デッキ診断第4回!
天壌無窮のアルティメットボスデッキ!
/所要時間3分
デッキ診断④「インティ&クイラ」
この記事は投稿者から寄せられたデッキを診断していくという参加型コンテンツです。
なるべくコンセプトに沿う形でアイデアを出していき、デッキの改良案やカードの魅力を探っていきます。
第4回は「インティ&クイラ」を既存のシンクロサポートを使わずに出して戦いたいというコンセプトのデッキですね。
見た目やアニメの活躍で心惹かれた人もいるのではないでしょうか?レリーフ加工もめっちゃ似合う。
当時遊んでいた人なら《デストラクト・ポーション》で回復しながらしぶとく戦う印象ありますよね。
そんな「インティ&クイラ」について診断していきます!
デッキレシピ
【投稿者さんからのコメント】
デッキコンセプト
久し振りに「インティ&クイラ」を使ってみたい!と思い、デッキを組んでみました。
「インティ&クイラ」のサポートカードに二枚の神官カードがいるのですが、二枚とも効果に重めの制約があり、どうにかしてこのカード達を使わずに余り変わらない消費で展開できないものかと考えた結果、《ガスタの追風》というカードを使うことで、少ない消費で《月影竜クイラ》を出せることが分かったので、そこに持っていくためにデッキを構築していきました。そして色々思考錯誤(イゾルデ軸にしたり、鉄獣軸にしたり)を重ねた結果、キーカードをサーチしながら展開していく案として「ヌメロン」を採用しました。
中終盤の理想
インティ&クイラをフィールド・墓地に揃えながら戦っていき、詰めの段階では《月影龍クイラ》がフィールドにいる状態で《妨げられた壊獣の眠り》を打つことで、自分の場に《太陽龍インティ》と壊獣を展開し、《太陽龍インティ》の効果と壊獣のDDで詰めていきます。診断点
①《ヌメロン・ネットワーク》で展開することで、《鎖龍蛇スカルデット》や《バウンド・リンク》、海外新規の《補強要員》などを使うことで大量に手札交換することが出来き、かなり早い段階で準備を整えることが出来るのですが、その動きに寄せすぎていたり、そもそも《ヌメロン・ネットワーク》の制約により、《月影龍クイラ》を出した後にも制約を受けずに展開するという当初のコンセプトがものの見事に破綻している為、上述しているイゾルデ軸(イゾルデで追風を落としながら展開するプラン)や鉄獣軸(シュライグでデッキからサーチしにくいグリフをサーチしながら展開していくプラン)や、他にもいい展開プランがあれば知りたいです。(インティ&クイラを展開するのは中終盤を想定しています)
なにこれ!「ヌメロン」を使ったスーパードロー型?
こういう尖った発想できるのいいよねー
《ガスタへの追風》って星1チューナーのリクルート効果あったのね
そもそもの着眼点とアイデアの結びつけに脱帽するわ
キャラクター:by CoeFont.CLOUD
デッキの主役
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2800
「赤蟻アスカトル」+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを破壊したモンスターを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
(2):フィールドのこのカードが破壊された次のターンのスタンバイフェイズに、
自分の墓地の「月影龍クイラ」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
星6/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
「スーパイ」+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが攻撃対象に選択された場合に発動する。
攻撃モンスターの攻撃力の半分だけ自分のLPを回復する。
(2):フィールドのこのカードが破壊された場合、自分の墓地の「太陽龍インティ」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
5D’sに登場したレクス・ゴドウィンが操るボスモンスターたち。
戦闘・効果破壊に対して実質的な耐性があり、両方シンクロ召喚することで戦線維持できるのが強みのカード群です。
デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-で強化され、専用のシンクロ基盤を貰ったことである程度取り回しはよくなりましたが、シンクロ後の動きは相変わらずなので自分で考えていく必要があります。
さらっと紹介するとこんな感じですね。
【インティ&クイラ】のデッキは「どうやって出すか」、「出した後にどうやって見せ場を作って戦うか」の2つを最低限考える必要があります。
有名なところでいえば《スキルドレイン》等で効果を無効にする戦い方ですね。
今回は強化されたシンクロサポートを使わずに《ガスタへの追風》で展開するということなので、シンクロ縛りがつくことはありませんが、その分「ガスタ」カードを揃えるための工夫が必要となってきます。
これから紹介する3つのプランは《ガスタへの追風》を使う前提で書いています。それではどうぞ!
装備魔法
「ガスタ」モンスターにのみ装備可能。
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備モンスターは相手の効果では破壊されない。
(2):装備モンスターのレベル・ランクによって以下の効果を発動できる。
●4以下:装備モンスターとは種族が異なる「ガスタ」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
●5以上:デッキからレベル1チューナー1体を特殊召喚する。
(3):墓地のこのカードを除外し、手札から風属性モンスター1体を捨てて発動できる。
デッキから「ガスタ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
構築について
下準備プラン①
《ガスタ・グリフ》のサーチ手段として《ドラグニティナイトーガジャルグ》を選択しました。
サーチ&捨てるを同時にこなして《ガスタ・グリフ》の効果を流れるように使えるだけでなく、種族シナジーもあり比較的デッキ構築を曲げずにシンクロ召喚可能です。
「ドラグニティ」側の素材に使うのは《ドラグニティ・ギザーム》で、《ガスタ・コドル》や《ドラグニティ・レギオン》等のレベル3鳥獣族を蘇生することで《ガジャルグ》まで綺麗に繋がります。
もう一つ「ドラグニティ」を選択する理由があり、《竜の渓谷》によって《亡龍の戦慄-デストルドー》を墓地へ送れば《パワーツール・ドラゴン》をシンクロ召喚でき、《ガスタへの追風》をサーチしやすくなります。
大量展開ばかりに目が向きがちなテーマではありますが、部分的に使うだけでも鳥獣族・ドラゴン族をサポートしてくれます。
やや特殊な構築にはなりますが、欲しいカードを全てサーチできる組み合わせを思いついたので展開例を載せておきます。
ここからインティ&クイラに繋がったら誰でも驚くはず。
・《竜の渓谷》
・《ドラグニティ・ギザーム》or《ドラグニティ・レギオン》
・《天球の聖刻印》
・《永遠の淑女 ベアトリーチェ》
手札
・《竜の渓谷》
・《ガスタ・グリフ》
・《ガスタへの追風》(次ターンサーチ)
- 《竜の渓谷》を発動。手札の《ギザーム》or《レギオン》を墓地へ送り、持っていない方をサーチ。
- サーチした《ギザーム》or《レギオン》を通常召喚。効果で墓地のもう片方を特殊召喚。
- 2体で《ドラグニティナイトーガジャルグ》をシンクロ召喚。効果で《BF-精鋭のゼピュロス》をサーチしてそのまま捨てる。
- 《竜の渓谷》をバウンスして《ゼピュロス》を自己蘇生。
- 《ゼピュロス》+《ガジャルグ》で《ドラグニティナイトーロムルス》をリンク召喚。デッキから《ドラグニティ・グロー》をサーチ
- 《ドラグニティ・グロー》を発動し、《ドラグニティナイト-ミスティル》をサーチ。
- 《ロムルス》を墓地へ送り、《ミスティル》を手札から特殊召喚。
- 《ミスティル》の効果で墓地の《ガジャルグ》を装備。
- 墓地の《グロー》を除外し、装備状態の《ガジャルグ》を特殊召喚。
- 《ガジャルグ》の効果で《ガスタ・グリフ》Aをサーチしそのまま捨てて、《ガスタ・ヴェズル》をデッキから特殊召喚。
- 《ミスティル》+《ガジャルグ》で《聖刻龍王-アトゥムス》をエクシーズ召喚。
- X素材を1つ取り除き(《ガジャルグ》)、《アトゥムス》の効果で《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》をデッキから特殊召喚。
- 《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の効果で《ガジャルグ》を蘇生。
- 《ガジャルグ》の効果で《ガスタ・グリフ》Bをサーチしそのまま捨てて、《ガスタの神裔 ピリカ》をデッキから特殊召喚(効果は使わない)。
- 《ピリカ》+《ヴェズル》で《ダイガスタ・スフィアード》をシンクロ召喚。《スフィアード》の効果で墓地の《ガスタ・グリフ》をサルベージ。
- 《ガジャルグ》+《スフィアード》で《永遠の淑女ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚。
- 《ベアトリーチェ》の効果で《ガスタへの追風》を墓地へ送る。
- 《アトゥムス》+《レダメ》で《天球の聖刻印》をリンク召喚。
下準備プラン②
《聖騎士の追想イゾルデ》を展開できるカードは山ほどあるので選出には悩んだのですが、【剛鬼】がベストだろうと判断しました。
【剛鬼】にはレベル5《剛鬼ライジングスコーピオ》が存在しており、強力な蘇生カード《剛鬼再戦》で「インティ&クイラ」のシンクロ素材をいつでも供給できるのが強みです。チューナー側を素引きしても安心。
また、サーチのスピードが普通のデッキより速く安定しているためデッキ圧縮しやすく、サーチした「剛鬼」を《バウンド・リンク》や《補強要員》のマリガン効果で戻してパーツを集める動きにも貢献できます。
単純に戦線維持の能力が高く、「ヌメロン」ほどに特化せずとも他カードとのシナジーも組みやすいためこちらもおすすめです。
《憑依覚醒-デーモン・リーパー》も自然に採用しやすくなり、シンクロ召喚のハードルは大きく下がるはず。
下準備プラン③
《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》から《ガスタ・グリフ》をサーチして「インティ&クイラ」に繋げていくのはやや遠回りな気もしますが、「トライブリゲード」はコンボの基盤として優秀です。
「トライブリゲード」でシンクロを絡める場合に特におすすめしたいのが《レスキューフェレット》。
《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》から特殊召喚可能で、リンク先にモンスターを展開できます。
例えば以下のような動きができます。
- 特殊召喚した《鉄獣戦線 ケラス》から《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》をEXデッキから特殊召喚し、《レスキューフェレット》を通常召喚。
- 《レスキューフェレット》を自身の効果でデッキへ戻して、《シュライグ》のリンク先にデッキから《赤蟻アスカトル》と《クリッター》をリクルート。
- 3+3+2で《太陽龍インティ》をシンクロ召喚。《クリッター》の効果で《ガスタ・グリフ》サーチ。
簡単なコンボ例ではありますが、《レスキューフェレット》の組み合わせはいくらでもあるのでその他のデッキアイデアと結びつけるのも容易いです。自分なりのコンボを見つけていただければ。
その他のデッキプラン
戦線能力のある「インティ&クイラ」とはいえ妨害なしで維持できるほど甘くはないので、相手の除去や妨害を消費させていくという考え方が必要になります。
そこで考えてみたのが《光と闇の竜》の採用です。相手のカードを消費させつつ、蘇生効果で「インティ&クイラ」を蘇生させて、それぞれの効果でバトルフェイズを牽制するというプランになります。
「インティ&クイラ」のデッキを組むにあたってレベル5モンスターを選出する必要があるのですが、「アーティファクト」もおすすめしたいですね。
特に《アーティファクト・デスサイズ》は単体性能も高く、《光と闇の竜》との相性もよいためデッキの基盤として使いやすいです。
これらの制圧能力の高いカードを組み合わせれば結果的に「インティ&クイラ」をフィールドに維持しやすくなり、相手に与える印象も強くなります。
こういうコントロール型もいいんじゃないでしょうか?
ちなみにインティ&クイラは装備状態で破壊されても蘇生効果を使えるわ
デッキ構築の幅が広がるからぜひ覚えておいてね!
《ドラグニティアームズーレヴァテイン》《巨竜の守護騎士》とかあるね
《サイバーダーク・インヴェイジョン》とか面白いかも?
まとめ
相手のカードを消費させるってのがポイントなんだね。
中盤から終盤にかけて活躍させる工夫ができればまだまだやれそう!
古いカードだからといって可能性を放棄するのは勿体ないもの
破壊トリガー系のカードが登場する度に新たなアイデアが生まれそうね!
ちょっと今回は手持ちのアイデア材料が少なくて時間がかかってしまいました。
「インティ&クイラ」は出すだけなら簡単なのですが、見せ場の作り方はあまり研究が進んでいないんですよね。
今回は中盤・終盤以降の動きが決まっていたため展開プランの提案のみになりましたが参考になれば幸いです。ご参加いただきありがとうございました!
自分もデッキ診断してほしいという方はぜひご参加ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参加方法はこちらから↓
コメント
診断して頂きありがとうございました!
ガジャルグ!!なんで思いつかなかったんだ……
ぜひ採用します
《光と闇の竜》もいいですね!
前々から使いこなしたいと思っていた1枚でしたので、これを機に採用してみます!!
いつもいつも目から鱗の構築案をありがとうございますまた構築に煮詰まってしまった時は投稿させて頂きます!!
ありがとうございました(*^^*)
素材縛りある系はなかなか思い浮かばないですからねー
もう少し最近のカードと絡められれば良かったのですが力及ばず…
それでも何か得るものがあったみたいで良かったです!
またいつでもどうぞ!