墓地で属性変更する異色のテーマ
時々、神にもなれます
4/15 《闇霊神オブルミラージュ》追記
/所要時間5分
【エレメントセイバー】テーマ紹介
FLAMES OF DESTRUCTIONで登場した複合属性・戦士族のテーマ
墓地で属性を自由に変更できる共通効果を持ち合わせており、「霊神」をフィニッシャーとする変わったテーマです。
後半になるにつれ「霊神」の豪快な効果が飛び交います。
共通効果
②:このカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
墓地の属性を変更できることから、水属性サポート《サルベージ》を採用することができるなど、構築者によって様々な色を見せてくれます。
【召喚獣】や【E・HERO】、【カオス】などさまざまなカードとの混合デッキが作れます。
ただし、効果やデメリットの都合上使いこなすには若干慣れが必要になるテーマと言えるでしょう。
固有効果は以下の通りです
モンスター
・手札の「エレメントセイバー」を墓地へ送り、効果を発動する共通コストをもちます
《エレメントセイバー・アイナ》
星2/地属性/戦士族/ATK 900/DEF1800
①:1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送り、自分の墓地の、「エレメントセイバー・アイナ」以外の「エレメントセイバー」モンスターまたは「霊神」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
墓地の同名以外の「エレメントセイバー」または「霊神」1体を召喚条件を無視して特殊召喚できるモンスター
【エレメントセイバー】の貴重な展開役&「霊神」を使った突破役として活躍します。
「霊神」は正規の方法で1度特殊召喚していないと蘇生できないため注意が必要です。
《エレメントセイバー・マカニ》
星2/風属性/戦士族/ATK1300/DEF1200
①:1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「エレメントセイバー・マカニ」以外の「エレメントセイバー」モンスターまたは「霊神」モンスター1体を手札に加える。
②:このカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
同名以外の「エレメントセイバー」または「霊神」1体をサーチできるモンスター
必要なカードを手札に揃える潤滑油として活躍します。
《エレメントセイバー・アイナ》共々《トゥルース・リインフォース》でデッキから特殊召喚でき、デメリットもこのテーマと噛み合うため採用しやすい。
《エレメントセイバー・ナル》
星3/水属性/戦士族/ATK1500/DEF1000
①:1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送り、自分の墓地の、「エレメントセイバー・ナル」以外の「エレメントセイバー」モンスターまたは「霊神」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
②:このカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
同名以外の「エレメントセイバー」または「霊神」1体を墓地から手札に戻すモンスター
「エレメントセイバー」は一度手札に戻すことで、同じターン内で墓地の属性変更効果を再度使えるようになります。
手札に「霊神」を抱えている場合には大事なポイントになります。
このカードで回収する「エレメントセイバー」は大体《戦士の生還》や《サルベージ》で回収できるため、蘇生制限を満たしていない「霊神」を回収したい。
《霊神の聖殿》があれば、実質サーチとして使うことができます。
《エレメントセイバー・マロー》
星3/炎属性/戦士族/ATK1700/DEF 200
①:1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「エレメントセイバー・マロー」以外の「エレメントセイバー」モンスターまたは「霊神」モンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
同名以外の「エレメントセイバー」または「霊神」1体をデッキから墓地へ送るモンスター
【エレメントセイバー】はとにかく墓地に「エレメンタルセイバー」が溜まらないことには戦線維持も難しいため、できるだけ高速で墓地を肥やしたい。
《真炎の爆発》に対応していることで、展開力に長けた「エレメントセイバー」とも言えます。
《エレメントセイバー・ラパヴィラ》
星4/光属性/戦士族/ATK 400/DEF2100
①:1ターンに1度、魔法・罠カードが発動した時、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
②:このカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
魔法・罠の発動を無効にできるモンスター
守備表示で特殊召喚して、相手ターンに《霊神の聖殿》を除去から守るために効果を使うことになると思います。
普通に妨害として使え、《霊神の聖殿》下では相手ターンに墓地肥やしできることになるため、積極的にフィールドに出したいカードです。
《エレメントセイバー・モーレフ》
星4/闇属性/戦士族/ATK1900/DEF 0
①:1ターンに1度、手札から「エレメントセイバー」モンスター1体を墓地へ送り、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。
墓地のこのカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
フィールドのモンスター1体を裏側守備表示にするモンスター
相手ターンにも発動できるため、モンスター効果の牽制として活躍します。
「エレメントセイバー」の中では攻撃力が高く、そのままアタッカーになれることも利点の1つです。
《エレメントセイバー・ウィラード》
星6/光属性/戦士族/ATK2400/DEF2100
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から他のモンスター2体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの①の効果を発動するために墓地へ送った「エレメントセイバー」モンスターの元々の属性によって、自分フィールドの「エレメントセイバー」モンスター及び「霊神」モンスターに以下の効果を適用する。
●地または風:戦闘では破壊されない。
●水または炎:効果では破壊されない。
●光または闇:相手の効果の対象にならない。
「エレメントセイバー」の唯一の上級モンスター
手札からモンスター2体を墓地へ送り特殊召喚でき、その属性に応じた効果を「エレメントセイバー」と「霊神」に付与できます。
そのままでは効率が悪く、《霊神の聖殿》ありきの効果となります。
デッキから2枚の「エレメントセイバー」の墓地送りと好きな耐性の付与ができるため、相手に合わせて使いたい。
このモンスターを維持しながら、【エレメントセイバー】は戦っていくことになります。
「霊神」
・自身の属性と同じ属性のモンスターが墓地に5体ちょうど存在する場合に特殊召喚できる
・それぞれ禁止カード級の効果を備えている特殊召喚モンスター
・40枚デッキなら3~4枚採用がベスト
《地霊神グランソイル》
星8/地属性/獣戦士族/ATK2800/DEF2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の地属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した時、自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
②:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。
特殊召喚に成功した場合、《死者蘇生》と同等の効果を使えるモンスター
フィールドを離れた場合、次の自分のバトルフェイズをスキップする効果を「霊神」は共通して持っているため、エクシーズ素材にして回避することも戦術に組み込みたい。
このモンスターは自力でモンスターを蘇生することができるため、ランク8が狙いやすい。
その他の用途にも幅広く使えるため、状況を気にせず使える「霊神」として使えます。
《氷霊神ムーラングレイス》
星8/水属性/海竜族/ATK2800/DEF2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の水属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手の手札をランダムに2枚選んで捨てる。
「氷霊神ムーラングレイス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードがフィールド上から離れた場合、次の自分のターンのバトルフェイズをスキップする。
特殊召喚に成功した場合、《いたずら好きな双子悪魔》と同等の効果を使えるモンスター
2枚のハンデスは中々の影響力をもつため、できれば序盤から出していきたい。
《炎霊神パイロレクス》
星8/炎属性/恐竜族/ATK2800/DEF2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の炎属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊し、お互いに破壊したモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを受ける。
「炎霊神パイロレクス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードがフィールド上から離れた場合、次の自分のターンのバトルフェイズをスキップする。
特殊召喚に成功した時、相手モンスター1体を破壊しその攻撃力の半分のダメージをお互いに与えるモンスター
少量の恐竜族と共に《究極進化薬》で召喚条件を無視して特殊召喚する使い方が【エレメントセイバー】でも役に立つでしょう。
《風霊神ウィンドローズ》
星8/風属性/鳥獣族/ATK2800/DEF2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の風属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
「風霊神ウィンドローズ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードがフィールド上から離れた場合、次の自分のターンのバトルフェイズをスキップする。
特殊召喚に成功した時、《ハーピィの羽根箒》と同等の効果をもつモンスター
セットカードの破壊は大事ですが、そもそも魔法・罠が少ない相手では腐ってしまうので、出番は少なめ。
《光霊神フォスオラージュ》
星8/光属性/天使族/ATK2800/DEF2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
②:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。
特殊召喚に成功した時、《サンダー・ボルト》と同等の効果をもつモンスター
直接攻撃に繋げやすいため、他の「霊神」に比べフィニッシャーとしての運用がしやすい。
【エレメントセイバー】ではバトルフェイズスキップが起こりやすく、攻撃する機会が少ないため1枚は採用しておきたい。
《闇霊神オブルミラージュ》
星8/闇属性/悪魔族/ATK2800/DEF2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の闇属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
②:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。
特殊召喚に成功した場合、《クリッター》と同様の効果をもつモンスター
このカードは他の「霊神」よりランク8が狙いやすい特徴があります。
《星間竜パーセク》をサーチすることでそのまま召喚しランク8に繋げることができます。
サーチは便利ですが、このカードを特殊召喚するまでに墓地の「エレメントセイバー」の効果を使い過ぎていてはあまり意味がありません。
汎用的な闇属性を多めに採用することで使いやすくなるでしょう。
魔法・罠
《霊神の聖殿》
①:自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分の墓地のモンスターの属性の種類×200アップする。
②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「エレメントセイバー」モンスター1体を手札に加える。
その後、次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。
③:1ターンに1度、自分の手札・フィールドの「エレメントセイバー」モンスターが効果を発動するために手札を墓地へ送る場合、代わりにデッキの「エレメントセイバー」モンスターを墓地へ送る事ができる。
【エレメントセイバー】のエンジンとなる最重要カード
自分モンスター全体のステータスアップ、「エレメントセイバー」のサーチと、手札コストの代わりにデッキからカードを墓地へ送る効果をもちます。
いずれも【エレメントセイバー】には必要不可欠で、このカードを握ることがそのまま勝敗に繋がると言ってもいいでしょう。
3枚採用して、《テラ・フォーミング》《盆回し》のみならず、《メタバース》も採用して何としても手札に加えたい。
②のサーチは便利ですが、次の自分のターンのバトルフェイズスキップは後々響くことが多いので発動は慎重に。
《霊神統一》
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「霊神の聖殿」は効果では破壊されず、相手の効果の対象にならない。
②:1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターと元々の属性が異なる「エレメントセイバー」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
③:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札を全て捨てる。
その後、この効果で捨てたカードの数だけ、自分の墓地から「霊神」モンスターを選んで手札に加える。
《霊神の聖殿》への耐性・「エレメントセイバー」のデッキからの特殊召喚・「霊神」の墓地回収ができるカード
特に①②の効果が優秀で、《霊神の聖殿》を守りつつ、必要な「エレメントセイバー」を特殊召喚することができます。
バトルフェイズ中の追撃ができることも【エレメントセイバー】では重要なポイント
同名カードの発動制限がないため複数採用しても腐りにくいカードです。
戦略
簡単にまとめるとこんな流れ
①《霊神の聖殿》を発動させる
②《エレメントセイバー・ウィラード》等で戦線維持しつつ、墓地を肥やす
③バトルフェイズスキップがないターンに「霊神」からの1ショットキル
できれば②まで初めの1ターンのうちに済ませておきたい
まとめ
色んなデッキ構築ができて「霊神」を使える気軽なデッキとして楽しく遊べるテーマだと思います。
バトルフェイズスキップが少し気がかりですが、プレイングの上達にも貢献してくれるテーマとも言えるでしょう。
構築者によって個性が出るため、相手が使ってきても楽しいテーマになりそうですね!
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