遊戯王OCGの中でも屈指の中二病テーマ【呪眼】
当て字が多いので間違って覚えないように注意!
※9/12 《災誕の呪眼》等追記
/所要時間5分
【呪眼】って何?
デッキビルドパック インフィニティ・チェイサーズで登場した《セレンの呪眼》という装備魔法を中心として盤面をコントロールするテーマ
LPロスや自分フィールドのカードを破壊する効果が強制効果なので若干ピーキーな部分はあるものの、その面をデメリットとして見るかメリットとして見るかは構築次第といった玄人好みのテーマとなっています。
種族 :悪魔族
レベル:3・4
召喚法:リンク召喚
特徴 :自他ともに「呪眼」にコントロールされる
共通効果はとくにありません。
これから作る人のために「呪眼」カードをまとめました。
デッキ構築の参考にしてみてください!
「呪眼」のキーカード
《セレンの呪眼》
「呪眼」モンスターにのみ装備可能。
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターは戦闘及び相手の効果では破壊されず、相手の効果の対象にならない。
②:自分が装備モンスターの効果またはこのカード以外の「呪眼」魔法・罠カードを発動する度に発動する。
装備モンスターの攻撃力は500アップし、自分は500LPを失う。
③:このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払い、自分の墓地から「セレンの呪眼」以外の「呪眼」魔法・罠カード1枚を除外して発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
戦闘・相手の効果で破壊されず、相手の効果対象にならないようにさせる装備魔法
【呪眼】はこのカードがフィールドに存在することで追加効果を得るテーマであり、生命線とも言えるカードです。
このカード自体に耐性はありませんが、装備モンスターは驚くほどの耐性を付与されるため「呪眼」モンスター達はやすやすと破壊されません。
守備表示で置いておけば鉄壁の壁にもなります。
また、装備モンスターの効果orこのカード以外の「呪眼」魔法・罠が発動するたびに装備モンスターの攻撃力を500UPし、LPを500失う(強制効果)を持っています。
発動制限のないこの効果により、「呪眼」モンスターの攻撃力は上昇し続けるのですが、ライフロスが強制効果なので終盤になると全く動けないというジレンマを抱えています。
【呪眼】は早期決着が難しいコントロール系統のデッキなので回復系のカードも少しは検討した方がいいでしょう。
墓地に存在する場合は1000LP払い、同名以外の「呪眼」魔法・罠を除外することで、自分フィールドにセットすることができます。
除去されやすい装備魔法を使いまわせるのはやはり優秀。
サーチ手段が足りないと思う場合は《おろかな副葬》も採用するといいでしょう。
ややライフコストは気になるものの【呪眼】のキーカードとして見ても、装備魔法として見てもかなりの高水準のカードです。
3枚必須のように感じますがサーチ・サルベージがきくため2枚でも十分動かせるでしょう。
《ゴルゴネイオの呪眼》
「呪眼」モンスターにのみ装備可能。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは魔法&罠ゾーンに存在する限り、カード名を「セレンの呪眼」として扱う。
②:自分のLPが相手より少ない場合、装備モンスターの攻撃力はLPの差の数値分アップする。
③:墓地のこのカードを除外し、手札から「呪眼」カードを1枚捨てて発動できる。
デッキから「ゴルゴネイオの呪眼」以外の「呪眼」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
《セレンの呪眼》として扱うことができる新たな眼
ただし《セレンの呪眼》のリペアとなる効果はほとんどおまけ。
自分のLPが相手より少ない場合、装備モンスターの攻撃力はLPの差の数値分アップできます。
《セレンの呪眼》とは根本的に役割が異なり、こちらは終盤に相手のLPを一気に削るために使われます。《セレンの呪眼》のライフロスによって3000近くのパンプアップが期待できます。
また、墓地から除外することでデッキの同名以外の「呪眼」魔法・罠サーチもできるため、手札コストは必要なものの《おろかな副葬》をサーチカードとして扱うことができるようになります。
後述する《呪眼領閾-パレイドリアー》をサーチし発動、《呪眼の死徒 サリエル》をサーチ。そのまま召喚して《セレンの呪眼》をサーチする王道ムーブメントに繋げられるならば損失分は安いものです。
「呪眼」モンスター
《呪眼の死徒 サリエル》
星4/闇属性/悪魔族/ATK1600/DEF1400
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「呪眼の死徒 サリエル」以外の「呪眼」カード1枚を手札に加える。
②:このカードが「セレンの呪眼」を装備している場合、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードの②の効果を発動した場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
自分フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
召喚成功時に同名以外の「呪眼」カード1枚をサーチできるモンスター
《セレンの呪眼》装備状態:フリーチェーンで相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を破壊できる
あらゆる「呪眼」にアクセスすることができ、《セレンの呪眼》をサーチすれば②の効果で単独で制圧できる優れた下級モンスターへと変貌します。
ただし、②の効果を使った次のスタンバイフェイズに自分フィールドのカード1枚を破壊する(強制効果)必要があります。
この効果は【呪眼】のテーマ内だけでは相性の良いカードはあまり存在しないため、②の効果を乱発できないようにデザインされています。
総じて【呪眼】のメインアタッカーとして終始活躍してくれます。
3回効果を発動できれば攻撃力が3100になるのでできるだけ除去されないように維持を心がけたいところ。
《呪眼の死徒 メドゥサ》
星4/闇属性/悪魔族/ATK1400/DEF1600
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時、「呪眼の死徒 メドゥサ」以外の自分の墓地の「呪眼」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
②:このカードが「セレンの呪眼」を装備している場合、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードの②の効果を発動した場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
自分の墓地のカード1枚を選んで除外する。
召喚成功時に墓地の「呪眼」カード1枚を手札に戻すことができるモンスター
《セレンの呪眼》装備状態:フリーチェーンで相手の墓地のモンスター1体を除外
序盤ではうまく使えないものの、中盤以降のコントロール性能に長けています。《おろかな副葬》を採用しておけば序盤でも有効に使えるでしょう。
毎ターン《D.D.クロウ》効果が飛んでくるとなれば流石に厄介。相手は思うように動けなくなります。ただし、アドバンテージを取る効果ではないのであくまで牽制の役目。
こちらも③の効果で自分のカードが除外されていくのは強制効果なので墓地の《セレンの呪眼》を除外しないようにしましょう。
《呪眼の眷属 バジリコック》
星3/闇属性/悪魔族/ATK1000/DEF2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のターンに、このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに「呪眼」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
②:相手ターンに発動できる。自分フィールドのモンスターをリンク素材として「呪眼」リンクモンスター1体をリンク召喚する。
その際、自分フィールドの「呪眼」装備魔法カードを「呪眼」モンスターとしてリンク素材にできる。
お互いのターンに「呪眼」モンスターが存在する場合、手札・墓地から特殊召喚できるモンスター
フリーチェーンで特殊召喚可能な上に、相手ターン中に「呪眼」リンクモンスターをリンク召喚できる効果も持ちます。
展開力に乏しい【呪眼】を大きく引き上げてくれる性能をしており、レベル3「呪眼」の中でも優先度が高い。
相手ターン中の展開に目が向きがちなカードですが、自分ターンの展開札としても非常に優秀。
後述の《呪眼の眷属 カトブレパス》と併用することで《DDD磐石王ダリウス》⇒《DDD赦俿王デス・マキナ》の流れを簡単に作り出せます。
制圧面の低さを補えるため、他のランク3も多数採用しておいた方が賢明です。
《呪眼の眷属 カトブレパス》
星3/闇属性/悪魔族/ATK 600/DEF1900
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「呪眼」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
次のターンの終了時まで、そのカードは1度だけ相手の効果では破壊されない。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「呪眼の眷属 カトブレパス」以外の「呪眼」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
「呪眼」魔法・罠1枚に耐性を与えるモンスター
狙われやすい《セレンの呪眼》を1度だけでも守れるのは心強く、②の蘇生効果も相まって《サリエル》でのコントロールを盤石にしてくれます。
また、《オレイカルコスの結界》とは相性が良く、《セレンの呪眼》を守りつつ、このモンスターへの攻撃も防ぐことができます。
《呪眼の死徒 サリエル》の③の破壊効果も《オレイカルコスの結界》の耐性によってカバーすることもできます。
基本的には他の眷属と共に展開役として活躍させてあげたい。
エクシーズ素材ならば除外されないため、《呪眼の眷属バジリコック》共々ランク3となって戦線維持に貢献できます。
《呪眼の眷属 バジリウス》
星3/闇属性/悪魔族/ATK 400/DEF2000
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「呪眼」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「呪眼」魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。
フィールドに「呪眼」モンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できるモンスター
デッキから「呪眼」魔法・罠1枚を墓地に送ることもできます。
展開力に乏しい【呪眼】にとって《呪眼の王 ザラキエル》のリンク召喚がしやすくなるこのモンスターはそれなりに重要。
墓地肥やし効果は《セレンの呪眼》か《呪眼の死徒 メドゥサ》で回収できるカードを選択すればOK。
このカードは《セレンの呪眼》に関する効果は持たないため単独でのコントロール性能に欠けるものの、展開力を重視したい場合は重要なカードとなります。
EXデッキの「呪眼」モンスター
《呪眼の王 ザラキエル》
闇属性/悪魔族/ATK2600/LINK3
【リンクマーカー:上/左下/右下】
「呪眼」モンスター2体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:攻撃力2600以上のモンスターを素材としてリンク召喚したこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
②:このカードが「セレンの呪眼」を装備している場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードの②の効果を発動した場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
このカードのリンク先の効果モンスター1体を選び、その効果を無効にする。
「呪眼」専用のリンクモンスター
攻撃力2600以上のモンスターを素材としてリンク召喚すると2回攻撃できます。
《セレンの呪眼》装備状態:フリーチェーンで相手フィールドのカード1枚を破壊
【呪眼】は基本的に下級モンスターでフィールドをコントロールしていくデッキなのでこのカードの基本的な役割はフィニッシャーです。
2回攻撃が可能な状態でリンク召喚するには《セレンの呪眼》の効果でパンプアップしていくか、他のカードで攻撃力を上昇させるしかありません。
このカードを出す前にすでにフィールドが整っている場合が多いため、2回攻撃ができる状態で出すタイミングは意外と難しい。
このカードのリンク召喚時を狙われるのが一番きついものの、維持できれば相手フィールドをズタズタにしながら一気にLPを削っていけるモンスターです。
蘇生も簡単なので2回攻撃を狙わずにサクッとリンク召喚する方がいいかもしれませんね。
《呪眼の女王 ゴルゴーネ》
闇属性/悪魔族/ATK1900
【リンクマーカー:上/下】
「呪眼」モンスターを含むモンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力は、自分の墓地の「呪眼」カードの種類×100アップする。
②:このカードが「セレンの呪眼」を装備している場合、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードの②の効果を発動した場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
このカードのリンク先のモンスター1体を選んで破壊する。
攻撃力を墓地の「呪眼」カードの種類×100アップするモンスター
《セレンの呪眼》装備状態:フリーチェーンでモンスター効果無効
素材指定が比較的緩く、《喚忌の呪眼》をサーチ・サルベージすれば展開力の乏しい【呪眼】でもリンク召喚しやすい。
《呪眼の死徒 サリエル》で対処できないモンスターはこちらに任せると役割分担しやすいです。
強力な耐性&攻撃力持ちのフリーチェーンのモンスター効果無効はやはり強力。
③の効果もリンク先のモンスターを破壊する(強制効果)だけなので無理なく使っていけます。
「呪眼」魔法・罠
《呪眼領閾-パレイドリア-》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「呪眼」モンスター1体を手札に加える事ができる。
②:1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在し、自分の「呪眼」モンスターが攻撃されたダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
③:フィールドゾーンのこのカードが効果で破壊された場合、自分の墓地の「呪眼」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
・発動時に「呪眼」モンスターのサーチ
・《セレンの呪眼》が存在すれば「呪眼」モンスターが攻撃された際の戦闘ダメージは相手も受ける
・効果が破壊された場合、「呪眼」モンスターをサルベージ
このカードで《呪眼の死徒 サリエル》をサーチできれば、実質《セレンの呪眼》もサーチできるため、3枚積めば【呪眼】の安定度はかなり高くなります。
《呪眼の死徒 サリエル》の③のデメリット効果もこのカードを破壊することでメリットに変わるためGood!
《災誕の呪眼》
通常魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキから「呪眼」モンスター1体と「呪眼」魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから「呪眼」装備魔法カード1枚を手札に加える。このターン、自分が「呪眼」カード以外のカードの効果を発動する度に自分は500LPを失う。
②:自分が「呪眼」リンクモンスターのリンク召喚に成功した場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の墓地から「呪眼」装備魔法カード1枚を選び、自分フィールドの「呪眼」リンクモンスター1体に装備する。
デッキから「呪眼」モンスターと魔法・罠を1枚ずつ墓地へ送り、「呪眼」装備魔法1枚をサーチできるカード
コストで2枚墓地へ送るため妨害を受けてもすでに仕事を果たしているという滅茶苦茶強い1枚です。
《呪眼の眷属バジリコック》と《ゴルゴネイオの呪眼》を墓地へ送り、《セレンの呪眼》をサーチすることでこのテーマのリソース基盤が全て整います。
あまりにも強力なためかLPロスデメリットが設定されており、後半では発動タイミングが難しいカードとなっていきます。
また、「呪眼」リンクモンスターのリンク召喚時に墓地の「呪眼」装備魔法を装備できる効果も持ち合わせており、《呪眼の眷属バジリコック》とのデザイナーズコンボとなっています。
【呪眼】はもとよりEXデッキを多用するテーマではないので《強欲で金満な壺》等を採用していち早くこのカードを確保できるような構築にしておく方が強くなります。
これまでの【呪眼】のイメージを塗り替える凶悪な新規カードといえるでしょう。
《喚忌の呪眼》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・墓地から「呪眼」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在する場合、代わりにデッキから「呪眼」モンスター1体を特殊召喚する事もできる。
手札・墓地から「呪眼」モンスター1体を特殊召喚できるカード
追加効果:代わりにデッキから特殊召喚することもできる
基本的には墓地・デッキから特殊召喚して頭数を揃えてエクシーズ・リンク召喚させるのがおすすめ。
墓地から《呪眼の王 ザラキエル》を使いまわせるのも強力です。
《惨禍の呪眼》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「呪眼」モンスターが存在する場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在する場合、この効果で破壊したカードは墓地へは行かず除外される。
「呪眼」専用の相手の魔法・罠1枚を破壊できるカード
追加効果:破壊したカードを除外する
発動条件のせいで単純に《サイクロン》等より使いにくい。
追加効果を狙うならば《コズミック・サイクロン》も存在するためますます肩身が狭い。
現状では素直に他の魔法・罠除去を採用した方がよさそうです。
《静冠の呪眼》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードは自分の墓地から「呪眼」カード1枚を除外して発動する事もできる。
その場合、自分はデッキから1枚ドローする。
②:1ターンに1度、「セレンの呪眼」を装備した自分の「呪眼」モンスターが相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動できる。
その相手モンスターを除外する。
③:魔法&罠ゾーンのこのカードが効果で破壊された場合、除外されている自分の「呪眼」カードを3枚まで対象として発動できる。
そのカードを墓地に戻す。
1ターンに1度、《セレンの呪眼》を装備したモンスターが相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に除外できるカード
墓地の「呪眼」カード1枚を除外して1ドローもできます。
テーマ内で墓地肥やしの手段が増えたため、継続的なドローソースとしての側面も強くなりました。
【呪眼】の弱点である耐性をもったモンスターを対象を取らない除外で除去することができるため心強い存在。ただし、こちらから攻撃した場合のみなので攻撃牽制にはなりません。
こちらは《セレンの呪眼》の効果によって戦闘破壊されないためモンスターを失うこともないのも嬉しいところ。
また、このカードが魔法&罠ゾーンで破壊された場合、除外されている「呪眼」カード3枚までを墓地に戻すこともできます。
①の効果で除外することもでき、《セレンの呪眼》の弱点となる《コズミック・サイクロン》などの除外の対策にもなります。
《妬絶の呪眼》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「呪眼」モンスターが存在する場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在する場合、この効果の対象を2体にできる。
「呪眼」モンスターが存在する場合、モンスター1体をバウンスできるカード
追加効果:バウンス対象を2枚にできる
【呪眼】にとっては《強制脱出装置》の強化版
さすがに2体バウンスは現環境でもそれなりの影響力をもつため、後出ししても強いです。展開妨害できればさらに強力。
《セレンの呪眼》が狙われた場合に、自分の「呪眼」モンスターをバウンスして召喚時効果をもう一度使えるのも覚えておくといいかも?
《死配の呪眼》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手がモンスターを攻撃表示で特殊召喚した時、そのモンスターより高い攻撃力を持つ「呪眼」モンスターが自分フィールドに存在する場合にその相手モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターのコントロールを得る。
そのモンスターは自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在する限り、「呪眼」モンスターとしても扱う。
そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。
相手が攻撃表示でモンスターを特殊召喚した場合、そのモンスターより攻撃力が高い「呪眼」が存在すればコントロール奪取できるカード
追加効果:奪ったモンスターは「呪眼」としても扱う
このカードの効果は発動制限がないので、相手モンスターがリンクモンスターならば奪い続けることができます。
制圧面から見て中々面白いカードなのでリンクモンスターメタとして期待できそうな1枚です。
《断罪の呪眼》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「呪眼」モンスターが存在し、魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在する場合、このカードの発動と効果は無効化されない。
「呪眼」専用の魔法・罠カウンター罠
追加効果:発動と効果を無効化されない
魔法・罠のカウンターは全体的に1:1交換になりがちなので妨害性能はやや控えめではありますが、サーチできることを考えれば無視できるものではありません。
メインデッキには1枚採用しておけば十分ですが、メタカードが多くなるマッチ戦においては頼りになる存在といえるでしょう。
戦術
簡単にまとめると…
①《呪眼の使徒 サリエル》《セレンの呪眼》の2枚をフィールドに揃えて簡易的に制圧。
すでに相手フィールドにモンスターが展開されている状態ならば《拮抗勝負》や《ブラック・ホール》などで蹴散らす必要があります。
②《セレンの呪眼》を装備した「呪眼」モンスターを維持しつつ、各「呪眼」魔法・罠で盤面をコントロールしていく。余裕があれば《呪眼の女王 ゴルゴーネ》《呪眼の王 ザラキエル》をリンク召喚して制圧力を高める。
ひとたび、盤面が崩れるとLPコストも含めて巻き返しが難しいため、常に安定感に重きを置いたプレイングが大切です。
③自分のLPが1500を切らないうちに相手にとどめを刺す。
LP1500を切ると《セレンの呪眼》の効果でほぼ自滅します。つまり【呪眼】としての戦い方は終盤はできないということになります。
LPに余裕を持たせるために《儚無みずき》を採用するか、キル性能を上げるために《九十九スラッシュ》を採用するなど自分のプレイスタイルに合わせたカードで補うといいでしょう。
もしくは《No.39 希望皇ホープ・ダブル》で瞬間風速的に1ショットキルできるようにしておくといいかと思います。
展開例
・《災誕の呪眼》
・《呪眼の死徒 サリエル》
+《セレンの呪眼》(破壊耐性付与)
・《DDD赦俿王デス・マキナ》
・《呪眼領閾-パレイドリア-》
- デッキから《呪眼の眷属バジリコック》と《ゴルゴネイオの呪眼》を墓地へ送り、《災誕の呪眼》を発動。《セレンの呪眼》をサーチ。
- 《ゴルゴネイオの呪眼》を墓地から除外し、手札の《セレンの呪眼》を捨てて、《呪眼領閾-パレイドリア-》をサーチ。
- 《呪眼領閾-パレイドリア-》を発動。《呪眼の死徒 サリエル》をサーチしそのまま召喚。《サリエル》の効果で《喚忌の呪眼》をサーチ。
- 墓地の《災誕の呪眼》を除外して《セレンの呪眼》を墓地からフィールドにセットして《サリエル》に発動。
- 《喚忌の呪眼》を発動し、デッキから《呪眼の眷属 カトブレパス》を特殊召喚(《セレンの呪眼》で強制ライフロス&ATKアップ)。《カトブレパス》の効果で《セレンの呪眼》に耐性付与。
- 墓地の《バジリコック》を蘇生させ、《カトブレパス》+《バジリコック》で《DDD磐石王ダリウス》をエクシーズ召喚。続けて《DDD赦俿王デス・マキナ》を重ねてエクシーズ召喚。
1枚から簡単に3回分の妨害を用意できます。
この展開では《災誕の呪眼》を除外しているため、相手ターン中の《ザラキエル》の展開にはあまり意味がないのが欠点ですが、他にもいくつか派生できるのでぜひ色々考えてみてください。
まとめ
【呪眼】は見たまんまのコントロール系統のデッキですね。
フィニッシャーが欠けているので、その点をどう補っていくかはプレイヤー次第です。
真の力を発揮する時は使用者が《セレンの呪眼》を開眼した後。
その眼には何が見える?
コメント
属性:闇属性
種族:悪魔族
では?
星鎧の指先さんお久しぶりですね。
ご指摘ありがとうございます!修正しました!