超魔導が再び揃う時
決闘者の運命が動き出す
/所要時間3分
ブラック・マジシャン融合モンスター特集
6/28発売の『TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-』で【ブラック・マジシャン】が強化されました。
新規カードの《滅びの黒魔術師》と《ティマイオスの眼光》が登場したことで状況が激変。
派生融合モンスターが様々なデッキで手軽に出張できるようになりました。
そんな「ブラック・マジシャン」系統の融合モンスターの使い方を一挙に紹介していきます!

みんなはどれが好きー?
私はやっぱりブラック・パラディンが一番好きー
『超・魔・導 烈・波・斬』!

私は《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》かしら
きりっとした可愛さもあるけど、ティマイオスの構図が秀逸ね
EXデッキのモンスター
《滅びの黒魔術師》
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600
「ブラック・マジシャン」+光・闇属性モンスター
「滅びの黒魔術師」は1ターンに1度、融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●魔法カードの効果が発動したターン、自分フィールドのレベル6以上の魔法使い族・闇属性モンスター1体を除外した場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ブラック・マジシャン」として扱う。
(2):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
「ブラック・マジシャン」1体またはそのカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。
魔法カードの効果が発動したターン、レベル6以上の闇属性魔法使い族1体をフィールドから除外し、EXデッキから特殊召喚できるモンスター
特殊召喚時に「ブラック・マジシャン」関連のカード1枚をサーチできます。
ちなみに《魂のしもべ》を経由することで実質サルベージすることもできます。
やや条件はあるもののリンク1相当でサーチも可能という高水準なサポーター
《簡素融合》⇒《クリッチー》や《光の黄金櫃》⇒《魔術師の弟子-ブラック・マジシャン・ガール》など様々な方法で特殊召喚できます。
サーチ先は様々ですが、一番の注目は《ティマイオスの眼光》による融合召喚でしょう。
融合先はバリエーションに富んでおり役割も様々。
メリット面も多い一方で、除外した魔法使い族の回収手段が少ないのは問題点。
デッキの核となるモンスターを除外すると回収に手間取るので、1体くらい除外しても支障がないモンスターを素材にしたいところ。
《ガガガマジシャン》や《カオス・ソーサラー》、《クロノグラフ・マジシャン》なんかもおすすめです。
《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》
星8/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2500
「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター
(1):このカードは効果では破壊されず、お互いはこのカードを効果の対象にできない。
(2):自分メインフェイズに発動できる(この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる)。
相手フィールドのモンスター1体を破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):1ターンに1度、カードの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。
第10期最強モンスターとして遊戯王OCGの歴史に名を残すモンスター
効果破壊&対象耐性+【条件付き】対象を取らない除去&バーン+万能無効除去&ATK1000UPと、類を見ないほどのカードパワーを秘めています。
一度正規召喚してしまえば《死者蘇生》や《神聖魔皇后セレーネ》《黒魔族復活の棺》などで何度も使いまわしできます。
逆に相手の《暗影の闇霊使いダルク》で墓地から奪われるリスクがある点には注意。
《ティマイオスの眼光》で融合召喚した場合は次ターンに除外されるデメリットがあるので、あえて放置して墓地に残さないというプレイングも視野に入ります。
その他、《厄災の星ティ・フォン》が天敵として有名であり、運用する上で必ず対策をしておきたいカードとなります。
《竜の精神》にも対応しており、【黄金卿エルドリッチ】や【リジェネシス】などミッドレンジ型デッキのサブアタッカーとしての採用も検討できます。
余りあるパワーで勝利をもたらしてくれますが、カジュアルなゲームでは勢い余っていきなりゲームエンドを招くこともあるので、相手のデッキパワーを見極めて使ってみてください。
《超魔導戦士-マスター・オブ・カオス》
星8/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2500
「ブラック・マジシャン」+「カオス」儀式モンスター
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚した場合、自分の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分フィールドの光・闇属性モンスターを1体ずつリリースして発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て除外する。
(3):融合召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
融合召喚時、墓地の光・闇属性モンスター1体を蘇生できるモンスター
全体除去と魔法サルベージ効果も備えており、正規召喚する価値も高い。
「カオス」儀式モンスターは《イリュージョン・オブ・カオス》が適任です。
「ブラック・マジシャン」系の融合モンスターの中で珍しく、能動的な展開効果・除去効果を有しており、拡張性の高さや盤面の解決能力が強みとなります。
リンク4《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》が運用方法としては近いのですが、こちらは《滅びの黒魔術師》を経由した軽さが売り。
《ヴィサス=アムリターラ》との相性がよく、①②③全てを活かした戦術を組み込めます。
レベル8シンクロには《滅びの黒魔術師》にチェンジできる《覚醒の魔導剣士》(闇属性/魔法使い族)も存在しているので、シンクロ系のデッキに採用しても面白いかも?
《超魔導騎士-ブラック・キャバルリー》
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2300
「ブラック・マジシャン」+戦士族モンスター
(1):このカードの攻撃力は、お互いのフィールド・墓地の魔法・罠カードの数×100アップする。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):フィールドのカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
攻撃力をお互いのフィールド・墓地の魔法・罠の数×100UP+貫通をもつモンスター
手札コスト1枚でフィールドのカードを対象にする効果の発動を無効にして破壊できます。
やや地味な効果の組み合わせながらも、モンスター・魔法・罠のいずれも守りつつアタッカーをこなせるのは評価点。
【ブラック・マジシャン】のミラーマッチにおいては先に出した方が有利となりやすいです。
相手の《ティマイオスの眼光》《黒の魔導陣》《原石の穿光》《無限泡影》などを未然に防げます。
残りの穴はプレイングでカバーできれば理想的。
ブラマジ系融合モンスターの中でも特にプレイヤーの手腕が出るカードだと思います。
目立った実績がないのであまり採用されていませんが、堅実な活躍を求めるプレイヤーなら好きなはず。
《超魔導剣士-ブラック・パラディン》
星8/闇属性/魔法使い族/攻2900/守2400
「ブラック・マジシャン」+「バスター・ブレイダー」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードの攻撃力は、お互いのフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数×500アップする。
(2):魔法カードが発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
このカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する場合、その発動を無効にし破壊する。
元祖となる超魔導
《バスター・ブレイダー》の上位能力+手札コスト1枚で魔法の発動を無効化して破壊できます。
火力の高さでいえば以前トップクラスで、自分が「マテリアクトル」や「征竜」などドラゴン族をギミックとして使うデッキであればATK5000オーバーも見えてきます。
永続効果による上昇値が高いおかげで、魔法使い族・ドラゴン族メタの《聖秘なる竜騎士》(ドラゴン族)や戦闘での突破が難しい《贖罪神女》などを上から殴り返せる役割も持たせられます。
また、「神碑」のような魔法を中心とするデッキやペンデュラムデッキに対して強く、手札コストさえ用意できれば完封も可能かもしれません。
正規召喚するには重いモンスターですが、《ティマイオスの眼光》で軽減して出せるなら十分選択肢に入ります。
《竜騎士ブラック・マジシャン》
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ブラック・マジシャン」として扱う。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの魔法・罠カードは相手の効果では破壊されず、相手はそれらを効果の対象にできない。
自分フィールドの魔法・罠に効果破壊耐性&対象耐性を与えるモンスター
表側表示か裏側表示かを問わず、フィールド魔法すら守れるので類似のカードよりも堅固な耐性を与えます。
また、フィールド・墓地で《ブラック・マジシャン》扱いとなる効果やドラゴン族のおかげで《永遠の魂》や《遠心分離フィールド》《復活の福音》などにも対応しており、全体的に戦線復帰能力が高い。
魔法・罠でアドバンテージを作るデッキも多く、オリジナルデッキの心強い味方となってくれるでしょう。
《光の護封剣》や《聖なるバリア-ミラーフォース-》など往年の魔法・罠を活躍させたいデッキならさらに盛り上がること間違いなし!
《竜魔導騎士ブラック・マジシャン》
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2900/守2400
「ブラック・マジシャン」+レベル7以上のドラゴン族・戦士族モンスター
(1):自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(2):1ターンに1度、自分のモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
その破壊されたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):このカードが破壊された場合に発動できる。
「ブラック・マジシャン」「竜騎士ガイア」を1体ずつ自分の手札・デッキ・EXデッキ・墓地から選んで特殊召喚する。
貫通+フレイムウィングマン効果をもつモンスター
どちらかといえば《竜騎士ガイア》の上位体という印象が強く、破壊された場合も《ブラック・マジシャン》と《竜騎士ガイア》を特殊召喚できます。
自身が戦闘破壊した場合は相手が攻撃表示でも守備表示でもダメージを取りやすく、バトルフェイズ中に《超獸の咆哮》などを発動できれば総ダメージ8000も難しくありません。
相手フィールドに《厄災の星ティ・フォン》がいるなら綺麗に相打ちして、2大エースを呼び出すという粋な遊び方もあります。
また、装備状態でも効果③は発動可能で《巨竜の守護騎士》や《混沌なる魅惑の女王》などで狙うこともできます。
首尾よく破壊できればランク7を作ることもできるので、どこかで使えるかもしれません。
《呪符竜》
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2900/守2500
「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚または「ティマイオスの眼」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚した場合、自分・相手の墓地の魔法カードを任意の数だけ対象として発動する。
そのカードを除外し、このカードの攻撃力はその除外したカードの数×100アップする。
(2):このカードが破壊された場合、自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
その魔法使い族モンスターを特殊召喚する。
特殊召喚時、お互いの墓地の魔法カードを任意の枚だけ除外し、攻撃力をその数×100UPできるモンスター
破壊された場合は、墓地から魔法使い族1体を蘇生可能。こちらも上記同様に装備化と相性がよいです。
魔法カードの除外をメリット化するのは難しいので、《破壊竜ガンドラG》など除外枚数に関連するカードと組み合わせると良いかもしれません。
奇しくも二人の遊戯が力を合わせるような戦術になって見栄えがよいのもGood
あるいは「超重武者」を後半で使えるように調整するなどテクニカルな使い方もありですね。
BMG対応
《合体魔竜ティマイオス》
星10/光属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
「ブラック・マジシャン」か「ブラック・マジシャン・ガール」+ドラゴン族・魔法使い族モンスター
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した時に適用する。
次の自分ターンの終了時まで、このカードは他のカードの効果を受けない。
(2):このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードの攻撃力は、お互いの墓地・除外状態の魔法カードの数×100アップする。
(3):相手ターンに、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
特殊召喚時に次の自分ターン終了時まで完全耐性を得るモンスター
ダメージ計算時にステータス上昇&相手ターン中の魔法・罠除去と堅実にアドバンテージを奪っていけます。
《原石融合》と相性がよく、《原石竜インペリアル・ドラゴン》を融合素材にすれば《原石竜ネザー・ベルセリウス》との使い分けができます。
《合体魔竜ティマイオス》を2枚採用すれば《原石融合》の枚数分だけ融合召喚できるので、十分なターンを稼ぐことができるでしょう。
蘇生制限もないので《ダブル・フッキング》で蘇生して耐性付与しなおすのもあり。
《時を裂く魔瞳》を使用して物量で戦うデッキや《幻想召喚師》を使ったデッキのお供にどうぞ。
固有のメリットとしてはリンク3《麗しき磁律機壊》のリンク先に出しても通常通りに運用できる点(発動せずに完全耐性が適用されるため)。
ダメージ計算時までに魔法カードが墓地・除外状態に2枚以上魔法カードが存在していればそのまま戦闘破壊できます。
カジュアルデッキにおいても《麗しき磁律機壊》は厄介なモンスターなので処理方法を覚えておくと安心。
《超魔導師-ブラック・マジシャンズ》
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2300
「ブラック・マジシャン」か「ブラック・マジシャン・ガール」+魔法使い族モンスター
(1):1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した場合に発動できる。
自分は1枚ドローする。
そのドローしたカードが魔法・罠カードだった場合、自分フィールドにセットできる。
速攻魔法・罠カードをセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。
(2):このカードが破壊された場合に発動できる。
「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」を1体ずつ自分の手札・デッキ・墓地から特殊召喚する。
魔法・罠カードの効果が発動した場合1ドローできるモンスター
この時、ドローしたカードが魔法・罠だった場合、相手に公開せずに発動可能状態でセットできます。
カジュアルデッキでは他の融合体よりも優先して出していきたいモンスターと言えるでしょう。
墓地の魔法・罠の効果発動や相手の魔法・罠もトリガーにできるので、想像以上に2ドローは容易いです。
《マジシャンズ・ソウルズ》や《チキンレース》も合わせて、ドローブーストしたい序盤と合致しやすいのが特徴。
引いたカードに即効性を持たせられることから罠主軸のデッキでも採用しやすいモンスターとなります。
ガチ・カジュアル問わず1枚は入手しておきたい。
《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2600/守1700
「ブラック・マジシャン・ガール」+ドラゴン族モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚及び、「ティマイオスの眼」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分・相手ターンに1度、手札を1枚墓地へ送り、フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。
その表側表示カードを破壊する。
手札1枚をコストにフィールドの表側表示カード1枚を破壊できる(フリーチェーン)モンスター
シンプルな除去効果でどんなデッキでも一定の仕事ができるのが特徴。
手札コストはかさむものの、《サンダー・ブレイク》を連打できるのは悪くないでしょう。
「アームド・ドラゴン」や《漆黒の太陽》で消費を軽減したり、《ドラゴンメイド・ラティス》から融合召喚していくのも面白そうです。
まとめ
《滅びの黒魔術師》から呼び出せる「ブラック・マジシャン」関連の融合モンスター紹介でした。
コンボ向けのモンスターが少なめだったので、実用面重視で書いてみましたがどうでしょうか?
どのモンスターも的確に使えば輝けるので、ぜひ色々使ってみてください!
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コメント
私は《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》と《超魔導剣士-ブラック・パラディン》が好きですね。
ブラック・パラディンは昔から好きですが、ドラグーン・オブ・レッドアイズも遊戯のブラックマジシャンと城之内のレッドアイズが融合した姿はまさに友情を感じる姿ですね。
制限で戻ってきたのは嬉しかったけど、せめて「元々のカード名がブラックマジシャンとレッドアイズで尚且つ通常モンスターを融合素材にした融合召喚でしか特殊召喚できない」とか「融合の魔法カードでしか融合召喚できない」とか重い条件だったら禁止にせずに済んだのになぁと思いますね…(笑)