汎用的なサポートがほとんど存在しない炎族
【ヴォルカニック】以外にも新規が欲しい
/所要時間3分
【炎族】種族サポート集
テーマがほとんど存在しない上、全く新規カードに恵まれない炎族
《炎帝近衛兵》以降のサポートカードは14年間も放置され続けており、風前の灯火のような状態が続いています。
デュエリストパック-爆炎のデュエリスト編-でようやく火がついた感じがします。
少ないですが、汎用的なサポートを紹介します
モンスター
《炎帝近衛兵》
星4/炎属性/炎族/ATK1700/DEF1200
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する炎族モンスター4体を選択して発動する。
選択したモンスターをデッキに戻し、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
炎族4体を墓地からデッキへ戻すことで2ドローできるモンスター
《ヴォルカニック・バレット》や《ヴォルカニック・バックショット》などと相性抜群で、何度も効果を活かすことができます。
手札に加える方法が少ないので、上記のカードを採用する場合は2~3枚採用してもいいでしょう。
フィールドに出た後は、各種素材に使えれば理想的。
《エレクトロ・ガンナー》
星4/炎属性/機械族/攻1800/守1400
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が炎属性モンスターを召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、デッキから炎族・レベル8モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
(2):1ターンに1度、魔法カードが発動した場合に発動できる。
自分フィールドの全ての炎属性モンスターの攻撃力は300アップする。
炎属性の召喚・特殊召喚時に手札から特殊召喚できるモンスター
緩いトリガーで特殊召喚されたのちにレベル8の炎族モンスター1体を埋葬できます。
後述する《ヴォルカニック・エンペラー》や《マグマッチョ・ドラゴン》などを埋葬して戦力に加えられます。
《起爆獣ヴァルカノン》や《重爆撃禽 ボム・フェネクス》の融合素材にも使いやすく、《死魂融合》や《融合再生機構》で何度も融合召喚を狙っていくのもよさそうです。
《ヴォルカニック・エンペラー》
星8/炎属性/炎族/攻3100/守2400
このカードは通常召喚できない。
自分のフィールド(表側表示)・墓地から炎族モンスター3体か「ブレイズ・キャノン」カード1枚を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
自分は「ヴォルカニック・エンペラー」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):この方法でこのカードが特殊召喚した時に発動できる。
除外状態の炎族モンスターの数×500ダメージを相手に与える。
その後、デッキから「ヴォルカニック」罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
(2):相手がモンスターを特殊召喚する度に相手に500ダメージを与える。
フィールド・墓地から炎族3体を除外して、手札・墓地から特殊召喚できるモンスター
特殊召喚時に除外されている炎族の数×500ダメージを相手に与えられます。
自身の特殊召喚コストも含めれば、最低でも1500ダメージは確定しており、相手の特殊召喚回数×500ダメージも含めて見た目以上にカードパワーがあります。
相手に特殊召喚回数を意識させている途中で《火霊術-「紅」》でリリースすれば、さらに3100ダメージ追加して一気にゲームエンドも狙えます。
炎族で汎用的に使える唯一のエースであり、【ラヴァル】や【陽炎獣】のサブプランとしても十分採用圏内となります。
EXデッキのモンスター
《起爆獣ヴァルカノン》
星6/地属性/機械族/ATK2300/DEF1600
機械族モンスター+炎族モンスター
このカードが融合召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択した相手モンスターとこのカードを破壊して墓地へ送る。
その後、墓地へ送られた相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
融合召喚時、自身と相手モンスター1体を破壊して、相手に攻撃力分のダメージを与えるモンスター
融合召喚自体は難しくないが、消費がかさむとあまり意味がないため、後述する《重爆撃禽 ボム・フェネクス》と使い分けたい。
《補給部隊》と高相性なので、一緒に採用することをおすすめします。
《死魂融合》等で相手ターン中に融合召喚するとエラッタ前の《破壊輪》感覚で使えます。
《重爆撃禽 ボム・フェネクス》
星8/炎属性/炎族/ATK2800/DEF2300
機械族モンスター+炎族モンスター
自分のメインフェイズ時、フィールド上に存在するカード1枚につき300ポイントダメージを相手ライフに与える事ができる。
この効果を発動するターンこのカードは攻撃する事ができない。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
フィールドのカードの枚数×300のダメージを相手に与えるモンスター
ダメージ量はささやかですがお互いのフィールドを参照するため2100ダメージ前後は与えられます。
《ブラック・ガーデン》や《魔封じの芳香》を使用すれば、ダメージ量を増やすこともできます。
蘇生にも対応しているため、何度も狙いたい。
《ヘルフレイムバンシー》
ランク4/炎属性/炎族/攻1700/守 600
レベル4モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから炎族モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
(2):このカードが除外された場合、自分フィールドに炎族モンスターが存在していれば発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力はターン終了時まで、自分の除外状態のモンスターの数×100アップする。
炎族モンスター1体をサーチor埋葬できるモンスター
炎族モンスターは相変わらず少ないものの、効果自体は非常に有用。
《ヴォルカニック・クイーン》をサーチして、リリース除去として使うこともできます。
除外コストとしても使いやすく、今後の炎族デッキには必須級のモンスターです。
ただし、炎族のレベル4は数が限られているので、他種族のモンスターでランク4を作った方が安定します。
魔法・罠
《篝火》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキからレベル4以下の炎族モンスター1体を手札に加える。
ついに登場した炎族の汎用サーチカード
サーチ後に即特殊召喚できる《火天獣-キャンドル》や、これまでアクセス手段が少なかった《炎帝近衛兵》、《インフェルノ》、《ネメシス・フラッグ》などが様々なデッキで活躍できます。
今後の炎族モンスターにも期待ですね!
《ファイヤー・エジェクション》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから炎族モンスター1体を墓地へ送る。
この効果で「ヴォルカニック」モンスターを墓地へ送った場合、さらに以下の効果から1つを選んで適用できる。
●そのレベル×100ダメージを相手に与える。
●相手フィールドに「ボムトークン」(炎族・炎・星1・攻/守1000)1体を特殊召喚する。
このトークンが破壊された時にそのコントローラーは500ダメージを受ける。
炎族専用の《おろかな埋葬》となるカード
「ヴォルカニック」や「ラヴァル」以外で墓地肥やしに適している炎族は《The blazing MARS》くらいしかいませんが、数が増えてくるにつれて有用なサポートとなるでしょう。
相手フィールドにトークンを送り付けるカードとしても使いやすいため、ランク2《No.29 マネキンキャット》を用意すれば、炎属性or炎族のリクルート手段として使うこともできますよ。
《ファイヤー・ソウル》
相手はデッキからカードを1枚ドローする。
自分のデッキから炎族モンスター1体を選んでゲームから除外し、除外したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
このカードを発動するターン、自分は攻撃宣言できない。
デッキから炎族1体を除外し、その元々の攻撃力の半分のダメージを与えるカード
デメリットが二重に設定されており使いにくさはあるものの、1枚で最大1500ダメージを狙いつつ除外リソースを増やせるのは悪くない。
ターン1制限もないため、複数枚引ければ無視できないダメージ量となります。
除外したモンスターは《ネメシス・フラッグ》等でデッキへ戻したり、《D・D・R》などで帰還させれば有効活用できます。
序盤から使うカードというよりは中盤にLPに圧力をかけるカードなので、使い方は気をつけましょう。
まとめ
炎属性を代表する種族ですが、【ヴォルカニック】と【ラヴァル】しかまともなテーマがないので、強化は気長に待ちましょう。
他のTCGでは人気のジャンルなのに遊戯王ではなぜここまで不遇なのでしょうか?
とても不思議です。
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