【デッキ診断⑤】《凶導の白聖骸》で無限サイクルを作りコントロールがしたい!

デッキ診断第5弾!

無限サイクルと1ショットキルの二刀流デッキ!

/所要時間3分

デッキ診断⑤「烙印コントロール」

 

この記事は投稿者から寄せられたデッキを診断していくという参加型コンテンツです。

なるべくコンセプトに沿う形でアイデアを出していき、デッキの改良案やカードの魅力を探っていきます。

 

第5回は「烙印」関連のカードを使って盤面コントロールしつつ1キルを狙いたいというデッキです。

《凶導の白聖骸》を中心に《旧神ヌトス》で繰り返し除去を狙っていくという玄人好みのコントロールデッキのようですね。それに加えて1ショットキルも決めるとか?

そんな感じでさっそく診断していきます!

 

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デッキレシピ

【投稿者さんからのコメント】
《烙印の命数》と《復烙印》が場にある時に、墓地の融合、シンクロモンスターを除外して儀式召喚すると、《烙印の命数》と《復烙印》がそれぞれ発動条件を満たし、除外したモンスターをEX デッキに戻して1ドローしつつ、再び戻したモンスターを墓地に送ることができます。これを主軸として、上記の2枚に加え、《凶導の白聖骸》《凶導の葬列》《オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン》の5枚のカードを揃え、《旧神ヌトス》の破壊効果を使い回してコントロールしつつ、最終的にワンキルをするデッキです。

~ワンキルルート~
手札: 烙印融合、凶導の葬列
場: 烙印の命数
墓地: イリュージョン・オブ・カオス、凶導の白聖骸

①《烙印融合》を発動し、デッキから《アルバスの落胤》と《融合呪印生物-光-》を墓地に送り、《烙印竜アルビオン》を融合召喚
②《烙印の命数》の効果をアルビオンを対象に発動し、攻撃力を5000にしつつ、アルビオンの効果で《イリュージョン・オブ・カオス》と《融合呪印生物-光-》で《超魔導戦士マスター・オブ・カオス》を融合召喚
③《凶導の葬列》を発動し、墓地から《凶導の白聖骸》を儀式召喚。白聖骸の効果を発動し、アルビオンの攻撃力をマスター・オブ・カオスに加算し、攻撃力を8000にする
④マスター・オブ・カオスの効果を発動し、アルビオンと白聖骸をリリースして相手フィールドのモンスターを全て除外した後に、相手に直接攻撃

課題点
・1度場に出した白聖骸を再び墓地に戻す手段を検討中
・烙印魔法罠と儀式パーツにアクセスするため烙印ビーステッドをデッキの基盤としているが、ほかの初動やデッキの基盤がないか検討中

ミリアル
ミリアル

けっこう完成されてるデッキに見えるけど?
ここから考えるのは大変そうだねー

アリアル
アリアル

盤面コントロールからの1ショットキルを狙うデッキね
特定カード5枚は要求値が高いけれど、狙ってみる価値はありそうね

キャラクター:by CoeFont.CLOUD

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デッキのコンセプトについて

 

コンセプトについてはどちらかといえば1キルの方に注力されているデッキのように見受けられました。

そのため序盤にコントロール系のデッキだと相手に誤認させつつ、奇襲的に1キルを仕掛けるという動きを意識した方がよいかもしれません。

…というのも、「烙印」や「ビーステッド」「ドラグマ」自体のカードパワーが高く、盤面コントロールする前に相手の牙城を崩すのは容易だからです。

5枚のカードを揃えて《旧神ヌトス》の使いまわし&1ドローでコントロールするには相手をある程度疲弊させておく必要があり、実際にコントロール盤面を維持するのは2ターン前後で十分だと思います。

 

初見の方向けに分かりやすくするとこんな感じですね。

序盤:各カテゴリのカードパワーで相手のカード消費を誘う
中盤:コントロール盤面でこちらの消費を抑えつつ、1キルの下準備
終盤:ワンキルコンボで残りのライフを消し飛ばす

リソース勝負が得意な相手:コントロール過程を飛ばしてワンキルを早める
リソース勝負が苦手な相手:盤面コントロールでリソース勝負を仕掛けていく

 

序盤に《烙印融合》の存在を匂わせて、相手からすればどこで使うのか分からない状態を維持するとコントロール寄りの戦術が楽しめます。

 

ミリアル
ミリアル

《烙印融合》をサーチしたのに発動しない?
ということは手札に《アルバスの落胤》がいて発動できないってことか
…ん?なんで発動できないのにサーチしたの???

アリアル
アリアル

こんな感じで思考コントロールを仕掛けるのがポイントね
切り札を先に見せることで相手の妨害の意識をズラすこともできるわ
戦術を知っている相手には序盤から《烙印融合》を打つのもありよ

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改良案

採用候補になるカード

・《凶導の聖告》

永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、以下の効果を適用できる。
●デッキから「ドラグマ」儀式モンスター1体または「ドラグマ」儀式魔法カード1枚を手札に加える。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、さらにデッキから「ドラグマ」カード1枚を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに「ドラグマ」儀式モンスターが存在する場合に発動できる。
自分または相手のEXデッキを確認し、その内のモンスター1体を選んで墓地へ送る。

 

単純に2枚サーチできる永続魔法というだけでも十分強力なのですが、《マジシャンズ・ソウルズ》のコストにも適しており3積みしてもよいくらいにはこのデッキで使いやすいカードだと思います。

デッキ枠的には《儀式の準備》と入れ替える形が自然に収まりそうです。

構築次第では2枚目以降の発動が難しいカードではありますが、《召喚僧サモンプリースト》を採用して《デスピアの導化アルベル》や《教導の聖女エクレシア》のアクセス手段にするのもいいかもしれません。

 

さて本題に入りましょう。

wikiにも載っていますが以下の展開で任意の儀式モンスター・儀式魔法を計2枚サーチできます。

条件:相手モンスターが存在している

  1. 《凶導の聖告》で《凶導の福音》+《凶導の白聖骸》をサーチ。
  2. 《凶導の福音》でエクストラデッキの《虹光の宣告者》を墓地へ送り、《凶導の白聖骸》を儀式召喚(《虹光の宣告者》の効果を発動)。
  3. 《凶導の聖告》の②で《虹光の宣告者》を墓地へ送ることで2回目のサーチ効果を発動。

 

これによって儀式召喚しつつ《オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン》+《イリュージョン・オブ・カオス》の2枚を揃えることができます。

つまり、《凶導の聖告》1枚から特定の5枚のうち3枚が揃います。

《教導の大神祇官》経由でも似たようなことができるので、デッキの基盤としては「ドラグマ」中心が最も効率がよいかと思います。

 

また、②の効果に注目してほしいのですが《烙印の命数》の①の効果と類似しています。

《烙印の命数》はワンキルに貢献しているカードではあるものの、コントロール中心で動く場合にはこのカードで代用できるため後回しにしても大丈夫ということは覚えておいていいかもしれません。

これでだいぶ成功率が上がると思いますよ。

 

《決戦のゴルゴンダ》

永続魔法
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」として扱う。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにEXデッキから「アルバスの落胤」を融合素材とする融合モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
(3):自分のフィールドまたは墓地に「アルバスの落胤」が存在する場合、自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
手札・デッキから「スプリガンズ」モンスター1体を特殊召喚する。

自分フィールドを戦闘・効果の破壊から守れるガードマン的永続魔法

盤面を守りつつ《烙印断罪》の発動コストを賄ったり、「ドラグマ」や「烙印」関連のカードのサーチができる優れモノ。

後述しますが《スプリガンズ・キット》をリクルートする手段としても扱いやすく、1・2枚採用しておくとコントロール盤面や戦術全体を補強してくれます。

 

《深淵の獣サロニール》

星6/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
「深淵の獣サロニール」以外の「ビーステッド」モンスター1体または「烙印」魔法・罠カード1枚をデッキから墓地へ送る。

やや影が薄い「ビーステッド」ではあるものの、「烙印」要素の多いこのデッキではとても有益。

1枚挿しておくだけで《深淵の獣ルベリオン》のサーチから《復烙印》+《烙印の獣》をエンド時に揃えられます。

《烙印の命数》や《烙印断罪》も対応しており、下準備のスピードを速めてくれる逸材といえそうですね。

 

「ビーステッド」は数多く採用することでランク6の選択肢も入ってきます。

例えば《永遠の淑女ベアトリーチェ》で《烙印断罪》+《烙印融合》を墓地へ送れば、《烙印融合》のサルベージが可能です。

 

《輝光竜セイファート》

星4/光属性/ドラゴン族/攻1800/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、ドラゴン族モンスターを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。
墓地へ送ったモンスターの元々のレベルの合計と同じレベルを持つドラゴン族モンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の光・闇属性のドラゴン族・レベル8モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

各「ビーステッド」の入れ替えでデッキの回転率を上げられます。

元々「ビーステッド」が強力ゆえに気になりにくいのですが、このカードを1・2枚採用しておくと《マグナムート》と《ルベリオン》へのアクセス手段が一気に増えます。

効果発動後は《天球の聖刻印》のリンク召喚に繋げれば相手ターン中の妨害にもなり一石二鳥。

サルベージ効果も扱いやすく、EXデッキのリソース回復にも使えます。《復烙印》のトリガーにも。

 

また、《教導の聖女エクレシア》を序盤で特殊召喚しにくい場合は簡易的に置ける《天球の聖刻印》や《ストライカー・ドラゴン》が重宝すると思います。

 

課題点について

●《凶導の白聖骸》の墓地送りについて

1度フィールドに出した《凶導の白聖骸》を墓地へ送る方法としてはリンク召喚が妥当だと思いますが、《教導の聖女エクレシア》や《烙印融合》の制約上、EXデッキが思うように使えない場面もあり万能ではありません。

このデッキの場合は《深淵の獣バルドレイク》のリリースコストにしたり、「ビーステッド」をアドバンス召喚するのが自然な形で墓地へ送ることのできる手段のように思えます。

召喚権にも余裕があるデッキなので墓地へ送る手段にデッキ枠を割くよりも、こちらの方が理にかなっているのではないでしょうか?

 

●別の初動やデッキ基盤について

まず、コントロール盤面と1キルのためには「ドラグマ」と《烙印融合》関連は必須です。

逆にいえばそれ以外は余裕があるので「ビーステッド」を《深淵の獣ルベリオン》《深淵の獣マグナムート》《深淵の獣サロニール》の3種類に絞っても問題ないとも言えますね。

ただ、デッキ枠の多くがコンセプトに沿ったカードで占められており、このデッキの場合はアクセス手段を重視した方がよいので無理に「ドラグマ」や「烙印」関連は抜く必要がないと思っています。

 

強いて言うならば通常召喚権を何に使うかといったところでしょうか?

個人的には《スプリガンズ・キット》がおすすめですね。

 

星4/闇属性/獣族/攻1700/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のフィールド・墓地に「アルバスの落胤」を融合素材とする融合モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、「烙印」魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える。
その後、手札を1枚選んでデッキの一番下に戻す。

 

役割としては《デスピアの導化アルベル》と似たような感じはしますが、こちらは自力で特殊召喚もしやすく効果②の汎用性が高いです。《鉄駆竜スプリンド》や《決戦のゴルゴンダ》からアクセス可能。

「烙印」魔法・罠を各1枚ずつにしてもリサイクル可能でコントロールデッキ向けのカードとも言えますね。

《烙印融合》から《撃鉄竜リンドブルム》を融合召喚して戦線維持しつつEXデッキを節約するということもできます。

また《スプリガンズ・メリーメイカー》→《ギガンティック”チャンピオン”サルガス》を経由することで戦力増強を期待できるのもポイントです。

 

  1. 《スプリガンズ・メリーメイカー》をエクシーズ召喚。効果でデッキから《スプリガンズ・キット》を墓地へ送る
  2. 《メリーメイカー》の上に《ギガンティック”チャンピオン”サルガス》を重ねてエクシーズ召喚。
  3. 《ギガンティック”チャンピオン”サルガス》の効果で《タリホー!スプリガンズ!》をサーチ。
  4. 《ギガンティック”チャンピオン”サルガス》のX素材を2~3つ取り除き、《タリホー!スプリガンズ!》を発動。デッキから2枚目の《スプリガンズ・キット》をサーチして、手札・墓地から《スプリガンズ・キット》を特殊召喚。
  5. 《スプリガンズ・キット》×2で任意のランク4をエクシーズ召喚。

 

この展開では最大3体の《スプリガンズ・キット》を展開可能です。

《凶導の白聖骸》はランク4の素材に使って墓地へ送れるのでうまく中盤に組み込めればコントロール盤面を強固にすることもできそうです。

融合召喚以外の戦術を取り入れたいなと思ったらぜひ使ってみてください。

 

最後になりますが、アドバンテージ効率がよい《教導の大神祇官》や《マジシャンズ・ソウルズ》を軸にする考え方もあります。

過去記事のオリジナルデッキ解説が参考になるはずなのでぜひどうぞ!

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まとめ

アリアル
アリアル

このデッキはコントロールとワンキルを切り替えできるのが最大の強みだと思うわ
相手の苦手な戦術に切り替えることで幅広いデッキと対戦できるはずよ

ミリアル
ミリアル

久しぶりに楽しかったねー!参加してくれてありがとー!
強いデッキをより強くしたいって気持ちが伝わるデッキだったなぁ

オリジナルデッキをよく組む人であれば分かると思うんですけど、無限サイクルと1ショットキルを1つのデッキで自然に両立させるってかなり難しいんですよ。

それが両立できている時点でデッキとして完成に近い状態だったので、今回は細かなプランやアイデアしか出せなかったのですが参考になったでしょうか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

自分もデッキ診断してほしいという方はぜひご参加ください!

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コメント

  1. LEN より:

    デッキ診断していただきありがとうございました

    デッキの改良案もそうなのですが、コントロールとワンショットキルを切り替えて戦うという発想がなかったので、とても参考になりました。
    このデッキは基本的にコントロールからのワンショットキルという流れしか頭になかったのですが、今回のアドバイスを受けて、烙印劇場から出るガーディアンキマイラを烙印の命数で強化し、と白聖骸と合わせて除去と高火力モンスターで殴るというコントロールプランが出来そうだなと思いました。

    今回はお忙しいなか、私のデッキを診ていただき、ありがとうございました。

    • LibrarianLibrarian より:

      デッキの軸としてほぼ完成されていたので微力ながらお手伝いさせていただきました。
      お役に立てたようでこちらも嬉しいかぎりです。
      考え方・捉え方次第でデッキの見え方が変わってくるって面白いですよね。
      ガーディアン・キマイラでコントロールするプランも楽しそうです!
      またいつでも参加してくださいね。ありがとうございました!

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