リアリストもロマンチストも好む1ターンキル
洗練された1キルは美しさすら感じる…
/所要時間3分
1ターンキルについて
1ターンキルは大きく分けて4つに分類されます。
①効果ダメージ・特殊勝利の先行1ターンキル
②8000ダメージを削り切る後攻1ターンキル
③全ハンデス・デッキデスなどの変則的1ターンキル
④2ターン目以降の1ショットキル
①③に関しては公式も重く見ており、たびたび禁止リストに名を連ねていますね。
ちなみに、このサイトでは便宜上、1ターンキルと1ショットキルと使い分けています。
●1ターンキル:先行・後攻1ターン目で勝利すること
●1ショットキル:LP8000を1ターンで削り切って勝利すること(2ターン目以降でもOK)
【ファーニマル】【ワルキューレ】【ワイト】【列車】など1ショットキルに特化したテーマデッキも多く、やろうと思えば意外と簡単に決まります。
ただ、デッキタイプで対策できるやつらはいいのですが、中には汎用性の高いゲームエンドメイカーも存在します(②④に該当するやつ)。
そんなLPを消し飛ばす殺戮兵器たちを紹介していきます!
先行1ターンキルってできるんだねー
どんなデッキ使えばできるの?
できるカードは90%以上禁止されているわ
今だと【マシュ=マック1キル】が有名ね
キャラクター:Voiced by CoeFont.CLOUD
②・④タイプのワンキルメイカー
《アクセスコード・トーカー》
リンク4/闇属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左/右/下】
効果モンスター2体以上
このカードの効果の発動に対して相手は効果を発動できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、そのリンク素材としたリンクモンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力は、そのモンスターのリンクマーカーの数×1000アップする。
(2):自分のフィールド・墓地からリンクモンスター1体を除外して発動できる。
相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
このターン、自分の「アクセスコード・トーカー」の効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外する事はできない。
リンク召喚時のステータス上昇、フィールド・墓地からリンクモンスターを除外して相手フィールドのカード1枚を対象を取らずに破壊できるモンスター
お馴染みのアクセスコード、ちょっとでもリンク召喚できれば大体出てきます。
リンク3をリンク素材にすることでATK5300で大量除去して、ゲームエンドを狙ってきます。
ステータス上昇後のクイックエフェクトのタイミングしか妨害されないので、非常に優秀。
リンク2「霊使い」⇒リンク3《神聖魔皇后セレーネ》⇒アクセス!
リンク2《スプラッシュ・メイジ》⇒リンク3《トランスコード・トーカー》⇒アクセス!
…といった感じに少ない消費で簡単に飛び出てきます。
ATK5300以下はすでに1ショットキル圏内だということは忘れずにいたいですね。
攻撃力だけ上げるならリンク3《アークロード・パラディオン》も中々優秀です。
《No.39 希望皇ホープ・ダブル》&《ダブル・アップ・チャンス》
ランク4/光属性/戦士族/攻 0/守2500
レベル4モンスター×2
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「ダブル・アップ・チャンス」1枚を手札に加える。
その後、「No.39 希望皇ホープ・ダブル」以外の「希望皇ホープ」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は倍になり、直接攻撃できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
X素材を1つ取り除き、デッキから《ダブル・アップ・チャンス》1枚をサーチできるモンスター
その後、「希望皇ホープ」モンスターを攻撃力×2で重ねてエクシーズ召喚できます。
《No.39 希望皇ホープ》を重ねてエクシーズ召喚した場合はATK5000に、そのまま攻撃して《ダブル・アップ・チャンス》を発動すればATK10000となります。
ATK2000以下の相手モンスターが攻撃表示であれば、一撃でゲームエンドになります。
《ダブル・アップ・チャンス》の素引きが弱点ではありますが、レベル4×2で出せる瞬発的な打点としては申し分ないです。
もし、この攻撃で勝利できなかったとしても、《CNo.39 希望皇ホープレイ》⇒《天霆號アーゼウス》と続けて重ねていくだけでも、相手ターン中の妨害を残せます。
【蠱惑魔】のように打点不足のデッキでは標準搭載されていることが多いです。
《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》
ランク5/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル5モンスター×3
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):X召喚したこのカードは効果では破壊されない。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールドのモンスターの元々の攻撃力の合計分アップする。
このカードが闇属性XモンスターをX素材としている場合、さらにこのカード以外のフィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はこのカードでしか攻撃宣言できない。
X素材を1つ取り除き、自身以外のフィールドのモンスターの元々の攻撃力を、自身の攻撃力へ加算できるモンスター
追加効果:自身以外のフィールドの表側表示モンスターの効果を無効化
闇属性レベル4×2からエクシーズ召喚できる《レイダーズ・ナイト》の効果で簡単に重ねて出すことができ、自壊デメリットも①で回避可能。
このモンスターを含めて、フィールドのモンスターのATKの合計が10000前後だった場合に狙って出せるとカッコいいです。
予想外なデッキから飛び出てくることもあるので、闇属性レベル4を多用するデッキには注意!
【ヴェルズ】や【ラビュリンス】などコントロール系デッキにおすすめですね。
《No.97 龍影神ドラッグラビオン》&《No.100 ヌメロン・ドラゴン》
ランク8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
レベル8モンスター×2
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分のEXデッキ・墓地から「No.97 龍影神ドラッグラビオン」以外のドラゴン族の「No.」モンスター2種類を選ぶ。
その内の1体を特殊召喚し、もう1体をそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できず、この効果で特殊召喚したモンスターでしか攻撃宣言できない。
X素材を1つ取り除き、EXデッキ・墓地から同名以外のドラゴン族「No.」を2体選び、1体を特殊召喚してもう1体をそのX素材にできるモンスター
ランク8を使うデッキには大体搭載されている「No.」ドラゴン族セット
この効果で《No.100 ヌメロン・ドラゴン》を特殊召喚することで、ATK9000で攻撃することができます。
少し分かりにくいですが、EXデッキから2枚とも選んでよいので下準備なしに狙えるところが強力です。
【セリオンズ】や【未界域】など簡単に出せるレベル8モンスターを採用しておけば、狙えるデッキも増えます。
《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
デッキからPモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
ドラゴン族レベル7モンスター×2
レベル7がP召喚可能な場合にEXデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。
(1):このカードがXモンスターを素材としてX召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのレベル7以下のモンスターを全て破壊し、破壊した数×1000ダメージを相手に与える。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。
(2):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。
エクシーズモンスターを素材にエクシーズ召喚した場合、相手のレベル7以下のモンスター全てを破壊し、その数×1000ダメージ。さらに3回攻撃が可能になるモンスター
条件は厳しいものの殺意の塊のような効果をしています。
ランク5《ZW-弩級兵装竜王戟》から《ゼアル・コンストラクション》をサーチして、《RUM-アストラル・フォース》と繋げることで簡単に条件を満たせます。
近年まではやや使いにくいモンスターだったのですが、②の効果の裁定変更によりモンスターを破壊せずとも3回攻撃ができるようになりました。
また、同じくランク7の《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》を墓地へ送ることでも特殊召喚できます。《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》を重ねてエクシーズ召喚すればこちらも3回攻撃可能です。
【アームド・ドラゴン】や【ホーリーナイツ】では正規のエクシーズ召喚も狙えますね。
似たような条件の《覇王烈竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》と競合するモンスターではありますが、こちらならでは強みも多いです。
どちらも《竜皇神話》との相性が抜群なので、1キル好きはぜひ狙ってみてください!
《ヌメロン・ネットワーク》
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに、発動条件を満たしている「ヌメロン」通常魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ヌメロン」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、X素材を取り除かずに発動する事もできる。
デッキから発動条件を満たした「ヌメロン」通常魔法を墓地へ送り、効果をコピーして発動できるカード
《ヌメロン・ダイレクト》を墓地へ送り、4体の「ゲート・オブ・ヌメロン」を特殊召喚できます。
それぞれの攻撃力は1000しかありませんが、戦闘破壊されずに攻撃するごとに「ゲート・オブ・ヌメロン」の攻撃力を2倍にしていくという共通効果をもつので、相手がATK2000以上のモンスターを攻撃表示にしていた場合は簡単に8000以上のダメージが与えられます。
その性質上、EXデッキは大幅に圧迫しますが、メインデッキをほぼ圧迫しない1キルコンボです。
1キルに失敗しても、《鎖龍蛇-スカルデット》などのリンク4につなげば手札交換や制圧もできます。
【黄金卿エルドリッチ】や【サブテラー】などのサブギミックとしても使われています。
《サイコ・エンド・パニッシャー》
星11/光属性/サイキック族/攻3500/守3500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):自分のLPが相手のLP以下の場合、S召喚したこのカードは相手が発動した効果を受けない。
(2):1ターンに1度、1000LPを払い、自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。
(3):自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。
このカードの攻撃力は、お互いのLPの差の数値分アップする。
お互いのバトルフェイズ開始時に、攻撃力をお互いのLPの差の数値分アップできるモンスター
自分のLP<相手のLP以下の場合、完全耐性付与と除去効果もつ便利なフィニッシャーです。
攻撃力上昇はバトルフェイズの度にアップしていくため、放っておくと手が付けられないほどのパワーになってしまいます。
【P.A.N.K.】や【ダイノルフィア】、【堕天使】などLPを自ら減らしていくテーマではもちろん、《神の宣告》や《亡龍の戦慄-デストルドー》のようなカードも積極的に使えるようになります。
分かっていたのに何度もこれで負けました。けっこう強いです。
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》
星12/光属性/ドラゴン族/攻 ?/守 ?
【Pスケール:青12/赤12】
(1):自分はドラゴン族モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):自分の墓地のドラゴン族の融合・S・Xモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを破壊し、そのモンスターを特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。
手札からのP召喚、または自分フィールドのドラゴン族の融合・S・Xモンスターを1体ずつリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードを手札から捨て、500LPを払って発動できる。
デッキからレベル8以下のドラゴン族Pモンスター1体を手札に加える。
(2):このカードの攻撃力・守備力は相手のLPの半分の数値分アップする。
(3):1ターンに1度、LPを半分払って発動できる。
このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て持ち主のデッキに戻す。
LPを半分払って、自身以外のお互いのフィールド・墓地のカード全てをデッキバウンスできるモンスター
基本的にサーチカードとして使い、墓地で効果のみコピーして使います。
フィールドの闇属性ペンデュラム×2で特殊召喚できる《覇王眷龍スターヴ・ヴェノム》で効果コピーするとATK6800+全デッキバウンスができます。
《EMドクロバット・ジョーカー》《DDグリフォン》《アストログラフ・マジシャン》《覇王眷竜ダークヴルム》など闇属性ペンデュラムは特に優秀なモンスターが多いので、狙えるデッキは意外と多いです。
まとめ
様々なデッキから出せる1ショットキルが得意なカードの紹介でした。
マスターデュエルでは先行1ターンキルを5回達成すると「鬼」の称号がもらえます。
簡単ではないでしょうが、ぜひ挑戦してみてください!
LP8000は紙切れみたいに飛んでいくわ
相手のデッキの見極めはとても重要ね
一瞬の油断もできないってことだね
初心者にはちょっと辛いなー
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