財前晃が使用する【ティンダングル】
意外にも構築の幅は広そうです
9/7 《ティンダングル・ジレルス》追記
/所要時間5分
【ティンダングル】とは?
EXTREME FORCEで登場した 闇属性・悪魔族の積極的に戦闘することを得意とするリバーステーマ
主に「ティンダングル」モンスターをフィールドや墓地に3種類用意して戦うテーマです
また、相手のリンクモンスターを弱体化させる効果をもつモンスターがいます。
テーマ共通効果はありません。
固有効果及びステータスは以下の通りです
モンスター
《ティンダングル・アポストル》
星3/闇属性/悪魔族/ATK 800/DEF1600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
自分フィールドの裏側表示モンスターを3体まで選んで表側守備表示にする。
この効果で表側守備表示にしたモンスターが全て「ティンダングル」モンスターだった場合、そのモンスターの数までデッキから「ティンダングル」カードを手札に加える事ができる。
リバースした場合、フィールドの裏側守備表示モンスターを3体まで選んで表側守備教示にする効果をもつ
また、表にしたモンスターが全て「ティンダングル」モンスターだった場合、その数まで「ティンダングル」カードを手札に加えることができます。
単体では使うことのできない効果ですが、罠カード《ティンダングル・ドロネー》と相性がよく、墓地から特殊召喚して、2枚のサーチに繋げることができます。
《ティンダングル・ジレルス》
星3/闇属性/悪魔族/ATK 0/DEF1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札にある場合、このカード以外の手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「ティンダングル・ジレルス」以外の「ティンダングル」カード1枚を墓地へ送り、このカードを裏側守備表示で特殊召喚する。
②:このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「ティンダングル・ジレルス」以外のリバースモンスター1体を選び、
手札に加えるか墓地へ送る。
手札を1枚捨てて、デッキから同名以外の「ティンダングル」1枚を墓地へ送り、手札から裏側守備表示で特殊召喚できるモンスター
この効果で《ティンダングル・インストルーダー》で墓地へ送っても即座に自己蘇生できないため注意!手札コストで捨てた場合は可能です。
自前で墓地を肥やす手段がなかった【ティンダングル】にとってこのモンスターは《ダーク・グレファー》等を押しのけて採用することになります。
特に展開に繋がる《ティンダングル・ドロネー》を墓地へ送れることが大きい。
また、リバースした場合、デッキからリバースモンスター1体をサーチor墓地へ送ることができます。
デッキの回転力を上げる使いやすい効果のため《ティンダングル・ドロネー》などで繰り返し使っていきたい。
【ティンダングル】では文句なしに3枚採用したいカードです。
《ティンダングル・エンジェル》
星4/闇属性/悪魔族/ATK 500/DEF1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「ティンダングル・エンジェル」以外のリバースモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する。
この効果が相手ターンのバトルフェイズに発動した場合、さらにそのバトルフェイズを終了する。
「ティンダングル」には上級リバースモンスターも多数存在するのでそれらを特殊召喚します。
バトルフェイズを終了することもできますが、「ティンダングル」の関連するカードで相手ターンにリバースさせるカードがほぼありません。
そのため《砂漠の光》などでリバースすることになります。
ただ、バトルフェイズを終了させたいだけなら《威嚇する咆哮》で足りるので、除去されなければ狙ってみるくらいの感じで運用するといいでしょう。
リバースモンスターなら何でも蘇生できるカードなので、他のリバーステーマとの混合も容易にしてくれます。
《ティンダングル・トリニティ》
星4/闇属性/悪魔族/ATK 0/DEF1500
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「ティンダングル・ベース・ガードナー」1体を特殊召喚する。
②:リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「ティンダングル」モンスターは戦闘では破壊されない。
③:このカードが「ティンダングル」リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「ジェルゴンヌの終焉」1枚を手札に加え、デッキから魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。
《ティンダングル・ベース・ガードナー》へのアクセスや戦闘破壊耐性など【ティンダングル】のサポート的役割のモンスター
他の「ティンダングル」に比べ、単体で活躍させやすく、リバース効果も活かしやすい。
【ティンダングル】では、このモンスターを起点にするとリンク召喚を狙いやすくなります。
《ティンダングル・ベース・ガードナー》
星5/闇属性/悪魔族/ATK 0/DEF2300
このカード名の①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
①:自分フィールドに裏側守備表示モンスターが存在する場合、このカードは手札から守備表示で特殊召喚できる。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、相手のリンクモンスターのリンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された場合、このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「ティンダングル」モンスター1体を表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
①の効果で簡単に特殊召喚できるので、リンク召喚に役立ちます。
②の効果は基本おまけ。牽制程度に考えておきましょう。
このモンスターは《ティンダングル・アキュート・ケルベロス》の効果を活かすために必要なカードなので、使用後は墓地に置いておくカードになります。
《ティンダングル・イントルーダー》
星6/闇属性/悪魔族/ATK2200/DEF 0
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「ティンダングル」カード1枚を手札に加える。
②:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「ティンダングル」カード1枚を墓地へ送る。
③:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにモンスターが裏側守備表示で特殊召喚された場合に発動する。
このカードを墓地から裏側守備表示で特殊召喚する。
主に①と③の効果を使うことになります。
③の効果での自己蘇生は何度も狙うことができるので、しつこく特殊召喚して①の効果に繋げることができます。
ただし守備力0しかないので、できるだけ自分のターン中にリバースさせて効果を使いたい。
除外されない限り使い減りしないので、ランク6のエクシーズ素材にして戦線補強するのもありだと思います。
レベル6の悪魔族なのでランク6《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》も狙えます。
ただし③の効果は強制効果なので、たまに暴発することがあります。
《ティンダングル・ハウンド》
星7/闇属性/悪魔族/ATK2500/DEF 0
①:このカードがリバースした場合に、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力は対象のモンスターの元々の攻撃力分アップする。
その後、対象モンスターを裏側守備表示にする。
②:相手フィールドのモンスターの攻撃力は、 そのモンスターとリンク状態になっているモンスターの数×1000ダウンする。
③:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示にする。
【ティンダングル】のメインアタッカー
リバースした場合に、フィールドのモンスターを対象に取り、攻撃力を上げつつ裏側守備表示にすることができます。
自分のモンスターに使えばリバース補助になり、相手モンスターに使えば戦闘破壊しやすくすることができます。
相手モンスターに使った場合はせっかくの高い攻撃力を活かしきれないので、別のモンスターで攻撃してこのモンスターは攻撃表示モンスターを攻撃した方がいいです。
リンクモンスターには①の効果は使えませんが②の効果で弱体化できるのであまり問題ありません。
③の効果を狙って発動するには少し手間がかかる上、見返りも少ないのであまり意識する必要はないでしょう。
なかなか器用なモンスターですが、このカードを裏側守備表示で特殊召喚しにくいのが課題です。
《サブテラーマリスの妖魔》も採用すると特殊召喚しやすくなるでしょう。
リンクモンスター
《ティンダングル・アキュート・ケルベロス》
闇属性/悪魔族/ATK 0/LINK3
【リンクマーカー:左下/上/右下】
「ティンダングル」モンスター3体
①:自分の墓地に「ティンダングル・ベース・ガードナー」を含む「ティンダングル」モンスターが3種類以上存在する場合、このカードの攻撃力は3000アップする。
②:このカードの攻撃力は、このカードのリンク先の「ティンダングル」モンスターの数×600アップする。
③:このカードが攻撃宣言したバトルフェイズ終了時に発動できる。
自分フィールドに「ティンダングルトークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。
攻撃力アップに効果を全振りしているリンクモンスター
簡単に攻撃力3000を超えることができます。
しかし、効果無効にはとことん弱いので注意!
【ティンダングル】は展開力があまりないテーマですが、罠カードの《ティンダングル・ドロネー》があるので比較的リンク召喚しやすいです。
③の効果でトークンが特殊召喚できますが、貧弱なので《リンクリボー》などに変えるとベストです。
魔法・罠
《ナーゲルの守護天》
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分のメインモンスターゾーンの「ティンダングル」モンスターは戦闘及び相手の効果では破壊されない。
②:自分の「ティンダングル」モンスターが相手に戦闘ダメージを与える場合、1ターンに1度だけそのダメージは倍になる。
③:墓地のこのカードを除外し、手札から「ティンダングル」カード1枚を捨てて発動できる。
デッキから「ナーゲルの守護天」1枚を手札に加える。
①は「ティンダングル」が戦闘・効果で破壊されなくなる効果
安全にリバースするための補助を行ってくれます。
ただし、裏側守備表示のモンスターは効果破壊されるので注意です。
②は《ティンダングル・ハウンド》や《ティンダングル・アキュート・ケルベロス》が高い攻撃力になりやすいので、LPを軽視した相手なら一撃でゲームエンドまで持っていくこともできます。
初めの戦闘ダメージを倍にするので攻撃する順番には要注意!
③は同名カードをデッキから加える効果
「ティンダングル」は早く墓地にモンスターを3種類揃えたいので手札コストをメリットとして使うことができます。
それぞれ優秀な効果なので、このカードを発動してから展開すると楽になります。
《オイラーサーキット》
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「ティンダングル」モンスターが3体以上存在する場合、相手モンスターは攻撃できない。
②:自分スタンバイフェイズに、自分フィールドの「ティンダングル」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールを相手に移す。
③:墓地のこのカードを除外し、手札から「ティンダングル」カード1枚を捨てて発動できる。
デッキから「オイラーサーキット」1枚を手札に加える。
①は「ティンダングル」が表側表示でないと効果が活かせないので、リバース効果とあまり噛み合っていません。
《砂漠の光》などでバトルフェイズ開始時にリバースさせて使うのが一番いいでしょう。
②はコントロールを相手に渡す効果ですが、攻撃表示の《ティンダングル・ベース・ガードナー》を送りつけて、大きな戦闘ダメージを与えるくらいの使い道しか思いつきませんでした。
そして自分スタンバイフェイズと発動タイミングが微妙なので、あまり意識しないでもいいでしょう。
③は同じく同名カードを手札に加える効果です。
あまり優先して採用できるカードではないので、採用枚数は慎重に。
《ティンダングル・ドロネー》
①:自分の墓地に「ティンダングル」モンスターが3体以上存在し、相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
その攻撃モンスターを破壊し、EXデッキから「ティンダングル・アキュート・ケルベロス」1体を特殊召喚する。
②:EXモンスターゾーンに自分のモンスターが存在しない場合、
墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ティンダングル」モンスター3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
【ティンダングル】の3枚必須カード
容易に《ティンダングル・アキュート・ケルベロス》を特殊召喚できるため、発動できればかなり優位に立つことができます。LINK3なのでそれ以上のリンク召喚も簡単にできます。
このカードは②の効果を主に使っていきます。
罠カードなので相手エンドフェイズに発動できれば、自分のターンにリバースすることができます。
この効果でもリンク召喚しやすいので、一気に攻め込むことができます。
《おろかな副葬》や《ティンダングル・イントルーダー》などで素早く墓地に送り、効果を使っていくことが勝利の鍵となります。
《ジェルゴンヌの終焉》
①:自分フィールドの「ティンダングル」リンクモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターは戦闘・効果では破壊されず、相手の効果の対象にならない。
②:1ターンに1度、装備モンスターの全てのリンクマーカー先にモンスターが存在する場合に発動できる。
それらのモンスターとこのカードを全て破壊する。
全て破壊した場合、このカードを装備していたモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
「ティンダングル」リンクモンスターに強固な耐性を持たせるカード
②はあまり使う機会のないおまけ
戦線維持がかなり楽になり、《ティンダングル・トリニティ》でサーチすることもできるため、1枚採用しておくと意外と便利です。
まとめ
【ティンダングル】は独特な角度から攻め込んでくる文字通りのテーマに仕上がっています。
闇属性・悪魔族とサポートも豊富にそろったステータスを有しているのでデッキ構築もしやすいです。
使用者である財前晃のデュエルが増えてくれば、強化もされるでしょう。
今後にも期待できる良いテーマだと思います。
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