精霊は唄う。揺りかごで眠る幼子を慈しむように。
/所要時間7分
デッキ紹介「聖霊のオペラ」
デッキ紹介も8回目になりました。管理人の「librarian」です。
今回は《ガーディアン・エアトス》を活用するデッキです。
6・7期の時代を遊んだことがある人は懐かしいと思いますが、【次元エアトス】というデッキが昔ありました。
知らない方のために補足すると《次元の裂け目》や《マクロコスモス》で墓地レス状態を維持して、《ガーディアン・エアトス》を活かすという構築です。
あれから時が流れて、《ガーディアン・エアトス》を使う人がほとんどいなくなってしまった現代。
強化も再録も恵まれないエアトスですが、強く使ってあげたいという想いがありました。
そんな隠れたファンが多いであろう《ガーディアン・エアトス》のデッキを紹介していきます!
立ち姿が凛々しい!カッコいい!
どうにかして強く使えないかな…?
不思議と惹かれるカードよね。
エース構築ではないけれど、魅力を引き出してみたわ
キャラクター:by CoeFont.CLOUD
メンバーシップについてよく分からないという方はこちらの記事からどうぞ↓
1.デッキレシピ
2.デッキコンセプト
《ガーディアン・エアトス》の性質を活かしつつ、「スプライト」や「ティアラメンツ」「クシャトリラ」といった強力なテーマデッキが基盤の相手でも互角に戦えるデッキにする。
【代行者】をベースに「ビーステッド」を採用したシンクロ召喚デッキとなりました。
《創造の代行者ヴィーナス》抜きの安定重視型なので【相剣】くらいの扱いやすさ&デッキパワーだと思っていただければOKです。
カジュアル環境といえど構築やプレイングでは補うのが難しいデッキパワー差が歴然としてあり、手札誘発の採用の有無も人によってまちまちで、どうしても勝てないデッキがあるという経験は誰しもあるのではないでしょうか?
特に「スプライト」や「ティアラメンツ」などを取り入れたオリジナルデッキは総合的なパワーが高く、並大抵のオリジナルデッキでは手も足もでなくなるほどの格差があります。
この問題を突き詰めて構築していくと「勝利を取るか、面白さを取るかのバランス調整が難しい」というデッキビルダーの永遠の課題にぶち当たるのですが、今回のデッキは勝利に重きを置くこととしました。
エース特化の構築ではないためややインパクトや魅力に欠けるかもしれません。
しかし、《ガーディアン・エアトス》でなければならない明確な理由があるので存在感はあります。
いつ手札にきてもストレスになりにくいというのは、エアトスを使ったことがある人にとって魅力を引き出すこと以上に価値があるかもしれません。
3.採用カードについて
●メインデッキのモンスター
・《ガーディアン・エアトス》 3枚
星8/風属性/天使族/攻2500/守2000
(1):自分の墓地にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードに装備された自分フィールドの装備魔法カード1枚を墓地へ送り、相手の墓地のモンスターを3体まで対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で除外したモンスターの数×500アップする。
デッキの主役。1ターン目と終盤のアタッカーになります。
チェーンブロックを作らずにいきなり現れる性質上、手札誘発や無効系妨害にも強く、安全にレベル10シンクロまで繋げてくれます。
特殊召喚しやすいレベル8モンスターなら他にも選択肢はたくさんありますが、2+8の組み合わせで《マスターフレア・ヒュペリオン》をシンクロ召喚しやすいのはこのモンスターのみ。
《神秘の代行者アース》や《宣告者の神巫》の初動を無効化されても後出しで貫通できるため、他カードとの大きな差別化に繋がっています。
装備魔法をコストに墓地除外&ステータスアップできる効果も中々使いやすく、序盤から墓地を荒らしたり、戦闘破壊でのアドバンテージを取りやすくします。
また、終盤では《ブラッド・ローズ・ドラゴン》でお互いの墓地を全て除外するため、再度特殊召喚の機会が訪れます。
《天空の歌声》でサルベージできるように墓地に1枚残しておくのが理想的な使い方となります。
【代行者】と【ビーステッド】は墓地リソースを大量に消費していくテーマ同士の組み合わせなので、普通にプレイしていても墓地が空になって特殊召喚できる場面もあります。
2ターン目以降の素引きが弱くなりがちな《ガーディアン・エアトス》の欠点を、デッキ単位である程度カバーしているので頼もしい1枚となっています。
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