狂える信徒、啓かれし賢人、蒙昧の愚者
神は等しく抱擁する
/所要時間5分
テーマ紹介【ヘカトンケイル】
『デッキビルドパック ファントム・リベンジャーズ』で新たに登場した異形テーマ【ヘカトンケイル】
幻想魔族の共通効果をもつ純粋な種族テーマで、無数に伸びていく手で相手のカードを奪ってコントロールしていくタイプのデッキです。
相手のデッキを見極めて戦う都合上、構築・プレイング難易度は高め。
●これから【ヘカトンケイル】を組んでみたい!
●組んでいる途中だけど初めからおさらいしたい!
●デッキ構築に悩んでいる…
という方は続きをどうぞ!
属性:光・闇
種族:幻想魔族
召喚法:融合召喚
レベル:6・7

【ヘカトンケイル】は盤面以外から奪う珍しいテーマなのよ
相手デッキの理解度も試されるから落手は避けたいところね

手にまつわる単語って面白いよねー
小手調べとか拍手喝采とか偲び手とか色々あるよ
あの手この手で相手のカードを奪っちゃおう!
「ヘカトンケイル」カード
《見えざる手イブエル》
星6/光属性/幻想魔族/攻1600/守2100
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せて発動できる。このカードをデッキに戻す。
その後、デッキから「見えざる手イブエル」以外の「ヘカトンケイル」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体は戦闘では破壊されない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、「見えざる手イブエル」以外の自分の墓地の「ヘカトンケイル」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
手札からデッキへ戻し、デッキの同名以外の「ヘカトンケイル」1体を守備表示でリクルートできるモンスター
墓地へ送られた場合、同名以外の「ヘカトンケイル」1体を蘇生できます。
【ヘカトンケイル】で重要な役割を果たし、引けないと話にならないレベルでもあります。
軽い条件でサーチと蘇生を兼ね備えており、能動的な特殊召喚が難しい「ヘカトンケイル」において初動となります。
《幻惑の見習い魔術師》や《魂の造形家》からサーチ可能で、テーマ外の力を借りればさらに安定します。
効果②の蘇生効果があるおかげで、効果①を妨害されてもそのまま蘇生に繋げられるのは利点。
2ターン目以降であれば妨害を恐れず、気兼ねなく使っていけます。
《見えざる手ヤドエル》
星6/光属性/幻想魔族/攻2100/守1600
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せて発動できる。このカードをデッキに戻す。
その後、デッキから「ヘカトンケイル」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体は戦闘では破壊されない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「ヘカトンケイル」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
手札からデッキへ戻し、「ヘカトンケイル」魔法・罠1枚をサーチできるモンスター
墓地へ送られた場合、墓地の「ヘカトンケイル」魔法・罠1枚をセットできます。
こちらも《イブエル》同様にサーチ・回収手段を持っており、デッキの回転に貢献します。
基本的にサーチ先は《神の見えざる手》一択で、そこから「ヘカトンケイル」魔法・罠へアクセスします。
《見えざる神ジャウザー》の特殊召喚の素材として《イブエル》でリクルート・蘇生することで墓地のカウンター罠を再セットして盤面をコントロールしていきます。
《混沌なる魅惑の女王》で装備して「ヘカトンケイル」名称をコピーしながら使うのも面白そうです。
《イブエル》&《ヤドエル》はあらゆる場面で必要となるカードなので純構築なら基本3積み。
《見えざる手ゴッドス》
星7/闇属性/幻想魔族/攻2300/守2000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):ドローフェイズ以外で相手の手札にカードが加わった場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体は戦闘では破壊されない。
(3):相手メインフェイズに、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
相手メインフェイズに、相手の墓地のモンスター1体を自分フィールドに蘇生できるモンスター
そのモンスターがフィールドを離れる際は除外されるため、墓地発動するモンスターでも安心して蘇生できます。
相手のサーチ・サルベージなどに対応して特殊召喚できるため、一種の手札誘発として見ることもできますね。
基本的に相手ターンでは強く使える分、自分のターンでは役割が薄いのがやや欠点。
自分のターンで奪いたいなら《死者蘇生》や《自律行動ユニット》などの採用も視野に入ります。
通常召喚権が浮いているテーマなので《虎菱之玄》&《毘龍之謙》でドローブーストorハンデスしつつ、《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》や《三戦の才》に繋げて盤面強化するのもよさそうです。
バウンス除去で効果①の特殊召喚をサポートできる《妖精伝姫-カグヤ》なんかもいいですね。
《見えざる手ガイガス》
星7/闇属性/幻想魔族/攻1200/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):ドローフェイズ以外で相手の手札にカードが加わった場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
相手のデッキの上からカードを3枚めくる。
その中からモンスター1体を選んで自分フィールドに特殊召喚できる。残りをデッキに戻す。
(3):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体は戦闘では破壊されない。
自分メインフェイズ時に、相手のデッキの上から3枚めくってモンスター1体を自分フィールドに特殊召喚できるモンスター
多少ランダム性があるとはいえ、他の「ヘカトンケイル」より相手モンスターを用意しやすいのが特徴。
《見えざる神ジャウザー》の特殊召喚を積極的に狙うなら複数積む価値があります。
相手の《灰流うらら》を引きずり出せた場合にはレベル10シンクロもできます。
先行1ターン目から相手のデッキタイプを知れるのも少なくない利点で、後述する「ヘカトンケイル」カウンター罠の発動タイミングを考えることができます。
コントロールデッキゆえの難しさはありますが、テーマの面白さを引き出すカードだと思ってます。
《見えざる手ブレアス》
星7/闇属性/幻想魔族/攻2800/守1300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):ドローフェイズ以外で相手の手札にカードが加わった場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。相手の手札をランダムに1枚確認する。
それがモンスターだった場合、そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚できる。
(3):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体は戦闘では破壊されない。
自分メインフェイズ時に、相手の手札をランダムに1枚確認してモンスターなら自分フィールドに特殊召喚できるモンスター
実質ハンデスとなる効果であり、ほぼ損をすることなく相手のアドバンテージを削りながら盤面を伸ばせます。
完全に相手依存かつ安定感のない効果なので当たればラッキー程度。何度も出力して相手の手札を削りたい。
アタッカーとなれる攻撃力を持ちますが、幻想魔族の共通効果によって戦闘破壊できないので一長一短。
一応、《青い天使の涙》や《禁じられた聖杯》などで効果を無効にすると戦闘破壊可能になります。
リンク2《アンダークロックテイカー》等で相手モンスターの攻撃力を0にしてサンドバックにしながらLPを確実に削るプランも面白そうです。
《見えざる神ジャウザー》
星8/光属性/幻想魔族/攻2400/守2500
「ヘカトンケイル」モンスター+幻想魔族モンスター
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●自分フィールドの、幻想魔族モンスター1体と元々の持ち主が相手である表側表示モンスター1体をリリースした場合に特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ヘカトンケイル」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体は戦闘では破壊されない。
自分フィールドの幻想魔族1体とコントロール奪取した相手モンスター1体をリリースしてEXデッキから特殊召喚できるモンスター
「ヘカトンケイル」カードをサーチ・サルベージできる堅実な効果でコントロールするエースです。
融合召喚も可能ですが自身の召喚条件で特殊召喚した方が圧倒的に楽でしょう。
「ヘカトンケイル」以外ではランク4《異端なるフォボスコボス》や《幻惑の魔術師》で攻撃したのちにメイン2で特殊召喚することもできます。
幻想魔族の《御巫奉サナキ》がおり、コントロール奪取が可能な【御巫】でも出せそうです。
サーチ・サルベージできたらほとんど仕事を果たしたも同然なので、各種素材に使用してOK
《表裏一体》で《殺戮聖徒レジーナ》にチェンジして戦力増強するのも悪くないかもしれない。
ただし、盤面に1体も「ヘカトンケイル」が残せないと後述するカウンター罠を発動できなくなるので、他に出力手段を持たないならここを着地点とした方がよいです。
《見えざる神ゼノ》
星9/闇属性/幻想魔族/攻3400/守3500
「ヘカトンケイル」モンスター×3
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
相手のEXデッキの裏側のカードをランダムに2枚確認する。
その中から1枚を選んで自分フィールドに特殊召喚できる。
(2):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体は戦闘では破壊されない。
(3):融合召喚したこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
相手フィールドのモンスターを任意の数だけ選び、そのコントロールを得る。
お互いのメインフェイズ時に相手のEXデッキからランダムにモンスター1体を特殊召喚できるモンスター
「E・HERO」のような特殊召喚制限があるものを除き、相手の戦力を削ぎつつ自軍の強化に繋がる効果となっています。
融合素材は「ヘカトンケイル」3体と重く、《見えざる幽獄》等での墓地融合は必須。
相手の効果で破壊された場合に相手フィールドのモンスターを好きな数だけコントロール奪取できる豪快な効果をもち、戦闘破壊されないことも相まって長く居座ることができます。
正規召喚してしまえば何度も蘇生・帰還して相手を苦しめられるので、除外とバウンス除去だけはカウンター罠で確実に止めていきたい。
1ターン目から狙うと高確率で処理されてリソース差で負けるので、相手の除去手段をいくつか吐き出させた中盤に融合召喚してください。
《神の見えざる手》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
このカードは自分フィールドの他のカード1枚を墓地へ送って発動する事もできる。
(1):デッキから「ヘカトンケイル」モンスター1体を手札に加える。
カードを墓地へ送って発動した場合、さらにデッキから「神の見えざる手」以外の「ヘカトンケイル」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
相手は1枚ドローする。その後、相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
「ヘカトンケイル」モンスター1体をサーチできるカード
発動時に追加コストを払うことで、さらに「ヘカトンケイル」魔法・罠もデッキからセットできます。
発動コストを払うタイプなので《灰流うらら》には注意が必要。ここがマストカウンターになります。
コストは何でもよいですが、サーチ後に残る永続魔法やフィールド魔法などで軽減できれば理想的。
このカードのおかげで《スキルドレイン》や《能力吸収石》など拘束力の高いメタカードとも共存できます。
墓地から除外して相手の手札交換させる効果はレベル7「ヘカトンケイル」を特殊召喚するために使用します。
利敵行為を逆手にとって「デッキ破壊ウイルス」や《M・HERO ダーク・ロウ》で利用するのも面白い。
《見えざる幽獄》
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる
(このカードの名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
●自分フィールドに「ヘカトンケイル」モンスターが存在する場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に戻す。
●自分のフィールド・墓地のモンスターを融合素材として除外し、「ヘカトンケイル」融合モンスター1体を融合召喚する。
元々の持ち主が相手である自分フィールドの表側表示モンスターを融合素材とする場合、「ヘカトンケイル」モンスターとして扱う事ができる。
自分のフィールド・墓地のモンスターを除外し、「ヘカトンケイル」融合モンスターを融合召喚できるカード
コントロールを得ている相手モンスターを「ヘカトンケイル」扱いにできるほか、セレクト効果で魔法・罠バウンスもできます。
《見えざる神ゼノ》を融合召喚する手段なのですが、単体でのパワーが低く1枚をサーチ・サルベージできれば十分。
相手モンスター2体分を確保できる状況を作り、相手のリソースを除外して《見えざる神ゼノ》を融合召喚できれば理想的。
ちなみに《ブラック・ガーデン》とは相性が良く、相手が召喚・特殊召喚する度に生成される「ローズ・トークン」は相手が特殊召喚したカードとして扱うため、ローズ・トークン3体だけで融合召喚することもできます。
《見えざる誘い手》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ヘカトンケイル」モンスターが存在し、相手がモンスター効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、破壊したモンスターを自分フィールドに特殊召喚できる。
モンスター効果のカウンター妨害+破壊したモンスターを特殊召喚できるカード
サーチできるカウンター罠としては条件も緩くそのまま戦力を増やせると使いやすい。
手札・フィールドだけでなく、墓地や除外状態で発動するモンスター効果も止めることができます。
ただし、破壊できなければ特殊召喚できないので注意。
【ヘカトンケイル】は基本的に対象耐性持ちなどの厄介なモンスターは出させない立ち回りをする必要があり、発動タイミングはやや注意が必要です。
《見えざる招き手》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ヘカトンケイル」モンスターが存在し、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、破壊した魔法・罠カードを自分フィールドにセットできる。
こちらは魔法・罠のカウンター妨害+破壊したカードをセットできるカード
破壊したカードを奪えるとはいえ、発動機会が巡ってくる前に除去されるのは念頭に置いておきたい。
誘い手&招き手はそれぞれターン1があるので基本1枚推奨。
罠カード主体のデッキと対峙した【ヘカトンケイル】の立ち回りはかなり難しく、レベル7「ヘカトンケイル」が十全に効果を使えず、汎用カードでのコントロール奪取も難しくなることが想定されます。
よって、このカードを優先してサーチし妨害し続けるプレイングも必要になります。
相性の良いカード

コントロールデッキとしては面白いんだけど…
なんかイマイチしっくりこないというか…

それもそのはず。テーマ内に重大な問題を抱えているからね。
「ヘカトンケイル」は盤面に干渉する方法が存在しないのよ
しかも戦闘破壊すらできないから、完全に汎用カード頼みなのよね

今回は手ごわいね…
逆に燃えてきたかも!
幻想魔族のサポートカードはこちら↓

コントロール奪取関連のカードはこちら↓

《魔轟神レヴェルゼブル》
星10/光属性/悪魔族/攻3050/守1950
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに1度、発動できる。
自分フィールドの「魔轟神」モンスターを任意の数だけリリースし、その数だけ相手フィールドの表側表示モンスターのコントロールを得る。
この効果でコントロールを得たモンスターの効果は無効化される。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の他の「魔轟神」カード1枚を対象として発動できる。
このカードをEXデッキに戻し、対象のカードを手札に加える。
お互いのメインフェイズ時に、自身をリリースして対象の取らないコントロール奪取ができるモンスター
「ヘカトンケイル」の基本コンセプトに合致しつつ、盤面の厄介なモンスターを奪って処理できます。
モンスター効果を無効化するため、着地さえしてしまえば《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》も攻略可能。
レベル7「ヘカトンケイル」とレベル3チューナーでシンクロ召喚でき、余った召喚権を有効に使えます。
レベル3チューナーに《ヴァイロン・キューブ》を採用して、《強奪》サーチに貢献させても面白い。
同名カードを2枚採用すれば効果②でEXデッキに戻るところもよく、主力アタッカーとしてふさわしい存在といえます。
構築によってはジャウザーよりも出番が多いかもしれない。
《自律行動ユニット》
(1):1500LPを払い、相手の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
相手の墓地からモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚できるカード
ただ呼び出すだけなら《死者蘇生》の方が汎用性が高いのですが、装備魔法サポートの豊富さで差別化できます。
《ゴッドス》は自分のターンに釣り上げできないので、《ジャウザー》やランク6《交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン》、レベル10シンクロを狙いたい場合にも重宝するはずです。
EXデッキに余裕があれば「霊使い」リンクを経由して完全蘇生させることもできます。
LPコストを逆手にとってレベル11シンクロ《サイコ・エンド・パニッシャー》をフィニッシャーに据えることができるのも評価点。
サンプルデッキでは《強奪》と共に採用し、《アームズ・ホール》で使いまわしています。
《アザミナ・アーフェス》
このカード名はルール上「白き森」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のフィールド・墓地の、悪魔族・幻想魔族・魔法使い族の融合・Sモンスターの数まで、フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを手札に戻す。
(2):このカードがモンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
フィールド・墓地の3種族の融合・シンクロモンスターの数までバウンス除去できるカード
対象を取るバウンスとはいえ、ゲーム中盤以降は1枚で一気に捲り返せる性能を持ちます。
除去カードの選定は自由ですが、できる限り相手に損害とテンポロスを与えたいので《魔砲戦機ダルマ・カルマ》や《激流葬》など視野に入れて考えてみてください。
戦術
相手のデッキからモンスターを引きずり出して、《ジャウザー》を特殊召喚してカウンター罠を構える
先ほども説明したように、【ヘカトンケイル】は戦闘破壊及びテーマ内での除去で盤面に干渉する方法が存在しません。
カウンター罠で処理しきれなかったカードは全て外部のカードで除去しなければなりません。
対象を取ることができるモンスターなら《心変わり》や《強奪》でなんとかなりますが、問題は対象を取ることができないタイプ。
「壊獣」等でも突破できますが、その後コントロール奪取しても元々の持ち主が自分なので《ジャウザー》に変換できないのが欠点。
首尾よく突破できる手段にアクセスできるようにデッキ構築の段階から考えておきたい。
中盤以降は《イブエル》のリクルート先は《ヤドエル》にし、引き続き《ジャウザー》でカウンター罠を構えて相手の戦力を削いでいく
昨今のデッキはスピードもリカバリーも高水準で1枚・2枚損害を与えた程度ではあまり意味がありません。
序盤に相手の行動を妨害した上で誘導し、その後の立ち回りを想定できるかが重要になってくるのでかなりプレイ難易度が高いです。
相手の戦力をしっかり削ぎつつ、戦闘破壊耐性でゲームをスロースピードに持っていくことで【ヘカトンケイル】の強みを伸ばすことができます。
《ゼノ》の着地ができればEXデッキを利用するデッキはじわじわと選択肢を削られ続けるので、勝利を急がずにのらりくらりと相手の邪魔をしてください。
サンプルデッキ
3:《見えざる手イブエル》
3:《見えざる手ヤドエル》
1:《見えざる手ゴッドス》
1:《見えざる手ガイガス》
1:《見えざる手ブレアス》
1:《教導の大神祇官》
2:《幻惑の見習い魔術師》
3:《幽鬼うさぎ》
3:《灰流うらら》
2:《増殖するG》
3:《神の見えざる手》
1:《見えざる幽獄》
3:《強奪》
1:《自律行動ユニット》
3:《アームズ・ホール》
3:《天底の使徒》
2:《三戦の才》
1:《見えざる誘い手》
1:《見えざる招き手》
1:《影依の偽典》
1:《スキルドレイン》
2:《見えざる神ジャウザー》
1:《見えざる神ゼノ》
1:《旧神ヌトス》
1:《エルシャドール・ミドラーシュ》
1:《エルシャドール・アプカローネ》
2:《魔轟神レヴェルゼブル》
1:《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》
1:《メレオロジック・アグリゲーター》
できる限り純構築に近づけました。
召喚権を使わない分で《アームズ・ホール》で安定した《強奪》の確保、あるいはレベル10シンクロで戦力補強を想定しています。
「ドラグマ」の最小出張で、《ゼノ》のEXデッキ破壊をさらに効果的に機能させられます。
その他《メレオロジック・アグリゲーター》で幻想魔族の共通効果を無効化できるので、戦闘破壊したい場合は意識してみるといいかもしれません。
まとめ
【ヘカトンケイル】の簡単なテーマ紹介でした。
そこが醍醐味なのでぜひ研究してみてください!
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