戦術としてはかなりマイナーな表示形式変更
主にリバースサポートとして使われます
/所要時間5分
表示形式変更カード
今回は自分のモンスターで表示形式変更コンボができるカードを紹介していきます。
あまりメジャーな戦術ではないので、リバースサポートとして覚えている方が大半かもしれません。
他にもステータス低下や効果無効状態を元に戻したり、守備表示で特殊召喚されたモンスターを攻撃に参加させることができますが現在ではあまり見かけませんね。
そのため、この記事でも基本的にリバースサポートとして紹介していきます。
一口に表示形式できるカードといっても様々な種類があり
・攻撃表示⇔守備表示を変更できるタイプ(指定がなければ裏側⇒表側も可能)
・表側・裏側表示を選んで変更できるタイプ
・〇〇⇒表側攻撃表示に変更するタイプ
・〇〇⇒表側守備表示に変更するタイプ
・〇〇⇒裏側守備表示に変更するタイプ
の5種類に大きく分けられます。
それぞれに強みや特徴がありますので、デッキやコンボに合わせて使ってみてください。
なお、本サイトではリバース関連の表示形式変更コンボを『フリップコンボ』と今回名付けました。
表を裏に、裏を表に。

13期もマイペースに遊んでいくよー
ところでフリップってどんな意味?

フリップは『ひっくり返る・反転する』といった意味のある単語ね
OCGでは《カード・フリッパー》や《フリップ・フローズン》等に使われてるわね
攻撃表示⇔守備表示
0.《ADチェンジャー》
星1/光属性/戦士族/ATK 100/DEF 100
自分のメインフェイズ時に、墓地のこのカードをゲームから除外し、フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの表示形式を変更する。
墓地から除外して、フィールドのモンスター1体の表示形式を変更できるモンスター
長らく再録されていませんが、表示形式変更系カードの中では最もスタンダードな1枚です。
プレイヤーを問わず、同名ターン1制限もなし。
《聖騎士の追想イゾルデ》でサーチ・リクルートして複数枚溜めると使いやすいです。
《サイキック・リフレクター》⇒《ギガンティック・ファイター/バスター》で一気に2枚埋葬するのもあり。
1.《カラクリ参謀 弐四八》
星3/地属性/機械族/攻 500/守1600
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するモンスター1体の表示形式を変更する。
召喚・特殊召喚時、フィールドのモンスター1体の表示形式を変更する(強制効果)モンスター(チューナー)
必ず発動してしまう若干の融通の利かなさはあるものの、効果はとても使いやすい。
ターン1制限もなく、「春化精」や《カラクリ蝦蟇油》などで繰り返し蘇生するとよいでしょう。
「春化精」で固める際は後述する《クローラー・ソゥマ》や《メタモルポット》等を合わせて採用すると手札消費も抑えられます。
また、低い攻撃力のおかげでリンク1《機械仕掛けの騎士》のリンク召喚及び蘇生対象となっており、《機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-》のサーチ対象にもなります。
古いカードながらもリバースデッキの可能性を大きく引き上げてくれています。
2.《夢蝉スイミンミン》
星3/風属性/昆虫族/攻 300/守1300
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに攻撃表示の昆虫族モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
攻撃表示の昆虫族が存在する場合、手札から特殊召喚できるモンスター
効果は《カラクリ参謀 弐四八》とほぼ同様ではあるものの、昆虫族の豊富なサポートから差別化は容易。
リンク3《熾天蝶》やランク3《No.3 地獄蝉王ローカスト・キング》による相手ターン中の蘇生を得意としており、フリップコンボも狙いやすい。
昆虫族は意外にもリバース関連のカードと相性がよく、他にも《蟲の忍者-蜜》や《クローラー・ソゥマ》でサポート可能です。
昆虫族リバースも《ニードル・ワーム》や《魔導雑貨商人》など強力なリバースモンスターが多く、デッキの軸を支える価値があるカードです。
3.《ガガガガンバラナイト》
星4/光属性/戦士族/攻 0/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキの「ガガガ」モンスター1体を相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、以下の効果から1つを選んで適用できる。
●手札から「ガガガ」モンスター1体を特殊召喚する。
●フィールドのモンスター1体の表示形式を変更する。
(2):X素材のこのカードがXモンスターの効果を発動するために取り除かれた場合に発動できる。
デッキから「ゴゴゴ」モンスター1体を手札に加える。
召喚権を使わずに手札から特殊召喚でき、フィールドのモンスター1体の表示形式を変更できるモンスター
オノマトシリーズのモンスターでアクセス手段には事欠かない上に、使い勝手も抜群。
召喚権をリバースモンスターのセットで使用してしまうこともあるデッキも多い中、これほどコンパクトに貢献してくれるモンスターを代わりに探すのは難しいでしょう。
ランク4には後述する《フォトン・バタフライ・アサシン》、《発条機甲ゼンマイスター》が存在し、効果②も活かせます。
《墓守の偵察者》や《妖精伝姫-ターリア》などレベル4のリバースモンスターと相性のよいカードは少なく、独自のデッキが組めそうです。
4.《VS 蛟龍》
星5/炎属性/幻竜族/攻2400/守2100
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):自分が「VS」カードの効果を発動するために手札を見せた場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つを選択し、その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●炎:フィールドのモンスター1体の表示形式を変更する。
●炎・炎:デッキから「VS 蛟龍」以外の「VS」カード1枚を手札に加える。
手札の炎属性を1枚公開することでフィールドのモンスター1体の表示形式を変更できる(フリーチェーン)モンスター
【VS】モンスターの1体で《VS ラゼン》《VS コンティニュー》など特殊召喚自体は容易。
フリーチェーンで自由に表示形式変更できる点もかなり珍しく、組み込む価値の高いモンスターとなります。
しかし、炎属性にリバースモンスターが少ないこと、「VS」のデッキパワーが高いこともあってデッキとしてまとめるのが難しいのも実情。
少量の出張に留めておいて《賜炎の咎姫》あたりで蘇生するとよいかも。
5.《神芸獄徒 ディアクトロス》
星8/光属性/天使族/攻2800/守2500
「無垢なる者 メディウス」+「アルトメギア」モンスター
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
(2):自分フィールドのモンスターの種族が3種類以上で、相手が魔法・罠・モンスターの効果をフィールドで発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・除外状態の「無垢なる者 メディウス」1体を特殊召喚する。
起動効果で表示形式変更できるモンスター
《無垢なる者 メディウス》でリクルートした《アルトメギアの獄神獣》で即座に融合召喚可能で、アクセス手段の豊富さと妨害の質の高さから使い勝手もかなり良い。
効果②の妨害のためにリバースモンスターをフィールドに残す理由ができて、フリップコンボを通しやすくすることもできそうです。
蘇生サイクルは《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》に任せるとよさげ。
《無垢なる者 メディウス》を埋葬できる《無垢なる予幻視》のおかげで「デモンスミス」展開も可能となっており、デッキパワー向上にも大きく貢献できるのが特徴です。
今後は悪魔族・獣族・幻想魔族のリバースデッキで候補となってきそうです。
6.《業神-不知火》
星5/炎属性/アンデット族/攻1900/守 0
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分は「業神-不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、その(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
(2):このカードが除外された場合に発動できる。
自分フィールドに「不知火トークン」(アンデット族・炎・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。
特殊召喚に成功した場合、モンスター1体を表示形式変更できるモンスター
レベル5シンクロの中で地味な効果をしているものの、アンデット族や炎属性の蘇生サポートを存分に受けられることからメインデッキを圧迫せずにフリップコンボができます。
《生きる偲びのシルキィ》や《カクリヨノチザクラ》も相性がよく、独自性の高いデッキにできます。
ただし、リバースデッキで奇数シンクロ+蘇生サイクルを狙うのは難易度が高いため、デッキビルドに自信がある人向けという気がします。
7.《百鬼羅刹 グリアーレ三傑》
ランク3/光属性/戦士族/攻1700/守 0
レベル3モンスター×2体以上
(1):フィールドのX素材が3つ以上の場合、自分の「ゴブリン」モンスターは直接攻撃できる。
(2):1ターンに1度、このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、モンスターが召喚・特殊召喚された場合、その内の1体を対象として発動できる。
フィールドのX素材を1つ取り除き、対象のモンスターの表示形式を変更する。
(3):1ターンに1度、相手のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。
フィールドのX素材を1つ取り除き、その攻撃を無効にする。
他のモンスターが召喚・特殊召喚された場合、フィールドのX素材1つを取り除き、そのモンスターの表示形式を変更できるモンスター
余剰展開しやすいランク3からコンボに繋げられることもあって、表示形式変更サポートとして根付きつつある1枚。
「捕食植物」⇒《マスター・オブ・HAM》と共に使われやすいですね。
他にも《リバース・リユース》や「ミミグル」など裏側守備表示で特殊召喚するカードから即座にリバースするのにも使えます。
表側・裏側を選んで変更
8.《面子蝙蝠》
星1/地属性/鳥獣族/攻 0/守 0
(1):1ターンに3度まで、相手がモンスターを召喚・特殊召喚した場合、その内の1体を対象として発動できる。
コイントスを1回行う。
表だった場合、そのモンスターを表側攻撃表示にする。裏だった場合、そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):1ターンに1度、このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、フィールドのモンスターがリバースした場合、または表側表示モンスターが裏側守備表示になった場合、その内の1体を対象として発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
そのモンスターを表側攻撃表示か裏側守備表示にする。
フィールドのモンスターがフリップした場合、表側攻撃表示or裏側守備表示に変更できるモンスター(チューナー)
効果①も安定感はありませんが、《ヴェルズ・ナイトメア》のような運用ができます。
即フリップしなおす効果は意外と少なく、低ステータスかつ他サポートに恵まれていないこのモンスターでも知っておく価値はあります。
「春化精」で何度も蘇生させたり、《ふわんだりぃず×ろびーな》でサーチして展開するのもよさそう。
最小出張で済ませたいならリンク3《王神鳥シムルグ》でエンド時リクルートするとよいかもしれません。
9.《若い忍者》
星2/風属性/戦士族/攻 600/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが表側表示で特殊召喚された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を表側攻撃表示または裏側守備表示にする。
自分のモンスターが表側表示で特殊召喚された場合、手札から特殊召喚して対象モンスター1体を裏側守備表示にするモンスター
さらに手札・フィールドから墓地へ送られた場合、フィールドのモンスターの表示形式を変更できます。
①②どちらの効果もリバースサポートとして適しており、「忍者」や「スプライト」などステータス面でも恵まれていることから《ADチェンジャー》以上に使いやすいデッキが多い。
【忍者】は優秀なリバースサポートができるので、デッキの基盤としてもおすすめです。
【忍者】の紹介はこちら↓

10.《先史遺産コロッサル・ヘッド》
星4/地属性/岩石族/攻 800/守1600
墓地のこのカードをゲームから除外し、フィールド上に攻撃表示で存在するレベル3以上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示または裏側守備表示にする。
「先史遺産コロッサル・ヘッド」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
墓地から除外して、フィールドの攻撃表示のレベル3以上のモンスター1体を、表側守備表示or裏側守備表示に変更できるモンスター
長らく再録がなく影が薄いモンスターながらも、墓地からスペルスピード1の《月の書》が打てるのはそれなりに汎用性が高い。「春化精」とも相性〇
テーマ関連では《先史遺産トゥスパ・ロケット》から埋葬可能で、《先史遺産メガラ・グローヴ》のリクルートも含めるとアクセス自体は容易です。
早めに2枚埋葬して《重力均衡》で除外状態から使いまわしできることは覚えておいてもよさそうです。
11.《発条機甲ゼンマイスター》
ランク4/地属性/機械族/攻1900/守1500
レベル4モンスター×2
このカードの攻撃力は、このカードのエクシーズ素材の数×300ポイントアップする。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズ時、選択したモンスターは表側攻撃表示になる。
X素材を1つ取り除き、自分フィールドのモンスター1体を裏側守備表示に変更できるモンスター
エンド時に選択したモンスターを攻撃表示に変更する効果がチェーンブロックを作らずに処理されます。
タイミングは遅いものの単体でリバースモンスターの再利用をこなせる優れたモンスターです。
ダメ押しの《ダイスポッド》や《ニードルワーム》などタイミングの遅さが気にならないバーンやデッキ破壊系のリバースモンスター補助として使うとよさそう。
12.《サン・アンド・ムーン》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分及び相手フィールドのモンスターを1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターそれぞれに、その表示形式によって以下の効果を適用する。
●表側表示:裏側守備表示にする。
●裏側表示:表側守備表示にする。
お互いのモンスター1体ずつを裏側守備表示or表側守備表示にできるカード
相手モンスターは必要になるものの、《太陽の書》と《月の書》をいいとこどりしたような使い方ができます。
相手の妨害をしながらリバースサポートできれば理想的。
「ミミグル」含め相手に送りつけるタイプのリバースデッキもそこそこあるので、暴発コンボを狙う際にも役立ちます。
13.《影光の聖選士》
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の墓地の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):自分の墓地からこのカードと「シャドール」カード1枚を除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの裏側表示モンスター1体を選んで表側守備表示にする。
●自分フィールドの表側表示モンスター1体を選んで裏側守備表示にする。
墓地から自身と「シャドール」カードを除外し、自分フィールドのモンスターを表側守備表示or裏側守備表示に変更できるモンスター
罠カードなのでフリーチェーンで発動可能で条件さえそろえば好きなタイミングで使えるのが利点。
《エルシャドール・ネフィリム》や《シャドール・リザード》から埋葬でき、元々がリバーステーマの「シャドール」は自然と組み込みやすい。
堅実なコンボでリバースデッキを安定させたいならコレが断然おすすめ。
14.《星遺物の傀儡》
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを表側攻撃表示または表側守備表示にする。
②:自分の墓地の「クローラー」モンスター1体をデッキに戻し、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
永続罠で《太陽の書》と《月の書》を内蔵したような効果をもつカード
①の効果でリバースモンスターの効果をセットして即座に発動することができます。
永続罠ゆえに繰り返し発動できることが利点で、「クローラー」を再利用しつつ盤面をコントロールできます。
「星遺物」カードなのでサーチが可能です。
15.《ジャンクスリープ》
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドの裏側守備表示モンスターを全て表側攻撃表示にする。
②:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
自分フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
相手が召喚・特殊召喚した場合に自分フィールドの裏側守備表示モンスターを全て表側攻撃表示にできるカード
お互いのエンドフェイズ時に自分フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にすることもできます。
カード1枚で目まぐるしくリバース効果を発動できる稀有な効果の持ち主で、リバースを多用するデッキであれば必ず検討したい1枚。
《ペンギン・ソルジャー》や《聖なる魔術師》など往年のリバースモンスターを輝かせるのも楽しそう!
〇〇⇒表側攻撃表示に変更
16.《WAKE CUP! モカ》
星3/風属性/水族/攻1000/守 100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの裏側守備表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを表側攻撃表示にする。
(2):このカードがリバースした場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターは、攻撃力が1000アップし、エンドフェイズに墓地へ送られる。
(3):自分エンドフェイズに発動できる。
このカードを裏側守備表示にする。
フィールドの裏側守備表示モンスターを対象に、自身を手札から特殊召喚してそのモンスターを攻撃表示に変更できるモンスター
自前での展開力のあるリバースモンスターかつフリップコンボにとても適している期待の新人。
効果②も強化したり、遅延性の除去効果として使ったりと応用もしやすい。
相手モンスターが裏側守備表示でも特殊召喚できるのは見落としがち。
ステータスがかなり珍しい組み合わせなのでサーチしにくいのが難点ですが、《スモール・ワールド》の中継点として使えるという見方もできそうです。
モンスター版の《太陽の書》といったイメージで運用していきましょう。
17.《フォトン・バタフライ・アサシン》
ランク4/光属性/戦士族/ATK2100/DEF1800
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にし、その攻撃力を600ポイントダウンする。
X素材を1つ取り除き、フィールドの守備表示モンスターを表側攻撃表示に変更し、攻撃力を600下げるモンスター
裏側守備表示モンスターに発動するとリバース効果を発動させることができます。
ランク4で直接リバースモンスターをサポートできるカードはなく、このカードが候補となります。
EXデッキをあまり使わないなら《ジョーカーズ・ストレート》で「絵札の三銃士」を呼び出してエクシーズ召喚するのも面白そう。
18.《太陽の書》
フィールドの裏側表示モンスターを表側攻撃表示にするカード
自分のターンでセットしたリバースモンスターの効果をすぐに使うことができます。
他の用途で使うことが難しいため、《メタモルポット》や《サイバーポッド》などと即座にリバースさせたいモンスターと併用するのがおすすめ。
手札消費が激しい分、同名ターン1制限がないことから上記の大量手札補充との相性がよく、デッキを一気に掘り進めていくことができるのが強みです。
19.《カオス・インフィニティ》
(1):フィールドの守備表示モンスターを全て表側攻撃表示にする。
その後、自分のデッキ・墓地から「機皇」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
フィールドのモンスターを全て攻撃表示にし、「機皇兵」モンスター1体をデッキ・墓地から特殊召喚するカード
運用しにくい《幻想召喚師》や《カオスポッド》の効果も即座につかうことができたり、リバースしたモンスターと一緒にエクシーズ召喚やリンク召喚に利用できます。
相手モンスターもまとめて攻撃表示となるため追撃もできます。
リバースをサポートするカードの中では最もオフェンス向けの効果をもつカードです。
〇〇⇒表側守備表示に変更
20.《ヴァレルガード・ドラゴン》
リンク4/闇属性/ドラゴン族/攻3000
【リンクマーカー:上/右/下/右下】
効果モンスター3体以上
(1):このカードは効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
このターンに破壊され自分または相手の墓地へ送られたモンスター1体を選び、効果を無効にして自分フィールドに特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示にする。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
フィールドのモンスター1体を表側守備表示に変更できる(フリーチェーン&チェーン不可)モンスター
効果破壊耐性&限定蘇生効果も持っており、リンク4の重さに見合ったモンスターです。
リバース軸のデッキでリンク4をモンスター3体で出しつつ、なおかつリバースモンスターも用意するのはかなり厳しいため、序盤から準備を進めて中盤で出していくモンスターとした方がよいです。
展開役に困っているならとりあえず《クローラー・ソゥマ》がおすすめ。
21.《ゴーストリック・パニック》
自分フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスターを任意の数だけ選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示にし、その中の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数まで、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを選んで裏側守備表示にする。
裏側守備表示のモンスターを任意の数選び、表側守備表示にするカード
《ゴーストリックの駄天使》でサーチできることが大きなメリット。
ランク1~4を出せるデッキであればサーチできるので、多くのリバースデッキで採用できます。
テーマ外カードにほぼ同じことができる《砂漠の光》もあります。
22.《W星雲隕石》
フィールド上に裏側表示で存在するモンスターを全て表側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズ時に自分フィールド上に表側表示で存在する
爬虫類族・光属性モンスターを全て裏側守備表示にし、その枚数分だけ自分はデッキからカードをドローする。
その後、自分のデッキからレベル7以上の爬虫類族・光属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
フィールドの裏側守備表示のモンスターを全て表側守備表示にするカード
エンド時に、光属性爬虫類族を裏側守備表示にしてドロー&リクルートできる面白い効果も付属しています。
ただし、エンド時に表側表示の光属性爬虫類族が1体でもいなければ適用されません。
実質「ワーム」のサポートカードながらもサーチ手段はなく、《トラップトリック》などとの併用は必須。
大量ドローは狙わずとも1ドロー+リクルートで破格なので、少し「ワーム」をタッチさせるのも面白そうです。
〇〇⇒裏側守備表示に変更
23.《生きる偲びのシルキィ》
星2/闇属性/天使族/攻 800/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、自分及び相手フィールドの表側表示モンスターを1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にし、このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
手札・墓地に存在する場合、お互いのフィールドのモンスター1体ずつを裏側守備表示に変更して特殊召喚できるモンスター(チューナー)
リバースモンスターはレベル2・3に集中しているので、ランク2やレベル5シンクロの《業神-不知火》や《冥府の執行者 プルート》に繋げやすいです。
ランク2が出せるなら《ゴーストリック・サキュバス》⇒《ゴーストリックの駄天使》の流れがおすすめ。
24.《クローラー・ソゥマ》
星6/地属性/昆虫族/攻2000/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを裏側守備表示にする。
このターン、対象のモンスターは表示形式を変更できない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
このカードのレベルを2つまたは4つ下げ、レベルの合計が下げた分と同じになるように、自分の手札・デッキ・墓地から「クローラー」モンスターを選んで表側守備表示か裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
自分フィールドのモンスター1体を裏側守備表示に変更して、手札から特殊召喚できるモンスター
レベルをダウンして「クローラー」を複数展開できる効果を持っており、リバースデッキの展開力を一気に引き上げてくれます。
使い方については以下の記事で紹介していますので、そちらをご覧ください。

25.《召喚獣ライディーン》
星5/風属性/戦士族/ATK2200/DEF2400
「召喚師アレイスター」+風属性モンスター
①:1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《簡易融合》で出せる《月の書》もちの融合モンスター
ステータスは若干低めではあるものの、《召喚師アレイスター》や《天賦の魔導士クロウリー》から安定して融合召喚できるのが強み。
《クロシープ》を事前にリンク召喚しておけば、リバースしたいモンスターを蘇生させてセットする流れも自然に作れます。
地味に同名ターン1制限がないので、《ダブル・フッキング》などで同名モンスターを並べていくと制圧力が増します。
26.《冥府の執行者 プルート》
星5/闇属性/天使族/攻2300/守 0
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名はルール上「代行者」カードとしても扱う。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分の墓地からモンスター1体を除外し、フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
フィールドまたは墓地に「天空の聖域」が存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「天空の聖域」1枚を選んで手札に加える。
墓地のモンスター1体を除外し、フィールドのモンスター1体を裏側守備表示に変更できるモンスター(チューナー)
《天空の聖域》がフィールド・墓地に存在するとフリーチェーン化して《召喚獣ライディーン》のようなカードになります。
《天空の聖域》と同名カードとして扱える《パーシアスの神域》や《失われた聖域》でも。
ちなみに《軍神ガープ》と組み合わせると、自身をフリップさせることで好きなタイミングで自分の墓地のモンスターを好きなだけ除外できます。
リバースデッキとは違いますが、オリジナルデッキの種になりそう。
27.《皆既日蝕の書》
(1):フィールドの表側表示モンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズに、相手フィールドの裏側守備表示モンスターを全て表側守備表示にし、その後、この効果で表側守備表示にしたモンスターの数だけ相手はドローする。
全てのモンスターを裏側守備表示に変更するカード
捲り札としても有名で使いやすく、自分のサポートをしつつ相手の盤面を壊滅させられるのがメリット。
後半にドロー効果をもつため《灰流うらら》に無効化される点には注意。
しかし、《メタモルポット》や《サイバーポッド》など止められたくないリバース効果の避雷針にできるという見方もできます。
《聖なる魔術師》等での使いまわしなどを考えなくとも強い1枚。
28.《魔砲戦機ダルマ・カルマ》
(1):フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
その後、フィールドに表側表示でモンスターが存在する場合、そのコントローラーは自身のフィールドの表側表示モンスターを全て墓地へ送らなければならない。
こちらも同様に全てのモンスターを裏側守備表示に変更するカード
効果を受けないモンスターやリンクモンスター・トークンが残ったとしても、プレイヤーに強要する効果で墓地送りにする極めて強力な除去も兼ね備えています。
テンポの遅いデッキになりがちなリバースデッキにおいて心強い防御カードとなります。
まとめ
リバースデッキをサポートできる表示形式変更系カードの紹介でした。
意外と自分のモンスターを自由に表示形式変更してリバースに役立たせられるカードって少ないと思いませんでしたか?
13期は「ミミグル」の登場もあり、リバース強化も期待できると思います。
今後のデッキ構築の参考にしてみてください!
リバースサポートの記事はこちら↓

コメント
太陽の書はリバースモンスターの効果をすぐに使いたい場合は重宝しましたね。
消費が激しいのが欠点だけど…
《メタモルポット》や《サイバーポッド》を連打できると気持ちいいんですよね
他には「ミミグル」と併用すると《三戦の号》でサーチできるとかメリットもあったり
コメントありがとうございました!