【テーマ紹介】ゼロから覚える「クシャトリラ」

ライフォビアを我が物顔で闊歩する異形の侵略者

相手のカードを無理やり追放していく?

10/18 新規カード追記

/所要時間5分

【クシャトリラ】テーマ紹介

 

DARKWING BLASTで新たに登場する世壊シリーズの刺客「クシャトリラ」

手札から特殊召喚しやすく、サーチ効果を共通効果で持っており、さらに赤子の手をひねるようにカードを裏側除外してくる次世代型上級モンスター軸テーマです。

ざっくりとしたテーマの動きとしては【征竜】+【真竜(アドバンス型)】を足して2で割った感じです。

カード数はまだ少なめですが、強いデッキが欲しい方は必見です。

 

●これから【クシャトリラ】を組んでみたい!

●組んでいる途中だけど初めからおさらいしたい!

●デッキ構築に悩んでいる…

という方は続きをどうぞ!

 

【テーマ情報】
属性:いろいろ
種族:サイキック族
召喚法:エクシーズ召喚
レベル:7
特徴:裏側除外の除去

 

ミリアル
ミリアル

なんか厳つい見た目してるね…
とりあえずヤバそうだから警戒しておこう

アリアル
アリアル

見た目通りの暴力的なカードパワーを持つテーマよ
全体的なスペックも高いから調査しておく必要ありね

キャラクター:Voiced by CoeFont.CLOUD

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「クシャトリラ」モンスター

《クシャトリラ・フェンリル》(禁止)

星7/地属性/サイキック族/攻2400/守2400
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「クシャトリラ」モンスター1体を手札に加える。
(3):このカードの攻撃宣言時、または相手がモンスターの効果を発動した場合、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを裏側表示で除外する。

 

「クシャトリラ」モンスター1体をサーチできるモンスター

攻撃宣言時or相手モンスターの効果発動時、相手フィールドの表側表示カード1枚を裏側除外できます。

容易な特殊召喚条件に加えて、同名サーチも可能なサーチャーです。

 

【クシャトリラ】の中でボードアドバンテージを的確に奪っていけるモンスターで、①の特殊召喚の優先順位は高め。

①の特殊召喚はチェーンブロックを作らないため妨害も受けにくいのが特徴です。

 

ステータスはやや低めですが、裏側除外の除去効果を持ち合わせているモンスターは「クシャトリラ」以外はほとんどおらず、高い汎用性を備えているこのモンスターにこれ以上を望むのは欲張りでしょう。

4体素材の《召命の神弓-アポロウーサ》を単独で処理できることから考えても分かると思います。

 

また、③の効果は「魔弾」のように相手モンスターの効果処理後に改めてチェーンブロックを作り発動します。

サーチ効果に対して発動された《エフェクト・ヴェーラー》等に直接チェーンして盤面除去することはできないのでご注意ください。

ちなみに《黄金卿エルドリッチ》のサルベージ&特殊召喚には強いです。

 

基本的に各種素材には使わず、相手ターンもアドバンテージを削いでいきます。

どんなカードであれ裏側除外で除去されると再利用はまず不可能なので、確実に痛手となるカードを除去していきましょう。

 

単体のカードパワーが高いため《ダイナレスラー・パンクラトプス》のように出張できます。

《灰流うらら》等レベル3チューナーと共にレベル10シンクロを簡単に作れることも魅力ですね。

簡単にデッキパワーを底上げできるので、これから幅広いデッキで見かけることになりそうです。

 

《クシャトリラ・ユニコーン》(制限)

星7/風属性/サイキック族/攻2500/守2100
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「クシャトリラ」魔法カード1枚を手札に加える。
(3):このカードの攻撃宣言時、または相手がモンスターの効果を発動した場合に発動できる。
相手のEXデッキを確認し、その内のモンスター1体を選んで裏側表示で除外する。

 

「クシャトリラ」魔法1枚をサーチできるモンスター

攻撃宣言時or相手モンスターの効果発動時、相手のEXデッキからモンスター1体を裏側除外できます。

サーチ対象は少ないですが、《六世壊他化自在天》と《クシャトリラ・バース》が非常に強力。

 

先行1ターン目にすぐ特殊召喚することで相手の手札誘発を貰いにいきつつ、EXデッキを確認して的確に除外できれば、相手の戦術を根本から崩せます。

サーチ効果に《灰流うらら》を発動されてもEXデッキを打ち抜けるのは頼もしい限り。

 

《聖騎士の追想イゾルデ》や《彼岸の黒天使ケルビーニ》など起点となるカードを打ち抜いていけば、相手の動きが鈍くなり【クシャトリラ】のカードパワーを存分に活かせるゲームスピードに持ち込めます。

 

序盤に③の効果を2~3回発動できれば、中盤以降はランク7等の素材にしてOK。

性質上なるべく早くEXデッキ破壊をしたいので、《クシャトリラ・フェンリル》のサーチ効果・《クシャトリラ・シャングリラ》のリクルートはこのモンスターに使いましょう。

 

【クシャトリラ】は《レッドローズ・ドラゴン》&《ロクスローズ・ドラゴン》や《No-P.U.N.K.セアミン》を採用してレベル10シンクロに特化した構築も選択肢となります。

通常召喚権が浮きやすい部分をうまく利用できれば一層強力なデッキに仕上がるはずです。

 

【クシャトリラ】及びランク7のモンスターは対象耐性モンスターの処理が難しいです。
《双穹の騎士アストラム》等は優先してEXデッキから除外してもよいでしょう。

 

《クシャトリラ・オーガ》

星7/水属性/サイキック族/攻2800/守1000
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「クシャトリラ」罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードの攻撃宣言時、または相手がモンスターの効果を発動した場合に発動できる。
相手のデッキの上からカードを5枚までめくり、その中から1枚を選んで裏側表示で除外する。
残りのカードを元の順番でデッキの上に戻す。

 

「クシャトリラ」罠1枚をサーチできるモンスター

攻撃宣言時or相手モンスターの効果発動時、相手のデッキを5枚確認し、そのうち1枚を裏側除外できます。

「クシャトリラ」では最大の攻撃力をもち、メインアタッカーとして使いやすい。帝サポートも対応。

デッキからキーパーツを打ち抜くという変則的な除去で相手の戦術を崩せます。

 

やや地味に思えるデッキ破壊ではありますが、5枚分の情報アドバンテージを得られるのは優秀。

相手の戦術の予想が立てられれば、こちらのカウンター罠などの的確なタイミングを計れます。

サーチカードによってデッキ順をすぐに変更されるため、この効果は中盤以降で活きてくる効果といえるでしょう。

 

あまり問題視される効果ではないので妨害を受けにくいのも特徴です。

使い方次第では【クシャトリラ】全体のポテンシャルを引き出せる効果でもあるので侮れないモンスターといえます。

 

《ティアラメンツ・クシャトリラ》(制限)

星7/水属性/サイキック族/攻2300/守1200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分の手札・墓地から「クシャトリラ」カードまたは「ティアラメンツ」カード1枚を選んで除外する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分または相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
(3):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。

 

メインフェイズに手札から特殊召喚し、手札・墓地から「クシャトリラ」or「ティアラメンツ」カード1枚を除外できるモンスター

特殊召喚時、効果で墓地へ送られた場合にデッキトップから墓地肥やしできます。

 

2つのカテゴリに属しており、サポート手段が豊富。ただし、両者を混ぜる必要性があまりないため、【クシャトリラ】ではフリーチェーンで特殊召喚できるレベル7という側面が強いです。

「クシャトリラ」や「ティアラメンツ」魔法・罠は除外ゾーンから回収できるカードもあり、能動的に回収を狙いに行くという動きも可能。

 

また、前述の《クシャトリラ・オーガ》共々ランク7《水精鱗-ガイオアビス》のエクシーズ素材にも適しています。

《クリスタル・ガール》からサーチできる墓地肥やし要員としてオリジナルデッキに採用するのもいいかもしれないですね。

 

《スケアクロー・クシャトリラ》

星7/地属性/サイキック族/攻 0/守2600
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分の手札・墓地から「クシャトリラ」カードまたは「スケアクロー」カード1枚を選んで除外する。
(2):このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。
その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
(3):自分の「クシャトリラ」モンスターまたは「スケアクロー」モンスターが、相手モンスターと戦闘を行う場合、ターン終了時までその相手モンスターの効果は無効化される。

 

特殊召喚の条件は《ティアラメンツ・クシャトリラ》とほぼ同じ。

こちらは「スケアクロー」の強化にもつながっており、守備表示のままで攻撃できる・攻撃時の効果封じというバランスのとれた効果を持ちます。

《六世壊他化自在天》で守備表示でリクルートした場合もそのままアタッカーになれる点は見逃せないですね。

特に寝ている《No.41 泥睡魔獣バグースカ》を単独で戦闘破壊できるのは他では真似できません。

 

「スケアクロー」側ではリンク1《スケアクロー・ライトハート》が出しやすく、フィールド魔法経由でこのカードもサーチしやすい。

少量だけ【スケアクロー】を混ぜると変わったデッキが組めるかもしれません。

 

《クシャトリラ・ライズハート》

星4/炎属性/戦士族/攻1500/守2100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「クシャトリラ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
このターン、自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに、デッキから「クシャトリラ・ライズハート」以外の「クシャトリラ」カード1枚を除外して発動できる。
相手のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外し、このカードのレベルは7になる。

 

「クシャトリラ」モンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できるモンスター

召喚・特殊召喚にしたターンの自分メインフェイズにデッキから同名以外の「クシャトリラ」カード1枚を除外して、相手のデッキトップを裏側で3枚除外し、レベル7にできます

フィールドレスの状態で展開する《フェンリル》《ユニコーン》《オーガ》の三体を引き立てつつ、ランク7を作りやすいデザインとなっています。

 

《クシャトリラ・シャングリラ》や「クシャトリラ」魔法・罠とデザイナーズコンボとなっており、簡単に消費分を回収しつつ《クシャトリラ・アライズハート》まで繋げて盤石な状態まで作り出せます。

 

デッキ破壊も少ないとはいえ中盤以降の《No.89 電脳獣ディアブロシス》で活きてくるため、相手にとっては馬鹿になりません。

全体の戦術を下支えする優秀なモンスターです。3積み推奨。

 

《クシャトリラ・シャングリラ》

ランク7/炎属性/サイキック族/攻 0/守3000
レベル7モンスター×2体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「クシャトリラ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):相手のカードが裏側表示で除外される度に、使用していないメインモンスターゾーンまたは魔法&罠ゾーンを1ヵ所指定して発動できる。
指定したゾーンはこのモンスターが表側表示で存在する間は使用できない。
(3):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。

 

【クシャトリラ】の母艦ともいえるコントロール型エース

お互いのスタンバイフェイズに「クシャトリラ」モンスター1体をリクルートできるモンスターです。

次々とハイパワーの「クシャトリラ」がデッキから出てくるため、相手からすれば放置すると非常に厄介。

 

さらに相手のカードが裏側除外される度に使用していないカードゾーンを封鎖することができます。

1ターンに1度の制限はないので、「クシャトリラ」モンスターの他に《光の封札剣》や《光の天穿バハルティヤ》などで回数を増やすこともできます。

このモンスターが存在する限りのロックとはいえ、戦闘・効果破壊耐性をもち、各「クシャトリラ」が見えない網目を張っていくので簡単には処理されません。

ペンデュラム召喚軸のデッキは両端の魔法&罠ゾーンを封鎖するだけで完封できます。

 

【クシャトリラ】はどちらかといえば魔法・罠除去の方が弱い傾向があるため、積極的に魔法・罠ゾーンを封鎖していくと《サンダー・ボルト》等の捲り札で壊滅する危険を減らせます。

 

《クシャトリラ・アライズハート》

ランク7/闇属性/機械族/攻3000/守3000
レベル7モンスター×3
「クシャトリラ・アライズハート」は、「クシャトリラ・シャングリラ」が効果を発動したターンに1度、自分の「クシャトリラ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
(2):カードが除外される度に発動する(同一チェーン上では1度まで)。
除外されているカード1枚を選んでこのカードのX素材とする。
(3):お互いのターンに1度、このカードのX素材を3つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを裏側表示で除外する。

 

《マクロコスモス》内蔵、カードが除外される度に除外ゾーンからX素材化(強制効果)、X素材3つで裏側除外除去ができる【クシャトリラ】のエースモンスター

ついでのように展開しつつ《クシャトリラ・シャングリラ》のゾーン封鎖を平気で両立できます。

 

②のX素材化は①と連動しており、ターン制限がないためみるみるうちにX素材が溜まります。

裏側除外されているカードも表側表示でX素材となるため《金満で謙虚な壺》で除外した《無限起動ゴライアス》を素材化すれば《クシャトリラ・アライズハート》に効果破壊耐性を付与することすら可能。

《旧神ヌトス》あたりでも③の効果と組み合わせて除去コンボできますね。

 

【クシャトリラ】はテーマ全体の存在自体がバグっているので今更な感じはありますが、こいつは蘇生・帰還しても常に強いという無茶苦茶なカードです。

 

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「クシャトリラ」魔法・罠

《六世壊=パライゾス》(制限)

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「クシャトリラ」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、フィールドのモンスターの属性の種類×100アップする。
(3):自分フィールドの「クシャトリラ・シャングリラ」が効果を発動した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

 

「クシャトリラ」モンスターのサーチ&《クシャトリラ・シャングリラ》に連動する除去効果をもつカード

軸となる《フェンリル》《ユニコーン》をサーチすればすぐに1枚からランク7+αを作ることができます。

まずは《クシャトリラ・シャングリラ》+《クシャトリラ・アライズハート》の盤面を目指してデッキを動かしていきましょう。

 

サーチできた時点で8割仕事を終えているといえますが、相手からすれば毎ターン除去効果を使われる危険性が高いため、除去の的にもなってくれます。

 

「クシャトリラ」名称を持たない

《六世壊他化自在天》

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「クシャトリラ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとは属性が異なる「クシャトリラ」モンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚する。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが除外された場合、「六世壊他化自在天」以外の除外されている自分の「クシャトリラ」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

 

「クシャトリラ」モンスター1体を対象に、属性が異なる「クシャトリラ」1体をデッキからリクルートできるカード

《クシャトリラ・ユニコーン》1枚からランク7+αが作れてしまう凶悪な1枚。

《クシャトリラ・フェンリル》をリクルートすればさらにサーチ可能で《クシャトリラ・ライズハート》とつながっていきます。

 

また、除外された場合には同名以外の「クシャトリラ」カードを除外ゾーンから回収でき、コストとしても全く無駄のないデザインとなっています。

《六世壊=パライゾス》といい、なぜ刷ったのか意味が分からないくらい強い1枚。

 

《クシャトリラ・オーバーラップ》

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・墓地及び自分・相手フィールドの表側表示モンスターの中から、攻撃力1500/守備力2100のモンスター1体を選んで除外し、対象のモンスターの攻撃力を1500アップする。
(2):このカードが除外された場合、自分フィールドに「クシャトリラ」モンスターが存在していれば、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

 

フィールドのモンスター1体の攻撃力を1500アップできるカード

除外された場合、相手のモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にできます。

 

テーマ内では《クシャトリラ・ライズハート》が除外対象となるものの、正直使いにくい。

他「クシャトリラ」があまりに強いためにかすんでしまう…

 

《クシャトリラ・バース》

【永続魔法】
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分はレベル7モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、Xモンスター以外の「クシャトリラ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
(3):相手が魔法カードの効果を発動した場合に、自分フィールドに「クシャトリラ」モンスターが存在していれば、相手の墓地のカード3枚を対象として発動できる。
そのカードを裏側表示で除外する。

 

レベル7モンスターを召喚するリリース軽減ができるカード

墓地・除外ゾーンから「クシャトリラ」モンスター1体(エクシーズ以外)を特殊召喚できます。

 

特殊召喚しやすいとはいえ、モンスターだけでは後続が続かない「クシャトリラ」にとって展開の潤滑油となります。

《クシャトリラ・ユニコーン》からサーチすることで簡単にレベル7モンスターが並ぶので、強力なレベル7モンスターを豊富に採用したデッキにしてもいいでしょう。

手札に戻りやすい《星遺物-『星鎧』》や《霞の谷の巨神鳥》、《八俣大蛇》なども面白そうです。

 

また、「クシャトリラ」モンスターが存在する状態で相手が魔法カードの効果を発動した場合、相手の墓地からカードを3枚裏側除外できます。

墓地リソースを削る効果としてはあまりに強力で、デッキ単位で迂闊に魔法の効果を発動できなくなる効果です。

 

強力な永続カードであり、相手からすれば真っ先に除去したいカードです。

ダブった場合は弱いですが2枚採用して問題ないでしょう。

 

《クシャトリラ・プリペア》

【永続罠】
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに発動できる。
手札のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、「クシャトリラ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
(2):このカードが既に魔法&罠ゾーンに存在する状態で、相手が罠カードの効果を発動した場合に、自分フィールドに「クシャトリラ」モンスターが存在していれば発動できる。
相手の手札を確認し、その内の1枚を選んで裏側表示で除外する。

 

お互いのターンに手札・除外ゾーンから「クシャトリラ」モンスター1体を特殊召喚できるカード

「クシャトリラ」モンスターが存在する状態で相手が罠カードの効果を発動した場合、ピーピングハンデスできます。

 

スピード&パワフルな戦術が得意な【クシャトリラ】にとってワンテンポ遅れてしまうのが惜しい。

《クシャトリラ・オーガ》でサーチできるとはいえ、テーマ内で除外リソースを増やしていけないことからどうしても採用優先度は落ちます。《七星の宝刀》や《サイキック・ビースト》あたりが相性よいか。

 

《マクロコスモス》や《ディメンション・アトラクター》など無差別除外カードを大量に採用した墓地メタ構築であれば存分に輝きます。

 

ピーピングハンデスは無慈悲なほどに強力な効果ですが、この効果が見えている状態で迂闊に発動してくることはまずありえないので抑止力程度と思っておくのがベターです。

 

意識していないと使い道に困りやすいカードではありますが、手札コスト等に使いやすいので1・2枚採用しておくといいでしょう。

 

《六世壊根清浄》

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに「クシャトリラ」Xモンスターが存在する場合に発動できる。
お互いは自身のフィールドのモンスターが1体になるように裏側表示で除外しなければならない。
(2):このカードが除外された場合、自分フィールドの「クシャトリラ」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターがX素材としている自分の「クシャトリラ」モンスター1体を手札に加える。
その後、そのモンスターを手札から特殊召喚できる。

 

「クシャトリラ」エクシーズモンスターが存在する場合、お互いのフィールドのモンスターを1体になるように裏側除外しなければいけないカード

《拮抗勝負》の亜種のような性能で除去性能は極めて高い。

肝心なモンスターは除去できないとしても横展開を妨害できるだけで相当な負担を強いらせることができます。

 

また、除外された場合、自分フィールドの「クシャトリラ」エクシーズモンスターのX素材の「クシャトリラ」モンスター1体を回収できる効果ももちます。その後、特殊召喚も可能

回りくどいものの《クシャトリラ・ライズハート》等でノーコストでサルベージできる手段として便利。

 

構えておくだけで相手の横展開を抑制できるため、1枚は採用しておくことをおすすめします。

 

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相性の良いカード

ミリアル
ミリアル

なんかカードパワー高くて逆に困っちゃうね。
召喚権やEXデッキが余っているからその辺から考えてみる?

アリアル
アリアル

順当に考えるならランク7やメタビートだけど…
シンクロ軸やリンク軸も面白いかもしれないわね

 

特殊召喚しやすいレベル7や汎用ランク7についてはこちらの記事からどうぞ

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《セグメンタル・ドラゴン》

星7/光属性/サイバース族/攻2600/守2400
(1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。
(3):1ターンに1度、このカードが通常召喚されている場合に発動できる。
表側表示のこのカードを破壊し、その攻撃力以下の攻撃力を持つメインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 

リリースなしで召喚できるモンスター

通常召喚されている自身を破壊して、その攻撃力以下のメインモンスターゾーンのモンスター全てをフリーチェーンで破壊できる効果を持ちます。

【クシャトリラ】に足りない全体除去・妥協召喚を補完してくれます。

 

《クシャトリラ・バース》で召喚した場合、ATK2600以下のモンスターを全て破壊できるようになり、相手の展開を崩壊させる力は十分。

《クシャトリラ・オーガ》以外の「クシャトリラ」モンスターも破壊に巻き込まれてしまうのですが、自分のフィールドを開けやすいメリットともとれるでしょう。

ATK1300以下でも「スプライト」や「イビルツイン」くらいなら破壊できますね。

 

《スキルドレイン》との相性も悪くなく、ランク7軸やメタビート軸であれば使いやすい候補となってくれます。

 

《撃滅龍 ダーク・アームド》

ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
レベル7モンスター×2体以上
「撃滅龍 ダーク・アームド」は1ターンに1度、自分の墓地の闇属性モンスターが5体のみの場合、自分フィールドのレベル5以上のドラゴン族・闇属性モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、自分の墓地からカード1枚を選んで除外する。
この効果の発動後、ターン終了時までこのカードは攻撃できない。

 

X素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を破壊できる(その後、自分の墓地のカード1枚を除外)モンスター

攻撃不可デメリットもあり、メインフェイズ2でエクシーズ召喚していく「クシャトリラ」との相性は良好。

 

1ターンに1度の制限もないので、相手の邪魔な永続カードを2枚割りつつ、墓地の「クシャトリラ」を除外ゾーンに送り込むことで《クシャトリラ・バース》《クシャトリラ・プリペア》での帰還をサポートしてくれます。

 

《相剣大公-承影》

星10/水属性/幻竜族/攻3000/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):除外されているカードの数×100だけ、このカードの攻撃力・守備力はアップし、相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力はダウンする。
(2):このカードが効果で破壊される場合、代わりに自分の墓地のカード1枚を除外できる。
(3):カードが除外された場合に発動できる。
相手のフィールド及び墓地のカードをそれぞれ1枚ずつ選んで除外する。

 

「クシャトリラ」のギミック・レベル・ステータスサポートをしてくれるカード。

《クシャトリラ・ユニコーン》とレベル3チューナーが揃えば、このモンスターと《クシャトリラ・ユニコーン》を並べられるので手軽に強力な盤面が作れます。

EXデッキを多用するテーマではないので《浮幽さくら》を採用しやすくなるのもいいですね。

 

各「クシャトリラ」の効果に誘発して対象を取らない除去を放てるので序盤から終盤まで役立ってくれるでしょう。

 

《群雄割拠》

(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の種族のモンスターしか表側表示で存在できない。
お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの種族が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。

 

お互いのフィールドに存在できるモンスターの種族を1つ種類に制限するカード

相手の展開力を落とすことで【クシャトリラ】の盤面処理能力の低さをカバーします。

後出しで使って除去のように使うのもとても強力。

 

【クシャトリラ】で用いる《群雄割拠》の強い部分はメインデッキのみならず、ランク7の《クシャトリラ・シャングリラ》《No.89 電脳獣ディアブロシス》の展開を阻害しないところ。

また、《群雄割拠》を除去できるカードを《クシャトリラ・ユニコーン》や《クシャトリラ・オーガ》で未然に叩き落としていくことで完全なコントロール状態を作りやすいです。

 

同様に《マクロコスモス》や《魔封じの芳香》など目的に応じたメタカードでもいいしょう。

コントロール色を強めた【クシャトリラ】は手が付けられないかもしれません。

 

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戦術

①:ドローソース等で《クシャトリラ・フェンリル》《クシャトリラ・ユニコーン》のいずれかを引き込み、手札から特殊召喚。
サーチ効果で手札を補充しながら、フィールドに維持して相手の手札を使わせつつ、フィールドやEXデッキのカードを裏側除外していきリソースを削る。
手札誘発や罠カードで的確に相手の動きを鈍らせて、中盤以降のゲーム展開をスローテンポに持ち込む。

 

【クシャトリラ】で序盤に考えることは相手のリソースを適度に消費させつつ、中盤以降に出す《クシャトリラ・シャングリラ》への除去&妨害札を減らすことです。

《クシャトリラ・シャングリラ》は維持できたターンだけどんどん凶悪なシステムモンスターとなるので、序盤にカードを使わせていくプレイが必要になります。

《ディメンション・アトラクター》や《群雄割拠》など影響力の大きいカードの発動に成功していれば、機能しているうちに《クシャトリラ・シャングリラ》のエクシーズ召喚を済ませてしまいましょう。

 

②:引き続き相手のリソースを削りつつ、メインフェイズ2で《クシャトリラ・シャングリラ》をエクシーズ召喚。スタンバイフェイズ毎に「クシャトリラ」をリクルートして盤面を強固にしていく。
相手デッキタイプに応じてフィールドを封鎖しながら、アドバンテージ差をつけていく。

 

【クシャトリラ】における恒久的なアドバンテージ源は《クシャトリラ・バース》《クシャトリラ・プリペア》《クシャトリラ・シャングリラ》の3枚です。

《クシャトリラ・オーガ》をうまく絡めることができれば、危険なカードは未然に防ぐことができるのでロックやシステムカードの強度もあがります。

 

【クシャトリラ】側の盤面処理能力も高いとはいえないので、汎用カードの力を借りつつ相手の全力を出させないようにプレイしていきましょう。

フィールド魔法や永続罠で残しておくと面倒なカードがあれば《撃滅龍ダーク・アームド》で破壊していくと後で楽になります。

 

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サンプルデッキ

モンスター 20枚
1:《クシャトリラ・ユニコーン》
2:《クシャトリラ・オーガ》
2:《ティアラメンツ・クシャトリラ》
2:《スケアクロー・クシャトリラ》
3:《クシャトリラ・ライズハート》
2:《セグメンタル・ドラゴン》
2:《ディメンション・アトラクター》
3:《増殖するG》
3:《灰流うらら》
魔法 15枚
1:《六世壊=パライゾス》
3:《六世壊他化自在天》
3:《クシャトリラ・バース》
2:《三戦の才》
2:《墓穴の指名者》
1:《ハーピィの羽根帚》
2:《サンダー・ボルト》
1:《テラ・フォーミング》
罠 5枚
1:《クシャトリラ・プリペア》
1:《六世壊根清浄》
3:《群雄割拠》
EXデッキ 7枚+自由枠
2:《クシャトリラ・シャングリラ》
2:《クシャトリラ・アライズハート》
1:《No.89 電脳獣ディアブロシス》
1:《フルール・ド・バロネス》
1:《無限起動ゴライアス》

 

遊びのない構築になりましたが「クシャトリラ」自体がカジュアル対戦向けではないため致し方なし。

デッキの性質上、手札誘発やメタカードに耐性があり、どんなデッキでも対等に戦っていけるテーマです。

アドバンテージ差で負けることのないように相手のアドバンテージ源を《ユニコーン》などで的確に打ち抜いていきましょう。

《群雄割拠》と《クシャトリラ・シャングリラ》を維持しながら戦っていけば大体勝てます。

 

《禁じられた一滴》は単純な捲り札としても優秀ですが、効果を無効化された「クシャトリラ」や「壊獣」をフィールドから離して、手札の「クシャトリラ」の展開を通すためにも使えます。

また、EXデッキに余裕があるので「召喚獣」や「ダイノルフィア」、《覇王龍の魂》などを混ぜてみるのもよさそうですね。

 

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「クシャトリラ」の弱点

 

除外を多用するテーマなので《アーティファクト・ロンギヌス》や《王宮の鉄壁》などが辛いですね。

《強欲で金満な壺》も封じられてしまうのであまり除外要素を強めるとよくないかもしれません。

また、《クシャトリラ・バース》や《クシャトリラ・プリペア》が機能していない限り、展開力にも難があるので単純に「壊獣」を投げつけられるだけでも処理に困ります。

 

あまり馴染みはないかもしれませんが、《ディメンション・アトラクター》や《虹光の宣告者》対策で少しずつサイド採用が増えつつある《カオスハンター》も注意しておいた方がいいでしょう。

 

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まとめ

【クシャトリラ】の簡単な紹介でした。

強すぎて説明に困るタイプのカードでしたね。半端なカードを組み合わせるのもなんかイマイチ。

情報解禁直後からすでに環境入りが期待されているテーマですが、【P.A.N.K】あたりと組み合わせて割り込んできそうです。

昨今の環境デッキは多少の裏側除外ではものともしないのでどうなるか楽しみですね!

 

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