聖域より来たるは天空の覇者
炎環よりいでよ、聖炎王 ガルドニクス!
/所要時間7分
テーマデッキ紹介【炎王】
ストラクチャーデッキ-炎王の急襲-で初登場した【炎王】
《ネフティスの鳳凰神》のようなテーマ性で不死鳥のごとくフィールドを破壊しつくすことで有名でした。
近年は全く強化ももらえていなかったのですが、ついにストラクRが登場して大幅強化されました!
有力な新規カードを獲得し、展開力も大幅に向上して12期相当の戦い方ができるようになっています。
不死鳥のごとく蘇るガルドニクス達の炎環の理をご覧あれ!
●これから【炎王】を組んでみたい!
●組んでいる途中だけど初めからおさらいしたい!
●デッキ構築に悩んでいる…
という方は続きをどうぞ!
属性:炎属性
種族:獣族・獣戦士族・鳥獣族が中心
レベル:4・8が中心
召喚法:エクシーズ召喚
特徴:セルフブレイク&パーミッション
「炎王」はアジア諸国の数々の神話がモチーフになっているわ
東洋デザインのモンスターはOCGでは少ないからイラストにも注目ね!
雛のポニちゃんもかわいいよねー
かわらずのいし持たせて進化キャンセルしよ
「炎王」モンスター
《聖炎王 ガルドニクス》
星8/炎属性/鳥獣族/攻2700/守1700
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、元々の属性が炎属性となる自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「聖炎王 ガルドニクス」以外の自分の手札・デッキ・フィールド(表側表示)の獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスター1体を破壊する。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの攻撃力の半分だけアップする。
炎属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、手札・墓地から特殊召喚できるモンスター
破壊される場所は指定されておらず、手札・フィールド・デッキのいずれの場合でも特殊召喚可能。
《炎王の孤島》でサーチしてきた場合は、そのまま特殊召喚できるため実質的にリクルート手段となります(他「炎王」モンスターも同様)。
召喚・特殊召喚時に、手札・デッキ・フィールドの炎属性ビースト3種族のモンスター1体を破壊し、その攻撃力の半分だけ攻撃力をアップできます。
サイクル性の高いサポーター役となっており、「炎王」の基本的な動きを拡張してくれます。
デッキから破壊できるカードは貴重で、「炎王」パーツのみならず《ネフティスの鳳凰神》や《鉄獣戦線キット》、《火舞太刀》といったカードをサポートできます。
攻撃力上昇も馬鹿にはならず、破壊除去で突破できないATK3000オーバーのモンスターたちに対して戦闘破壊を狙えるようになります。
効果発動後はランク8の素材となり、墓地で再び舞い戻る機会を待ちます。
レベル2チューナーを採用して、レベル10シンクロの素材として使うのもいいですね。
必ず使うことになるものの、自力で特殊召喚できないことも相まって2枚あれば十分です。
《炎王神獣 ガルドニクス》
星8/炎属性/鳥獣族/攻2700/守1700
(1):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
このカードを墓地から特殊召喚する。
(2):このカードの(1)の効果で特殊召喚した場合に発動する。
フィールドの他のモンスターを全て破壊する。
(3):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「炎王神獣 ガルドニクス」以外の「炎王」モンスター1体を特殊召喚する。
【炎王】のメインとなるエースモンスター
効果破壊された次のスタンバイフェイズに蘇生され、自身以外のフィールドの他のモンスター全てを破壊します(強制効果)。
若干ステータスが低い点と融通の利かなさはあるものの、効果自体は《ブラック・ホール》並みと強力。
戦闘破壊された場合も他「炎王」モンスター1体をリクルートできる効果③があり、安易な戦闘破壊による処理にも耐性があるといえるでしょう。
何度も全体除去で相手のアドバンテージを削れば、こちらの勝機を作りやすくなります。
ただし、《墓穴の指名者》で除外されると往復2ターンの間、使えなくなるので注意!
このモンスターで処理できない場合は、パワフルなランク8の除去能力に頼ればOKです。
10年も前のモンスターとしてはまだまだ活躍できる良カードですね!
主軸にするなら《皆既日蝕の書》を採用しておくと、「ホルス」などもぶち抜けますよ!
《炎王神獣 キリン》
星8/炎属性/獣族/攻2400/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカード以外の自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊し、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「炎王神獣 キリン」以外の「炎王」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールドのカード1枚を破壊できる。
お互いのメインフェイズに、自分の手札・フィールドの炎属性モンスター1体を破壊し、手札から特殊召喚できるモンスター
手札消費が激しくなりますが、後攻0ターン目からでも動けるのは特筆すべきポイント。
「炎王」特有のタイムラグを軽減して、サーチや全体除去を使えるようになります。
フリーチェーンでセルフブレイクできる奇襲性があり、《炎王神獣 ガルドニクス》等をバウンス除去等から逃がしつつ、破壊トリガーを引くといった運用も可能。
セルフブレイク戦術とシナジーする【メタルフォーゼ】でも活躍できそう。
また、自身が破壊され墓地へ送られた場合、手札・墓地から同名以外の「炎王」モンスター1体を特殊召喚できる(+対象を取らない単体除去)も優秀です。
【炎王】において展開力を向上させつつ、セルフブレイクの補助にもなる優れモノ。
「炎王」モンスターは基本1~2積みなのですが、このモンスターは必ず3積みしたい。
初手に握れると展開の貫通力がかなり上がります。
《炎王獣 バロン》
星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200
(1):自分フィールドの表側表示の「炎王」モンスターが効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
デッキから「炎王獣 バロン」以外の「炎王」カード1枚を手札に加える。
効果破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに「炎王」カード1枚をサーチできるモンスター
サーチャーとしては見過ごせないタイムラグであり、どちらかといえば相手の出方を伺いながらサーチ先を変えていく使い方をします。
先ほど紹介した《炎王神獣 キリン》との相性がよく、相手ターン中の動きを柔軟にしてくれます。
また、《聖炎王 ガルドニクス》でデッキから破壊すると安定して効果発動できます。
初期の「炎王」ゆえにどちらの効果もターン1制限がなく、展開役として使うのもいいでしょう。
《炎王獣 ヤクシャ》
星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「炎王」モンスターが効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の手札・フィールドのカード1枚を破壊する。
破壊され墓地へ送られた場合、自分の手札・フィールドのカード1枚を破壊できるモンスター
登場当時は、自分の手札を破壊できる初の汎用モンスターということで、《炎舞-「天璣」》でサーチしてでも使っていきたいアタッカーでした。
今でも《聖炎王 ガルドニクス》を経由することで、種類を問わずにセルフブレイクできるのはそこそこ便利かも?
単体で強みを活かすのであれば、ダメージステップ中でも効果②が使用できる部分でしょう。
妨害されにくかったり、タイミングを逃しにくいという利点にもなっています。
【炎王】のギミックを混ぜて、《ユベル》や「機皇帝」などで遊びたい場合は候補になれそうです。
《炎王獣 ガネーシャ》
星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、このカード以外の自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊する。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた場合、「炎王獣 ガネーシャ」以外の自分の墓地の獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
そのモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
モンスター効果が発動した時、その発動を無効にし自身以外の手札・フィールドの炎属性モンスターを破壊できるモンスター
効果発動時にコストはなく妨害として質が高い。
ただし、【炎王】は妨害性能の高いテーマではないため、マストカウンターの見極めは重要です。
自身が破壊され墓地へ送られた場合も、墓地の炎属性ビースト3種族を蘇生でき、蘇生先でアドバンテージを稼ぐこともできます。
効果破壊に限定されておらず、戦闘で突破されてもただでは死なない。
展開効果を持っていない分、他「炎王」の力を借りてフィールドに出す必要があります。
相手の手札誘発等の妨害を重く見るなら、このカード通常召喚してから動くというのも手ですね。
プレイヤーの力量が問われる1枚です。
《炎王獣 ハヌマーン》
星4/炎属性/獣戦士族/攻1600/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「炎王」モンスターが効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、魔法・罠カードの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、このカード以外の自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊する。
《炎王獣 ガネーシャ》の魔法・罠の妨害Ver
カードの発動だけでなく、効果の発動まで止められる中々の効果。
こちらは若干ステータスが低いので、そのまま戦闘破壊される危険はあります。
コスト面は《炎王獣 ガネーシャ》と食い合うようですが、自己サルベージ効果をもつ《真炎王 ポニクス》がいるので、気兼ねなく使えます。
粒ぞろいの「炎王」カードの中では破壊時にアドバンテージを伸ばせるタイプではないため、やや優先度が低い。1枚挿しが妥当といったところか。
《炎王妃 ウルカニクス》
星4/炎属性/鳥獣族/攻 800/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
このカード以外の自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊し、「炎王妃 ウルカニクス」以外の獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスター1体をデッキから手札に加える。
その後、このカードのレベルをこの効果で手札に加えたモンスターと同じにできる。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「炎王神獣 ガルドニクス」1体を守備表示で特殊召喚する。
召喚・特殊召喚時に自身以外の手札・フィールドから炎属性1体を破壊し、炎属性のビースト3種族のモンスター1体をサーチできるモンスター
その後、自身のレベルをサーチしたモンスターと同じにできます。
《聖炎王 ガルドニクス》や《炎王獣 バロン》等と極めて相性がよく、サーチ後にそのまま特殊召喚してランク4・8のエクシーズ召喚ができます。
また、自身が破壊された場合に《炎王神獣 ガルドニクス》をリクルートできる効果を持っており、《聖炎王 ガルドニクス》でデッキから破壊すれば、この方法でもランク8の素材が揃います。
【炎王】のランク4・8展開をサポートし、戦術の幅を広げる優れた1枚です。
《炎王の孤島》以外で手札を能動的に破壊できるため、デッキによっては複数枚採用してもよいかもしれません。
《炎王獣 キリン》
星3/炎属性/獣族/攻1000/守 200
(1):自分フィールドの表側表示の「炎王」モンスターが効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから炎属性モンスター1体を墓地へ送る。
破壊され墓地へ送られた場合、デッキから炎属性モンスター1体を埋葬できるモンスター
【炎王】は直接墓地へ送るよりも破壊トリガーを引きつつ墓地へ送った方が強いため、外部の力を借りる場合に使用します。《シャドール・リザード》的な存在。
自然に使いやすそうなのは《覇蛇大公ゴルゴンダ》ですね。
繰り返しランク8の素材になれるモンスターでフィールド魔法《炎王の孤島》との相性も抜群。
他には《真炎の爆発》を共有できる「ラヴァル」や単独でアタッカーとなる《焔征竜-ブラスター》なども候補になりそうですね。
炎属性とのシナジーを重視したデッキにするのであれば活躍できる1枚です。
《真炎王 ポニクス》
星1/炎属性/鳥獣族/攻 500/守 200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):元々の属性が炎属性となる自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「炎王」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードが破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
墓地のこのカードを手札に加える。
炎属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、手札から特殊召喚できるモンスター
召喚・特殊召喚時の「炎王」魔法・罠のサーチ、破壊時の自己サルベージとハイスペックな雛鳥。
自力での特殊召喚のしやすさもさることながら、《ワン・フォー・ワン》・《原罪宝-スネークアイ》によっても特殊召喚可能で、特殊召喚手段は多岐に渡ります。
お互いのターンにフィールド⇔手札を行き来し、アドバンテージをどんどん伸ばしていきます。
《補給部隊》も採用してさらにドローを重ねていくのもいいですね!
このカード1枚からランク8を作る手段までテーマ内で完結しており、どの局面でも頼りになるでしょう。文句なしに3積みしていけるカードです。
《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》
ランク8/炎属性/炎族/攻3000/守2000
レベル8モンスター×2体以上
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがX召喚した場合に発動できる。
フィールドの他のモンスターを全て破壊する。
(2):このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードの攻撃力を500アップする。
(3):X素材を持っているこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードが持っていたX素材の数まで、自分の墓地から「炎王」モンスターを特殊召喚する。
エクシーズ召喚時に自身以外の全てのフィールドのモンスターを破壊できるモンスター
X素材を一つ取り除き、魔法・罠1枚の除去+ATK500アップもできます。
X素材を持った状態で破壊された場合は、墓地の「炎王」の蘇生も可能です。
新たなるエースとして非常に使いやすく、これまで触りにくかった魔法&罠への対抗策にもなっています。
《炎王神獣 ガルドニクス》への依存度が下がり、こちらを必要な場面で出していくだけでも十分にアドバンテージ差をつけていくことができます。
相手ターン中にもエクシーズ召喚を狙っていくので2枚は欲しいところ。
「炎王」関連の魔法・罠
《炎王の孤島》
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスター1体を破壊し、デッキから「炎王」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
手札から鳥獣族・炎属性モンスター1体を特殊召喚する。
(3):フィールドゾーンの表側表示のこのカードが、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動する。
自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
【炎王】のメインホーム
破壊&サーチ、手札からの特殊召喚、自分フィールドのモンスターの全自壊(強制効果)を備えます。
効果①を多用するため、効果②はほぼおまけのような存在です。
前述しましたが、この効果①で「炎王」モンスターをサーチした場合、そのまま特殊召喚可能です。
破壊をトリガーとするカードが大部分を占めているため、破壊対象に困ることはそうありません。
このカードの運用面で問題なのは強烈なデメリットを抱える効果③
単なる除去やフィールド魔法の上書きでも発動してしまい、相手に反撃の起点とされがちです。
強化によって幾分か解消されましたが、不安要素には変わりありません。
【炎王】のフィールドは更地になりやすいという認識の上で構築やプレイングを磨くと強くなれます。
アクセス手段が増えたので2枚でも回せます。短期決着を心掛けましょう!
《炎王の聖域》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「炎王の孤島」1枚を自分のフィールドゾーンに表側表示で置く事ができる。
(2):1ターンに1度、自分のフィールドゾーンのカードが効果で破壊される場合、代わりに自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊できる。
(3):1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
自分フィールドの「炎王」モンスターのみを素材として炎属性Xモンスター1体のX召喚を行う。
発動時にデッキから《炎王の孤島》の配置ができるカード
《炎王の孤島》の破壊の身代わり、相手ターン中のエクシーズ召喚のサポートにもなっています。
中核となる《炎王の孤島》が最大6枚体制となり、《真炎王 ポニクス》からサーチする筆頭候補です。
「炎王」をサポートする効果がコンパクトにまとまっており、デッキに欠かせない1枚となっています。
《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》を相手ターン中にエクシーズ召喚できれば、相手の展開の分断も簡単に行えるのも魅力。
《炎王神天焼》
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの「炎王」モンスターと相手フィールドのカードをそれぞれ同じ数だけ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):自分フィールドの「炎王」カードが効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
「炎王」モンスターを使用したフリーチェーンの除去+破壊身代わりのカード
モンスター除去というよりも厄介な魔法・罠を除去したり、《無限泡影》等からエスケープさせることで「炎王」の戦術をより通しやすくさせることができます。
効果②は《炎王の孤島》を初めとした、望まないタイミングでの破壊を免れるために重宝します。
少し分かりにくいのですが、効果①で対象に取ったカードの一部が破壊されなくても、残りのカードは破壊されます。
つまり、効果処理時にフィールドから離れていたり、《宵星の機神ディンギルス》等の身代わり効果を使ってもOKです。
後述する《炎王炎環》と処理の仕方を混同しやすいので注意してみてください。
《炎王炎環》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの炎属性モンスター1体と自分の墓地の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
対象の自分フィールドのモンスターを破壊し、対象の墓地のモンスターを特殊召喚する。
自分フィールドの炎属性モンスターを破壊し、墓地の炎属性モンスターを蘇生できるカード
フリーチェーンではありますが、効果処理時まで対象を取り続けているため不発になりやすい。
この妨害に弱い部分さえクリアできれば、バトルフェイズ中のラッシュ等に利用できます。
《真炎王 ポニクス》で簡単にサーチできるので1枚挿しておくのもよさそうです。
効果の通りがよい終盤に使うのがおすすめ。
《炎王の急襲》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に発動できる。
デッキから獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
やや条件が厳しいリクルートカード
現在のゲームスピードや【炎王】の展開力を考えるとお世辞にも使いやすいカードとは言えず、流石に型落ち感が否めません。
リクルート範囲はそれなりに広く「炎王」以外のモンスターをリクルートしたいならギリ検討できるかもしれません。
《炎王の結襲》
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・デッキ・墓地からそれぞれ1体ずつ、獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスターを特殊召喚する(同じ種族は1体まで)。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、自分の「炎王」モンスターの召喚・特殊召喚成功時に相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
手札・デッキ・墓地から炎属性のビースト3種族をそれぞれ1種類ずつ特殊召喚できる(効果無効&エンド時に自壊)カード
墓地から除外して、「炎王」モンスターの着地時にチェーン切りさせる効果も持ち合わせます。
《炎王の急襲》の上位互換といえるようなカードで、相手ターン中に3体並べることのできれば破壊時効果を多く誘発させることができます。
別々の領域から3種族を特殊召喚するため盤面の再限度が低く、状況に応じて使い分けるのは重要です。
《I:Pマスカレーナ》が自分フィールド上に存在する状態で打てれば、楽に《閉ザサレシ世界ノ冥神》のリンク召喚ができます。完全耐性の処理などに使えるかも?
相性の良いカード
《覇蛇大公ゴルゴンダ》
星8/炎属性/爬虫類族/攻 ?/守 0
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分のフィールドゾーンに表側表示でカードが存在する場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):フィールドに「大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」が存在する限り、このカードの元々の攻撃力は3000になる。
(3):フィールドの「大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」が効果で破壊される場合、代わりに自分の墓地のモンスター1体を除外できる。
フィールド魔法が存在する場合、手札・墓地から特殊召喚できるモンスター
《炎王の孤島》を用意しやすい【炎王】ではランク8の素材に繰り返し使いやすく、《炎王獣キリン》で埋葬するだけで準備が整います。
1枚で機能するため、簡単にデッキを強化できます。ベーシックな【炎王】デッキにどうぞ!
《教導の大神祇官》
星8/光属性/魔法使い族/攻1500/守3000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から融合・S・X・リンクモンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分のEXデッキからカード名が異なるモンスター2体を墓地へ送る。
相手は自身のEXデッキからモンスター2体を墓地へ送る。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
お互いのEXデッキからモンスターを2体墓地へ送ることができるモンスター
一見、【炎王】とあまり関係がなさそうなカードなのですが、《天底の使徒》1枚から《真炎王 ポニクス》まで繋げられるルートの要となります。
相手ターン中の《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》のエクシーズ召喚まで繋げられれば、EXデッキからの展開デメリットもさほど気にならないはずです。
《天底の使徒》を採用した数だけ初動が増えるので、かなりおすすめの1枚。
《PSYフレームロード・Ω》も一緒に採用すれば、《炎王の孤島》の採用枚数削減にも寄与します。
手順
- 《天底の使徒》を発動。《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》を墓地へ送り、《教導の大神祇官》をサーチorサルベージ。
- 《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》の効果②で、1枚ドローして手札1枚をデッキボトムへ戻す(この時にダブった《炎王の孤島》等を戻せると効果的)。
- 墓地の《フェリジット》を除外し、《教導の大神祇官》を特殊召喚。効果②によってEXデッキから《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》+αを墓地へ送る。
- 《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》の効果②で《真炎王 ポニクス》をサーチ。
《マナドゥム・トリッド》
星2/炎属性/天使族/攻 0/守1500
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「ヴィサス=スタフロスト」または攻撃力1500/守備力2100のモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「マナドゥム」チューナー1体を特殊召喚する。
戦闘・効果で破壊された場合、「マナドゥム」チューナー1体をリクルートできるモンスター
自身もリクルート可能かつチューナーなので【炎王】にシンクロ要素を組み込めます。
種族は天使族ではありますが、《炎王の孤島》や《炎王神獣キリン》等で破壊すれば、問題なくレベル6・10シンクロに繋げられます。
《炎王獣 ガネーシャ》のコストとしても〇。
《同胞の絆》
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
(1):2000LPを払い、自分フィールドのレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターと同じ種族・属性・レベルでカード名が異なるモンスター2体をデッキから特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
自分フィールドのレベル4以下モンスターと属性・種族・レベルが一致する同名以外のモンスター2体をデッキからリクルートできるカード
発動できれば、《炎王獣 ガネーシャ》《炎王獣 ハヌマーン》《炎王獣 バロン》の3体を並べてパーミッション型へ移行できるのが面白いところ。
特殊召喚の制限は発動後にかかるもので、他「炎王」との両立も難しくありません。
《ガネーシャ》&《ハヌマーン》の2妨害に加えて、《炎王神天焼》での複数枚の除去や、《炎王の聖域》の相手ターン中のランク4のエクシーズ召喚など、自然な形で【炎王】の戦術を広げてくれます。
【炎王】の戦術
《真炎王 ポニクス》は使い減りしないアドバンテージ源なのでアクセス必須。
「炎王」で処理できないカードはランク8の力を借りて、アドバンテージ差を広げる
サンプルデッキ 40枚構築
2:《聖炎王 ガルドニクス》
1:《炎王神獣 ガルドニクス》
3:《炎王神獣 キリン》
2:《炎王獣 バロン》
3:《炎王獣 ガネーシャ》
1:《炎王獣 ハヌマーン》
1:《炎王獣 キリン》
3:《真炎王 ポニクス》
1:《覇蛇大公ゴルゴンダ》
1:《教導の大神祇官》
2:《増殖するG》
2:《灰流うらら》
2:《炎王の孤島》
3:《炎王の聖域》
2:《炎王神天焼》
1:《炎王炎環》
3:《天底の使徒》
2:《炎舞-「天璣」》
2:《墓穴の指名者》
1:《炎王の結襲》
2:《無限泡影》
2:《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》
1:《宵星の機神ディンギルス》
1:《PSYフレームロード・Ω》
1:《I:Pマスカレーナ》
1:《S:Pリトルナイト》
1:《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》
1:《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》
1:《閉ザサレシ世界ノ冥神》
1:《旧神ヌトス》
まとめ
【炎王】の簡単なテーマ紹介でした!
既存の「炎王」カードも役割を残してあげるというかなりのグッドデザインな強化だと思います。
久しぶりに遊戯王OCG始めるぜ!という方にもおすすめできます。
今回は珍しく2箱合体構築でも十分回ります。
気になった方はぜひストラクRを買って作ってみてください!
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