シンクロ・エクシーズなど目当てのモンスターを出したい時に使えます。
【フォーチュンレディ】や【F.A.】でも使えます
/所要時間5分
レベルを変化させるとは?
シンクロ召喚、エクシーズ召喚が行えるようになってからレベルの重要性は一層増しました。
レベルを自在に操れるカードは、自由にシンクロ・エクシーズモンスターを出せるといっても過言ではありません。
また、【フォーチュンレディ】や【F.A.】などレベルとステータスが連動するテーマも存在するため、これからもレベルを変化させるカードが増えるでしょう。
この記事では他のモンスターのレベルを変化させる使いやすいカードを紹介します。
・レベルを上げるカード
・レベルを下げるカード
・レベルを増減させるカード
・レベルを固定するカード
に分けて紹介します。
レベルを上げるカード
・レベルを上げるカードを使ってレベル13以上にすることができます
1.《調星師ライズベルト》
星3/風属性/サイキック族/ATK 800/DEF 800
このカードが特殊召喚に成功した時、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターのレベルを3つまで上げる。
特殊召喚時にモンスターのレベルを3つまで上げられるモンスター
《緊急テレポート》や《戦線復帰》など特殊召喚できるカードは多いため、何度も使うことができます。
反面ステータスが貧弱なため、使用後は各種素材に使ったほうが良いでしょう。
2.《召喚師ライズベルト》
星3/風属性/サイキック族/ATK 800/DEF 800
【Pスケール:青2/赤2】
①:1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ上げる。
【モンスター情報】
妹セームベルをとても大事に想っている、心優しき兄ライズベルト。
昼下がりの午後に妹と一緒に魔術書を読む時間は毎日の日課になっており、そんな二人の仲睦まじい様子に周囲の人は自然と心が癒されてしまう。
こちらはP効果でレベルを一つ上げることができます。
他のカードと比べ、召喚する必要がない点と何度も使えることにおいてこちらに軍配が上がります。
ペンデュラム召喚も行えるようなデッキにもできるため、使い勝手が良いカードです。
3.《タンホイザーゲート》
自分フィールド上の攻撃力1000以下で同じ種族のモンスター2体を選択して発動できる。
選択した2体のモンスターは、その2体のレベルを合計したレベルになる。
2体とも攻撃力1000以下で同じ種族と発動条件が若干厳しいですが、簡単にレベル12を超えることのできる可能性を秘めたカードです。
2体の合計したレベルになるため、必然的に高レベルのエクシーズ召喚や《アルティマヤ・ツィオルキン》の召喚まで行えます。
エンドフェイズまでのレベルアップではないので、レベルを上げたままにすることもできます。
4.《二重露光》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのレベル6以下の同名モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルは倍になる。
(2):自分・相手のバトルフェイズ開始時に、自分フィールドの「サイファー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター以外のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、エンドフェイズまでそのカード名を対象の「サイファー」モンスターと同名カードとして扱う。
レベル6以下の同名モンスター2体のレベルを2倍にできるカード
例えば、《レスキューラビット》から出したレベル4モンスター×2でランク8エクシーズが出せるようになります。
用途は限定的に見えますが、《魔界発現世行きデスガイド》や《パラレルエクシード》のような展開力のあるモンスターだったり、「ハーピィレディ」のように同名カード扱いになるモンスターなど意外にも活躍の場は多いです。
《ジャイアント・レックス》+《ファントム・オブ・カオス》や、《レスキューキャット》⇒《剣闘獣サムニテ》×2⇒《剣闘獣総監エーディトル》なども面白いですよ。
5.《ギブ&テイク》
自分の墓地に存在するモンスター1体を相手フィールド上に守備表示で特殊召喚し、そのレベルの数だけ自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体のレベルをエンドフェイズ時まで上げる
相手フィールドにモンスターを特殊召喚して、その分のレベルを上げるカード
《KA-2デス・シザース》や《大盤振舞侍》など送り付けと相性のいいカードなどと併用すると強力です。
1枚でレベルを跳ね上げることのできる稀有なカードなので使い道は様々。
6.《強化蘇生》
①:自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
そのモンスターは、レベルが1つ上がり、攻撃力・守備力が100アップする。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
優秀な汎用蘇生カード
様々なデッキで使用でき、主にシンクロ召喚に役に立ちます。
このカードが破壊されるとレベルと攻守は元のステータスに戻るため注意!
レベルを下げるカード
・手札でレベルの下がったモンスターをフィールドに召喚・特殊召喚してもレベルは下がったまま
・レベルが1以下になることはありません
7.《コストダウン》
①:手札を1枚捨てて発動できる。
このターン、自分の手札のモンスターのレベルを2つ下げる。
自分の手札のモンスター全てのレベルを2つ下げるカード
後から手札に加わるモンスターのレベルも全て下げます。
儀式モンスターのレベルが下がると儀式召喚のためのコストが少し減り、レベル9以上のモンスターでもペンデュラム召喚できるようになるといった使い方があります。
手札1枚が惜しくないようなコンボデッキならお呼びがかかるかもしれません。
8.《小人のいたずら》
①:このターン、お互いの手札のモンスターのレベルを1つ下げる。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、お互いの手札のモンスターのレベルを1つ下げる。
お互いの手札のレベルを1つ下げるカード
墓地効果でも同様の効果をもち、レベル8以上のモンスターのペンデュラム召喚がしやすくなることがメリットです。
手札のレベルを変更できるカードはかなり珍しく、デメリットやコストのないこのカードは貴重です。
相手の「電脳堺」や「スプライト」等の展開妨害にもなり、単なるコンボに留まらない活躍もしてくれます。
9.《妖怪のいたずら》
①:フィールドの全てのモンスターのレベルをターン終了時まで2つ下げる。
②:墓地のこのカードを除外し、フィールドに表側表示で存在するモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで1つ下げる。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンに発動する事はできない。
フィールドのモンスターのレベルを2つ下げるカード
主にシンクロ・エクシーズ召喚の妨害に使用することになります。
後半の効果も相まって、相手は思うようなプレイすることが難しくなります。
自分の《シューティング・クェーサー・ドラゴン》などのシンクロ召喚にも使えるかもしれません。
レベルを増減させるカード
・レベルを上げる目的でも下げる目的でも使用できます。
10.《ライブラの魔法秤》
星4/水属性/魔法使い族/ATK1000/DEF1000
【Pスケール:青5/赤5】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1~6までの任意のレベルを宣言し、自分フィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、対象のモンスター1体のレベルを宣言したレベル分だけ下げ、もう1体のモンスターのレベルを宣言したレベル分だけ上げる。
【モンスター情報】
意思を持った天秤。
世の中の均衡を保っているが、しばしば間違った方に錘星を乗せてしまう。
自分フィールドのモンスター2体のレベルを変動させるモンスター
使い減りしないレベルトリックカードとしては変動が大きく、コンボもさせやすい。
反面、ペンデュラム召喚にはあまり向いていないためP効果を使うならばあくまで永続魔法的な使い方となります。
《未来への思い》を採用するエクシーズデッキでは重宝します。
11.《落消しのパズロミノ》
リンク2/光属性/魔法使い族/攻1300
【リンクマーカー:右/下】
レベルが異なるモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカードのリンク先にモンスターが表側表示で特殊召喚された場合、1~8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。
(2):自分と相手のフィールドから、同じレベルのモンスターを1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
リンク先に特殊召喚されたモンスターのレベルを1~8へ変更できるモンスター
レベルトリック戦術は汎用性の低いカードが多く、EXデッキから出せるだけで一定の価値があります。
ただし、リンク2とはいえアドバンテージに繋がる効果が少なく、展開に余力のあるデッキでの採用に限られます。
レベルを固定するカード
12.《超量妖精アルファン》
星1/光属性/天使族/ATK 0/DEF 0
「超量妖精アルファン」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、自分フィールドの「超量」モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドの全てのモンスターのレベルは対象のモンスターと同じレベルになる。
②:このカードをリリースして発動できる。
デッキから「超量」モンスター3種類を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。
そのモンスター1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りを墓地へ送る。
自分フィールドのモンスター全てのレベルを「超量」と同じにできるモンスター
自身を対象に取ることで全てのモンスターをレベル1にできます。
《リンクリボー》や《絶望神アンチホープ》などレベル1にしか使えないカードは多いため、コンボの幅は広い。
《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》で繰り返し蘇生もできます。
レベル1にする手段としては「捕食植物」の捕食カウンターでも可能です。
デッキによって使い分けてみてください。
13.《ハウリング・ウォリアー》
星3/地属性/戦士族/攻 800/守 700
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターのレベルは3になる。
召喚・特殊召喚時、自分フィールドのモンスター1体をレベル3にできるモンスター
恵まれたステータスから《彼岸の黒天使ケルビーニ》やランク3に繋げることができ、代わりの利かない存在です。
《ブラック・ガーデン》対応の部分も見逃せない。
14.《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》
星4/風属性/鳥獣族/ATK1000/DEF1600
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールド上の全てのレベル5以上のモンスターのレベルを4にする。
レベル5以上のモンスターをレベル4に変更できるモンスター
強力なランク4に繋げられることがメリット。【堕天使】など高レベル主体のデッキにアクセントとして採用すると意外な活躍を見せるかもしれません。
《紋章獣レオ》によって容易にアクセス可能です。
15.《ドラゴラド》
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1300/守1900
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の攻撃力1000以下の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体をリリースし、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、レベルが8になり、攻撃力が800アップする。
召喚時に攻撃力1000以下の通常モンスターを特殊召喚できるモンスター
後半の効果で自身をリリースして、自分フィールドのモンスターのレベルを8にすることができます。
ドラゴン族のため、墓地へ落とす方法も蘇生手段も豊富で使いやすい。
16.《下降潮流》
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、1から3までの任意のレベルを宣言して発動できる。
選択したモンスターのレベルは宣言したレベルとなる。
自分のモンスターのレベルを1~3に変えるカード
効果は永続的に続くため、レベルは下がったままになります。
《弱者の意地》や《モノマネンド》など変わったカードも使いやすくなります。
低レベルであることが大きなメリットになるカードが現れれば、もっと輝くでしょう。
17.《ギャラクシー・クイーンズ・ライト》
(1):自分フィールドのレベル7以上のモンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドの全てのモンスターのレベルはターン終了時まで対象のモンスターと同じレベルになる。
自分フィールドのモンスター全てのレベルをレベル7以上のモンスターと同じにするカード
このカードは「ギャラクシー」の名を持つため、《銀河の魔導師》からサーチできるのが特徴です。
《ザ・カリキュレーター》を使う場合や高レベルのエクシーズ召喚をする場合に重宝します。
18.《星に願いを》
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターと同じ攻撃力または同じ守備力を持つ自分フィールド上のモンスターのレベルは、エンドフェイズ時まで選択したモンスターと同じになる。
同じ攻撃力or守備力を参照してレベルを統一できる変わったカード
《未来への思い》や《真炎の爆発》などと相性がよいです。
研究し甲斐のあるカードなので、同じ攻守を探してみるのも面白いです。
まとめ
できるだけ使いやすいカードを選出したつもりですが、全体的に手札事故になりやすいカード群になります。
他のカードでアドバンテージを取得していかないと、あっという間に手札がなくなっていきます。
また、エクシーズ・リンクモンスターはレベル関係の効果を受けないので注意です。
レベルトリックタクティクスは使いこなせると楽しいので、遊戯王OCGの奥深さに触れられると思います。
ぜひ試してみてくださいね
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