約10年前に登場した《サイバー・エルタニン》の謎
/所要時間3分
《サイバー・エルタニン》って?
【サイバー流】が本格強化されてきたので色々と調べていたところ、派生のモンスターとしてこんなモンスターもいることを思い出しました。
星10/光属性/機械族/ATK ?/DEF ?
このカードは通常召喚できない。
自分のフィールド上・墓地の機械族・光属性モンスターを全てゲームから除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの攻撃力・守備力は、このカードを特殊召喚するためにゲームから除外したモンスターの数×500ポイントになる。
このカードが特殊召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て墓地へ送る。
自分フィールド・墓地の光属性機械族を全て除外し手札から特殊召喚。
そのステータスはこの効果で除外したモンスター×500…ふむふむ
特殊召喚に成功した時、このカード以外の表側表示のモンスターを全て墓地へ送る
!?!? 墓地に送る全体除去!?
耐性もちのモンスターも全て吹き飛ばすのか…
もしかして《ブラック・ホール》より強い?
もしかして見直されているカードなのかも?と思い、【サイバー流】など専用デッキ以外でも使えるかどうか検証してみました。
このカードが出た頃は破壊耐性なんてほとんどなかったので環境の変化を感じますね~
1.メガフリートの存在
《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》
絶賛高騰中の《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》
このカードの存在により、「サイバー・ドラゴン」系モンスターもまた活躍する場面が増えました。
どんなデッキにも入れることができる出張パーツとしての立場を確立したこのカード群ですが、《サイバー・エルタニン》との相性はもちろん抜群。
《サイバー・ドラゴン》を1体除外することで、《サイバー・エルタニン》の特殊召喚条件を満たせます。
2枚目以降の《サイバー・エルタニン》も墓地にある同名カードを除外すれば使えるので《ブラック・ホール》のような使い方もできます。
あれ…?ひょっとして《サイバー・エルタニン》って出張パーツになれる?
2.サーチできる
《サイバー・リペア・プラント》
自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が存在する場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が3体以上存在する場合、両方を選択できる。
「サイバー・リペア・プラント」は1ターンに1枚しか発動できない。
●デッキから機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。
●自分の墓地の機械族・光属性モンスター1体を選択してデッキに戻す。
墓地に《サイバー・ドラゴン》が存在する場合、デッキから光属性機械族1体のサーチor墓地の光属性機械族1体をデッキに戻すことができるカード
《サイバー・ドラゴン》が3体以上存在すればその両方の効果を選択できます。
このカードで《サイバー・エルタニン》をサーチすることができるのですが、このカードも《サイバー・ドラゴン・コア》でサーチできるという点がポイントです。
《サイバー・ドラゴン・コア》
星2/光属性/機械族/ATK 400/DEF1500
このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。
②:このカードが召喚に成功した場合に発動する。
デッキから「サイバー」魔法・罠カードまたは「サイバネティック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
③:相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスター1体を特殊召喚する。
召喚に成功した場合、デッキから「サイバー」または「サイバネティック」魔法・罠1枚をサーチできるモンスター
【サイバー流】で優秀なサーチャーとなるモンスター
このモンスターもフィールド・墓地で《サイバー・ドラゴン》として扱うため、《サイバー・リペア・プラント》の効果を活かすことができます。
さらに条件付きで墓地から除外することでデッキから「サイバー・ドラゴン」モンスター1体を特殊召喚することもできます。
除去や《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》の素材になっても安心の2段構えですね。
つまりこういうことになります
①《サイバー・ドラゴン・コア》召喚
②《サイバー・リペア・プラント》サーチ
③《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》特殊召喚
④《サイバー・エルタニン》サーチ
《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》を出された上で、全体墓地送りの《サイバー・エルタニン》が手札で待ち構えているという状態になるわけですね。
こんな出張セットが今後出てくるのでしょうか?
枚数はともかく少し気になりますね。
《サイバー・ドラゴン・コア》 ×2
《サイバー・リペア・プラント》×1
《サイバー・エルタニン》 ×2
EXデッキ
《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》×1
3.まだサーチがある
《エマージェンシー・サイバー》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスターまたは通常召喚できない機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。
②:相手によってこのカードの発動が無効になり、墓地へ送られた場合、手札を1枚捨てて発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。
「サイバー・ドラゴン」モンスターか通常召喚できない光属性機械族モンスター1体をサーチできるカード
前述したセットよりはるかに汎用的で、より様々な種類の「サイバー・ドラゴン」との共存がしやすいセットになります。
基本的にはこちらを採用することをおすすめします!
4.優秀なモンスターが多い
光属性機械族の主要なモンスターには「サイバー・ドラゴン」系以外にもこんなモンスターがいます。
ほんの一部なので他にも色々います!
5.特殊召喚後そのまま素材にできる
《ブラック・ホール》と比較した場合、こちらはモンスターなので素材として使えるメリットが存在します。
さすがにシンクロ素材には適しませんが、除去&素材としてはかなり優秀なモンスターと言えますね。
まとめ
うん!《サイバー・エルタニン》って結構ありかも!
《スキルドレイン》などで効果を無効にされるので、《ブラック・ホール》の代わりにはなりませんが、専用デッキ以外でも十分活躍できそうですね。
むしろ光属性機械族を多用するデッキのほうが墓地リソースを全て食い尽くすので、このカードは使いにくいと感じるようです。
【サイバー流】の進展と共に密かに(管理人の中で)評価が上がっている《サイバー・エルタニン》
気になった人は使ってみてね!
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