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イチから―― いいえ、ゼロから!
/所要時間7分
ゼロから覚える【勇者の物語】テーマデッキ紹介
デッキビルドパック エンシェント・ガーディアンズで新たに登場したテーマ【勇者の物語】
カテゴリ指定はなく、寄せ集めの仲間たちが力を寄せ合って戦うという珍しいテーマデッキとなっています。
主人公となるのは「勇者トークン」。
トークンなので別のカードゲームでも全然OK!
…タイトルがリゼロに似てるのは気のせいじゃないですね。
●これから【勇者の物語】を始めたい!
●組んでいる途中だけど初めからおさらいしたい!
●デッキ構築に悩んでいる…
という方は続きをどうぞ!
●属性:いろいろ
●種族:いろいろ
●レベル:いろいろ
●召喚法:特になし
【勇者の物語】の特徴・魅力
①:自分だけの勇者を作り上げられる
デッキの中身によって勇者や物語が変化していくというこれまでのテーマデッキよりもストーリーに寄った見方ができるこのデッキ。
魔王を倒すために全力で強い構築を目指してもいいし、ゆっくりアドバンテージを稼いで堅実に冒険を進めていくという無数の構築の選択肢があります。
装備魔法やフィールド魔法が多くて初めのうちは構築が難しいかもしれませんが、徐々に強くなっていけるのは自分が勇者になっている感じで少し気分いいかもしれませんね!
②:魔法カード初動の連鎖展開
「勇者トークン」を生み出すキーカード《アラメシアの儀》
このカードの発動によってこのデッキは動き出します。
1枚発動するだけでデッキの基盤が整うので非常に重要度が高く、再現性も高いのが強みです。
それぞれのカードに別のカードにアクセスできる効果が付属しており、順調にアドバンテージを増やすことができれば、手札を減らさずに動くということも難しくありません。
③:《流離のグリフォンライダー》の妨害サイクル
勇者の仲間の1体である《流離のグリフォンライダー》は相手の効果発動を無効にして破壊できる効果をもちます。
自身をデッキへ戻す必要はありますが、《運命の旅路》で毎ターンサーチできるので、安定して「勇者トークン」を守ることができます。
マストカウンターを見極めることでより高みへと目指せるでしょう。
サンプルデッキ 40枚構築
3:《聖殿の水遣い》
2:《遺跡の魔鉱戦士》
2:《流離のグリフォンライダー》
2:《魔サイの戦士》
1:《エッジインプ・シザー》
3:《サイコ・ウィールダー》
3:《サイコ・トラッカー》
3:《灰流うらら》
1:《電脳堺姫-娘々》
3:《アラメシアの儀》
3:《運命の旅路》
1:《光の聖剣ダンネル》
1:《星空蝶》
1:《騎竜ドラコバック》
1:《暗黒神殿ザララーム》
1:《迷い花の森》
2:《禁じられた一滴》
2:《緊急テレポート》
1:《おろかな埋葬》
1:《ハーピィの羽根帚》
1:《サンダー・ディスチャージ》
2:《リザレクション・ブレス》
1:《彼岸の黒天使ケルビーニ》
1:《水晶機巧-ハリファイバー》
1:《警衛バリケイドベルグ》
1:《王神鳥シムルグ》
1:《トロイメア・グリフォン》
1:《瑚之龍》
1:《レッド・ワイバーン》
1:《妖精竜エンシェント》
1:《虚空海竜リヴァイエール》
1:《幻影騎士団ブレイクソード》
【勇者の物語】のデッキコンセプトを最大限に活かすためにランク3グッドスタッフの要素を追加。
これにより《彼岸の黒天使ケルビーニ》を出しやすくなり、《聖殿の水遣い》の墓地送りが安定します。
中盤以降はそのまま《虚空海竜リヴァイエール》のエクシーズ召喚に転用できるので、「勇者トークン」を途切れることなく使うことができます。
EXデッキがとっ散らかっているのは様々なことを模索しているためです。
《リザレクション・ブレス》の蘇生先にもなるので、なるべく相手ターンでも強いモンスターを採用しておくことをおすすめします。
勇者の歩む道は自分自身で決めなきゃね。
カード紹介
《アラメシアの儀》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は特殊召喚されたモンスター以外のフィールドのモンスターの効果を発動できない。
(1):自分フィールドに「勇者トークン」が存在しない場合に発動できる。
自分フィールドに「勇者トークン」(天使族・地・星4・攻/守2000)1体を特殊召喚する。
自分フィールドに「運命の旅路」が存在しない場合、さらにデッキから「運命の旅路」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
【勇者の物語】の始まりとなるカード
自分フィールド上に「勇者トークン」1体を生成し、さらにデッキから《運命の旅路》をデッキから置くことができます。
1枚から2枚分のアドバンテージを生み出しており、【勇者の物語】は「勇者トークン」を育てていくことを目的としたデッキなので、このカードのアクセス・発動が急務となります。
発動条件としてこのターン、特殊召喚されたモンスター以外のフィールドのモンスター効果を発動できないという制約があり、《魔界発現世行きデスガイド》や《深海のディーヴァ》といった初動のモンスターとの併用ができません。
元々、通常召喚権が余りがちなデッキなので、展開に繋げられないのは少し残念。
また、「勇者トークン」を維持するのが難しいというところにも問題がありましたが、《禁呪アラマティア》によって問題は解決。
現在は制限カードですが、依存度は随分と下がったので無理して引き込む必要がなくなったのは大きいですね。
さて、続きはお仲間紹介といきましょう。
それぞれが「勇者トークン」が存在する場合、手札から特殊召喚できる効果を持っているので、すぐに駆け付けてくれる頼もしい仲間たちです。
《聖殿の水遣い》
星3/水属性/魔法使い族/攻1500/守1200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「アラメシアの儀」1枚を選んで手札に加える。
(3):自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記されたフィールド魔法カード1枚を選んで自分フィールドゾーンに表側表示で置く。
手札・墓地から自身を除外して、デッキ・墓地から《アラメシアの儀》を手札に加えるモンスター
中心となる《アラメシアの儀》のサーチ・サルベージとなってくれる子。
《おろかな埋葬》や《彼岸の黒天使ケルビーニ》によって墓地送りにすることで、異世界転移の準備が整います。
墓地に送ってから除外した方がアドバンテージになりやすいですが、《墓穴の指名者》などの墓地除外を警戒するなら手札から除外してしまっていいでしょう。
また、勇者トークンが存在する場合は、デッキから勇者トークン関連のフィールド魔法1枚を置くことができます。
単体では活躍させにくいフィールド魔法にアクセスできるので、必要な状況に応じたフィールドを持ってこれるのが強みになっています。
現状では2種類ですができれば素引きしたくないカード群なので、素早くデッキから抜き出してあげたいところです。
このデッキにおいては3枚では足りないと思うほどに重要なモンスターです。
一度除外された後は《虚空海竜リヴァイエール》で帰還できるので、レベル3モンスターを厚めに積んで《彼岸の黒天使ケルビーニ》と使い分けていくということもできます。
《遺跡の魔鉱戦士》
星4/炎属性/戦士族/攻2300/守1000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「勇者トークン」が存在しない場合、このカードは攻撃できない。
(3):「勇者トークン」のトークン名が記された自分のモンスターが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記された罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
勇者トークン関連のモンスターが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、デッキから勇者トークン関連の罠1枚をセットできるモンスター
デメリットアタッカーながらも、レベル4でATK2300とサイズは十分。
戦闘を介する効果しか持っていないものの、サーチ先がなかなか魅力的な2枚なので、積極的に狙っていきたい効果です。
先行1ターン目など戦闘ができないターンでは、戦士族であることを活かして《聖騎士の追想イゾルデ》のリンク素材にして、リソース確保へと動いた方がよいです。
《イゾルデ》は後述する装備魔法3種との相性がよいので、ぜひうまく組み込んでほしいコンボです。
《焔聖剣-『デュランダル』》でサーチできるステータスなのも見逃せない。
《テセア聖霊器》
星4/地属性/天使族/攻1000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):「勇者トークン」のトークン名が記された手札のカード1枚を相手に見せて発動できる。
通常魔法以外の、「勇者トークン」のトークン名が記された魔法カード1枚をデッキから手札に加える。
この効果を発動するターン、自分は「勇者トークン」及びそのトークン名が記されたモンスターしか特殊召喚できない。
「勇者トークン」関連のカード1枚を公開し、通常魔法以外の「勇者トークン」関連魔法1枚をサーチできるモンスター
肝心の《アラメシアの儀》をサーチすることはできないものの、次点となる《運命の旅路》《禁呪アラマティア》を準備できるので《聖殿の水遣い》と似たような働きができます。
ただし、デメリットが厳しめに設定されており、他カードとの組み合わせを困難にしてしまいます。
《墓守の罠》等の地属性天使族サポートを受けられるため、純構築では《聖殿の水遣い》よりも初動を安定させられるキーパーツとなってくれるでしょう。
《流離のグリフォンライダー》(禁止)
星7/風属性/鳥獣族/攻2000/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、または「勇者トークン」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「勇者トークン」が存在し、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードを持ち主のデッキに戻し、その発動を無効にし破壊する。
自分フィールドにモンスターが存在しないor「勇者トークン」が存在する場合、お互いのメインフェイズに手札から特殊召喚できるモンスター
他の仲間とは違い「勇者トークン」なしで特殊召喚でき、ステータスも高い。
相手ターン中に能動的に《運命の旅路》を起動させることもできます。
自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合、モンスター効果・魔法・罠の効果が発動した時、自身をデッキバウンスし、その発動を無効にして破壊できます。
【勇者の物語】における貴重な妨害札で、守備表示で置いて「勇者トークン」を守ります。
次に紹介する《運命の旅路》からサーチしてくる筆頭なので、気軽に妨害効果を打てるのが強みです。
場合によっては、高いレベルを活かしてシンクロ・エクシーズに繋げてもいいでしょう。
鳥獣族なのでリンク3《王神鳥シムルグ》のリクルート先としても優秀です。
【勇者の物語】は出張性能高めなので、いろいろと研究しがいがありますよ!
《外法の騎士》
星7/闇属性/悪魔族/攻2000/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、または「勇者トークン」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合、相手フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。
このカードのコントロールを相手に移し、対象のカードを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
自分フィールドにモンスターが存在しないor「勇者トークン」が存在する場合、お互いのメインフェイズに手札から特殊召喚できるモンスター
特殊召喚方法は《グリフォンライダー》と同じ。いわゆる途中で裏切るキャラみたい。
「勇者トークン」が存在する場合、自身をコントロール転移させて相手フィールドのカード2枚までバウンスできる(フリーチェーン)効果を持っています。
相手にモンスターを与えてしまうとはいえ、フリーチェーンの2枚バウンスが強いことは言うまでもないです。
相手フィールドに移動したこのカードを後述する《騎竜ドラコバック》でバウンスすることで再利用できるところもおいしい。
ただし、相手が「勇者」出張させている場合は諸刃の剣となります。
《運命の旅路》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記されたモンスター1体を手札に加え、その後手札を1枚選んで墓地へ送る。
(2):モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記された装備魔法カード1枚を選び、手札に加えるか、自分フィールドの「勇者トークン」1体に装備する。
(3):1ターンに1度だけ、装備カードを装備している自分のモンスターは戦闘では破壊されない。
自分メインフェイズに「勇者トークン」関連のモンスター1体をサーチして、手札1枚を墓地へ送るカード
よくありがちな発動時のサーチではなく、毎ターン使える優れたサーチエンジンです。
手札コストの捻出も装備魔法やフィールド魔法を墓地へ送ることで無駄がなくなります。
基本は《アラメシアの儀》の追加効果でフィールドに置くことになりますが、引き込めなかった場合はこちらで《聖殿の水遣い》をサーチして動くことになります。
また、モンスターが召喚・特殊召喚された場合、デッキから「勇者トークン」関連の装備魔法をサーチor直接装備できる効果も持っています。
プレイヤーを問わないので非常に発動しやすく、「勇者トークン」のサポートになります。
装備魔法は3種類ありますが、あまり多く採用しても手札事故になるだけなので、最小限の採用にすることをおすすめします。
サーチしてそのまま《エッジインプ・シザー》や《ゾンビキャリア》などでデッキに戻すコストにするのもよさそうです。
最後にしれっと書いてある1ターンに1度、装備しているモンスターは戦闘破壊されないというのも「勇者トークン」を守るためだけでなく、《警衛バリケイドベルグ》などの耐性付与モンスターのサポートにもなるのでうまく活用したいところ。
このカードも必須級なので3枚採用してください。
《禁呪アラマティア》
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分または相手フィールドに「勇者トークン」(天使族・地・星4・攻/守2000)1体を特殊召喚する。
その後、自分の手札を1枚選んで墓地へ送る。
この効果を発動するターン、自分は「勇者トークン」及びそのトークン名が記されたモンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分または相手フィールドに「勇者トークン」1体を特殊召喚する。
自分メインフェイズに「勇者トークン」1体をいずれかのプレイヤーのフィールドに特殊召喚できる(その後、手札1枚を捨てる)カード
《アラメシアの儀》に続く、「勇者トークン」生成のキーパーツとなる1枚。
こちらはすでに「勇者トークン」が存在していても発動できる分、《テセア聖霊器》と同様に厳しい展開デメリットを持ちます。
デッキとしての安定感を取る分、汎用性が犠牲になっているため純構築よりのカードです。
また、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果破壊された場合もいずれかのプレイヤーのフィールドに「勇者トークン」1体を特殊召喚できます。
このカードを維持している限りは「勇者トークン」を途絶えさせることなく戦線維持できるため、想像以上に盤面は固くなりやすいです。
「メタルフォーゼ」等で自ら破壊ギミックを取り入れて積極的にトークンを特殊召喚するのも面白そうです。
相手フィールドにトークンを生成できる効果は使い道がなさそうではありますが、《御前試合》や《群雄割拠》などのロックカードと組み合わせると一気に凶悪になります。
一応覚えておくと構築に幅が出るかもしれません。
《光の聖剣ダンネル》
自分フィールドのモンスターにのみ装備可能。
このカード名の(3)の効果1ターンに1度しか使用できない。
(1):「光の聖剣ダンネル」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):装備モンスターの攻撃力は、自分フィールドの「勇者トークン」のトークン名が記されたモンスターの種類×500アップする。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの「勇者トークン」1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターにこのカードを装備する。
装備モンスターの攻撃力を、自分フィールドの「勇者トークン」関連のモンスターの種類×500UPするカード
シンプルな効果の装備魔法で、「勇者トークン」の打点を3000にすることを目的とします。
このカード単体では非力ですが、フィールド魔法と組み合わせることでさらに効果を発揮します。
また、3種の装備魔法は全て、墓地へ送られた場合「勇者トークン」に再装備できる効果を持っています。
手札・デッキから墓地へ送られた場合でも発動するため、《聖騎士の追想イゾルデ》との相性は抜群。
最大3枚の装備魔法を装備させながら、レベル3戦士族をリクルートできます(ただし、魔法・罠ゾーンは圧迫する)。
テーマ内で《遺跡の魔鉱戦士》を用意できるので、装備魔法中心の構築にするなら他にも戦士族をいくつか採用しておくのがおすすめです。
《星空蝶》
自分フィールドのモンスターにのみ装備可能。
このカード名の(3)の効果1ターンに1度しか使用できない。
(1):「星空蝶」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):相手フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドの「勇者トークン」のトークン名が記されたモンスターの種類×500ダウンする。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの「勇者トークン」1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターにこのカードを装備する。
相手フィールドのモンスター全ての攻撃力を、自分フィールドの「勇者トークン」関連のモンスターの種類×500ダウンさせるカード
こちらはステータスダウンですが、《光の聖剣ダンネル》と違って全体弱体化なので範囲は広い。
後述する全体除去カード《サンダー・ディスチャージ》との相性がよく、相手モンスターを一気に破壊できるデザイナーズコンボとなっています。
こちらも単体ではやや非力なカードなのですが、3種の装備魔法の中では最も相手に影響を与えるカードです。
《運命の旅路》などで相手ターン中に装備することも視野に入れておきたいところ。
このカードを装備させてランク4《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》で制圧&ドローを狙っていくというのもありでしょう。
《騎竜ドラコバック》
自分フィールドのモンスターにのみ装備可能。
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「騎竜ドラコバック」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが効果モンスター以外のモンスターに装備されている場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの「勇者トークン」1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターにこのカードを装備する。
効果モンスター以外に装備されている場合、相手フィールドのカード1枚をバウンスできるカード
毎ターン使える除去を搭載した珍しい装備魔法。
上記2種に比べると単体で除去カードになる分、アドバンテージに繋がりやすく使いやすい。
「勇者トークン」だけでは足りないと思うのであれば、《幻煌の都パシフィス》を採用してトークン特化の【勇者の物語】にしてみるのもいいかもしれません。
《暗黒神殿ザララーム》
(1):自分フィールドに「光の聖剣ダンネル」を装備したモンスターが存在する限り、相手はバトルフェイズに効果を発動できない。
(2):1ターンに1度、自分の「勇者トークン」が戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):このカードが(2)の効果を発動したターンの自分メインフェイズに1度、発動できる。
自分のデッキ・墓地から「暗黒神殿ザララーム」以外の「勇者トークン」のトークン名が記されたフィールド魔法カード1枚を選んで手札に加える。
「勇者トークン」が戦闘で相手モンスターを破壊した時、元々の攻撃力分のダメージを与えるカード
《光の聖剣ダンネル》あり:相手はバトルフェイズにカードを発動できない
「勇者トークン」で敵を攻略しろよと言わんばかりのバーンボーナスでLPを削りやすくしてくれます。
無理に《光の聖剣ダンネル》を装備しなくても狙いやすいのがいいところ。
また、②の効果を使用した場合、同名以外の「勇者トークン」関連のフィールド魔法をサーチ・サルベージできます。
この効果があるおかげで、ある程度はフィールド魔法を使い分けていくことができるようになっています。
ただ、このカードは「勇者トークン」ありきのカードなので、できるだけ素引きはしたくありません。
《聖殿の水遣い》で素早く配置して、手札事故の危険を抑えていくことも大切です。
《迷い花の森》
(1):「星空蝶」を装備した自分のモンスターは相手が発動した効果を受けない。
(2):1ターンに1度、自分の「勇者トークン」が戦闘でモンスターを破壊した時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(3):このカードが(2)の効果を発動したターンの自分メインフェイズに1度、発動できる。
自分のデッキ・墓地から「迷い花の森」以外の「勇者トークン」のトークン名が記されたフィールド魔法カード1枚を選んで手札に加える。
「勇者トークン」がモンスターを戦闘破壊した時、1ドローできるカード
こちらも②の効果を発動したターンにフィールド魔法の回収ができます。
《星空蝶》を装備したモンスターは相手の効果を受けないという2枚つかった完全耐性付与も魅力的で、「勇者トークン」の維持にも一役買ってくれます。
こちらは《星空蝶》を「勇者トークン」に装備しなくても、戦闘サポートになるので《ザララーム》&《ダンネル》のセットよりも使いやすいです。
フィールドを次々と張り替えていけるのでレベル7シンクロ《妖精竜エンシェント》で除去&ドローを狙ってみるのもいいですよ!
《サンダー・ディスチャージ》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合、「勇者トークン」のトークン名が記された装備カードを装備した自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
その後、自分の手札・墓地から「勇者トークン」のトークン名が記された装備魔法カード1枚を選んで自分フィールドの装備可能なモンスター1体に装備できる。
「勇者トークン」関連の装備魔法を装備した自分フィールドのモンスターの攻撃力以下の相手モンスター全てを破壊できるカード
その後、手札・墓地から3種の装備魔法を装備できます。
条件は厳しいですが、除去効果の少ない【勇者の物語】では貴重な除去手段です。
ちなみに装備カードの条件は《ユニオン・キャリアー》でも満たすことができるので、1000アップも含めて相性がよいです。
属性・種族がバラバラなので装備対象に少し困りますが…
テーマ内でアクセスできる方法が《遺跡の魔鉱戦士》しかないので、枚数は控えめにしておいて使える時にサーチしてくる程度で十分だと思います。
《リザレクション・ブレス》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
自分の手札・墓地からモンスターを2体まで選んで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
その後、自分の手札・墓地から「勇者トークン」のトークン名が記された装備魔法カード1枚を選んで自分フィールドの装備可能なモンスター1体に装備できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
手札・墓地からモンスターを2体まで特殊召喚できるカード
こちらも手札・墓地から3種の装備魔法を装備できます。
1枚で2体を無条件で蘇生させられるカードはほとんどなく、性能はかなり高い。
蘇生させる対象は勇者の仲間たちだけでは物足りないので、《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》や《IP:マスカレーナ》のような強力なカードを蘇生させていくのがおすすめです。
《サンダー・ディスチャージ》よりも若干こちらの方が条件が緩いので、枚数を増やすならこちらを優先した方がいいと思います。
相性のよいカード
《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》
星9/炎属性/戦士族/攻3000/守2200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のフィールド・墓地から装備魔法カード1枚を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。
このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、攻撃力500アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(3):モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの表側表示の装備カード1枚を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
フィールド・墓地の装備魔法1枚を除外して、手札から特殊召喚できるモンスター
自身の攻撃するダメージステップ開始時に相手モンスター1体を装備化させることができます。
メインアタッカーの少ない【勇者の物語】において、エースとしての素質があります。
《光の聖剣 ダンネル》等を装備した「勇者トークン」と共に並べると、装備カードを墓地へ送りモンスター効果を無効にして破壊できる妨害をノーコストで使えるようになります。
もうこいつが勇者でいいんじゃないか…というくらいには強いので枠に困ったら入れておくといいと思います。《聖騎士の追想イゾルデ》でサーチしましょう。
《シュトロームベルグの金の城》
このカードのコントローラーは自分スタンバイフェイズ毎にデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外する。
除外できない場合このカードを破壊する。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
「シュトロームベルクの金の城」のカード名が記されたモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は通常召喚できない。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時に発動する。
その攻撃モンスターを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
通常召喚権を放棄して、デッキから「シュトロームベルグ」関連のモンスター1体を特殊召喚できるカード
《アラメシアの儀》の制約に引っかからずにモンスターを複数展開できる手段として注目されています。
《怪鳥グライフ》によるサーチが可能なので初手に安定して引き込めるカードです。
主に使われているのは《鉄の騎士》と《鉄のハンス》の戦士族セット
この2体で《聖騎士の追想イゾルデ》を作り、「勇者トークン」に装備魔法をフル装備させたり、《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》で後続を確保するなどの戦力補強ができるようになります。
ただし、ただでさえ装備魔法・フィールド魔法が多いこのデッキでは枚数の多いコンボは命取りになることがあります。
爆発力を重視するならおすすめの1枚。
《警衛バリケイドベルグ》
リンク2/闇属性/機械族/攻1000
【リンクマーカー:左/下】
カード名が異なるモンスター2体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分の墓地から永続魔法カードまたはフィールド魔法カード1枚を選んで手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの表側表示の魔法カードは相手の効果では破壊されない。
自分フィールドの表側表示の魔法カードが相手によって破壊されなくなるモンスター
また、エンドフェイズに墓地から永続魔法orフィールド魔法を墓地回収できます。
フィールド魔法・装備魔法を多用する【勇者の物語】において全体に耐性を与えてくれるようなカードで、《迷い花の森》+《星空蝶》の完全耐性と《運命の旅路》の戦闘破壊耐性を合わせると要塞のような盤面ができあがります。
打点は低めですが、《月鏡の盾》や《ガーディアンの力》で補強することでデッキによっては詰みにおいやることもできます。
戦術
《アラメシアの儀》発動後、《運命の旅路》で《流離のグリフォンライダー》をサーチしてきて、そのまま特殊召喚。装備魔法をサーチしてきて「勇者トークン」に装備する
《アラメシアの儀》を発動できないことには何も始まらないので、初動で100%発動させるくらいの構築にします。
《彼岸の黒天使ケルビーニ》を使用する場合は「勇者トークン」をリンク先へ特殊召喚することで、破壊耐性を付与できるので、併用がおすすめです。
《流離のグリフォンライダー》は自身の効果でデッキに戻りますが、再度サーチできるので惜しみなく使っていきます。
「勇者トークン」が除去されたら、再発動できるように《聖殿の水遣い》を手札・墓地にキープしておく。
フィールド魔法を準備して追加効果を狙いつつ、アドバンテージを増やしていく。
毎ターン《運命の旅路》のサーチ効果を使用すると手札が減りそうですが、装備魔法を捨てることで「勇者トークン」に再装備されるので、ほとんどコストを気にする必要はありません。
サーチする優先順位は基本的に
①《流離のグリフォンライダー》
②《聖殿の水遣い》
③《遺跡の魔鉱戦士》
になります。
【勇者の物語】はボード・アドバンテージが増えやすいデッキなので《禁じられた一滴》との相性が抜群です。
相手の妨害や展開を退かしつつ、こちらの戦闘サポートにもなってくれます。
単体ではカードパワーの低いカードが多いデッキなので、強めの汎用カードを取り入れることをおすすめします。
展開例
必要な手札
●レベル3モンスターを2体出せるカード
●手札コスト1枚
最終盤面
●《勇者トークン》(破壊耐性付与)
●《流離のグリフォンライダー》(破壊耐性付与)
●《彼岸の黒天使ケルビーニ》
●《運命の旅路》
●《騎竜ドラコバック》
- 手札から《エッジインプ・シザー》を召喚。さらに《サイコ・トラッカー》を特殊召喚。2体で《彼岸の黒天使ケルビーニ》をリンク召喚。コストで《聖殿の水遣い》を墓地へ送る。
- 《聖殿の水遣い》を墓地から除外して、《アラメシアの儀》をサーチしてそのまま発動。「勇者トークン」を生成しつつ、《運命の旅路》をデッキから置く(トークンをリンク先へ特殊召喚することで破壊耐性を付与できる)。
- 《運命の旅路》で《流離のグリフォンライダー》をサーチして手札1枚を墓地へ送る。そのまま《グリフォンライダー》をリンク先へ特殊召喚して、《騎竜ドラコバック》をサーチして発動。
手札消費もやや粗くコンパクトではありますが、安定するのがこの展開です。
少なくとも《アラメシアの儀》が発動できなくて何もできずに負けるというゲームは随分減るはず。
《エッジインプ・シザー》は一度墓地に落ちてしまえば、装備魔法やフィールド魔法をデッキへ戻してノーコスト蘇生ができ、中盤以降の負担を大きく軽減してくれるので採用しています。
まとめ
【勇者の物語】の簡単なまとめでした。
【プランキッズ】や【黄金郷エルドリッチ】などの混合デッキも試されているみたいですね。
今後も仲間が増えそうで期待できそうです!
物語の続きは自分の眼で確かめてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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