天を翔る気高き戦乙女たち
15年の時を経て幻のカードがついにOCG化!
※9/3 《ワルキューレ・シグルーン》追記
/所要時間5分
【ワルキューレ】って何?
EXTRA PACK 2019 で登場した大量展開してバトルフェイズを2回行う異色の戦術を取るテーマ【ワルキューレ】
遊戯王DMでジークが使った《時の女神の悪戯》と共についにOCG化しました!
属性:光属性
種族:天使族
召喚法:特になし
特徴:大量展開&バトルフェイズ×2の猛攻
全体的に攻撃力や効果は控えめなものの、《時の女神の悪戯》がパワーカードなので他のデッキとも十分に渡っていける地力があります。
他にも運命の女神三姉妹によるドロー操作コンボも搭載しており、ビートダウン&コントロールを得意とするユニークなテーマとなっています。
「ワルキューレ」のキーカード
《Walkuren Ritt》
このカード名②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から「ワルキューレ」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果で3体以上のモンスターを特殊召喚した場合、次のターンの終了時まで自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
このターンのエンドフェイズに、自分フィールドのモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「時の女神の悪戯」1枚を手札に加える。
手札から「ワルキューレ」モンスターを好きな数特殊召喚できるカード
3体以上:次のターンまで自分の受ける戦闘ダメージ0
同名のモンスターは展開できませんが、さながらペンデュラム召喚のように一気呵成に攻め込むことができます。
墓地から除外することで《時の女神の悪戯》をサーチできるため、そのまま発動すれば「ワルキューレ」達で連撃でき、エンドフェイズのデメリットも無視することができます。
手札に「ワルキューレ」を溜めつつ、このカードを発動するのは初手以外では結構難しいことですが、【ワルキューレ】の基本となる重要なカードです。
《終幕の光》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:1000の倍数のLPを払い、払ったLP1000につき1体、自分の墓地の「ワルキューレ」モンスターを対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターの数まで、相手は攻撃力2000以下のモンスターを自身の墓地から選んで特殊召喚できる。
蘇生させた「ワルキューレ」の数だけLPを払い、相手モンスターを蘇生するカード
攻撃できる専用《ソウル・チャージ》といったところ。
蘇生されるモンスターは攻撃力2000以下なので《ワルキューレ・エルダ》が存在するだけで大体は突破できます。
劣勢時にはまともに使えなくなるため、LPを気にせず序盤から使っていきたいカードです。
【ワルキューレ】は墓地を肥やす方法がないので《死者蘇生》感覚で使っていくことも大事になってきます。
《時の女神の悪戯》
このカードの発動に対してカードの効果は発動できず、このカードはチェーン2以降では発動できない。
①:自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、自分バトルフェイズ終了時に発動できる。
このカードを墓地へ送り、次の自分のバトルフェイズ開始時までターンをスキップする。
その後、そのターン終了時まで自分は「時の女神の悪戯」を発動できない。
自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」のみの場合、次の自分バトルフェイズ開始時までスキップするカード
通常召喚権やデメリットなども全てがリセットされます。
このカードの発動は無効化されないため、上記の《Walkuren Ritt》や《終幕の光》で展開した「ワルキューレ」達が事実上2回攻撃できるようになります。
2回目のバトルフェイズで勝てなかった場合はリンク召喚等で盤面を固めることもできるため応用力も高い。
【ワルキューレ】はこのカードを使って奇襲的にビートダウンを狙っていきます。
攻撃力の高い制圧モンスターとの相性が悪いため、除去も豊富に採用しておきたい。
「ワルキューレ」モンスター
・星1~9まで1体ずつ、ユニオンが2体
・全体的に攻撃力が控えめ
《ワルキューレ・シグルーン》
星9/光属性/天使族/ATK2200/DEF2400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・墓地からレベル8以下の「ワルキューレ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
自分フィールドの表側表示の魔法・罠1枚を墓地へ送ることで手札から特殊召喚できるモンスター
召喚・特殊召喚した場合、手札・墓地からレベル8以下の「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚することができます。
【ワルキューレ】の上級モンスターの中でも特に使いやすく、簡易アタッカーと展開役の両方を務める重要なカード
《ワルキューレ・セクスト》との相性は抜群でどちらか1体を特殊召喚できればフィールドに「ワルキューレ」が3体並びます。
特殊召喚のコストとなるカードは女神三姉妹を含め、《神の居住-ヴァルハラ》や《群雄割拠》など【ワルキューレ】では事欠くことはありません。
リンク召喚にも発展できるため、優先して特殊召喚したいカードと言えます。
おすすめの枚数:2~3枚
《ワルキューレ・エルダ》
星8/光属性/天使族/ATK2000/DEF2200
①:「ワルキューレ・エルダ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:「ワルキューレ」カードの効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンする。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、戦闘・効果で破壊され相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
「ワルキューレ」カードで特殊召喚したこのカードが存在する場合、相手フィールドのモンスターの攻撃力を1000ダウンさせるモンスター
全体的に打点の低い【ワルキューレ】にとってなくてはならない存在。
ATK3000以下のモンスターであれば戦闘破壊できるため、このカードを筆頭にビートダウンして《時の女神の悪戯》で一気にLPを削りにいきます。
このモンスターがモンスターゾーンに存在する限り、戦闘・効果破壊した相手モンスターは除外されるため、簡易《マクロコスモス》にもなります。
おすすめの枚数:1枚
《ワルキューレ・ヴリュンヒルデ》
星7/光属性/天使族/ATK1800/DEF2000
①:このカードは相手の魔法カードの効果を受けない。
②:このカードの攻撃力は相手フィールドのモンスターの数×500アップする。
③:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカードの守備力を1000ダウンし、このターン自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターは戦闘では破壊されない。
相手の魔法の効果を受けず、攻撃力が相手フィールドのモンスターの数×500アップするモンスター
相手の攻撃宣言時に「ワルキューレ」全体に戦闘破壊耐性を付与することもできます。
単体で見るとやや非力なカードですが、【ワルキューレ】はフィールドに並んでこそ真価を発揮するモンスター群なので、戦闘破壊体制を付与できるこのモンスターは十分実用に値します。
おすすめの枚数:1枚
《ワルキューレ・アルテスト》
星6/光属性/天使族/ATK1600/DEF1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法カードの効果で手札からの特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「時の女神の悪戯」1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
②:自分フィールドに「ワルキューレ・アルテスト」以外の「ワルキューレ」モンスターが存在する場合に発動できる。
相手の墓地のモンスター1体を選んで除外し、このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのモンスターの元々の攻撃力と同じになる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
魔法カードの効果で手札から特殊召喚した場合、墓地の《時の女神の悪戯》を手札に加えるモンスター
攻撃力は下級アタッカー並しかないものの、他の「ワルキューレ」と並べつつ、《時の女神の悪戯》で一気にダメージを狙えます。
魔法カードでの特殊召喚は「ワルキューレ」関連以外でも《光神化》《神の居住-ヴァルハラ》など天使族の汎用カードでも結構豊富。
また、同名以外の「ワルキューレ」モンスターが存在する場合、フリーチェーンで相手の墓地のモンスター1体を除外し、その攻撃力をコピーすることもできます。
墓地妨害として使えますが、その場合はステータスが犠牲になるので一長一短。
状況に合わせて発動できれば十分と言えます。
おすすめの枚数:1枚
《ワルキューレ・ツヴァイト》
星5/光属性/天使族/ATK1600/DEF1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
②:このカードが戦闘を行ったダメージ計算後に、自分の墓地の永続魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドのモンスター1体を破壊できるモンスター
単純な破壊効果ながらもコストもなく使い勝手がいい。
ただしレベル5なので《戦線復帰》などで特殊召喚を狙うのがベター。
また、戦闘を行ったダメージ計算時に墓地の永続魔法1枚を手札に戻すこともできます。
女神三姉妹も含め、天使族に偏っている【ワルキューレ】ならば打点アップのために《一族の結束》を採用するのもありだと思います。
おすすめの枚数:2枚
《ワルキューレ・ドリット》
星4/光属性/天使族/ATK1000/DEF1600
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ワルキューレ・ドリッド」以外の「ワルキューレ」カード1枚を手札に加える。
②:このカードの攻撃力は、除外されている相手モンスターの数×200アップする。
召喚・特殊召喚時に「ワルキューレ」カード1枚をサーチできるモンスター
主に展開札をサーチすることで【ワルキューレ】の展開を補助します。
攻撃力を除外されている相手モンスターの数×200アップしますが、元々の数値が低いのでそれほど気にする必要はないでしょう。
安定度が元々低い【ワルキューレ】にはこのモンスターが必須。
できることなら毎ターン展開していけるように意識して構築したい。
《ワルキューレ・フィアット》
星3/光属性/天使族/ATK1400/DEF1400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
このカード以外の自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中に通常魔法カードまたは通常罠カードがあった場合、その内の1枚を選んで手札に加え、残りのカードは全て墓地へ送る。
無かった場合、めくったカードを全てデッキに戻す。
②:このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚する。
メインフェイズに自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数だけデッキをめくり、通常魔法・通常罠1枚を手札に加え、残りを全て墓地へ送るモンスター
カテゴリ外のカードも手札に加えることができるため、かなり使い勝手がいい。
「ワルキューレ」カードは通常魔法・通常罠が多くないので汎用カードを少し多めに採用するといいでしょう。
《時の女神の悪戯》の使用ターンであれば2枚分のアドバンテージを取りやすいです。
戦闘破壊され墓地へ送られた場合、デッキから「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚することができます。
攻撃力が低いため自爆特攻で大型「ワルキューレ」を特殊召喚すれば戦いやすい。
下級「ワルキューレ」の中でも単体で仕事をしてくれるため2枚は採用しておきたいカードです。
《ワルキューレ・フュンフト》
星2/光属性/天使族/攻 800/守1200
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの攻撃力は、除外されている相手のモンスターの数×200アップする。
②:自分フィールドに「ワルキューレ・フュンフト」以外の「ワルキューレ」モンスターが存在する場合に発動できる。
デッキから魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。
自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの攻撃力を相手の除外されているモンスターの数×200アップするモンスター
4~5枚除外するだけで十分なパンプアップが可能なので展開時に重宝します。
また同名以外の「ワルキューレ」が存在する場合、デッキから魔法・罠1枚を墓地に送ることができます。
汎用カードも墓地に送ることができ、《おろかな副葬》同様の働きが期待できます。
《ワルキューレ・セクスト》
星1/光属性/天使族/ATK 0/DEF2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ワルキューレ・セクスト」以外の「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:自分メインフェイズに発動できる。
相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
特殊召喚時、同名以外の「ワルキューレ」1体をデッキから特殊召喚できるモンスター
どこから特殊召喚しても自由に「ワルキューレ」をリクルートできる強力な効果。
自身のステータスは皆無なので、《コート・オブ・ジャスティス》を使わないのならば即リンク素材でOKです。
相手のデッキ破壊は女神三姉妹のサポートになっています。
《ワン・フォー・ワン》や《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》など特殊召喚方法が豊富なので、このカードを起点に「ワルキューレ」を並べていくと戦いやすい。
《戦乙女の戦車》
星3/風属性/天使族/ATK 500/DEF1000
①:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの天使族モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
②:装備モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
装備モンスターの攻撃力は500アップする。
装備モンスターが攻撃する度に攻撃力を500アップするモンスター(ユニオン)
装備魔法《ガーディアンの力》を装備することでほぼ同じ耐性と効果を得ることができるため、差別化するならモンスターであることを有効に使える構築にする必要があります。
《運命の戦車》
星6/風属性/天使族/ATK1000/DEF2000
このカード名はルール上「ワルキューレ」カードとしても扱う。
①:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの天使族モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
②:装備モンスターは直接攻撃できる。
その戦闘によって相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
天使族に装備して戦闘ダメージ半減で直接攻撃できるようにさせるモンスター(ユニオン)
「ワルキューレ」として扱うため、《終幕の光》などで展開することを主とします。
ただし他の「ワルキューレ」とは異なり風属性なのでサポートを受けにくい点は注意!
「ワルキューレ」関連の魔法・罠
・キャラデッキならば必須ですが、全て不採用でもOK
《女神スクルドの託宣》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時に自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、デッキから「女神ヴェルダンディの導き」1枚を手札に加える事ができる。
②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
相手のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は天使族モンスターしか召喚・特殊召喚できない。
運命の女神の三姉妹の未来を司る三女
発動時に自分フィールドが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、《女神ヴェルダンディの導き》をサーチすることができます。
コンボに必要なカードは全てこのカードからのサーチで揃うため、まずはこのカードを手札に加えることが先決となります。
相手のデッキトップ3枚を操作できる効果で相手のドローを操作できます。
手札が少なければこの効果が活きてくるため、相手の手札を把握する方法があればさらに有効活用できます。
《女神ヴェルダンディの導き》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時に自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、デッキから「女神ウルドの裁断」1枚を手札に加える事ができる。
②:1ターンに1度、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、そのカードを相手フィールドにセットする。
違った場合、相手はそのカードを手札に加える。
運命の女神の三姉妹の現在を司る次女
同じくサーチ効果つき
カードの種類を宣言し、相手のデッキトップが宣言した種類であれば相手フィールドにセットすることができます。
コンボ前提なのでこのままでは意味が分かりませんが、後述する《女神ウルドの裁断》でピンポイントに除外することができます。
《女神ウルドの裁断》
①:自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
②:1ターンに1度、カード名を1つ宣言し、相手フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを確認し、宣言したカードだった場合、そのカードを除外する。
違った場合、自分フィールドのカード1枚を選んで除外する。
運命の女神の三姉妹の過去を司る長女
カード名を宣言し、相手フィールドにセットされたカード1枚を当てられた場合、除外することができます。
《スクルド》《ヴェルダンディ》とのコンボを想定した効果のため、基本的には成功させることができます。
全てを成功させたとしても相手のデッキトップ操作+不利になるカードの除外なので【ワルキューレ】の短期決戦を得意とする戦闘スタイルとはややミスマッチ。
デッキスロットをかなり喰うので採用しないのも手です。
「ワルキューレ」が効果対象にならず、相手の効果で破壊されない耐性の方を目当てにこのカードだけを採用するのはありかもしれません。
《ワルキューレの抱擁》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「ワルキューレ」モンスターしか特殊召喚できない。
①:自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、自分フィールドの攻撃表示の「ワルキューレ」モンスター1体と相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターを守備表示にし、その相手のモンスターを除外する。
簡単に言えばデメリットつきの単体除外除去
「ワルキューレ」の除去性能は皆無ですが、《ブラック・ホール》などが無制限の現在ではこのカードを採用する理由はほとんどありません。
ジークのキャラデッキならあるいは…
《天馬の翼》
①:自分の墓地にユニオンモンスターが存在する場合、自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
このターン、対象のモンスターは直接攻撃できる。
その直接攻撃で相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
「ワルキューレ」モンスターがターン終了時まで直接攻撃できるようになるカード
戦闘ダメージは半分になるため、与えられるダメージはせいぜい2000~2500ほど。
《時の女神の悪戯》を併用しても、2回目のバトルフェイズでは効果が消えてしまうため相性もあまり良いとは言えません。
このために使いにくいユニオンを採用するのはやや勿体ない気がします。
《フライアのリンゴ》
①:自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数まで、相手の墓地のカードを対象として発動できる。そのカードを除外する。
②:セットされているこのカードが相手の効果でフィールドから離れ、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
自分は自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数+1枚をデッキからドローする。
自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数だけ相手の墓地のカードを除外できるカード
セット状態で破壊された場合のリカバリー効果つき
①②の効果を1枚でどちらも発動することはできませんが、ただ腐るという場面は少ないでしょう。《ワルキューレ・ドリッド》の強化にもなります。
「ワルキューレ」関連の魔法・罠の中でも比較的使いやすいカードです。
《ローゲの焔》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「ワルキューレ」モンスターが存在する場合、相手フィールドの攻撃力2000以下のモンスターは攻撃できない。
②:このカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキからレベル5以上の「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚する。
「ワルキューレ」モンスターが存在する場合、相手の攻撃力2000以下のモンスターが攻撃できなくなるカード
こちらも破壊された場合のリカバリーつき
《魂喰らいのグラットン》などの攻撃を封じられると言えば聞こえはいいですが、攻撃力2000以上のモンスターには無視されるので攻撃抑止になっているのかと言えば疑問が残ります。
まあ、アニメで登場したのが15年前なのでそこのところは仕方ないですね。
戦術
簡単にまとめると
①下級「ワルキューレ」達を2体以上展開してキーパーツを集めつつ、墓地・手札を整えて《Walkuren Ritt》or《終幕の光》を発動。
《セクスト》を特殊召喚して《エルダ》や《ヴュリンヒルデ》を早めにデッキから抜き出しておく。
②《時の女神の悪戯》や《オネスト》で相手を睨ませつつ怒濤のビートダウン。
消費した手札は《フィアット》でドローソースを持ってきてリカバリー。
対処できない相手モンスターはリンク召喚で排除しつつ、再度《時の女神の悪戯》を待つ。
③運命の女神三姉妹のコンボは揃い次第狙う。
相手をジリ貧まで持って行ってコンボが決まれば勝利は確実。
【ワルキューレ】は基本的に後攻を選び、手札6枚でスタートします。
《時の女神の悪戯》があれば多少強引な攻め方でも突破できるため、ボードアドバンテージを重きを置きつつ戦うのがコツ。
相性の良いカード
《錬装融合》
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・フィールドから、「メタルフォーゼ」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
墓地のこのカードをデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
墓地からデッキへ戻すことで1ドローできるカード
《フュンフト》の効果で墓地に送ることができれば手札補充になります。
【ワルキューレ】が普通のデッキと違うところは《時の女神の悪戯》で1ターンに1度の部分を無視することができる点。
発動ターンであれば《フュンフト》で2回墓地へ送り、2ドローも可能です。
手札にくると邪魔なので手札コストにできるカードも採用しておくとさらに使いやすい。
《魂の解放》
お互いの墓地のカードを合計5枚まで選択し、そのカードをゲームから除外する。
単純明快な墓地リソースの妨害カード
《フュンフト》での全体パンプアップや《終幕の光》で相手の蘇生対象を全て除外するなど後出しで使えるため、結局これが一番使いやすい。
《フィーアト》で擬似サーチできるため1枚で十分です。
【ワルキューレ】感あるのもいいですね!
《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。
デッキから光属性の儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
②:自分の墓地の魔法カードを任意の数だけデッキに戻し、デッキに戻した数と同じレベルを持つ、自分の墓地の天使族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
天使族の儀式&蘇生サポート
墓地の魔法カードを任意の数デッキへ戻し、その数と同じレベルの光属性天使族1体を蘇生することができます。
単純に《セクスト》の蘇生カードとして非常に優秀で、かつ運命の女神三姉妹のコンボも必要最低限の枚数で両立できるため相性がいいです。
儀式モンスターも入れるのならば手札誘発として使える《古聖戴サヴラヴィス》がベスト。
サンプルデッキ
《天空聖騎士アークパーシアス》は《ワルキューレ・シグルーン》に読み替えて下さい(制作時に画像がありませんでした)
まとめ
長くなりましたが【ワルキューレ】の紹介でした。
《時の女神の悪戯》で2回目のバトルフェイズできるのはこのテーマだけの特権!
文章じゃあまり伝わらないけどやっぱりターンスキップって強すぎじゃねぇかな?
15年の時を経て蘇る幻の戦術をぜひ使ってみて下さい!
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