《スキルドレイン》に隠れた逸材?
知る人ぞ知る超マイナーな制圧カード!
/所要時間3分
《暴君の暴言》の再評価&プチ考察
《暴君の暴言》というカードをご存じでしょうか?
STORM OF RAGNAROK(2010)で登場した《裸の王様》イラスト関連のカードです。
もはや《裸の王様》がどんなカードなのか分からない人もたくさんいそうですね…
登場以降、再録の気配もなく、多くの人々から忘れ去られていったカードといえます。
しかし、マイナーカードだからと侮るなかれ。
重いコストを抱えていますが、機能すれば《スキルドレイン》以上の拘束力を持ちます。
デッキによっては現代でも十分な実用性があるかもしれません。
そんな《暴君の暴言》を紹介していきます!
カード紹介
![ミリアル](https://relibrary.xsrv.jp/wp-content/uploads/2022/03/millial_joy2.jpg)
『貴様ぁ、わしのプリンを許可なく兵士に食べさせたじゃろぉお!』
『最近、兵士たちの士気が下がっておりまして…大変美味でした』
『味のことなど聞いておらんわ!兵士よりプリンじゃ!!』
みたいな感じ?
![アリアル](https://relibrary.xsrv.jp/wp-content/uploads/2022/03/allial_joy2.jpg)
謎の集中線といい、確かにボケてみたいイラストではあるわね
怒られているのは《戦士ラーズ》よ。プリンくらい食べさせてあげたいわ…
自分フィールドのモンスター2体をリリースして、お互いの手札・フィールドのモンスター効果の発動を封じるカード
リリースコストは重いものの、手札誘発まで封じられるカバー範囲の広さによって十分なパワーがあります。
発動さえ通ってしまえば、現代のデッキでも詰みかねない性能ですね。
《スキルドレイン》との大きな違いはモンスター効果の発動が可能かどうか。
《スキルドレイン》の場合はモンスター効果を無効化するだけであって、発動自体は可能です。
《ダイナレスラー・パンクラトプス》や「インフェルノイド」等のリリースコストを払うタイプのカードと共存可能でした。
《暴君の暴言》の場合、モンスター効果の発動すら封じてしまうため、上記カードとの共存はできません。
代わりに永続効果を無効化しないため、《インスペクト・ボーダー》や《フォッシル・ダイナ・パキケファロ》のような強力な永続効果持ちのモンスターと併用できるようになっています。
ただし、永続効果持ちのモンスターを上手に扱えるデッキではリリースコストが重くなるように設計されており、自分だけ有利になる使い方は難しいです。
この条件を踏まえたうえで相性の良いカードを考えていきます!
相性の良いカード・デッキ
【神碑】+《天岩戸》
星4/地属性/岩石族/攻1900/守1200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにスピリットモンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
永続的にモンスター効果を封じるモンスター
メタ範囲としては《暴君の暴言》と一部同じになりますが、効果②のバウンスデメリットを発動させないことで維持できるようになり、堅固なメタ盤面を作れます。
肝心のリリースコストは「神碑」速攻魔法で《神碑の鬣スレイプニル》をEXデッキから特殊召喚すれば、トークン生成効果で相手ターン中に発動可能となります。
また、《神碑の翼フギン》によって《暴君の暴言》を除去から守ることもでき、発動に成功すればかなり強そうです。
【クリフォート】
星5/地属性/機械族/攻1000/守2800
【Pスケール:青9/赤9】
(1):自分は「クリフォート」モンスターしか特殊召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):1ターンに1度、800LPを払って発動できる。
デッキから「クリフォート・ツール」以外の「クリフォート」カード1枚を手札に加える。
【モンスター情報】
システムをレプリカモードで起動する準備をしています…
C:¥sophia¥sefiroth.exe 実行中にエラーが発生しました。
次の不明な発行元からのプログラムを実行しようとしています。
C:¥tierra¥qliphoth.exe の実行を許可しますか? …[Y]
システムを自律モードで起動します。
《スキルドレイン》と相性がよかった【クリフォート】をピックアップ
リリースコストはペンデュラム召喚で賄いやすく、《クリフォート・アーカイブ》や《クリフォート・ゲノム》との共存ができます。
妥協召喚とは残念ながら相性がよくないですが、元々のステータスの高さを活かした【クリフォート】らしい戦い方をサポートしてくれる1枚といえるでしょう。
《時を裂く魔瞳》なども採用して徹底的にメタビートに特化してみると、現代でも9期最強クラスだった意地を見せられるかもしれませんね。
TERMINAL WORLDの強化楽しみです!
【ジェネレイド】
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、相手がデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。
デッキから「ジェネレイド」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):相手ターンに、自分が「ジェネレイド」モンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドに「ジェネレイドトークン」(天使族・光・星4・攻/守1500)を可能な限り攻撃表示で特殊召喚する。
このトークンはエンドフェイズに破壊される。
相手ターン中に大量にトークン生成できるカード
主力となる《轟の王 ハール》の効果発動後に《王の影 ロプトル》を含めてモンスターが2体余りやすく、ちょうど《暴君の暴言》のリリースコストを調達できます。
【ジェネレイド】は元々のデッキパワーでも十分戦えるほど強いので、引けたときだけ使うという上振れ的な使い方もしやすいですね。
また、ランク9《影の王 レイヴァーテイン》は相手モンスターのステータスを1000ダウンさせる永続効果を持っており、相手モンスターの一方的な戦闘破壊がしやすくなります。
《暴君の暴言》が除去された後は《影の王 レイヴァーテイン》の除去効果を使えばOK。
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》
フィールド魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
(2):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
リリースコスト軽減といえばこのカード
相手モンスター1体をリリース除去してコスト軽減すれば、発動の負担がかなり減ります。
また、《暴君の暴言》が苦手とする永続効果持ちのモンスターも、発動時のリリースに巻き込むことで弱点を補完できており、組み合わせとしてはかなり実用的な部類です。
《悪王アフリマ》で《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》自体はサーチ可能なので、《暴君の暴言》を3積みすればそこそこ安定するでしょう。
《闇黒の魔王ディアボロス》を始めとする闇属性モンスターは墓地発動するモンスターが多く、《スキルドレイン》のリペアとして候補になれそうです。
![ミリアル](https://relibrary.xsrv.jp/wp-content/uploads/2022/03/millial_joy2.jpg)
【ホルス】とかもいけるかなぁ?
![アリアル](https://relibrary.xsrv.jp/wp-content/uploads/2022/03/allial_joy2.jpg)
機会があれば環境クラスでも輝けるかもしれないわね
まとめ
《暴君の暴言》の再評価&プチ考察でした!
超マイナーカードとしては実力がある方で、今後のカードプールの広がり次第では使われる可能性は十分にありそうな1枚です。
《能力吸収石》も再録されたので、《暴君の暴言》もリリース関連の強化タイミングで再録されるかもしれませんね!ぜひ使ってみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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