー
・メジャーな手札誘発に対しての構造的な耐性
・即効性のある罠による疑似的な連続攻撃
「【M∀LICE】ってめ茶くちゃかわいい!」とミリアルは思ってね。
あれ?「いつもみたいに話せない…言葉もヘン」とひとりごと。
(バグってないよ。変な穴にちょっと入っただけ。)
「不思議の国のアリス」(著ルイス・キャロル)の筆癖ね…
世界中で有名な児童書だけど読むのが最難関クラスなのよ
でも不思議と愛に溢れていて魅力があるの。私は好きよ。
【M∀LICE】は難しくないから気軽に読み進めてね!
メインデッキの「M∀LICE」モンスター
共通効果③:除外されると帰還できる。
《M∀LICE<P>White Rabbit》
星3/闇属性/サイバース族/攻1200/守 300
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
同名カードが自分の墓地に存在しない「M∀LICE」罠カード1枚をデッキから自分フィールドにセットする。
(2):このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(3):このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
召喚・特殊召喚時にデッキから「M∀LICE」罠カード1枚をセットできるモンスター
「M∀LICE」罠カードは即発動できる効果を持っており、効果③の帰還効果と合わせると「M∀LICE」モンスターを2体並べることができます。
通常召喚を狙う場合の優先度は次点。後述する《Dormouse》の方が展開が伸びやすいです。
【M∀LICE】は除外からの展開は長けているものの、手札・墓地からの特殊召喚はあまり得意ではない様子。その点はサイバース族サポートで補強すればよさそうですね。
下級モンスターの中では唯一相手ターン中でも効果が発動可能で、「ビーステッド」などで不意に除外すると展開していけます。
墓地の「M∀LICE」罠カードを除外する手段は乏しく、次第に選択肢が狭まっていきます。
序盤はサーチ・リクルートを優先、中盤以降は除去と蘇生を中心にテーマ罠を使い分けていきましょう。
《M∀LICE<P>Dormouse》
星3/闇属性/サイバース族/攻 900/守 300
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「M∀LICE」モンスター1体を除外する。
このターン中は自分フィールドの「M∀LICE」モンスターの攻撃力が600アップする。
(2):このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスターは効果では破壊されない。
(3):このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
「M∀LICE」モンスターを1体除外し、このターンの間テーマモンスターを全てATK600アップするモンスター。初動要員として最も有力で打点上昇も強力。
《Dormouse》⇒《White Rabbit》⇒《Cheshire Cat》と繋がり、必要な墓地・除外リソースを揃えられます。
アクセスできるカードは定番のサイバース族サポート《サイバネット・マイニング》、テーマ内カードの《M∀LICE IN UNDERGROUND》、汎用カードでは《スモール・ワールド》《封印の黄金櫃》といったカードがあります。
自然に採用できるカードでも最大10枚初動以上となるので、多めに採用しておけば初手に引けない試合はまずないでしょう。
ただし、起点となってアドバンテージを取りやすい分、序盤の妨害が集中しやすいのが難点。
幸い、【M∀LICE】はテーマ内罠カードによって《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》には強く出られるのも強みの1つです。
その他の妨害に関してはケアできるように考えておきたいところ。
《M∀LICE<P>Cheshire Cat》
星3/闇属性/サイバース族/攻1500/守 300
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「M∀LICE」カード1枚を選んで除外する。
その後、自分は2枚ドローできる。
(2):このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスターが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。
(3):このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
手札の「M∀LICE」カード1枚を除外し2ドローできるモンスター
手札増強+追加で展開を狙えるようになっており、上記2体を除外した場合はさらにアドバンテージが増えます。
召喚権を使用する《闇の誘惑》のような効果なので展開のついでに狙っていくのがベターでしょう。
「M∀LICE」モンスターはどれも優秀で、半端に枚数を絞るくらいなら全部3枚積んだ方が安定します。2枚初動で2ドローしながら動くことができます。
展開力が物足りなければメインデッキに闇属性が多いことを逆手にとって《闇の誘惑》からの除外展開、《混沌領域》から《輝白竜 ワイバースター》や《深淵の獣ルベリオン》をサーチして動くといった展開戦略をとれます。
サイバース族以外でも相性のよい除外系カードは多いのでぜひ研究してみてください。
EXデッキの「M∀LICE」モンスター
《M∀LICE<Q>RED RANSOM》
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:左/右/下】
「M∀LICE」モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「M∀LICE」魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカードのリンク先にモンスターが存在する限り、相手フィールドの効果モンスターの元々の攻撃力と守備力は入れ替わる。
(3):このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、デッキからサイバース族モンスター1体を除外できる。
特殊召喚時、「M∀LICE」魔法1枚をサーチできるモンスター
相手モンスターの攻守を逆転させる永続効果を持っており、配置次第で容易に相手モンスターを戦闘破壊していけます。
除外された場合は自己帰還+デッキからサイバース族の除外とサポートにも長けています。
《M∀LICE IN UNDERGROUND》のサーチから、足りない「M∀LICE」を帰還させたり、自身をリンク素材で墓地へ送った後に帰還させてさらなるリンク召喚を狙っていきます。
展開向けの効果でサイバース族の多彩なサポートでリンク召喚を伸ばしていくことはできますが、【M∀LICE】の大きな強みである除外戦略及び《ディメンション・アトラクター》や《次元の裂け目》等とのアンチシナジーが目立ちます。
純構築ならEXデッキのサイバース族は展開向けではなくミッドレンジ向けに寄せておく方が良いかと。
《M∀LICE IN UNDERGROUND》と合わせて、《トポロジック・ゼロヴォロス》や《アクセスコード・トーカー》等のリンク4を少ない消費で何度も狙えるのが強みですね。
《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左/右】
「M∀LICE」モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合、自分・相手の墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分のデッキ・墓地から「M∀LICE」罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
(3):このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。その後、自分は1枚ドローできる。
特殊召喚時、お互いの墓地からカードを3枚まで除外できるモンスター
さらに起動効果でデッキ・墓地から「M∀LICE」罠カードをセットできます。
除外された場合は自己帰還+1ドローとすべての効果で堅実にアドバンテージが取れます。
小型の《魂の解放》を内蔵しており、墓地の「M∀LICE」を除外して帰還させつつ、相手の墓地リソースを削っていけます。
中盤になれば「M∀LICE」リンクモンスターを帰還させて、一気にラッシュをかけられます。
また、効果②の罠セットを駆使すれば2回攻撃できるモンスターとして扱うこともできます。
《M∀LICE<Q>RED RANSOM》とは相互に帰還できるようになっており、あちらの攻守反転を活かして戦闘破壊を狙いやすくなっています。
《トランスコード・トーカー》とも相性がよく、どこからでも相互リンクできて対象耐性を得ることができます。
序盤から終盤まであらゆる局面で【M∀LICE】の中核として重要になるモンスターといえます。
《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:上/左下/右下】
「M∀LICE」モンスターを含むモンスター3体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに、自分の除外状態の「M∀LICE」カード1枚を対象として発動できる
(このカードのリンク先にモンスターが存在する場合、この効果の発動と効果は無効化されない)。
そのカードをデッキに戻し、フィールドのカード1枚を除外する。
(2):このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。
このカードの攻撃力を倍にして特殊召喚する。
お互いのターンに除外状態の「M∀LICE」カード1枚をデッキへ戻し、フィールドのカード1枚を除外できるモンスター
フリーチェーンかつ対象を取らない除外除去、条件を満たせば《スキルドレイン》下でも無効化されない女王様。
さらに自身が除外された場合もATK5000になって自己帰還するというハイパフォーマー具合。
単独でライフを削っていく力が強く、高圧的なゲーム展開ができる【M∀LICE】のエースです。
その分やや出しにくくデザインされており、「M∀LICE」だけで出そうとするとキツい。
一応、LP減少と相性がよい《デコード・トーカー・ヒートソウル》から踏み倒しを狙うこともできます。
「M∀LICE」カードは意図的に溜めない限り、除外状態にはなりにくく効果①は連発できません。
「ビーステッド」や《トラップトリック》等で除外リソースも管理しつつ、条件を満たし次第展開していくとよいと思います。
バウンス除去だけ喰らわないように立ち回れば、終始有利に戦えるモンスターといえそうです。
「M∀LICE」魔法・罠
●フィールドの「M∀LICE」モンスターを除外して、セット状態から即発動可能
《M∀LICE IN UNDERGROUND》
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、自分の手札・デッキ・墓地から「M∀LICE」カード1枚を除外できる。
(2):自分の除外状態の「M∀LICE」罠カードが3種類以上存在する限り、自分フィールドの「M∀LICE」Lモンスターの攻撃力は3000アップする。
(3):自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する限り、相手モンスターは「M∀LICE」Lモンスターしか攻撃対象に選択できない。
発動時に、手札・デッキ・墓地から「M∀LICE」カード1枚を除外できるカード
下級「M∀LICE」はそれぞれ即座に帰還できるため、実質リクルートカードに近い。
また、リンクモンスターも対象にできるため、中盤以降では蘇生カードとしても代用できます。
条件は厳しいながらも全体強化の上昇値はトップクラスで、複数体並べるまでもなく容易に1ショットキルまで到達できます。
ただ、罠カード3種類を除外へ送りこむのは難しく、《マクロコスモス》等との併用は必須。
効果①だけでも非常に優秀なため3積み確定。
手札が充実しているなら初動ではなく貫通札として使うのがおすすめ。
《M∀LICE<C>GWC-06》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。
(1):自分の墓地・除外状態の「M∀LICE」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する場合、この効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復できる。
蘇生&帰還に加えて、LPを回復できるカード
《M∀LICE<P>White Rabbit》でサーチしやすいことから少ない枚数でも機能させやすくリカバリーに使いやすい。
回復をおまけではなく、LPコストの支払いに余裕を持たせてくれる重要な効果になっています。
効果面だけを見るとシンプルなカードなのですが、注目してほしいのは「M∀LICE」と共通効果との兼ね合い。
バトルフェイズ中の発動やエスケープにも使いやすく、特に「M∀LICE」リンクモンスターの場合は実質2回攻撃できるようになります。
【M∀LICE】で展開する前にはまず何か魔法・罠カードを伏せる。
これだけで相手の《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》をケアできます。
このテーマの駆け引きが詰まった共通効果といえそうですね。
《M∀LICE<C>MTP-07》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。
(1):デッキから「M∀LICE」モンスター1体を手札に加える。
自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する場合、さらにフィールドのカード1枚を除外できる。
「M∀LICE」モンスターのサーチ+対象を取らない除外除去の組み合わせ
除去効果に乏しい【M∀LICE】にとって貴重な妨害手段であり、テーマ内での汎用サーチでもあります。
サーチした「M∀LICE」モンスターは《闇の誘惑》等で手札から除外して展開すると良さそうです。
除去効果をメインにして使う場合でも《灰流うらら》に妨害される点に注意。
《M∀LICE<P>Cheshire Cat》と共に使用することで初動になります。
「M∀LICE」罠カードの中では最も状況を選ばず、どちらのターンで使用しても強力なため3積みする価値ありです。
《M∀LICE<C>TB-11》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。
(1):デッキから「M∀LICE」モンスター1体を特殊召喚する。
相手フィールドにカードが3枚以上存在する場合、代わりにEXデッキから「M∀LICE」Lモンスター1体を特殊召喚する事もできる。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、その効果は発動できない。
「M∀LICE」モンスターのリクルートカード
相手フィールドのカード次第でEXデッキから特殊召喚もできます(蘇生・帰還は不可)。
効果こそ発動できないものの、下級「M∀LICE」を揃えやすく、蘇生や帰還を駆使すればデメリットもほとんど気になることはありません。
同パックに再録されている《トポロジック・ゼロヴォロス》との組み合わせがよく、相手ターン中に全体除外のトリガーとしてフィールドを全除外していけます。
《M∀LICE<P>White Rabbit》をリクルートして、効果③で自己帰還⇒効果①で罠セット⇒自身を除外して罠を発動といった流れを作れます。
この流れで《M∀LICE<C>GWC-06》⇒《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》の蘇生・帰還へと綺麗に繋げられます。
相性の良いカード
けっこう完成されているテーマだね
一見相性がよさそうなカードでもノイズになりそう。
ほんとは《ドラスティック・ドロー》とか使いたいけど…
除外って広い視野で見ればかなりのカードが該当するからね
中盤以降にドローがしたいなら《終わりの始まり》もあるわ
【ラビュリンス】と組み合わせてみるっていうのも面白そうね
除外関連のカード、闇属性やサイバース族のサポートカードはこちらから↓
《混沌なる魅惑の女王》
星7/光属性/魔法使い族/攻1500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から他の光・闇属性モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
このカードはエンドフェイズまで、この効果で装備したモンスターと同名カードとして扱う。
この効果で光・闇属性モンスターカードを装備した場合、さらに自分のデッキ・墓地から闇属性の「魅惑の女王」モンスター1体を特殊召喚できる。
墓地から「M∀LICE」を装備して名称コピーできる魔性の女
《魅惑の舞》による展開力や貫通力の補助、《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》のサブプラン追加など少量の出張で多くの恩恵があります。
相性がよいというよりもサブギミックにしやすいと言った方が適切かもしれない。
テーマ外のカードを増やした構築にする際は「M∀LICE」罠の枚数を減らして手札事故を回避するとデッキが回りやすくなります。
《妖精伝姫-シラユキ》を採用してよりサイクル性の高いデッキにして遊ぶのも楽しそうです。
《魂の解放》
通常魔法
(1):自分・相手の墓地のカードを合計5枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。
【M∀LICE】で使用すると最大5体の帰還手段に変貌するカード
相手の墓地妨害もできるノーコストの《ソウル・チャージ》のような感覚で使えます。
除外できる枚数、柔軟性、ロマンと実用性とどれをとってもメインから採用する価値ある1枚です。
一度、展開した後に墓地に眠る「M∀LICE」達を除外する手段は意外にも少ないため、省エネで再展開できるこのカードは重宝するでしょう。
「アザミナ」「デモンスミス」「スネークアイ」等のメタとしても優秀で、純構築なら3枚採用してもよさそうです。
余裕があれば「M∀LICE」罠も除外してATK3000アップも狙っていきましょう!
《ディメンション・リフレクター》
永続罠
(1):自分フィールドのモンスター2体を除外し、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードは発動後、対象のモンスターの攻撃力と同じ数値の攻撃力・守備力を持つ効果モンスター(魔法使い族・闇・星4・攻/守?)となり、モンスターゾーンに攻撃表示で特殊召喚する。
このカードは罠カードとしても扱う。
(2):このカードの効果でこのカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
このカードの攻撃力分のダメージを相手に与える。
終盤の引導火力として使用するカード
リンク2《影法師トップハットヘア》からアクセスでき、相手ターン中にバーンダメージで勝利を目指します。素引きしても「M∀LICE」はコストが軽いためあまり問題ない。
手数の少なくなった終盤でこのカードを決められると回避しにくく、攻撃で攻めきれなくても無理なくキルまで狙えます。
カジュアルデッキやテーマ感を重んじるデッキでも採用できるのもおしゃれポイント高いです。
戦術・立ち回り
●序盤
《闇の誘惑》などで手札を整えて下級「M∀LICE」3種にアクセスしつつ、《M∀LICE<Q>RED RANSOM》のリンク召喚を目指す。
《無限泡影》や《エフェクト・ヴェーラー》を受けないように「M∀LICE」の展開前には魔法・罠を1枚伏せてから始動します。
実際にはブラフだったとしても無駄打ちを避けたい心理が働き、相手は迂闊に打てなくなります。
《闇の誘惑》を引けていると召喚権を使用せずに動ける+2ドローから動けるため、《増殖するG》のケア手段を引き込みつつ動けるのが利点。
墓地メタ型なら《次元の裂け目》や《マクロコスモス》を引き込みにいき、優位に立てるでしょう。
序盤はサイバース族の大量展開を目指すと相手の手札誘発を受けるリスクが高く、ケアできないと中途半端な盤面でターンを返すことになります。
特に《スプラッシュ・メイジ》は相手の手札で腐っている《無限泡影》や《エフェクト・ヴェーラー》等の手札誘発が集中することになりマストカウンターになりやすいです。
確実に貫通できる場面以外では序盤で使わないようにしたい。
●中盤
序盤で溜めた墓地リソースを《魂の解放》で除外し、自分は大量帰還しつつ相手はピンポイントで除外して戦力差を広げる。《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》をリンク召喚し、無効化されない確定除去で相手を翻弄していく。
《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》を中心に戦うことで相手の除去手段を消費させつつ、こちらのリソースを維持しながら戦えます。
《M∀LICE<P>Cheshire Cat》で手札を増強して、テーマ外のパワーカードも引き込みやすくなり、さらに有利をとれます。
また《M∀LICE IN UNDERGROUND》によって《RED RANSOM》を除外⇒帰還させて、リンク4を出すサイクルを最大3回狙えます。
たとえ持久戦が得意な相手でも《アクセスコード・トーカー》や《トポロジック・ゼロヴォロス》がポンポン出てくれば簡単には全て妨害できないはずです。
●終盤
《アクセスコード・トーカー》(ATK5300)&《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》(ATK5000)の2大エースで高打点を叩き込む。
それでも削り切れなかった相手は《影法師トップハットヘア》でデッキからセットした《ディメンション・リフレクター》によって残ったLPをバーンダメージで削り取る。
LPをコストとして消費していくデッキなのでできれば終盤を迎える前に終わらせたい。
回復で延命することを考えるよりも前のめりに戦ってLPギリギリでも勝ちを狙いましょう。
サンプルデッキ 41枚構築
3:《M∀LICE<P>White Rabbit》
3:《M∀LICE<P>Dormouse》
3:《M∀LICE<P>Cheshire Cat》
1:《ドット・スケーパー》
3:《灰流うらら》
3:《増殖するG》
2:《ディメンション・アトラクター》
1:《深淵の獣マグナムート》
1:《深淵の獣ドルイドヴルム》
1:《深淵の獣バルドレイク》
3:《M∀LICE IN UNDERGROUND》
2:《闇の誘惑》
2:《魂の解放》
2:《墓穴の指名者》
1:《封印の黄金櫃》
1:《M∀LICE<C>GWC-06》
2:《M∀LICE<C>MTP-07》
2:《M∀LICE<C>TB-11》
3:《無限泡影》
2:《霊王の波動》
1:《M∀LICE<Q>RED RANSOM》
1:《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》
1:《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》
1:《リンク・デコーダー》
1:《I:Pマスカレーナ》
1:《S:Pリトルナイト》
1:《スプラッシュ・メイジ》
1:《トランスコード・トーカー》
1:《アクセスコード・トーカー》
1:《トポロジック・ゼロヴォロス》
手札誘発入りのスタンダードな構築にしました。手札誘発は16枚。
《M∀LICE<P>Cheshire Cat》と《闇の誘惑》によりドロー効率がよく、序盤を乗り切れば安定したゲーム展開ができるはず。
「M∀LICE」リンクモンスターはどの領域に除去されても裏側除外以外であれば容易に復帰できるので各1枚ずつでも回ります。
まとめ
【M∀LICE】の簡単なテーマ紹介でした。
バトルフェイズ中に再展開してラッシュを仕掛ける動きが癖になりそう!
かわいらしさと強さを両立している良テーマですので、ぜひ遊んでみてください!
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